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【伐折羅・弐拾陸~徹頭徹尾~のまとめ】FUMAがイサミを下してユニオンMAX王座奪取!/イサミが全選手に向かって「俺の存在を超えてみろ!」「俺を潰してみろ!」と檄/NWAライトタッグ前哨戦では誕生日の塚本が騎馬隊に勝利!/孤高の岩本は無罪を勝ち取る

6日、東京・新木場1stRINGでおこなわれた「伐折羅・弐拾陸~徹頭徹尾~」。いつも通り竜剛馬が登場し、この大会がBASARAにとって2017年一発目の大会ということで「新年あけましておめでとうございます!」と新年の挨拶。続いてSAGAT特製の限定ガチャ「サガみくじ」を発売しているとアナウンス。なお、竜のポートレートは15枚制作して残りが14枚だという。そして「全5試合と言いますか全4試合、1訴訟となっております」と言うと、悪の検察官からいまノリに乗っている岩本を守ると宣言。ただしいつもの和田京平裁判長が欠場のため、岡田裁判長になるという。しかし竜は「やることはひとつです。無罪を勝ち取ることだけです。ただ無罪を勝ち取るためのプランは何もありません!」とキッパリ。メインに関しては「ユニオンの頃の木高イサミとFUMAの関係とはだいぶ変わった。とくにFUMAのほうが」と言いながらも、かつてユニオンMAXのベルトを巻いたことがあるFUMAはチャレンジャーとしても、そしてチャンピオンとしても相応しいという見解を述べてから「ショア!」でオープニングコール。

第三試合は関根龍一&中津良太vs塚本拓海&Hi69のタッグマッチ。関根とHi69の先発で試合開始。腕の取り合いでは劣勢だった関根は足をすくって倒していくが、Hi69はすぐに立ち上がって塚本にタッチ。関根も中津にタッチすると、ガブっていった塚本。首を抜いた中津はバックマウントから腕を取っていく。そのまま関根にタッチすると、関根はインローからロックアップ。ロープに振られた塚本はショルダータックルからチンロック。タッチを受けたHi69はコーナー際で関根を踏みつけて弱らせたところで、塚本がスリーパーを狙ったが、関根はうまく蹴りで回避。塚本に馬乗りになると、中津がケツを蹴り上げて「せーの、騎・馬・隊!」と決めポーズ。中津が塚本の左腕をロープに巻き付けて痛めつけると、「ハッピーバースデー!」と叫びながら左腕にダイビング・フットスタンプを投下。さらに関根が左腕を蹴り飛ばしていく。完全に動きが止まった塚本。中津は左腕にベースボール・スライドからのローキック。さらにボディブローも叩き込むが、塚本も延髄斬りを返してHi69にタッチ。だが、関根が入っていてダブルの攻撃を狙う。これをうまくかわしたHi69は関根を場外に追いやると、中津を逆片エビ固めに捉える。ロープに逃れた中津だが、Hi69はブレーンバスターから逆水平チョップ。中津もエルボーからのミドルキックで応戦すると、串刺し攻撃を狙う。蹴りで迎撃しようとしたHi69だが、蹴り脚を掴んで背負い投げで投げた中津は関根にタッチ。顔面ウォッシュからバックドロップを狙った関根だが、防御したHi69は続くカミカゼもうまく逃れると、蹴りのコンビネーションからヘッドバット。塚本はフィッシャーマンバスターで投げると、スマイルスプラッシュを投下。中津がカットに入り、ダブルの攻撃を狙うが、塚本は関根を中津に投げつけるとトラースキック。しかキャッチした中津は塚本を蹴り倒すと、関根とダブルのドロップキックからダブルのサッカーボールキック。そこから関根が一気にレッツ・コンバインに捉えるが、Hi69がカット。中津がHi69を場外に連れ出すと、関根はカミカゼで叩き付けるが、塚本もカウント2で返す。関根の龍切をかわした塚本はトラースキック。棒立ちになった関根の後頭部にもう一発トラースキックをブチ込んだ塚本はタイガースープレックスで投げて3カウント。中津は塚本の手にあるNWAインターナショナルライトタッグのベルトを指差し、塚本を睨み付けた。
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【試合後のコメント】
ーー誕生日に騎馬隊とNWAライトタッグの前哨戦をおこない、勝利しました。
塚本 騎馬隊とは、あの二人とはいろんなところで(対戦している)。BASARAはもちろんですけど、関根さんに至っては若いときからずっと試合もやってきて、手の内も分かっている相手とタイトルマッチ。これ以上ね、余裕でもあり危険な試合はないんでね。こっちが余裕でもあっちも余裕だと思うし、こっちが危険ならあっちも危険なんでね。そこは五分五分だと思うんで。でも僕らはチャンピオンというところで、五分五分じゃいけないし。チャンピオンとしての責任も、ZERO1からこれを獲って、いままで2回防衛してきているんで。いろんな強豪も倒して。自信ありますからね。年始から。自分の誕生日だろうが、何だろうが関係ない。20代後半に入ってきたことですし、顔も老けてきたし、もうそろそろチャンピオンらしく自分の強さ、威厳というものを、今年からじゃなくて、もう今から行動に移していくべきだと思うので。

ーーNWAライトタッグの前哨戦で敗れてしまいました。
中津 大丈夫ですか? 大丈夫ですか隊長!
関根 ……大丈夫だ。いや、ダメだろうな。
中津 ちょっとヤバイっすね。あの…僕らいつも元気ですけど。負けても「次だ、次だ」って言いながら、ちょっと負けが込みすぎてヤバくないですか?
関根 まあな。しかも全部自分が足引っ張ってるな。
中津 いや、それはチーム全員の責任でもあるんですけど。
関根 俺がどうにかしないと。中津は絶好調だよ、見るからに。自分がすげーグラグラしてる。ダメだよ。そこを明日スカッとしてタイトルマッチ出来るようにしないと。ねえ(週刊プロレス記者の)加藤さん! ねえ? 明日スカッとすることを考えたらさ、元気出ると思う。
中津 いやー、もう……。
関根 ヤベー! 間違ってましたよね!
中津 やっぱ俺らはこっちに戻るんですよ! やっぱダメだ!
関根 明日、明日ですよ!
中津 明日、何かあるんですか?
関根 え? 明日スカッとしてくるわ。
中津 何があるんですか? 何をスカッとしてくるんですか?
関根 明日スカッとしてくれば日曜日に頑張れるじゃん!
中津 え、新年初……。
関根 ちょっと考えたの、事始めってやつ。何が事始めか分かんないっすけど。
中津 もう明けて6日ですよ。
関根 その事をガラガラっと始めちゃえば……。
中津 ちなみに今年、何スカッとですか?
関根 え? 俺、年がら年中やってるわ! 年がら年中一人でスカッとしてんだ! じゃなくて、明日は人様の力を借りてスカッとして……。
中津 人様の力を借りてスカッとするのは今年何回目なんですか?
関根 まだやってねぇんだよ!
中津 あー、じゃあ初スカッとね!
関根 スカッとしてなかったからこうなっちゃったんじゃないかな。
中津 分かるかお前ら! 分かるか?
関根 騎馬隊の私がスカッとしたら元気になるから。俺、想像してきた! このあと忙しいから俺。ネットでいろいろ調べないといけないから。
中津 人の力を借りるんじゃない!
関根 人の力を借りてスカッとしてきたら、日曜日にいつも通りのタイトルマッチいけるんだよ俺は。
中津 敢えて溜めてきました。
関根 それで今日の負けも全部おちゃらけじゃなくて……。
中津 おちゃらけ? だから負けるんだよ! チャラ!
関根 それ、正解! チャラにしてスカッとして、日曜日に新たな気持ちで挑んでやるよ。そしたら(ベルトを)獲れるから。
中津 スカッと、スカッ! 金太マスカットして!
関根 やめろお前! どっちにしろスカッとして、(ベルトを)獲ったら大阪でもスカッしに行くわ! 以上だ!
中津 二人で1リットルぐらいスカッとしてくるわ! 300、700ぐらい出すからな!
関根 塚本、イサミ、待ってろよ、この野郎! お前らもスカッとさせて、俺らもスカッとしてベルト獲ってやる! いくぞ中津! せーの……。
二人 騎・馬・隊!

セミファイナルはトランザム★ヒロシ&トランザム★リュウイチ&SAGATvs風戸大智&政宗&吉野達彦のお正月だよ!トランザム6人タッグマッチ。バランスボールを持った風戸と一緒にパーティーピーポースタイルで登場した吉野は、本部席の木原リングアナや売店にいたアブドーラ・小林と自撮りしながら入場。一方、星条旗を持ったヒロシと、星条旗柄のジャンパーを着たリュウイチと、星条旗柄のペイントをしたSAGAT。握手を求めたトランザム軍だが、風戸組が応じようとするとヒロシとリュウイチはスカして「Hoooooo!」。しかし分かっていないSAGATだけは普通に握手してしまう。ヒロシと風戸の先発で試合開始。ハンマーロックの応酬からお互い無駄に回転して威嚇する。続いてリュウイチと政宗がリングインして手四つの力比べへ。リストロックに捉えた政宗はレッグロック、変形サーフボードストレッチで痛めつけるが、リュウイチもクロスアーム式バックブリーカーで切り返していったSAGATにタッチ。そして大日本プロレス所属となった吉野は「ストロングBJ見せてやるよ」と言いながらリングインすると、SAGATをロープに押し込んで乳首をつまんでいく。続いて風戸が首筋にエルボーを落とすと、政宗も首筋へのエルボーからスリーパーでSAGATの動きを止めると、スリングショット式アトミコを投下。ここでバランスボールを持ち込んだ風戸は、ボールの上を滑るようにしてSAGATにロケットパンチ。メキシカンストレッチに捉えたところで、吉野が入ってきて整髪料を手に取ってSAGATの髪の毛に塗りたくっていく。しかし逆片エビ固めに捉えたところでヒロシがカット。ならばとエル・ヌドに捉えた吉野は「SAGATを掘るぞ」と宣言。そんな吉野を止めた風戸だが「俺がやるぞ!」とSAGATのバックを取る。さすがに止めた政宗だが、「政宗」コールをされて思わずSAGATの背後に回ったが、さすがにそれ以上は拒否。風戸と吉野はダブルの攻撃を狙うが、SAGATはダブルラリアットで迎撃してリュウイチにタッチ。ヒロシと共にリングインし、ダブルの南部式ナックルからバイオニックエルボーを狙ったダブルトランザム。これをかわした風戸と吉野はスリーパーに捉える。落ちそうになったのを踏み止まったダブルトランザムはダブルのビッグブーツで風戸組の三人を蹴散らすが、レッグドロップの同時投下を風戸と吉野がかわすと、政宗が入ってきてリュウイチにアトミックドロップ。尻を連続で打ち付けたリュウイチは悶絶。政宗がそのケツを蹴り上げると、ロープを激しく揺らしたリュウイチは「YOU!」と指差してから政宗を蹴り飛ばす。だが、ヒロシのファイブスター・ダブルアックスハンドルをかわした政宗は風戸にタッチ。バランスボールを持ってコーナーに登った風戸はフロッグスプラッシュ・オン・ザ・バランスボールを投下。これをかわしたヒロシはスペースSAGAT魚雷2を発射するが、風戸がかわしてSAGATはコーナーに誤爆。ならばとリュウイチがスペースSAGATキャノンを発射するが、これもかわされてしまう。風戸組はヒロシにトレイン攻撃を決めると、風戸がアックスボンバー。カウント2で返したヒロシは、爆発的なアックスボンバーを放った風戸をキャッチすると、コーナーに投げつける。さらにSAGATも投げつけるが風戸がかわすと、ヒロシはそこにスペースSAGAT魚雷を発射。これがクリーンヒットすると、リュウイチはエプロンから政宗と吉野にオールドスクール。リング上ではヒロシがスパインバスターで叩き付けてからのパーフェクトプレックスで風戸から3カウントを奪った。
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【試合後のコメント】
ヒロシ センキュー・ソーマッチ。ディス・ビクトリー・フォー・ザ・ピーポー。バイ・ザ・ピーポー。トゥ・ザ・ピーポー。
リュウイチ フォー・ザ・ピーポー。
ヒロシ フォー・ザ・ピーポー。エイブラハム・リンカーン。バット・SAGAT・イズ・ベリー……今日は頑張ってしまた。SAGAT、コメント! イン・イングリッシュ!
SAGAT イングリッシュ? トゥデイ・イズ・レイプ・ミー。
リュウイチ うぉー!(SAGATに襲いかかり、壁に叩き付ける)
ヒロシ リッスン・トゥ・ジャパニーズピーポー! ウィー・アー・トランザム! ステイツ・オブ・アメリカ! シーユーネクストタイム!
リュウイチ シーユー。(ヒロシと共に控室へ)
SAGAT 何だこれ!

メインイベントは木高イサミvsFUMAのユニオンMAX選手権試合。挑戦者・FUMAのセコンドにはIRON PRIESTの久保と円華がつく。王者・イサミのセコンドにはNWAインターナショナルライトタッグのパートナーである塚本がつく。握手を求めたイサミだが、FUMAは応じると見せかけておいて、メロイック・サインを突き上げてスカす。ヘッドロックに捉えていったFUMAだが、イサミもうまく脱出。それでもなおヘッドロックに捉えたFUMAだが、イサミもヘッドロックで切り返す。ロープに振ったFUMAはリープフロッグからアームドラッグで投げると、エプロンに出てイサミの右腕をロープ越しで掴むとヘッドバンギングしながらショルダーアームブリーカー。イサミの右腕を痛めつけていったFUMAだが、イサミもエルボー合戦を挑んでいく。するとFUMAはミドルキックにスイッチ。イサミは自ら胸板を突き出して受け止めると、蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。FUMAの右足を掴んで場外に出たイサミは奈落式ドラゴンスクリュー。リングに戻ってレッグロックに捉えるが、これはFUMAがロープに逃れる。だが、イサミはレッグスプリットから足4の字固めへ。反転したFUMAだが、イサミはすぐに体勢を戻す。FUMAがその状態から逆水平チョップを叩き込むと、イサミは中指を立てて挑発。さらにメロイック・サインまでしてみせると、FUMAはメロイック・サインでタッチしてから渾身の逆水平チョップ。これでどうにか脱出したFUMAはミドルキックの連打からHeavy Metal Sword。メロイックアタックをかわしてソバットを叩き込んだイサミはダイビング・クロスボディー。これを下からのドロップキックで迎撃したFUMAは、エアギターからメロイックアタック。かわしてロープに飛んだイサミだが、FUMAはカウンターのメロイックアタック。続くリバースパワースラムを着地したイサミは、FUMAをコーナーに叩き付けると蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。そしてFUMAの右ヒザにミサイルキックを発射するとショーンキャプチャーを予告。ドロップキックで迎撃しようとしたFUMAだが、読んでいたイサミは自爆させたところをヒア十字固めに捉える。ロープに逃れたFUMAをエプロンに出したイサミはロープ越しにエルボー。さらにジャンピングハイでFUMAを倒すと、自らもエプロンに出て垂直落下式ブレーンバスターでFUMAをエプロンに叩き付ける。イサミはFUMAを顔面かた鉄柱に叩き付けると、花道に連れ出す。しかしFUMAが逆にHeavy Metal Hammerでイサミを花道に叩き付ける。リングに戻ろうとするFUMAだが、場外に転落していたイサミがダッシュして右ヒザに低空ドロップキック。そのままイサミはリングに戻るが、FUMAはまだ場外。カウントが進むが、19で辛くも生還。15分が経過し、イサミのダイビング・ダブルニードロップをかわしたFUMAは串刺し式のMetal Fire From Hell。さらにエクスプロイダーでイサミをコーナーに投げつけるとリバースパワースラム。間髪入れずバズソーキックを叩き込んだFUMAはコーナーへ。だが、立ち上がったイサミはカメハメ波をブチ込む。それでもイサミを突き落としたFUMAはダイビング・ニールキック。イサミも蹴り脚をキャッチして裏アキラ権固めに捉えると、軍鶏を叩き込んでからダイビング・ダブルニードロップを投下。続けてコーナーに登ったイサミだが、追いかけていったFUMAはコーナー上でアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ上げると、Heavy Metal Hammer Go to hell。そして必殺のHeavy Metal Anthemを投下したかカウントは2。ならばとJawbreakerを畔津が、かわしたイサミはヨーロピアンクラッチ。FUMAがカウント2で返すと、イサミはラリアット。FUMAは相打ちに持ち込むが、イサミは続けざまに絶槍から後頭部に勇脚・斬。しかし続く正面からの勇脚・斬をMetal Fire From Hellで迎撃したFUMAはジャーマンスープレックスで投げると、立ち上がろうとしたイサミの顔面にJawbreakerをブチ込んで3カウント。
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封印を解き、ヒロシを撃破して改めてユニオンMAXを腰に巻いたイサミだったが、一度も防衛することなく王座陥落。ヘヴィメタルスタイルになってから初めて栄冠を手にしたFUMAは「センキュー、センキュー。この暗闇に紛れた1億数千万人のメタルヘッズどもよ。We Are the Dark! We Are the Dark!」と叫ぶと、約1名の観客が「We Are the Dark!」とコール&レスポンス。FUMAは「センキュー。ほとんど知らないと思うんですよ。まずはシックス! シックス! シックスチャンピオンの木高イサミ、ありがとう。そしてこの場でこの闘いを見届けてくれたIRON PRIESTの二人、よかったらリングでこの幸せを共に分かち合おう」と言って、久保と円華をリングに招き入れると、「そしてもしよかったら、このチャンピオンシップをかけた闘いを指をしゃぶりながら見届けてくれたBASARAのほかのメンバーもリングに上がってくれないか」と、全選手を呼び込む。そこからFUMAは「我々IRON PRIESTはNWOBHMサウンズを基礎を基本とする正統派ヘヴィメタル集団だ。キミたちこのBASARAの一員の中にはスラッシュメタルが好きな者、デスメタルが好きな者、メロディックスピードメタルが好きな者、メロディックスピードデスメタル、メロメロスピーディス、メロスピデスが好きな者、ブラックメタルが好きな者……数々のメタルを愛する者が集っていると思う。異論はあると思う! だが、しかしこの場でキミたちと口論必要はないと思っている。2017年……」と、相変わらずヘヴィメタル論を語り出したのだが、イサミが「待て待て待て! 待てい! 9割方、何を言ってるか分からないぞ。お前らはいつもそうだ。自分勝手に、自分たちが楽しいものを人に押し付けて! これが楽しいであろうという偽りの喜びを…いや、会場の人たちが楽しいんだったら、それは偽りじゃないないな。本物の喜びなのか、お前らヘヴィメタルも。それならば言おう、俺のプロレスも全く一緒だ! 俺は自分が楽しいと思うプロレスを勝手に押し付けている! ただ来てくれる人たちが満足すれば、俺はそれでいい! 今日はな、お前らに言いたいことはな、いまKOされてから何があるか考えた。……お前らな、今年は2回の後楽園ホールだって言ってるだろ」と言ってFUMAの話に割って入ると、エプロンやリングサイドで見ていた選手たちに「いつまで蚊帳の外にいるんだよ!」と言ってリングに入るように促す。その上で「オイ、ヒロシ、FUMA、関根、お前ら1回ぐらいの勝ちでこの俺を超えたと思ってんじゃねぇぞオラ! お前らそれで満足なのか? 俺を超えてみろお前らは! 1回だけじゃねえ! 存在を超えてみろ! お前らなんかに絶対超えられないからな、俺はな! ベルト獲って満足か? それで満足するのか? 満足しねぇだろうが! ホール1回やったら満足するのか? しねぇだろうがぁ! 2回やるって言ってんだ! お前ら、命懸けでやらないんだったらな、俺は勝手にこの団体突っ走り続けるからな! お前ら、それだったら勝手にやれ! お前らと仲良しこよしでやっていくつもりはひとつもねえ! お前ら俺を超えてみろ!」と吐き捨てると、一人退場。FUMAは「OK、OK。ただひとつ、木高イサミ団体代表と一致する考えがある。ロックとは、メタルとは……自由だ。お前ら自由にこのベルトを闘い合い、競い合い、そして価値を高めようじゃないか。今日は我々の締め方で締めさせてもらおう。一緒に言ってくれますよね? 軟弱な心に棘と鎖を! KEEP ON ROCKIN’ Heavy Metal Anthem! We are IRON PRIEST!」と鋼鉄式のやり方で新木場大会を締めくくった。
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【試合後のコメント】
FUMA イヤー!
久保・円華 イヤー!
FUMA 見たか、これが正統派ヘヴィメタルの力だ。オイどうだ。リング上でもさっき言ったが、このBASARA、我々正統派ヘヴィメタル以外にもデスメタルとか、ブラックメタルとか、メロデスとか、挙げ句の果てにはメタルコアとか、いろいろいるじゃないか。
円華 いるなぁ。
FUMA でもこれが正統派ヘヴィメタルの力ですよ。異論はないだろう、これで。もっと言っちゃえばね、青春パンクとか、ハードコアとか、クラブミュージックとか、パンクとか、いろんな奴がいるけどヘヴィメタルが一番強いってことだ。どうですか円華さん、メタルへの回帰度は?
円華 えっ? メタルへの回帰度? 回帰度はもう120%ですよ! 120%ですよ!
FUMA 120%? 本当ですか? あれですか、やっぱりTWOとかWAR OF WORDSとか出したあとのロブ・ハルフォードとか、ジューダス・プリーストに舞い戻ったように、円華さんもメタルに回帰してくれたんですか?
円華 そう。メタルへの回帰を果たしましたよ!
FUMA KUBO-METALはどうですか? 2016年でベストなメタルアルバムは何でした?
久保 IRON MAIDENの詰め合わせをいただいたんですよ。
FUMA ああ、素晴らしい。
久保 いいところ取りをしてれう曲ばかりで。
FUMA 去年来日しましたしね。
久保 やはり王道から入っていってね。ここ(円華のTシャツ)にIRON MAIDENがいるように。
FUMA というわけで、我々IRON PRIESTがこのBASARAのベルト、タッグとかも狙っちゃってね。6人タッグとかも自分たち独自に作っちゃいましょう!
円華 そうだね、作っちゃおう。
FUMA とは言うものの、さっき言った我々以外とも闘いを深め、拳を交え、このベルトの価値も上げていきたい。私が言いたいのはそうことだ。
久保 ベルトもメタル化しないとな。
FUMA そうですよ。まあ、ここ(プレート部分)メタルだけど。
久保 もっとメタルにしないと。
FUMA ヘヴィに。やっぱり防衛を重ねて、価値も高めて。そうしたら重くなるじゃないですか。
久保 ここからがスタートだね

ーーFUMA選手、かつてそのベルトを巻いたことがあると思いますが、いまは心境的に違うものがありますか?
FUMA これ僕はとても愛着のあるベルトだったので。後楽園ホールで復活したけど、ほかの者が(王座決定戦をやった)。僕も後楽園ホールのときは指をしゃぶって見ていたわけですよ。でもこうやってわずかな期間で僕の腰に舞い戻ってきたので、より一層愛着が沸いて、まあ僕のものだって確信が出来ましたね。
ーーIRON PRIESTはタッグトーナメントやシングルリーグで結果が出ませんでしたけど、やっとこうやってベルトが手に入って、いよいよ2017年はBASARAをメタル化していく?
FUMA ヘヴィメタルがBASARAのリングを制服していくから。じゃあいつものやつで締めちゃっていいですか。
円華 いきましょう!
FUMA さっきリング上で言ってなかったじゃないですか!
円華 言った! あー、言ったね! いや、言ったね! イン・トゥ・ザ・ダァァァァァク!
FUMA いや、間違ってる(苦笑)。We Are the Dark。
円華 We Are the Dark! We Are the Dark!
FUMA じゃ…じゃあ、いつものやつで。せーの……。
三人 軟弱な心に棘と鎖を! KEEP ON ROCKIN’ Heavy Metal Anthem! We are IRON PRIEST!
円華 決まった、決まった! 決まったなぁ。
FUMA 言ってくれましたね。完璧だ。
三人 We Are the Dark!

ーーFUMA選手に敗れベルトを獲られてしまいましたが。
イサミ まあ、その……やっぱり強かったし、ベルトを獲られたっていう悔しさとかも、もちろんあるんですけど。……もっと……もっと何か内輪にこもりたくないんですよ。もっと俺たちのことを知ってもらいたいと思うし。もう体もボロボロだし、シンドイときもあるけど、このBASARAっていう団体を、僕は自分が楽しむためにやっているんですよ。じゃあ俺だけが楽しむ、それでいいの? って思って。いや違うでしょ! みんなプロレスラーなんだから。所属している団体をでっかくしていくことが、人をもっと集めることがプロのレスラーとしてやらなきゃいけないことだと思うんで。1年間でヒロシや、関根や、FUMAに負けましたけど、まだこの1年で……最後にマイクで「俺を超えてみろ」って言ったんですよ。正確には間違いですね。「俺を潰してみろ」ですね。俺を潰した団体を作ってみろって。BASARAを作った人間が俺で、トップ張ってるのもずっと俺。1年経ってもその光景は変わらず。確かに今日ベルトも獲られたし、この1年間で何回かBASARAのメンバーに負けてきましたけど、それ以上にもっと潰されたいっすね。(BASARAの選手はイサミを)潰す気がない。遠慮しなくていいっすよ。首が痛いんだから。これだけテーピングもしてるんだから、首を攻めてくれて結構だ。(今日のFUMAは)攻めないし。いいって、遠慮しないで。もっと遠慮しないでガムシャラにやってほしいですね。まあどんだけ言っても負け犬の遠吠えなんで、しょうがないっすけど(苦笑)。僕が言えるのはそれだけです。僕はもっともっと楽しんでいくんで! もっともっと上に行きたいし、もっともっと楽しんでいくんで。頼むから私を潰してほしい、それだけです。

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