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【伐折羅・参拾陸~奥州覇王~のまとめ】「決勝でリュウイチと闘って偉大なアメリカを取り戻す!」ヒロシがイサミを撃破!/Aブロックは関根が塚本に勝ってリュウイチと並ぶ2連勝!/久保を怪人ビジネスメタラー呼ばわりしたBSMV3と、中津に総合格闘技で挑んだ竜は完敗

14日、宮城・仙台市宮城野区文化センターにて「伐折羅・参拾陸~奥州覇王~」がおこなわれた。
第2試合は頂天~itadaki~Bブロック公式リーグ戦。ここまで1戦1敗0点の中津良太vs1戦1敗0点の竜剛馬。ジャケットを脱いだ竜は「このリーグ戦、普通にプロレスをするのでは勝てないことは分かった。そしてもうひとつ重大なことに気付いた。……プロレスはもう古い! いいですか? いまアメリカのケーブルテレビで一番PPVを売っているのはWWEではなくUFC、そう総合格闘技です! プロレスよりも総合格闘技のほうは世界的に見て人気がある。WWEのスーパースターだったブロック・レスナーやCMパンク、バティスタはみんな総合格闘技に転向しています。つまりプロレスラーとしてステップアップしたあとは、総合格闘技をやるというのが世界的な潮流なのです! だから今日、私は勝つために、そしていつかPPVに出たときにビュー数をあげるために総合格闘技をやりたいと思います! 練習はしたことはないけど、刃牙とか全部読んでるんでいけると思います。なので、この試合、MMA、つまり総合格闘技ルールでおこないます!」と言い出すが、公式戦のためルール変更は認められず。ならばと体重差が15kg以上あるが、四点ポジションからのヒザ蹴りを認めるという竜だが、プロレスルールは初めてから認められている。観客から失笑がもれる中、試合が始まったが、谷津ガードの竜に組み付いた中野はヒザ蹴りを叩き込んでダウンを奪う。どうにか立ち上がった竜だが、中津はミドルキックからグラウンドになるとバックマウントからスリーパーに。しかし竜が上になると、中野の肩がマットについてしまうのでカウントが入る。「プロレスか」とスリーパーを離してキックアウトした中津だが、竜は足関節を狙う。しかしやり方が分からず「どうやるの?」と尋ねると、中津がヒールホールドを極めてみせる。慌ててロープに逃れた竜は場外に出ると、レフェリーに「場外カウントはいくつまであるんだ?」と尋ねたりして時間を稼ぐと、「総合とかもういいよ。プロレスやろうぜ」と言ってリングに戻る。中津は一気呵成に竜を蹴りまくり、コーナーまで追い詰めるがレフェリーがブレイクを命じる。エキサイトしていた中津はレフェリーに詰め寄るが、「ああプロレスか」とそこで冷静さを取り戻す。だが、背後から竜が六法で殴打。さらに六法の上に河津落としで叩き付けると、「ショア!」からのジャンピング・ネックブリーカー。しかし必殺技をカウント2で返された竜は、打つ手がなくなってしまい、ガムシャラにハイキックから掌底で殴りかかる。中津は冷静に腕を取ると、そのまま腕固めに捉えてギブアップを奪った。これで中津は1勝1敗の2点となり、竜は2敗0点。

【試合後のコメント】
中津 危なかったっすねぇ。まさか僕の苦手なMMAを出してくるとは思わなかったっすね。あの人、法律に詳しいからストリートの傷害罪の逃れ肩とか分かっているんでしょうね。いやー、強かった。紙一重でしたね。もうこのブロックで竜さんに勝てたら優勝出来るんじゃないかと思っていたので。いやぁ、危なかったですね。
――初戦、イサミ選手に敗れてしまいましたが、曲者の竜選手に勝ったことでここから勢いがつきそうですか?
中津 そうですね、勢いつくどころじゃないっすよね。もう優勝なんじゃないっすか? 優勝でしょ!(苦笑)いやー、まあぶっちゃけ竜さんでよかったですよね(苦笑)。12日に蕨で、中1日で仙台じゃないですか。割と疲れが出て来るところで、見たら分かるように全然疲れていないので。気でも狂ったんですかね? なんでMMAだったんですかね? 知らなかったんですかね、僕が総合をやっていたの。今日は本当ラッキーな勝利でしたね。ハイキックからネックブリーカーいかれたところは危なかったんですけど、それ以外はすごい簡単……あと六法! なんすかアレ? ダメでしょう!
――レフェリーには見えていなかったので。
中津 じゃあ岡田が悪いのか! 岡田、殺すぞ。次は岡田とMMAだ! 六法、重かったっすね。めちゃくちゃ痛かった。次、竜さんとやるときは六法を封印しなきゃいけないな。次、どこでしたっけ?
――新木場ですね。
中津 そうだ、FUMAですね。あの人、気が違ってるじゃないですか。頭おかしいじゃないですか。ベストストレッチマンとFUMAって頭がイカれてる二大巨頭だと僕は思っているんですよ。だから正直やりづらいと思います。でもユニオンの頃、すごい見ていたので。ユニオンMAXって、僕はFUMAさんのイメージが強いっちゃ強いので。僕が参戦しているときにキングレギオンだったんで。まあこんな……イエーイみたいな……。
――メロイック・サイン?
中津 イエーイみたいなのやってますけど、絶対に根本はストロングなキックの使い手なので。そこを自分は何とか引き出して、バチバチで熱い楽しい試合を出来たらなと思っています。

第3試合は頂天~itadaki~Aブロック公式リーグ戦。ここまで2戦1勝1敗2点の久保佑允vs2戦1勝1敗2点のベストストレッチマンV3。ベストストレッチマンは「仙台の皆様、初めましてでございます」と自己紹介すると、「今日は久保会長との試合ですが、久保会長は高校で生徒会長をしていた人格者です」と言って握手を求める。久保が握手に応じた瞬間、ベストストレッチマンは「貴様、久保会長ではなく、怪人ビジネスメタラーだな! 貴様がヘビーメタルなど一切聴かないでサカナクションばっかり聴いてることを知っているぞ!」と言い出す。すると久保も「俺は知ってるぞ。お前、大体試合終わったあと、伏目がちにうつむいているだろ。ベストストレッチマン、BSM…お前こそそのBはビジネスのBなんじゃないか? 俺のほうこそお前のBを奪い、ただのストレッチマンにしてやる!」と宣戦布告。ここでようやく試合開始となると、久保がいきなり丸め込んでいくが、慌ててキックアウトしたベストストレッチマンは逆片エビ固めのようなストレッチ。そして「BSMのBはビューティフルのBである!」と言う。久保が「ベストじゃないのかよ!」とツッ込むが、ベストストレッチマンは場外にエスケープした久保を追いかけて首筋にトリガーポイント。だが、久保もベストストレッチマンがリングに戻ろうとしたところでロープを蹴り上げて急所攻撃。自らストレッチして落ち着こうとするベストストレッチマンを、久保は容赦なく蹴り上げて踏みつける。さらに何度もボディスラムで叩き付けていった久保は、メロイック・クローズラインを狙ったが、「待てい!」と止めたベストストレッチマンは「BSMのSはストロングのSである!」と言い出し、唖然とした久保にサミング。さらにエプロンに出てロープを使ってのバックブリーカー式ストレッチからトリガーポイント。さらに「ストレッチパワーなど、もうどうでもいい!」と言い出し、怪人を爆破させるためにコーナーからのダイビング・トリガーポイントを放ったベストストレッチマンだったが、久保にかわされてマットに指が突き刺してしまう。これによりトリガーポイントをしても指の痛みで久保になかなかダメージを与えられない。それでも回転エビ固めを狙ったベストストレッチマンだが、久保はレフェリーを掴んで踏ん張る。するとベストストレッチマンは「トリガーポイント!」と叫んでカンチョーをお見舞い。そこからベストストレッチボンバーを叩き込むと、一気にベストストレッチボンブーを狙ったが、久保も回転十字固めからのクロスフェースを狙う。だが、ベストストレッチマンはショートレンジのアックスボンバーで阻止。もう一度ベストストレッチボンブーを狙ったベストストレッチマンだが、背後に逃れた久保はベストストレッチマンのフードを剥ぎ取り、風戸大智の頭部をさらけ出すと、慌てるベストストレッチマンを外道クラッチで押さえ込んで3カウント。中野が着ていたTシャツを脱いでベストストレットマンの素顔を隠したが、とにかくこれで久保は2勝1敗4点、ベストストレッチマンは1勝2敗の2点となった。

【試合後のコメント】
久保 (BSMV3は)ただのビジネスマンでしたね。まあ散々コケにされたんで、ちゃんとやり返して。でもまたやるんじゃないですか? あれだけ恨みを持たれて襲いかかられてしまったので。
――公式戦、前回は黒星を喫して「崖っぷちだ」と言ってましたが、これで2勝となり望みをつなげました。
久保 つないでますね。ただもう崖っぷちっていうのは変わらないんで。今日も(関根は)すごくいい試合をしていたので、そこに勝てば上に行けると思うので。でもリュウイチに負けた手前、またリベンジする機会を自分で掴まないといけない。そのために優勝っていう切符を持って、あのベルトに挑戦したいですね。

第4試合の頂天~itadaki~Aブロック公式リーグ戦。ここまで1戦1敗0点の塚本拓海vs1戦1勝2点の関根龍一。力比べを要求した塚本、関根が応じたところで下から腕を捻りあげる。関根もリストロックで切り返すと腰に蹴り。ヘッドロックに捉えた塚本だが、ロープに振って逃れた関根。塚本はショルダータックルでなぎ倒すと、チンロックに捉える。塚本はさらに後頭部にニードロップ、しかし関根もミドルキックで反撃。蹴り脚をキャッチした塚本は逆水平チョップでなぎ倒すと、シーソーホイップで関根の喉元をボトムロープに叩き付けていく。咳き込む関根をヘッドロックに捉え、そのままコーナーに叩き付けていった塚本は続けてブルドッキングヘッドロック。フィッシャーマンを狙った塚本を振り解いた関根はソバットからボディスラム。さらに塚本の串刺し攻撃をかわして、逆にいのしし作戦からのブレーンバスター。ランニングローでカウント2まで追い込んだ関根はカミカゼを狙ったが、背後に逃れた塚本はスリーパー。そこから河津落とし、グラウンド卍と移行していった塚本。関根はどうにかロープに逃れる。塚本はもう一度フィッシャーマンを狙うが、関根が踏ん張ったため前方に落としてからトラースキック。そこからフィッシャーマンバスターで叩き付けると、スマイルスプラッシュを投下。これをかわして自爆させた関根はサッカーボールキックから、今度こそカミカゼを決める。そこからレッツ・コンバインを狙うが、塚本はステップオーバーされる前にロープに逃れる。ならばと関根は36ハンマーを狙うが、かわした塚本はステップ式延髄斬り。リーバスフルネルソンの体勢に入った塚本だが、踏ん張った関根は強引に振り払って36ハンマーでなぎ倒す。そこからレッツ・コンバインを狙った関根を塚本は三角絞めで切り返す。さらに腕十字にスイッチしようとした塚本を関根は上体を起こして上から抑え込む。慌ててキックアウトした塚本だが、関根はその勢いを利用して一気にレッツ・コンバインへ。これがガッチリと決まってしまい、塚本はギブアップ。この結果、関根は2戦2勝4点、塚本は2戦2敗の0点となった。

【試合後のコメント】
関根 いやー、勝った勝った。首の一本や二本、腕の一本や二本、折れようが痛めようが関係ないっすよ。この大事な1勝を取るためにフル(のコンディション)で闘い抜くことなんて出来ないんですよ。こんな痛めたからって気にしない。もう私は次を見てますよ。ひとつひとつ終わったら次、終わったら次、結果はどうであれ自然と最後は結果についてくると思うし。最後はリュウイチでしょ? そこまで同じぐらいの星取りして、アイツに負けずに最後決勝行くんで。そこを見ていくんで。

メインイベントは頂天~itadaki~Bブロック公式リーグ戦。ここまで1戦1勝2点のトランザム★ヒロシvs1戦1勝2点の木高イサミ。開始早々、先制攻撃からパーフェクトプレックスを狙ったヒロシだが、そうはさせないイサミはハンマーロックで捻り上げる。ヘッドロックで切り返したヒロシを、イサミはリバースデスロックに捉える。ロープに逃れたヒロシに、イサミはローキックの連打からヒザを落としていく。左足のつま先に不安があるヒロシ、イサミはその左足を捻りあげるとレッグロック。ロープに逃れてもイサミは執拗に左足を蹴っていくが、ヒロシもボディブローから脳天エルボーを返す。蹴り脚をキャッチしたイサミはドラゴンスクリュー。足4の字固めを狙ったイサミをうまく丸め込んだヒロシは、キックアウトしたイサミにナイフエッジ・チョップ。さらにダブルチョップでなぎ倒してから、弓を引くナックルパート。そこからスリーパーに捉えたヒロシ。グッタリとするイサミをカバーするがカウントは2。ボディへのエルボーで反撃に出たイサミに対し、ヒロシはカウンターのボディスラムからパーフェクトプレックスの体勢へ。しかしブレーンバスターで切り返したイサミは、稲妻脚から雪崩式フランケン。ヒロシもイサミの蹴り脚をキャッチして押し倒すと、立ち上がってきたところに全体重を乗せたショルダータックル。ヒロシはバックドロップを狙うが、踏ん張ったイサミはロープへ飛ぶ。カウンターのナイフエッジ・チョップからブレーンチョップを落としたヒロシはダブルチョップでなぎ倒す。そしてトランザム★リクライナーに捉えるが、股下をくぐって逃れたイサミ。串刺し攻撃を狙うヒロシ、イサミはその足を取って張り付け式ドラゴンスクリュー。さらにショーンキャプチャーを狙ったが、ヒロシは飛び付いたイサミをキャッチしてバックドロップを狙う。どうにか振り解き、「使えねー!」と叫んだイサミはロープに飛ぶ。ヒロシは全体重を乗せたショルダータックルで迎撃。場外に落ちたイサミをエプロンにあげたヒロシは断崖式バックドロップを狙うが、逆にイサミがブレーンバスターで切り返す。ヒロシは朦朧としながらも、どうにか場外カウント19でリングに戻る。イサミはダイビング・ダブルニードロップ2連発からロープへ。しかしヒロシも必死の形相でスパインバスターで切り返す。そこから南部式ナックルを叩き込み、バイオニックエルボーを狙うもイサミは絶槍で迎撃。ガクッと片ひざをついたヒロシの背後からカカト落としを見舞ったイサミは、トドメの勇脚・斬を狙う。クローズラインで迎撃したヒロシはバックドロップで投げると、間髪入れずパーフェクトプレックスを決めて完璧な3カウント。この結果、ヒロシは2戦2勝の4点、イサミは2戦1勝1敗の2点となった。

試合後、イサミはセコンドに肩を担がれて早々に退場。ヒロシはマイクを持つと「センキューソーマッチ! イサミ、マイリスペクト。ユーべーマッチ。バット・トゥデイ。アイ・ハブ・トゥ・ウイン! なぜならば、ビコーズ! アイ・マスト・リターン・イチバンガイジン・イン・バサラ! 私は今年の頂天2017、必ず優勝しなければいけません! なぜならば私はこのプロレス業界、このプロレスリングBASARAでナンバーワン、すなわち一番! 一番ガイジンになって、この日本に再び偉大なアメリカを取り戻したいからです! センキュー・ジャパニーズピーポー! ネクストタイム、必ずこの仙台に私たちは舞うバックしてまいります! そのときまで皆さんしっかりと準備しておいてください。アーユーレディ? アーユーレディ? アーユーレディ? アーユーレディ? ネクストタイムもドーン、ミスイット!」と叫んで仙台大会を締めくくった。

【試合後のコメント】
ヒロシ アイ・マスト・ビカム・イチバンガイジン…イチバン! イチバン・メンズ・ザ・ベスト! ストロンゲスト、クーレスト、ホッテスト、エンド・ビッゲスト! エンド・モースト・インスタグラム・フォロワー……イチバン! イチバンガイジン! そのためには必ずこの頂天で優勝。決勝でリュウイチと闘って、必ずや二連覇します。そして! メイク・アメリカ・グレート・アゲイン! イン・ジャパン。偉大なアメリカを再びこの日本に取り戻します! 以上です。

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