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【伐折羅・伍拾弐~大阪冬の陣・華~のまとめ】関根がユニオンMAX前哨戦で王者イサミからギブアップを奪う!/イサミ「読み合いではなく、成城ではしばき合いでどちらかが倒れるまでいきたい」/サポートメンバーのHUBを加えたIRON PRIESTが、ウラノ組に勝利!/SAGATはハードコアマッチで谷嵜に敗れる!

19日、大阪・大阪市鶴見緑地ハナミズキホールで「伐折羅・伍拾弐~大阪冬の陣・華~」をおこなわれた。この日は竜剛馬が弁護士業務多忙のため欠場ということで、前説は長期欠場中のトランザム★ヒロシが担当。「脱臼してますかー! 皆さん、おはようございます! トランザム★ヒロシこと福田洋30歳です!」と挨拶したヒロシは、1・8平野区民ホール大会のチケットが発売開始になったことをアナウンス。そしてSAGATはハードコアマッチだと獣になるので避けてほしいとお願いすると、最近ハマっているヨガの呼吸法を観客と一緒にやってから「レッツ・ゲット・レディ・トゥ・ランボー!」と大会開始宣言。

第1試合は中野貴人vs青木雄基。DOVEプロレスの青木はこれがBASARA初参戦。ロックアップから足をすくって倒した中野はトーホールド。そこからヘッドロックにスイッチした中野だが、青木はヘッドシザースで脱出。アームドラッグで投げた中野はドロップキック。エルボー合戦から青木は中野のエルボーをかわし、丸め込んでから逆片エビ固めへ。ロープに逃れた中野だが、青木は下から首をひねりあげると、座らせて後頭部に低空ドロップキック。チョップ合戦に打ち勝った青木は逆エビ固めへ。どうにかロープに逃れた中野は、青木のブレーンバスターを背後に着地すると、ロープに飛んだ青木にカウンターのドロップキック。さらに串刺し式ジャンピングニーから座り込んだ青木にランニングエルボーで飛び込む。スワンダイブ式クロスボディーでカウント2まで追い込んだ中野は、クリストに捉えるが、ロープに逃れた青木はミサイルキック。両者とも逆さ押さえ込みを狙うが、青木はノーザンライト・スープレックス。カウント2で返した中野は丸め込みを連発するが、青木はカウント2で返す。中野は飛び付き式フェイスクラッシャーからエルボーを打っていくが、エルボーを返した青木はステップ式延髄斬りからフィッシャーマンバスター。さらにダメ押しのライトニング・スパイラルで3カウント。

第2試合は塚本拓海&風戸大智vsツバサ&ビリーケン・キッドのタッグマッチ。この試合は4選手の強い要望により、ノータッチルールでおこなわれるとアナウンスされた。握手を求めるツバサ&ビリーに「ノー!」と叫んで頑なに握手しない風戸。まずは風戸とツバサがバックの取り合い。ヘッドロックに捉えたツバサだが、風戸はヘッドシザースで脱出。ツバサはアームドラッグで投げると跳ね起きして風戸の腕を取る。アームドラッグで投げた風戸だが、ツバサも足をすくって風戸を倒すと跳ね起き。風戸も跳ね起きを披露して塚本にタッチ。ビリーは「動くんじゃねぇぞ!」と指示してから塚本にショルダータックル。塚本が倒れないと、腕立て伏せをしてパンプアップ。「お前もやってみてはどうだい?」と言われた塚本も腕立てをすると、ビリーはその上からストンピング。怒った塚本はショルダータックルでなぎ倒して風戸にタッチ。チョップ合戦からビリーはドロップキック。そこにツバサがスリングショット式アトミコを投下。ツバサ&ビリーは見事な連係攻撃で風戸を蹴散らすと、塚本に対しても合体攻撃を狙ったが、塚本はビリーをツバサに向かって突き飛ばすとトラースキック。続いて風戸がサーフボードストレッチから肩甲骨を伸ばすストレッチ。さらに自ら腕立てをした風戸は塚本にタッチ。スリーパーに捉えた塚本だが、ビリーはスタナーで脱出。塚本はレッグスプリットに捉えるが、ビリーは体が柔らかくあまり効いていない。ならばと風戸がブレーンバスターを狙うが、踏ん張ったビリーは逆に投げようとする。風戸は背後に着地したが、ビリーはショートレンジラリアットでなぎ倒してツバサにタッチ。飛び込んできた塚本にドロップキックを見舞ったツバサは、風戸とまとめてヘッドシザースで投げていく。しかし2回目を防御した塚本と風戸は合体攻撃を狙う。これを回避したツバサは走り込んできたビリーをトスして、ビリーはドロップキックで二人まとめて場外に追いやる。そこからビリーがトペ・アトミコを投下すると、続けてツバサがケブラーダ。リングに戻ったツバサは塚本をウラカン・ラナで丸め込むが、キックアウトした塚本はステップ式延髄斬りからフィッシャーマンバスター。さらにスマイルスプラッシュを投下して風戸にタッチ。ビリーが入ってきて串刺し攻撃からブロコンスバスターから串刺し式低空ドロップキックを叩き込むと、掟破りのアックスボンバーを予告。だが、逆にジャンピング・アックスボンバーで飛び込んだ風戸。そこに塚本が入ってきて串刺し攻撃をお見舞いすると、風戸は塚本を踏み台にして串刺し式ミサイルキック。さらにアックスボンバーを叩き込むが、カウントは2。ならばと回転十字固めで丸め込んだ風戸だが、キドクラッチで切り返したビリーはラ・エスパルダで押さえ込んで3カウント。

第3試合はSAGATvs谷嵜なおきのハードコアマッチ。まずはお互いにイスを持ち、イスチャンバラを始めるが、イスを手放してしまった谷嵜は一斗缶をSAGATに次々と投げつける。どうにかイスでガードしたSAGATは、そのイスを谷嵜に投げつける。そこから場外乱闘になると、SAGATはイスで谷嵜を殴打したりチョーク攻撃。さらに竹刀をセコンドの中野に渡して、SAGATは谷嵜を羽交い締めにして「やれ!」と指示。中野が竹刀で谷嵜を攻撃すると、怒った谷嵜はイスをSAGATの頭に被せ、そのまま鉄柱に叩き付ける。そして台車にSAGATを座らせると、そのまま押して鉄柱に正面衝突。さらに谷嵜は観客のお菓子をSAGATの口に中に注ぎ込んだ上でパンチ。お菓子をブチまけたSAGATをリングに戻した谷嵜は、SAGATの左足をロープにかけて固定するとダイビング・ニードロップを投下。さらに一斗缶をSAGATの頭に被せた谷嵜はダブルハンマーを投下。イスをコーナーの間に固定した谷嵜は、SAGATを投げつけようとするが、踏ん張ったSAGATは飛び込んできた谷嵜をキャッチしてそのまま固定されたイスに叩き付けた。スマッシュパンチからダブルチョップでなぎ倒したSAGATは、谷嵜の股間に一斗缶を置くと、その上から一斗缶を投げつけた。悶絶する谷嵜に対し、イス盛りを築いたSAGATはその上にスパインバスターで谷嵜を叩き付けると、一斗缶を並べた上にイスを乗せ、谷嵜をコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターで叩きつけようとする。踏ん張った谷嵜はマットに降りると、まだコーナー上のSAGATの背中にイスで殴打してからパワーボムで一斗缶の上に叩き付ける。そしてDHからカサノヴァを狙ってダッシュした谷嵜だが、SAGATはカウンターのラリアットで迎撃。逆にダッシュしたSAGATだが、谷嵜はFHで迎撃すると、続けてカサノヴァ。カウント2で返したSAGATだが、まだ座り込んだままのSAGATの前にイスを置いた谷嵜は、そこにショートレンジのカサノヴァをブチ込んで3カウント。

セミファイナルはFUMA&久保佑允&HUBvsヤス・ウラノ&石田慎也&阿部史典の6人タッグマッチ。FUMAと石田の先発で試合開始。メロイック・サインを突き上げたFUMAは「ヘヴィ! メタル!」チャントを煽る。するとローキックを叩き込んだFUMAだが、石田は腕を取ってハンマーロック。ヘッドロックで切り返したFUMAは、ロープに振った石田にショルダータックル。石田もアームドラッグで投げていくと、お互いに相手の足をすくって倒していく。ここでHUBとウラノがリングイン。チョップ合戦からHUBは尻尾攻撃をしようとするが、尻尾が切れていて出来ない。ならばと不気味な動きでウラノをかく乱してからアームドラッグで投げると、久保と両側からウラノを抑え付ける。その上にFUMAが乗っかってエアギター。石田と阿部がウラノの救出に肺ってくるが、FUMAとHUBはウラノと阿部を捕まえてレッグスプリットに倒れる。その中央で石田が逆に久保をウラカン・ラナで丸め込んでエストレージャを完成させたが、FUMAとHUBがカットしてそのまま場外乱闘へ。ウラノは久保をリングに戻してチンロックに捉える。そこに阿部が戻ってきて、ウラノと合体攻撃を狙ったが、久保がかわして誤爆を誘い込む。だが、ウラノは間一髪のところでストップして久保を羽交い締め。そこに阿部がエルボーを放っていくが、久保がかわしてウラノに誤爆。続く石田のエルボーは阿部に誤爆し、ウラノのエルボーは石田に誤爆。仲間割れを起こしたウラノ組は、なぜかウラノと石田が阿部にガットショットを同時に放つ。だが、久保が背後からウラノと石田を攻撃し、阿部を捕まえる。IRON PRIESTは三人がかりで阿部を踏みつけると、FUMAがボディスラムで叩き付ける。さらにHUBが変形のマフラーホールドに捉えると、ウラノが入ってきて阿部の耳元で絶叫して檄を飛ばす。久保の足4の字固めをどうにか逃れた阿部は延髄斬りを返して石田にタッチ。コーナーに登った石田を追いかけた久保だが、マットに先に降りた石田は背後からドロップキック。さらに619からミサイルキック。だが、スタナーを返した久保はFUMAにタッチ。ダイビング・ニールキックを見舞ったFUMAだが、石田も駆け上がり式スイングDDTを返してウラノにタッチ。マンハッタンドロップからFUMAをトップロープに逆さ吊りにしておいてのドロップキックを見舞ったウラノは、ツームストンパイルドライバーを狙う。反転して逆にツームストンパイルドライバーを狙ったFUMAを再びひっくり返したウラノだが、FUMAはエビ固めで丸め込む。さらにボディスラムで叩き付けると、久保とHUBが阿部と石田をその上に乗せて三人重ねると、HUBがその上にダイビング・セントーンを投下。HUBはウラノにブラックマジックを叩き込むが、ウラノもレフェリーを盾にしてからの延髄斬りを返して阿部にタッチ。アキレス腱固めに捉えた阿部だが、FUMAと久保がカット。しかしウラノが蹴散らしてからマンハッタンドロップを決めると、石田がBoomBoomエルボーを投下。阿部は一気に澤宗紀直伝お卍固めに捉えるが、FUMAがHeavy Metal Anthemを投下してHUBを救出すると、久保がペディグリーで阿部を叩き付け、HUBがダメ押しの猛毒波布空爆を投下して3カウント。

【試合後のコメント】
三人 YEAR!
FUMA どうだ、今日も大阪のメタルゴッド、HUB-METALのお陰でIRON PRIESTの完璧な勝利だ!
三人 YEAR!
FUMA そして来週は何が待っていると思う。……大阪最大のメタルフェス、毒人だー!
三人 YEAR!
FUMA そして来月は何が待っていると思う! 東京最大のメタルフェス、FUMA FESTだー!
三人 YEAR!
FUMA というわけで、各々フェスに向けた何かありますかね?
久保 調子もいいんで、(ヤンキー)二丁拳銃をやっつける。僕らのホームですからね。音楽の力もあって、プロレスで勝つ!
FUMA メタルの力で。
久保 これが最高に盛り上がるセットリストだと思っています。
HUB とりあえずFUMA FESTに呼ばれる準備は出来ているんで……ありがとうございます! よし!
三人 YEAR!
FUMA そんなわけで大阪! また来るから待っていろよ!

メインイベントは木高イサミ&政宗vs関根龍一&中津良太のタッグマッチ。イサミと関根にとっては、11・26成城退会でおこなわれるユニオンMAX選手権の最後の前哨戦。そのイサミと関根の先発で試合開始。腕の取り合いから関根はハンマーロックに捉えるが、イサミはヘッドロックで切り返す。関根は自軍のコーナーに押し込んで中津にタッチ。リストロックを引き継いだ中津だが、イサミはヘッドシザースで脱出。タッチを受けた政宗はグラウンドで上になるが、中津はスイープしていく。しかし政宗は下から腕十字を狙う。中津はロープに脱出すると、関根にタッチ。ローキックを出した関根だが、蹴り脚をキャッチした政宗はインディアンデスロック。そしてイサミにタッチすると、エルボー合戦へ。関根が気合いで上回っていくが、どうにか打ち勝ったイサミは関根の左足を持ち上げてマットに叩き付ける。続いて政宗も関根の左足にレッグスピンからのインディアンデスロック。イサミが関根の左足を蹴っていくと、関根もアリキックを帰していったが、イサミはバズソーキックで動きを止める。ロープに関根の左足を巻きつけると、政宗が低空ドロップキック。さらにロメロスペシャルの体勢から吊り上げずに、両ヒザを踏みつけた政宗は足4の字固めへ。何とかロープに逃れた関根だが、イサミと政宗は関根の両足を持ち上げてマットに叩き付ける。ストンピングを落としていったイサミは「来いよ!」と挑発。すると関根はアリキックからエルボー。イサミもローキックで応戦するが、関根は痛む足でミドルキックを連打。さらに突進してきたイサミをアバランシュホールドで叩き付けて中津にタッチ。イサミを蹴りまくっていった中津だが、政宗が救出に入る。だが、中津はイサミの突進をかわして政宗に激突ささせると、イサミを丸め込んでから蹴り飛ばす。さらに飛び蹴りを見舞った中津だが、ハイキックをかわしたイサミはエルボーから勇脚。タッチを受けた政宗はフライング・フォアアームからチンクラッシャー、河津落とし、ダイヤル固め。こうもり吊りを狙った政宗を大外刈りで叩き付けた中津は関根にタッチ。関根はバックブリーカーからローキックを叩き込むが、キャッチした政宗は骨喰に捉える。関根がロープに逃れると、政宗はイサミにタッチ。ドロップキックからダイビング・クロスボディーを決めたイサミは、アキレス腱固めとヒザ十字で関根を追い込む。中津がカットするが、政宗が中津を排除して関根にこうもり吊り落としを決めると、イサミがダイビング・ダブルニードロップを投下。2発目のダイビング・ダブルニードロップをかわした関根はカミカゼで叩き付ける。そこに中津が戻ってきてイサミをジャーマンを投げると、関根は昇龍からレッツ・コンバインへ。政宗がカットすると、イサミと関根はエルボー合戦に。そこからイサミがボディがお留守だぜをお見舞いすると、関根はグーパンチを返す。堪らずダウンしたイサミだが、関根の蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。そこから後頭部へのカカト落としからの勇脚・斬を放つが、かわした関根は36ハンマーを叩き込むと、ローキックからレッツ・コンバインを狙う。これをイサミはフランケンシュタイナーで切り返すが、関根はこれを読んでいた。後転してエビ固めで切り返すとそのままレッツ・コンバインへ。関根はリング中央まで引きずってきて腰を落とし、中津が政宗を抑え付けていたため、イサミは無念のギブアップ。

試合後、腰を抑えて動けないイサミを政宗が肩を貸して引き上げようとすると、中津が「チャンピオンに勝ったじゃないですか! 帰ろうとしてるから言いたいこと言ったほうがいいんじゃないですか」と関根にマイクを渡す。関根は立ち止まったイサミに向かって「イサミの大将! 今日は一本獲ってやりましたよ! これで前哨戦は五分と五分! あとは来週、成城大会! 今日のようにやられてもやられても火事場のクソ力で、死ぬ気で、あんたをもう1回コンバインで破って、次は私がチャンピオンになってやりますよ! 成城も正々堂々と闘いましょう! よろしくお願いします!」と言ったのだが、イサミは「関根、お前……人の顔面ブン殴っておいて、何が正々堂々とやりましょうだよ。あん? 成城の宣伝を大阪でしてどうするんだ? お前なんかなチャンピオンの器じゃねぇんだ、バカヤロウ! お前、まだ俺に挑むつもりで見ているのか? 俺は五分のつもりで見てるぞ。だからな、負けようが何だろうが、ちょっとだけ、これっぽち腰が痛いだけで、それ以外は何も痛くねえ! こんなこと俺は慣れているんだ。散々負けまくって生きてきた人間だからな! 慣れているんだ、1回ぐらいの負けくらい。お前な、成城、タイトルマッチ、次、ぶっ殺してやる!」と吐き捨てて引き上げていった。中津から「何、負けた顔してるんですか?」と言われた関根は「別にいいんですよ。大将はいまはもう泥水なんかすすってねえんだよ。俺はな、いまだに泥水すすってんだよ。その分、あの大将にぶちまけて、俺はコンバインで田植えして、そこからコンバインで稲刈りしてやるんだよ」と言うと、大阪のファンにも11・26は日曜だから成城まで来てくださいとアピール。最後は中津と「皆さん、準備はいいですか? 本日はどうもありがとうございました! 次回大会もどうぞよろしくお願いします! 行きますよ、せーの、騎・馬・隊!」で大阪大会を締めくくった。

【試合後のコメント】
中津 やりましたね。
関根 OK、OK。勝った、勝った。
中津 最後なんてバッチリですよ。
関根 バッチリ入ってた? おっしゃ! いよいよ来週っすよ。調子あがってきてるよ。千葉にも籠もったし、練習もしたし。千葉に籠もってるって言っても栄町に籠もっていただけだから別に意味ねえんだよ。ザ・ロックってホテルに籠もってただけだから。だけど大将! グーの一発二発で倒れる大将だったら、私、大将なんて認めないよ。もっと当日、隙あらばバッチンバッチンやり合って、最終的にはコンバインで仕留めますよ。これ一本ですよ、私は行くって決めたら。手の内明かしても何しても、全部むさぼりついて脱穀してやりますから!
中津 手の内分かってるふうにさせておけばいいんですよ。まだあるかもしれないですけどね!
関根 何が出て来るか分からない。腰、腰だけ気にしていたらね、今日みたいにグーで殴ってやりますよ。そういうことっすよ。
中津 ストレート! めちゃくちゃ入ってた。
関根 ウソ? 入った? 練習してっから、ボクシング。あ、空手家だ、俺。俺はボクシングしてねぇな。ビリー・ザ・ブートキャンプじゃないからな。
中津 ボクシング?(苦笑)ビリー? ビリーなんっすか?
関根 いいんだよ! 今日は時間ねえんだよ! 次は(新宿)二丁目プロレスだから!
中津 あ、そうか!
関根 来週の成城、見ておけよ木高イサミ! 必ず(ユニオンMAX)獲って、次帰ってくるときは本当にベルト持ってきますので。行きますよ! せーの……。
二人 騎・馬・隊!

――前哨戦で関根選手にギブアップ負けでしたが。
イサミ ギブアップ負けうんぬんが悔しいんじゃなくて、関根に読み負けたことが悔しいですね。あのアホにプロレスの試合中に読み負けるって、それが最悪ですね!
――たぶん本人もレッツ・コンバインしかないと言ってましたので、そこに持っていくために……。
イサミ いや、そうっすね。破壊力は昔から知ってはいるんですけど。あいつ体重が増えているのか、力が増しているのか。前にも増して効くには効きましたね。
――恐らく当日はレッツ・コンバインが決まるかどうかが試合の鍵になりそうですが。
イサミ そうっすね。今日もここってときに右のパンチを出して来たりとか、あいつの中出も火がつき始めているのか。でも火がつくのが遅いよって思いますけどね。はじめからそのつもりで来てくれないと。もっともっと来てくれないと、こっちもやり甲斐ないし。分かった、もう読み合いじゃ今日、俺が負けたと。じゃあ読み合いじゃないところで勝負したら、どっちが勝つのかが僕の楽しみなところで。読み合いうんぬんの駆け引きの攻防じゃなくて、もうしばき合ったらどっちが倒れるか、そこまでの限界までいきたい。だから今日の希望としてですけど、今日は読み負けたから、上に上に行って、もう読む・読まれないじゃなくて、そういうところからあいつを解放して、もうボコボコ打ち合いたいですね。で、もう立っていたほうがチャンピオンじゃないですか、成城は。
――読み合いで負けたってことで、これまでの関根選手とは違ってきている?
イサミ 何て言うんですかね。試合中とかも感情とかムキになるのは、昔から関根のスタイルではあるんですけど、今日も結局はそれだけかと思っていたんですよ。試合が終わる2秒くらい前まで思っていたんですよ。で、結局慌てふためいてるだけだから、こんなのコロッとしたら終わるだろうと。一発で終わらせられる自信はすごいあったんですよ。でもそこで、ただ慌てさせるだけじゃない、読み勝つってところまで来た。あとは次、何が出来るかって。そういう考えて、考えてっていうレスリングのもっとその先に、何も考えないレスリングがあると思うので。いろんなものが複雑に混ざり合って、プロレスって形成されるじゃないっすか。試合なんてどこで決着しちゃうか分からないけど、僕が理想とするのはその先に、ただのシンプルなものがあるんじゃないかって。関根にはぜひそこのラインまで来てほしいですね。だから僕はもう……分からないですよ。コンバイン決まったら負けちゃうし(苦笑)。こんな痛いの嫌ですもん。ギックリ腰みたいですもん。昔、ギックリ腰になったんですよ。ドロップキックで働いているときに。そのとき、何でなったか知ってます? どう思いますか? 分からないでしょ。お客様のグラスに氷を入れようとしてかがんだらバキッってなったんです。あのときくらいの衝撃が来ましたよ。だから所詮、ギブアップするしキツイけど、所詮グラスに氷を注ぐ程度の技ですよ。何言ってるんですか? (週刊プロレスの)奈良さん。これを膨らませるのが記者の仕事でしょ(苦笑)。
奈良記者 腰が弱点ってことですか?
イサミ あ、それだ! それだ! そうガラスの腰(苦笑)。
奈良記者 瞬殺される可能性が?
イサミ ありますね(笑)。開始2秒で終わる可能性もありますね。どうしますか? 僕が秒殺で負けちゃったらどうするんですか? 奈良さん、悲しいでしょ? 奈良さんはどう思うんですか? 僕が2秒で終わりだったら。今日、負けちゃってどう思いました?
奈良記者 残念でした。
イサミ 奈良さんは僕寄りですか?
奈良記者 僕は公平ですよ、マスコミなので。
イサミ でも残念ですって。
奈良記者 常に敗者に対しては残念だという気持ちがあって、勝者にはおめでとうございますという気持ちを。
イサミ どっちが勝ったほうが嬉しいんですか? 奈良さん! 奈良さん的には。もう誌面のことは関係なしに。奈良さん個人として、どっちが勝ったほうが嬉しいですか? もう記者としてじゃなくて。
奈良記者 うーん……関根選手かなぁ。
イサミ (ボディがお留守だぜをお見舞いして)なんで関根だ! 奈良さん、どっちが勝ったほうが嬉しいですか?(苦笑)
奈良選手 ……イサミ選手です。
イサミ 絶対勝つからな、奈良さんのために!

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