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リポート&コラム

【伐折羅・四拾伍~奥州闘争~のまとめ】イサミ&関根vs藤田&政宗は30分時間切れ引き分け!/イサミ「やっぱり一番初めに教わった人っていうのは特別なもの」藤田「素晴らしい男になったが、レスラーとしては絶対負けない!」/FUMAのパートナーXはリッキー・フジ!IRON PRIEST4人揃って『FUMA FEST』参戦決定!/牛タンを食材として使用しないとロストポイントという難解なルールで、竜は策士・丸山に敗れる!

2日、宮城・仙台市宮城野区文化センターにて「伐折羅・四拾伍~奥州闘争~」がおこなわれた。まずは竜剛馬が欠場中のトランザム★ヒロシと一緒にリングに上がり、ヒロシの肩の状況を確認。すでに腕を吊っていないヒロシは「すっかり!」と、だいぶ動かせるとアピール。騎馬隊の新Tシャツや増産されたイサミ15周年記念Tシャツのほかに、竜がいないのに売店にいた選手みんなのサインが入った竜のポートレートなどを発売していると告知。続いてヒロシは「皆さん、脱臼してますかー? 私は完全に脱臼しております」と言うと、レスラー生活を円滑に進めるために必要な三つの袋として、堪忍袋、給料袋、肩の関節袋が必要だという謎の欠場挨拶。最後は二人揃って「ショア!」で大会スタート。

第2試合は竜剛馬vs丸山敦の牛タンを食材にしたシングルマッチ。この試合は5ロストポイント制を採用し、ダウン、ロープエスケープに加え、牛タンを食材以外の用途に使った場合はロストポイントになるとアナウンスされる。岡田レフェリーがリング中央に牛タンを置いて試合開始。いきなりローキックを食らった竜が、牛タンに救いを求める。しかし、これは食材として使用していないため1ロストポイント。丸山は牛タンに向かって「試合が終わったら、美味しくいただくからね!」と囁くが、これは食材として使用しているのでロストポイントの対象にはならない。追い込まれた竜は「神様・仏様・牛タン様」と牛タンにすがるが、これは牛タンを信仰の対象としたため1ロストポイント。すかさず丸山がリストロックに捉えると、竜は「ヘイ、牛タン! リストロックの外し方」とSiriのように使ったため1ロストポイント。ここで竜はジャンピング・ネックブリーカードロップを狙うが、丸山は牛タンを盾にしてガード。これで丸山も1ロストポイント。怒った丸山は牛タンで竜を殴打していき、またも1ロストポイントとなったが、竜もこのダメージでダウンしてしまったため合計4ロストポイント。残り1ポイントとなった竜だが、丸山は竜がダウンしている間に模範六法のケースから六法を抜き取ると、密かにケースの中に牛タンを入れる。何も知らない竜はどうにか立ち上がり、丸山にハイキックを叩き込むと、六法をマットに置いてその上に丸山を六法バスターで叩き付ける。ここで丸山が「中身! 中身!」とアピールしたため、岡田レフェリーがケースの中身を確認すると、牛タンが入っていたため、1ロストポイント。これで竜が合計5ロストポイントとなりTKO負けとなった。

しかし丸山が「ちょっと待てよ。こんなルール納得できねぇよ。竜! そして牛タン! お前らをこの世から抹殺してやるよ」と言って再び竜に襲いかかるが、竜はまさかの飛び付き腕十字。慌ててタップした丸山だが、竜は「東北の皆さん、応援ありがとうございます! 牛タンが一枚でもある限り、竜剛馬は永遠に不滅でーす!」と“東北の英雄”っぽく叫ぶと、リングサイドに駆け寄ってきた観客…ではなくSAGATとハイタッチした。

セミファイナルはSendai Fest、FUMA&Xvs久保佑允&新納刃のタッグマッチ。まず久保と刃が入場すると、続いてFUMAが一人で入場。「Xはこの男だ! ミュージックスタート!」とFUMAに呼び込まれて登場したのは、KAIENTAI DOJOのリッキー・フジ。IRON PRIEST対決ということで、4者握手すると見せかけて、全員でメロイック・サインを突き上げる。そしてリッキーと刃の先発で試合開始。「Wooooo!」と雄叫びをあげたリッキーを、まずはロープに押し込んだ刃だが、ここはクリーンブレイク。手四つの力比べから刃はタックルを狙うが、リッキーは下からキーロックに捉える。そこから腕十字にスイッチしたところで、刃はロープに脱出。ここでお互いにタッチしてFUMAと久保がリングイン。ヘッドロックに捉えたFUMAはショルダータックルでなぎ倒すが、ミドルキックは久保がキャッチ。しかしFUMAはサミングからロープに飛ぶ。久保はアームホイップからそのまま腕十字に捉えるが、FUMAはロープに脱出。そこに刃がスレッジハンマーを落とすと、久保もFUMAも左腕を集中攻撃。刃とダブルのカウンターエルボーからエルボードロップを同時投下。刃のスリーパーに捕まったFUMAだが、どうにかエルボーで脱出。それでも刃がカウンターエルボーから蹴り脚をキャッチ。サミングを狙ったFUMAだが、キャッチした刃が逆にサミング。しかしFUMAもカウンターのHeavy Metal Swordを叩き込んでリッキーにタッチ。スマッシュパンチから滞空時間の長いブレーンバスターで投げたリッキー。続いてショルダースルーを狙ったリッキーだったが、刃は回転エビ固めで切り返そうとする。リッキーが踏ん張ると刃はタイツを引っ張り、リッキーの尻が丸出しに! しかし、その状態でヒップアタックを決めたリッキーはFUMAにタッチ。スタナーを決めたFUMAだが、刃もカウンターのドロップキック。タッチを受けた久保がクロスフェイスに捉えるとリッキーがカット。そこに刃が入ってきて、リッキーを排除してFUMAにダブルのフラップジャックから低空ドロップキックを同時発射。FUMAもミドルキックで反撃するが、久保はアッパーカットで応戦。さらにFUMAがヘッドバンギングから蹴って行くと、久保もヘッドバンギング。そこに刃も入ってきてヘッドバンギングすると、リッキーも入ってきて4人でヘッドバンギング。そのまま4者はメロイック・サインを突き上げると、ヘッドバットの相打ちになってダウン。何とか立ち上がったFUMAがMetal Fire From Hellで久保を吹っ飛ばすと、すかさずリッキーがファイアーマンキャリーで担ぎ上げる。FUMAはコーナーに登るが、刃がエプロンから引きずり降ろそうとする。だが、リッキーがエアプレンスピンで回転し、久保の足を刃にぶつけて撃退。すかさずカミカゼでリッキーが叩き付けると、そこにFUMAがHeavy Metal Anthemを投下して3カウント。

試合後はお互いに健闘を称え合い、メロイック・サインを合わせてノーサイドとなった。

【試合後のコメント】
4人 YEAR!
FUMA Sendai Fest、スペシャルシークレットXは、このリッキー・フジだったんだ!
リッキー Oh、YEAR! リッキー・フジ、ベイベー! IRON PRIEST! YEAR! We are ヘヴィメタル! YEAR! カモン、ベイベー!
FUMA というわけで、FUJI-METALをスペシャルシークレットに呼んで、この4人でIRON PRIESTの鋼鉄を互いに鍛え合って、今日も完璧なね、鍛造しまくってより強固なものにしましたよ、このタッグチームを。ここで1個、重大な発表が! いいかお前ら、ヘドバンし過ぎて卒倒するなよ、この野郎! 12月9日『FUMA FEST』追加参戦選手で、IRON PRIESTこの4人全員出るぜ!
4人 YEAR!
FUMA というわけで、『FUMA FEST』に向けて皆さん、より鋼鉄の意志を硬くして……。
リッキー FUMA FEST、ベイビー! YEAR! レッツ・ロックンロール! ウィ・プレイ・ロックンロール! ヘヴィメタル、ベイベー! Woooooo!
久保 FUMA、続報はないのか?
FUMA 続報? 続報は……いまはまだ言えない!(苦笑)
リッキー まだ言えない、まだ言えない!
FUMA スペシャルシークレットだ!
リッキー とびきりビッグなニュースを近々お届けするぜ!
FUMA いま飛び級の1個言っちゃったんで、いま言ったらもう爆発しちゃう。新木場が爆発しちゃうぞ、この野郎!
リッキー まだまだあるぞ! なぜ俺がこの仙台まで来たか、それを後々みんな知ることになる! なあFUMA!
FUMA そうだ!
4人 YEAR!
久保 最後はいつもので締めようか!
4人 軟弱な心に棘と鎖を! KEEP ON ROCKIN’ Heavy Metal Anthem! We are IRON PRIEST! YEAR!

メインイベントは木高イサミ15周年記念試合~杜の都編~、木高イサミ&関根龍一vs藤田ミノル&政宗。イサミにとってK-DOJO入門時にプロレスの基礎を最初に教えてくれた先輩は、TAKAみちのくではく藤田ミノル。15周年記念試合でその“師匠”と対戦することになったイサミは、先発で出ていくと藤田とまずはロックアップ。イサミはそこから藤田から習った基本技を繰り出すが、藤田も当然切り返す。ハンマーロックに来たイサミを飛行機投げで投げてからヘッドロック。そこから執拗に絞め上げていった藤田だが、イサミはヘッドロックで切り返す。藤田はすぐにヘッドロックで切り返すと、そこからはなかなか離さない。どうにかヘッドシザースで脱出したイサミは関根にタッチ。藤田も政宗にタッチすると、政宗はガブっていくが、関根はリストロックで切り返す。ショルダータックルでなぎ倒した関根はリープフロッグを狙った政宗をキャッチしてボディスラム。しかしロープに飛んだ関根をエプロンから藤田が蹴っていく。タッチを受けた藤田はパントキックから、関根の後頭部に低空ドロップキック。さらに関根の口を塞いでいった藤田がフライングメイヤーで投げると、そこに政宗がスリングショット式アトミコを投下。下から関根の首を捻りあげた政宗はサッカーボールキック。イサミが関根の馬を振って応援するが、関根は捕まったまま。「関口!」と言いながらエルボーを見舞っていく藤田に対し、「関根だー!」と言い返す関根だが、藤田はボディスラムからベースボール・スライド。さたに口を塞いでグッタリさせるが、関根も必死に政宗を蹴っていき、ジャンピングハイでなぎ倒すとイサミにタッチ。ダイビング・クロスボディーから稲妻脚、雪崩式フランケンと決めていったイサミは腕十字の体勢に。政宗はどうにかロープに逃れると、チンクラッシャーからDDTを返して藤田にタッチ。串刺しジャンピングエルボーからベースボール・スライドをブチ込んだ藤田はみちのくドライバーIIの体勢に。背後に逃れたイサミだが、藤田はケブラドーラ・コンヒーロからリバースバイパーホールドへ。これを関根がカットすると、イサミは藤田をエプロンに追いやりジャンピングハイで蹴落とすと、政宗も場外に追いやってトペを発射。続けて関根もトペを発射すると、イサミはエプロンに藤田を上げて垂直落下式ブレーンバスター。場外カウント19で辛くもリングに戻った4者はエルボーを打ち合うと、そこからイサミと関根が合体攻撃を狙うが、藤田がかわしてイサミを関根に叩き付けてから2人まとめて河津落とし。15分が経過し、藤田はニークラッシャーでイサミの左足を叩き付けると、政宗もイサミの左足を捻り上げてから藤田と二人がかりで両足を持ち上げて、ヒザからマットに叩き付ける。左ヒザにかなりのダメージを負ったイサミは立ち上がることが出来ない。藤田がヒザ十字に捉えると、慌てて関根がカットしたが、藤田はトーホールドに捉えて「ギブアップしろ!」と迫る。それでもイサミはギブアップせずロープに逃れる。続いて政宗が「来い」と顔を突き出すと、エルボーを打っていったイサミだが、政宗はイサミの左ヒザを蹴り飛ばすと、ロメロスペシャルの体勢から吊り上げずに両ヒザを踏みつける。さらに政宗は骨喰に捉えるが、イサミはどうにかロープに逃れると、カウンターのドロップキック。20分を経過し、イサミはようやく関根にタッチ。ランニングローから控えの藤田にショルダーをぶつけた関根は、政宗に猪作戦からブレーンバスター。レッツ・コンバインをウラカン・ラナで切り返した政宗だが、関根が強引にカミカゼで叩き付けると、そこにイサミがダイビング・ダブルニードロップを投下。関根は今度こそレッツ・コンバインに捕らえ、イサミも藤田を卍固めで捕獲。だが、藤田はイサミを投げ飛ばすと、政宗を救出。関根の36ハンマーをブロックした政宗は裏投げ。さらにコウモリ吊り落としで叩き付けると藤田にタッチ。関根もどうにかイサミにタッチすると、イサミは「師匠ー!」と叫びながらエルボー。両腕を広げて受け止めた藤田は「教え子ー!」と叫びながらエルボーを返していく。師弟によるエルボー合戦から藤田は延髄斬りを叩き込むと、ダブルアーム式バックブリーカーからダイビング・ボディプレスを投下。そしてSAYONARAを狙った藤田だが、イサミは踏ん張ると掟破りのSAYONARAを狙う。力が拮抗してどちらも持ち上げることが出来ないでいたが、最終的には藤田がSAYONARAを決める。さらに藤田はイサミをコーナーに乗せると、「とっておきだ!」と叫んで雪崩式SAYONARAを狙うが、イサミも必死に抵抗。逆に雪崩式フランケンで投げ飛ばす。そこから両者立ち上がれずダブルダウン。必死で立ち上がった両者は、再びエルボー合戦に。そこからイサミがヘッドバットを叩き込めば、藤田もヘッドバットを返す。ならばとイサミはエクスプロイダーで投げると絶槍をブチ込んでいくが、残り時間は1分。しゃがみ込んだ藤田の後頭部にカカト落としを見舞ったイサミは、勇脚・斬をブチ込んだが、藤田は体を捻ってカバーさせない。イサミがどうにかカバーしようとしたが、ここで時間切れのゴング。

しばらく大の字に倒れていたイサミは、岡田レフェリーを呼び戻すと4人の腕をあげるようにお願い。レフェリーが改めて4者の腕をあげると、万雷の拍手を浴びてからイサミは「楽しかったんだよなぁ。たまんなかったっすね。30分、あっという間でした。僕は15年前にプレルトリコに行きました。そのとき、KAIENTAI DOJO入門で行ったんですけど、当時のTAKA(みちのく)代表は日本で試合のため一時帰国してまして、道場に誰が教えていたかと言ったら、それはもう藤田ミノルさんです。僕は藤田さんにロックアップや後ろ受け身、プロレスの基礎を徹底的に教わりました。だから今日の試合は、もし藤田さんと当たることがあったら必ずロックアップから始めてやろうって決めてました。昔よりロックアップうまくなったんじゃないですか?」と尋ねる。藤田は「確かにロックアップ、うまくなったよ。プロレスもうまくなった。(観客拍手)知ってる人も知らない人もいるかもしれませんが、彼はKAIENTAIが日本で旗揚げしてちょっとしてから、なぜか格闘スタイルという尖ったことに挑戦しはじめ、秒殺の山を重ねて連勝街道を突き進むという、先輩たちにとってはとんでもない鼻つまみ者であったわけですが、なんやかんやで千葉からいなくなり……その前に僕がいなくなり。まあ紆余曲折あって、僕、6年間くらい福岡で地方レスラーとして、あんまり活躍しているんだかしていないんだか分からないことをしている間に、イサミはとんでもない数の試合を闘い続け、今日のヒザなんて…ヒザか足か分からないけど、その代償だろ? 俺たちはそんな致命傷になるような技やった覚えはないぞ。まぁデビューは先かもしれないが、試合数でいったらお前のほうがとっくに先輩だろ、俺の。それに鼻つまみだったお前がいつの間にか、何人いるか分からないけど、団体を率いる長になったわけだ。おめーは格好いいよ。素晴らしい男になった。でもね、今日俺に勝てなかった! 俺もお前に負けなかった。人間としてはどっちが上なのかとかは言いたくはないが、レスラーとしてはこれからもお前には絶対負けないからな!」と言い放ち、観客からは拍手が起こった。イサミが「そうは言ってもですよ、藤田さん。やっぱり一番初めに教わった人っていうのは特別なものなんですよ。藤田さんにとってはいっぱいいた中の一人かもしれませんが、僕にとっては藤田ミノルはただ一人です。本当に今日、仙台まで来ていただきありがとうございました」と言って頭を下げた。すると藤田がマイクを政宗に渡す。急に振られて戸惑いを隠せない政宗だが「一応ね、いまは政宗っていうこのマスクを被ってリングに立っているが、お前と初めてリングで対峙したときには……まあ知ってる人は……」と言い出したため、思わずイサミが「それ大丈夫なやつですか?」と確認を取る。すると政宗は「まあ時効だろう。まあ○○○○○○っていう……ここピー入れておいて」と言ってから「また違う形でお前とリングで対峙出来て嬉しいよ。また今度、試合やろうぜ」と語りかけた。イサミは政宗というリングネームはBASARA所属でもおかしくないくらいだと言ってから関根にマイクを渡す。関根が「悔しいですね。今日、全然……」としゃべり始めると、藤田が「インディレスラーは黙ってろ!」と茶々を入れる。すかさず関根も「お前も元々インディだろ! みんなクソインディだろ!」と反論。エキサイトするあまりイサミにもタメ口をきく関根を叩いたイサミは、「僕らクソインディですよ。だからね、やり甲斐があるんですよ。まだまだこれからですよ。僕もBASARAもまだまだこれからです。言う通りクソインディ、どインディですよ。だから僕は仲間たちやこっちのみんな(観客)も本当に大事だし、こいつらと一緒に一歩一歩…飛び級はたぶん出来ないでしょう、ヘタクソだから。藤田さんたちに教わったことを学びながら、一歩一歩ですけど、必ず上に上がっていってみせます。今日はどうもありがとうございました!」と言うと4者で握手を交わしてから、藤田とはお互いに座礼。藤田が耳元で何やら声をかけると、イサミは何とも言えない表情で藤田と抱き合った。

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