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リポート&コラム

【伐折羅・伍拾壱~宴~のまとめ】最初で最後のダイスケとのシングルに辛勝したイサミ「ダイスケさんと豊田さんが僕を強くしてくれた」/久しぶりに岩本が参戦した騎馬隊がIRON PRIESTに勝利!/SAGATはハードコアマッチで高橋に惜敗!/役者が揃った逆転プロレス裁判で逆転の無罪判決!

3日(金・祝)、都内・新木場1st RINGにて「伐折羅・伍拾壱~宴~」がおこなわれた。新藤リングアナが観戦上の諸注意をしているところに竜が登場。久しぶりに逆転プロレス裁判があるということで、「第2試合ではなく第2訴訟で、プロレスの試合ではなく逆転プロレス裁判をおこないます。プロレスでも裁判でもない、新しいお酒のおつまみです」と説明。和田京平裁判長も久しぶりにBASARAマットに帰ってくるため「ピリピリしてますよ」という竜は、「弁護士レスラー界のナンバー1を狙います!」とオンリー1の存在なのに宣言。さらに来週放送される『ネプリーグ』に最強弁護士として出演するとシレッと告知してから、「今日は飲める。仕事前の一杯は最高ですよ!」と言って缶ビールで乾杯をして大会がスタート。

第4試合はSAGATvs高橋匡哉のハードコアマッチ。前BJW認定デスマッチヘビー級王者の高橋だが、“高橋匡哉”としてはこれがBASARA初参戦。いきなりショルダータックルの相打ちから互いに相手を掴んで殴り合うと、高橋がイスをセットして座り込む。SAGATもその正面にイスをセットして座ると、座った状態から高橋がエルボー。SAGATがパンチを返していくと、高橋はゲンコツを振り下ろす。SAGATも頬を殴ると見せかけて額にナックルパート。互いにゲンコツでの殴り合いから、高橋はリング下から一斗缶を持ち出し、今度はお互いに座ったまま一斗缶で殴り合う。そしてイスから立ちがあった両者は、そのイスでイスチャンバラ。高橋がSAGATのイスを吹っ飛ばすが、SAGATもショルダータックルで高橋を吹っ飛ばす。場外に出た高橋を追いかけていったSAGATは、鉄柱に高橋を額から叩き付けて流血させる。高橋もSAGATを鉄柱に叩き付けていくと、ひな段席に座らせてエルボー。SAGATも体勢を入れ替えてエルボーを返すと、客席を練り歩きながら殴り合う。そのまま花道に移動してきた両者だが、SAGATがヘッドバットの乱れ打ちから花道にイスをセット。その上にブレーンバスターで投げつけようとするが、体勢を入れ替えた高橋がDDTでイスに叩き付けてから、さらにイスで殴打。リングに戻ったSAGATにエプロンから一斗缶を投げつけていった高橋はSAGATの股間に一斗缶を置くと、その上からイスを叩き付ける。イス盛りの上にブレーンバスターを狙った高橋だが、SAGATは河津落としで切り返すとランニング・フロントキック。倒れた高橋の股間の上に一斗缶を置いたSAGATは、その上から一斗缶で殴打。高橋は股間を抑えながら突進するが、SAGATはトップロープを下げてエプロンに出すと、イスを投げつけて場外に落とす。自らも場外に出たSAGATは高橋の上にイス盛りを作ると、エプロンかえらダイビング・セントーンを投下。すぐに高橋をリングに戻してカバーするがカウントは2、ならばとスパインバスターで叩き付けたSAGATは、イス盛りの上に高橋を寝かせると、満を持して突進するが、一斗缶で殴打して迎撃した高橋はフェイスクラッシャーでイス盛りの上に叩き付けてから払い腰。さらにSAGATの脳天にイスを2回振り下ろしてからジャックハマーを決めて3カウント。

セミファイナルは関根龍一&中津良太&岩本煌史vsFUMA&久保佑允&新納刃の6人タッグマッチ。岩本が久しぶりに参戦したことで騎馬隊が三人揃い踏み。馬を片手にリングサイドを一周した岩本は、腰に全日本プロレスのTシャツと騎馬隊のTシャツをぶら下げてリングイン。するとIRON PRIESTが奇襲攻撃を仕掛けていって試合開始。場外乱闘で試合は始まったが、刃が関根をリングに戻してショルダータックル。倒れない関根は逆にショルダータックルで刃をなぎ倒す。しかし刃もコルバタで関根を投げ飛ばして久保にタッチ。久保が騎馬隊に襲いかかると、タッチを受けた中津は相手コーナーのIRON PRIESTに襲いかかる。そしてリング上では久保と中津の1vs1の殴り合いに。そこに岩本が飛び込んできて、中津のドロップキックと岩本のニーリフトのサンドイッチ攻撃。そして岩本が久保に跨ると、中津が尻を蹴り飛ばし、関根も加えた三人で「騎・馬・隊!」と決めポーズ。関根はさらに久保を蹴り飛ばしていくと、岩本にタッチ。バックエルボーを叩き込んだ岩本から中津にタッチすると、刃が密かに久保とタッチ。ロープに飛んだ中津に刃と久保はダブルのフラップジャック。続いてFUMAがリングインすると、中津はボディブローを叩き込む。しかしFUMAが刃と二人がかりで踏みつけると、観客からは「騎馬隊」コール。久保は中津の尻を蹴り飛ばしていくが、中津は何とかロープに飛ぶ。しかし久保はカウンターのラリアットを叩き込んで刃にタッチ。お互いに相手のボディを殴っていくと、中津が刃を突き飛ばす。エプロンで待っていた関根が猪作戦を決めると、中津は大外刈りで叩き付けて岩本にタッチ。ショルダータックルで刃を吹っ飛ばした岩本は、豪快なブレーンバスターで投げていく。刃もロープに飛ぶが、岩本も横のロープに飛んでコブラツイスト。ロープに逃れた刃は卍固めをお返し。岩本がロープに逃れると、刃は丸め込んでからネックブリーカーを決めてFUMAにタッチ。ミドルキックで岩本を蹴り倒したFUMAはエアギター。しかし背後から襲いかかった岩本は、FUMAをコーナーに叩き付ける。とkろおが、FUMAは自らコーナーに頭をぶつけてヘッドバンギングすると岩本にスタナー。しかし岩本もアームホイップからニーリフトを返して関根にタッチ。ミドルキックから猪作戦を狙った関根だが、蹴りで止めたFUMAはダイビング・ニールキック。エルボー合戦からFUMAはロー、ソバットと叩き込むが、関根もソバットからハイキック。しかし2発目をキャッチしたFUMAはリバースパワースラム。タッチを受けた久保はランニングエルボーから旋回式ペディグリーで叩き付けると、そのままクロスフェイス。ロープに逃れた関根だが、FUMAと刃が入ってきて久保と刃が持ち上げた関根の腹部に、FUMAがダイビング・フットスタンプを投下。さらに久保のマンハッタンドロップからFUMAがロープに飛ぶが、リング下の中津が足をすくって倒す。ならばと刃がラリアットを放つが、関根がかわして久保に誤爆。すかさず岩本がエルボーを叩き込んで刃を排除すると、関根が久保をカミカゼで中津の剣山の上に叩き付けてからバックブリーカー。レッツ・コンバインを狙うが、久保が抵抗するとローキックからもう一度トライ。これをイサミがやったようにフランケンシュタイナーで丸め込んだ久保。これは関根もキックアウトしたが、久保はさらに外道クラッチ。だが、中津が入ってきてローキックでカット。関根は36ハンマーを狙うが、ブロックした久保は裏拳。だが、そこに岩本が飛び込んできて関根を突き飛ばし、走り込んできた久保を孤高の芸術で叩き付ける。関根は中津とのサンドイッチ・ローキックから、今度こそレッツ・コンバインに捉えてギブアップを奪った。関根は11・26成城大会でのユニオンMAX挑戦に向けて幸先の良い勝利をあげると、三人で馬を突き合わせてから「騎・馬・隊!」と決めポーズ。

【試合後のコメント】
三人 よっしゃあ!
中津 そもそもまずその前に(岩本が)帰ってきましたよぉ!
岩本 帰ってきた! 約10ヶ月ぶり!
関根 おっしゃ! 今年一発目ですよ、一発目。京平さんと岩本みたいな感じで。久しぶりの参戦。
岩本 年明け、ちょっと裁判は出ましたけど(苦笑)。
関根 あ、裁判! 出てたね! 組んだのは久しぶり。
岩本 三人は本当に10ヶ月ぶり。
関根 京平さんもいたからね。三人で組んだのは久しぶりってことで。どうだったの、久しぶりのBASARAは。
岩本 いや、なんちゅう会場やと思いました! もう最高っすね!
中津 宴スタイルになってから(参戦するのは)初めて?
岩本 いや、初めて! もう最高! ヤバイ。これまたやりたいと思って(笑)。
関根 OK、OK。もう全然。
岩本 いや、これは……うん。レスラーのLリミットがボコボコ外れますね。これはヤバイ。
関根 じゃあ次の成城も呼ぶ。呼ぶ呼ぶ。まあ、俺タイトルマッチだから。
岩本 おぉ(笑)、何日っすか?
中津 日程的には大丈夫っすか?

――11月26日です。
中津 お昼です。
岩本 えっと……。
関根 厳しそうな顔してるからダメだな!
岩本 アハハハハハ!
関根 察そう! 察そう! まあまあ成城はいよいよ私がタイトルマッチだから。
岩本 タイトルマッチ前に駆けつけられてよかったっすわ。
関根 本当、今日それでめっちゃ力になったんだから!
岩本 マジで(ベルトを)獲ってください。
関根 あれ、お前も何かやってんじゃないの?
岩本 僕も今日(全日本プロレスの)ジュニアタッグリーグ戦が開幕したばかり。初戦負けちゃったっすよ。
関根 関係ない、1回ぐらい! タッグリーグでしょ? 俺なんかイサミさんに何回負けてんだ。何回負けても最終的に俺は獲るって決めたんだ。今日も試合をしていて中津と岩本にナンボも助けられましたよ、私は。いろんなところ。そういう奴ですよ。そういう奴っすけど、俺は1回でも…俺はBASARAの中で一番はじめに木高イサミに勝った人間。
中津&岩本 そうだ、そうだ!
関根 それだけの自信とアレで持っていけばタイトルマッチは……。
中津 やるときはやりましたからね!
関根 今日、岩本来てくれて力になるし、当日は中津もセコンドついてくれっから。
中津 はい!
岩本 僕もめっちゃ力になりました、今日。
関根 本当? じゃあここから白星あげろ、リーグ戦で。
岩本 明後日名古屋でリーグ戦あるんで。
関根 地元じゃん。
岩本 はい。何とか。
関根 じゃあそこから巻き返して、お互いに来月……。
岩本 そうっすね。次、会った頃には……。
関根 大久保公園の裏で。
岩本 アハハハハハ! 何か分からないけど!
関根 秘密基地があるんだよ! 大久保公園の裏に秘密基地があるんだよ!
岩本 勲章を見せ合いましょうよ!
関根 お互いにね、ベルト持って。
中津 お兄さん、4000円!
関根 やめろ、やめろ! 言うな! 大久保公園の裏には秘密基地があるんですよ!
中津 岩本さんはまだ騎馬ヌキしてないから。
関根 ああ、そうか。
岩本 アハハハハハハハハ! 知らない(苦笑)。
関根 そういうのがあるのよ。リーグ戦もタイトルマッチもここからグググと行って。新宿のドロップキックじゃなくて、大久保公園の裏に。
岩本 アハハハハハハハ!
中津 お兄さん、4000円!
関根 言うなよ!(苦笑)ってことで、それでは行きますよ! 三人ですよ、久しぶりに!
中津 いきますよー! せーの!
三人 騎・馬・隊!

メインイベントは木高イサミvsダイスケのシングルマッチ。12月2日のガッツワールド新木場大会で引退することが決まっているダイスケは、BASARA初参戦にして、最初で最後のイサミとのシングルマッチ。観客が『不死身のエレキマン』を大合唱している中、ゆっくりとリングサイドを一周してから花道に戻ってリングインしたイサミ。ガッチリと握手を交わしてから試合開始のゴングが鳴ると、まずは腕の取り合いに。そこからイサミが足をすくって倒し、レッグロックに捉える。だが、ヘッドロックで切り返したダイスケはグイグイと絞め上げていく。イサミは反転してカバーすることで何とか脱出。カニ挟みで倒したダイスケはイサミの腕を取るが、イサミはヘッドシザースで脱出。ロープに飛んだイサミだが、追走したダイスケはランニングエルボー。これがモロに入って吹っ飛んだイサミに対し、ダイスケはなおもエルボーで追撃するが、イサミもカウンターの低空ドロップキックをダイスケの左ヒザに叩き込む。そこからダイスケの左ヒザをストンピングやレッグロックで痛めつけていったイサミは、ローキックからアキレス腱固め。ダイスケのセコンドについたガッツ石島や翔太の激を受け、どうにかロープに逃れたダイスケだが、イサミはロープに左足を巻き付けてから低空ドロップキック。ダイスケを場外に蹴り出したイサミは追うことなく、リング中央で待ち構える。リングに戻ってきたダイスケがエルボーで向かっていくと、イサミもエルボーで応戦。さらにダイスケのエルボーをブロックしたが、ダイスケはショートレンジラリアットでなぎ倒すと、串刺しジャンピングエルボーから低空ブレーンバスター。さらにダイビング・クロスボディーからブレーンバスターを狙うが、イサミが踏ん張ったためエルボーを叩き込んでからファルコンアロー。スライディングDを狙ったダイスケをうまく丸め込んだイサミは、さらにドラゴンスクリューからダイスケの右足をロープにかけた状態で、左足へのドラゴンスクリュー。しかしショーンキャプチャーを蹴りで迎撃して阻止したダイスケはブレーンバスターを狙う。背後に着地したイサミはSTFに捉えるが、ダイスケは何とかロープに脱出。イサミのダイビング・ダブルニードロップをかわしたダイスケはエルボー。イサミもエルボーで応戦するが、ガクッと片ヒザをつく。それでも立ち上がってエルボー合戦を続けたイサミは、ボディがお留守だぜ。ダイスケもエルボーを返すが、イサミは勇脚をブチ込んでいく。ここで両者倒れてダブルダウン。ダウンカウント9でどうにか立ち上がった両者。ダイスケはボディスラムからフロッグスプラッシュを投下したが、かわして自爆させたイサミはヒザ十字固めへ。そこから軍鶏にスイッチしたイサミはダイビング・ダブルニードロップを投下。カウント2で返したダイスケだが、イサミは背後からカカト落としをお見舞いすると、正面からダッシュ。だが、ローリングエルボーで迎撃したダイスケは、今度こそフロッグスプラッシュを投下。続くスライディングDは読んでいたイサミは防御態勢に。だが、ダイスケは寸前でストップすると、そこから意表を突いてショートレンジのスライディングD。イサミもヨーロピアンクラッチで押さえ込むが、カウントは2。ラリアットの相打ちからエクスプロイダーで投げたイサミは、八咫烏から勇脚・斬をブチ込んで3カウント。

マイクを持ったイサミは「なんで辞めちゃうんですか! こんなに強いじゃないですか! 1回で終わらせたくない。引退……やめて!」と訴える。するとダイスケは「引退を決めた以上は死に狂いで最後までやろうとしてるのに、みんなそう言うから悪者みたいになっちゃってますね」と言って苦笑い。「悪い」コールまで起こる中、イサミが「あなたがそれだけすごいプロレスラーだからですよ。覚悟を決めたプロレスラーの信念が強いのは、誰よりもプロレスラーの僕が分かっています。今日は僕のベストを尽くしました。これっぽっちの差で何とか勝てました。もうたぶん闘うことはないけど、ダイスケっていうプロレスラーがBASARAに来てくれたことを本当に感謝します。ありがとうございました!」と礼を言うと、万雷の「ダイスケ」コール。ダイスケが「どこかの会場でイサミさんに会ったとき、最後にシングルマッチやりましょうって言ってくれてありがとうございました」と言えば、イサミも「最高のレスリングを楽しませてもらいました」と言って深々と頭を下げた。そして二人でビールを手にすると、イサミが「ダイスケさん、引退するまで……いや、引退してからもそのままのかっこいいダイスケさんでいてください! プロレスリングBASARAとダイスケに乾杯!」と締めの乾杯。最後はダイスケの入場曲が宴に鳴り響く中、ダイスケもリングサイドに駆け寄ってきたファンと乾杯をしていた。

【試合後のコメント】
イサミ 初めてシングルやったんですけど、やっぱりすごい! 素晴らしいプロレスラーですねぇ。何回かタッグで当たることはあって、その度に「この人ともっとやってみたいなぁ」っていうのは思っていて。前に12月2日に引退されるってことで、それを聞いてからいても立ってもいられなくなって「どうしてもシングルやりたいです」って言っちゃって。それが実現出来て、本当によかったっすね。もうそこでひと安心なのと、あとはもう自分がいつも通り楽しめるかっていう。もしかしたら感傷的な気分になったりとか……今日、昼に豊田(真奈美)さんの引退興行に出てきたんですけど、やっぱりその豊田さんって1分掛けの試合をめちゃくちゃやっていて。僕と試合をするときはボロボロなのに、完璧にジャパニーズ・オーシャンを決めるところとか……いや、プロレスラーってスゲーなと思って。だからそれで(感傷的な)気持ち持ってリング上がったら失礼になるんだなって思いながら、今日リングに上がって。いざ組んでレスリングしてみたら、ちょっとでも気を抜こうものなら一発で(仕留められる)。もう凄まじいですよ、エルボーとか。グラウンドもすごいうまいですけど、とにかくもうエルボー一発でアゴが砕けたんじゃないかって、それくらい。いまでもちょっと(アゴが)ガクガクいってるんですよ。それぐらい凄まじい、強烈なインパクトあるエルボーをもらいましたね。たぶん12月2日にガッツワールドで引退されるんですけど、そのときでも僕は引退されたあとでも、僕はたぶんこのエルボーの重みを一生忘れることはないと思いますね。本当、それぐらい今日の試合で得るものがありました。まあ昼は豊田さんの引退興行であって、BASARAじゃないんですけどそれでもプロレスラー豊田真奈美、プロレスラーが去っていく様、僕はもう時間なくて新木場行くから途中で(大桟橋ホールを)出ちゃったんですけど。どんだけボロボロになってでも、来る人に絶対ベストを尽くすっていう、その姿勢とか。今日のダイスケ選手もそうだけど、引退するのが自分の中で分かっているのに、その中で僕にはまだ進化するように見せたんですよねダイスケ選手は。まだこの人は伸びシロを見せてくる。もしかしたら、下手したらこの人は新技とか下手したら出すんじゃないかぐらいの……僕らが知らないような技を出すんじゃないかぐらい。今日1日を通して思ったことは、やっぱりプロレスラーってすげーなですね。あとプロレスラーでよかったっすね。こんな経験出来ないっすよ。
――成城大会でベルト挑戦が決まっている関根選手が、今日は岩本選手が参戦したこともあって、久保選手からギブアップを奪いました。向こうもかなり調子がいいようですが。
イサミ まあ乗ってきてくれないと困るし。ダイスケ選手のやつはこれで僕はもうないんで。ひとつの区切りがついたんで、次はもうBASARA内でのユニオンMAX防衛戦、成城大会とあと大阪大会になるんですけど……ここ東京なので成城の話をすると、関根もたぶん今日岩本……岩本も試合見ていたんですけど、すげー成長しているし、ちょっと昔とちょっとスタイルが違ったりとかするし。何かそれを(岩本から)もらって、アイツもアイツなりに刺激をもらっているんですよ。僕は僕でダイスケさんに刺激をもらったし。この何て言うんですかね……この間の王子のときとはまた違うんじゃないかっていう。あのときの関根も気分は乗っているけど、僕から言わせりゃ何も変わらねぇなって! で、それならこの間の王子大会の関根は、今日引退していく豊田さんや、引退していくダイスケさんみたいな、プロレスラーが持っている覚悟がたぶんなかったんですよ。でも今日の試合を見ていたら、たぶんそれも刺激なんでしょうね。岩本に刺激もらってドンドンドンドン良くなっている、コンディションと気分が上がっていってるのが分かるので。だからここからは、あと成城までそんなに時間がないんで。あと23日! 正確に言うと。だからあと3週間ですよね。その3週間で成長したほうが勝ちですね。ここから。たぶん今日で二人とも格段に上がっていると思うので。少なくとも僕が上がりまくりました! ダイスケさんと豊田さんが僕を強くしてくれた。本当に今日はタイトルマッチもないし、例えば後楽園ホールみたいなデッカイものでもないし。久しぶりに休日開催の新木場で宴、飲み放題ぐらいしか特別感はなかったですけど、でもその中でこれだけ僕がプロレスラーで良かったと思える瞬間はそうないですよね。そんな1日になりましたね。ダイスケさんも、まあ豊田さんはもう引退しちゃいましたけど、ダイスケさんももちろん引退まで駆け抜けるでしょうし。いや強かった。すごかった。格好良かったですよねダイスケさん。豊田さんももちろん格好良かった。だからあとはもうどれだけの覚悟を持って……やっぱり覚悟あるんだなって思いました今日。リングで当たってみて。その覚悟が関根になるかどうか。いま口で僕が出しているけど、実際に僕も体現出来るのかどうか。実際の勝負はそこですね。キーポイントはそこ。

――BASARA初参戦で、最初で最後の木高イサミ選手との一騎打ちになりましたが。
ダイスケ そうですね。タッグでは何度か当たったことがあったんですけど、過去当たった2回……タッグマッチでしたけど、すごく刺激的な印象があって。僕もいつかシングルやりたいなと思いながら、そのときはなかなかそういう機会に恵まれなかったんですけど。本当に引退を発表した次にどこかの会場で(イサミに)お会いしたときに「引退するならその前にシングルやりたいですね」って言っていただいて。僕はそう思っていたんですけど、まあ社交辞令の感じなのかなって思いつつも。まあ言ってくれただけでも嬉しい気持ちはあったんですけど、本当に呼んでいただいて。試合が出来たことが本当に嬉しいですし……本当にすごくイサミさんと試合するのが純粋に楽しかったなって言うか、プロレスをすごく楽しめた試合だったなって。負けて悔しい部分もありますけど、自分を出し切って負けたので悔いはないですし、本当に心からプロレスを楽しめた試合だったと思います。
――試合後「引退するのをやめてくれ」とイサミ選手から言われ、観客からもダイスケコールが起こりましたが、心が揺らいだりしましたか?
ダイスケ いや、あの……決めたことなので、揺らぐことはないんですけど。引退決まってから当たる選手、当たる選手そう言うと、お客さんもそうなるじゃないですか(苦笑)。すごく居たたまれない気持ちにはなるんですけど、そう思ってもらえる打ちに引退出来るのもある意味幸せなことなのかなと思いますし。本当に皆さんに「まだ試合出来るじゃないか」って言っていただくのは、すごい光栄なことなんですけど、本当にもうレスラーだけでなくこういう業種の方はみんなそうなのかもしれないですけど、やっぱりアドレナリンが試合のときはもちろんそうですし、引退を決めたという覚悟からのアドレナリンなのか、何かそういう見えない力があって出来ているんだなと思いますし。いまだに試合をこれだけやったあとだと、翌日動けなくなることも多々ありますし。少しでもリング上でそれを感じさせない動きが出来るうちに、僕はリングから潔く降りたいなって心に決めているので。揺らぐことはないですけど、本当に申し訳ないなと思いつつ嬉しい気持ちです。
――引退前に初めて上がったBASARAの印象は?
ダイスケ この宴っていうのは初めてだったんですけど、すごく……僕、過去に1回だけDDTさんおビアガーデンプロレスに上がらせていただいたことが、結構前にあったんですけど。それに近いというか、立ち見のお客さんがリングサイドに集まって、すごく盛り上がっていましたし、僕自身がそうでしたし、きっとほかの選手もすごく気持ちいい形で試合が出来る環境が揃っていて、熱気があって、何かもう入場して、イサミさんの入場を聞きながら……まあ相手のアレですけど、すごくあの会場の雰囲気が好きだったので。相手が盛り上がったからどうとかじゃなくて、すごくあの空気感がすごい好きでしたね。試合をやる前からいい形で、いいテンションで、試合が迎えられたなと思います。

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