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【伐折羅・伍拾参~ほろよひ人生~のまとめ】一直線に攻めてきた関根を退けたイサミがユニオンMAX初防衛に成功!/「いまの自分は勢いがある」と阿部がイサミとの一騎打ち・ユニオンMAX挑戦・新宿地上最大武道会出場を直訴!/トランザム★ファミリーとIRON PRIESTが「ワンナイトラブ」と歴史的和解/中津は稔のB“D”Fに撃沈!/HEAT-UP軍がBASARA軍に勝利!

26日、東京・成城ホールにて「伐折羅・伍拾参~ほろよひ人生~」がおこなわれた。いつものように竜剛馬が登場すると、欠場中のトランザム★ヒロシを呼び込む。ヒロシが自身のヨガTシャツに書かれた言葉が間違っていることに触れて観客の笑いを誘うと、竜はBASARAの今後のスケジュールを読み上げる。そして12・28後楽園ホールでおこなわれる「木高イサミのプロレス」の第三回新宿地上最大武道会に、現時点でイサミ、ヤス・ウラノ、谷嵜なおき、宮本裕向、里歩、鈴木秀樹の出場が決まっていることをアナウンス。そして竜は自身の逆転プロレス裁判に出場する被告人Xに関して、控室で「何でこの人いるんだろう。試合組まれてないのに。と、いうことは……」と推理。さらに来週放送の『ネプリーグ2時間スペシャル』にも出演することを明かしてから「ショア!」で大会開始をコール。

第1試合は中野貴人vs瀧澤晃頼のシングルマッチ。11・3新木場大会に続き、再びBASARAに参戦して中野とシングルをおこなうASUKA PROJECTの瀧澤。試合前に握手を求めるが、拒否した中野はエルボーからのボディスラムで先手を取る。スリーパーに捉えた中野だが、ロープに逃れた瀧澤はスタナーを返すと串刺しエルボーから中野の首を捻りあげる。そこから首4の字固めに捉えると、反転して中野の頭をマットに叩き付ける。フェイスロックで追い込んだ瀧澤はロープに飛ぶが、中野はカウンターのドロップキック。エルボー合戦になると、中野がガクッとヒザをつく。引き起こしてエルボーからゼロ戦キックを叩き込んだ瀧澤はココナッツクラッシュからスイング・ネックブリーカー2連発。一気にキャメルクラッチに捉えるが、中野はどうにかロープに脱出。ブレーンバスターを狙った瀧澤だが、背後に逃れた中野は丸め込む。3連続の丸め込みから延髄斬りを叩き込んだ中野は、カサドーラの体勢からフェイスクラッシャー。しかしスワンダイブ式クロスボディーをかわした瀧澤は、続く串刺し攻撃もかわし、フットワークで翻弄してからスワンダイブ式クローズライン。さらにコタロークラッシャーから複合技のスレンテンでギブアップを奪った。

第2試合は逆転プロレス裁判。弁護士の竜剛馬vs検察官の丸山敦vs被告人X。竜弁護士、丸山検察官に続いて登場した被告人Xは、ガッツワールドのガッツ石島代表。ジャージ姿で石島が入廷したあと、和田京平裁判長が『かっぱ寿司』のテーマ曲で入廷。まず丸山検察官が被告人の石島は「所属レスラーを精神的に圧迫して強制的な働かせたため」労働基準法に抵触していると起訴状を読み上げた。ダイスケが引退、吉野達彦が退団といい選手が辞めてしまうのは、ガッツワールドという名前が悪いと主張。HEAT-UPが「田村ワールド」と名乗るようなものだという丸山検察官だが、竜弁護士が「いい団体ですよ!」と弁護。すると丸山検察官は証人として塚本を呼び込む。早速石島が「頼むぞ、お前!」と威圧的な態度を取る中、塚本はこれまで2回ガッツワールドに参戦したが、「辞めようと思いました」と証言。すると石島は「2回じゃなくて3回だろ! 俺とも対戦してるだろ!」と主張するが、塚本は「辞めようと思いました」。ここで竜は「一人くらい肌の合わない人もいるよ!」と弁護し、証人としてウラノを呼び込む。ウラノは竜から何を聞かれても「また出たいと思いました」としか言わない。対戦相手を聞かれても「また出たいと思いました」としか言わないウラノに、丸山検察官は「ただのアホやないか!」と言い放つと、ガッツワールドは試合後の打ち上げで、記憶がなくなるまで飲ませたり、吐くまで飯を食わせるのが嫌だという。石島は「昭和スタイルです」と言うが、丸山検察官は打ち上げに出て嫌な思いをした人として、阿部を呼び込む。飲み会について聞かれた阿部は「記憶にございません」と言い、財布までなくしたという。ここで丸山検察官はガッツワールドを弁護する竜弁護士に「じゃあガッツワールドに出たいの?」と尋ねる。竜が口ごもると丸山は「俺と手を組んでガッツワールドを潰そうぜ! みんな幸せになるぞ!」と言って握手を求める。これに同意した竜は丸山と共闘して石島に襲いかかるが、ダブルラリアットで二人まとめて吹っ飛ばすと、丸山にフェイスバスターを決めて3カウント。この結果、石島は無罪が確定した。

第3試合はトランザム★リュウイチ&SAGATvsFUMA&久保佑允の6人タッグマッチ。リュウイチは「オカダサン、久しぶり」と岡田レフェリーとハグ。そして握手を求めるが、IRON PRIESTは応じない。リュウイチとFUMAの先発で試合が始まると、FUMAは蹴ろうとするが、かわしたリュウイチは「ナイスガイ」と言いながら握手を求める。「しつこいな」と言いつつ、渋々応じようとしたFUMAだが、リュウイチは寸前でスカして「Woooooo!」。そして手四つの力比べになると、リュウイチが明らかに優勢だったが、FUMAは後転して下から捻り上げる。ロープに逃れたリュウイチがSAGATにタッチすると久保がリングイン。四つん這いになって背中をガラ空きにした久保は、バックを取ろうとしたSAGATに対して脇を差していく。そこからガブった久保だが、SAGATも俊敏な動きでガブっていく。一旦離れてから久保はSAGATを自軍のコーナーに押し込んでFUMAにタッチ。ヘッドロックで絞め上げたFUMAだが、SAGATも自軍のコーナーに押し込んでリュウイチにタッチ。ヘッドロックを引き継いだリュウイチをFUMAはロープに飛ばすが、ショルダータックルでなぎ倒したリュウイチはFUMAを場外に放り出すと、エプロンに出て拝み渡り。そこからブレーンチョップを落としたリュウイチはFUMAをリングに戻してSAGATにタッチ。FUMAを踏みつけたSAGATは、エクソシストブリッジから股間に噛みついていく。悲鳴をあげたFUMAにナイフエッジ・チョップを叩き込んでいったリュウイチは、「メリークリスマス!」と叫びながらハイアングルのボディスラム。FUMAもエルボーを打っていくが、胸板を突き出して耐えたリュウイチは「あっ」とあらぬ方向を指差す。思わずFUMAがそっちを向いてしまったところにスマッシュパンチ。だが、バイオニックエルボーをかわしたFUMAはHeavy Metal Swordを叩き込んだ久保にタッチ。リュウイチの攻撃をかわしてSAGATに誤爆させた久保だが、リュウイチは「タイム」と言ってからサミングを狙うが、久保はブロック。あらぬ方向を指差す作戦も久保には通じず、逆に足を踏まれてしまう。それでもカウンターエルボーを見舞ったリュウイチはSAGATにタッチ。サイドバスターで叩き付けたSAGATは、パルプハンドスラムの体勢に。だが、首はスタナーで切り返してFUMAにタッチ。ミドルキックからメロイックアタックを見舞ったFUMAだが、ダウンしなかったSAGATは背後から首筋に噛みついていく。だが、FUMAもエプロンからロープ越しにSAGATの頭を掴むと、ヘッドバンギングからダイビング・ニールキックを発射。ここに久保が入ってきてマンハッタンドロップを決めると、FUMAがMetal Fire From Hell。さらにIRON PRIESTはトレイン攻撃を決めると、久保がペディグリーの体勢。FUMAはコーナーに登るが、SAGATはリバースで切り返すと、コーナーの上のFUMAをデッドリードライブで投げてセントーンを投下。そしてリュウイチがバックから腰をグイッとやってスペースSAGATキャノンを発射。見事に決まったが、久保がカウント2でカット。ならばとパルプハンドスラムの体勢からオクラホマスタンピートで叩き付けたSAGATは、ゴア・グラインドを狙ってダッシュ。これをニーリフトで迎撃したFUMAはRide the Lightning。さらにMetal Fire From Hellで吹っ飛ばしてからJawbreakerをブチ込んで3カウント。

勝ったFUMAはマイクを持つと、「お前らとはここ数年…じゃないか、ここ1年くらいか。数々の激闘を繰り広げてきた。しかし、今日の結果を見たか。すべてにおいて我々が上回っている!」と言ってみせる。それを聞いたリュウイチが「ジャパニーズ? 久しぶり。IRON PRIEST、エンジョイ。ファイン。プリーズ・シェイクハンド」と言うと、ヒロシが「あなたたちと1年間闘ってきたが、ワンナイトラブでもいいので握手がしたい」と通訳。そしてトランザム★ファミリーが握手を求め、IRON PRIESTが応じようとすると、SAGATだけがスカして「Woooooo!」。ヒロシとリュウイチはIRON PRIESTとガッチリ握手をかわしたため、一人呆気に取られるSAGATにはリュウイチがスマッシュパンチ。最後はノーサイドとなり4人で腕を掲げてメロイック・サインでアピールした。

【試合後のコメント】
ヒロシ ウォー・イズ・オーバー! ラブ・アンド・ピース! トランザム★ファミリー・アンド・IRON PRIEST、オールトゥギャザー!
FUMA イエス。
リュウイチ トモダチ?
ヒロシ イエス、トモダチ!
FUMA YEAR!(みんなでメロイック・サインタッチ)
久保 バット・ウィ・アー・ライバル。フォーエバー。
リュウイチ YEAR。
ヒロシ イエス。
久保 スイーツ・ドリーム。
ヒロシ スイーツ・ドリーム!
全員 スイーツ・ドリーム! YEAR!
久保 ワンナイツ。
ヒロシ ワンナイツ、OK。
全員 ワンナイト・ラブ! ワンナイト・ラブ! ワンナイト・ラブ! ワンナイト・ラブ! ワンナイト・ラブ! YEAR!
久保 ネクスト・タイム! 乞うご期待!
ヒロシ ドンミスイット!

第4試合は中津良太vs田中稔のスペシャルシングルマッチ。腕の取り合いからグラウンドに持ち込んだ稔が腕十字の体勢に。中津がこれを切り返そうとすると、稔は場外にエスケープ。中津の馬を奪い取った稔に、セコンドの関根が「それだけは」と懇願すると、大人しく馬を解放してリングに戻った稔。アームドラッグで投げてからミドルキックを叩き込んだ中津だが、稔はキチンシンクを連発。堪らず場外にエスケープした中津だが、追いかけていった稔は中津を鉄柱に叩き付けてから、シットダウン式のフェイスバスターで叩き付ける。そこからニーリフトで突き上げた稔は中津をリングに戻すと腹部の上に乗っかって踏みつける。さらに腹部にヒザを落としていった稔は、コーナー下に中津を座らせて低空ドロップキック。場外にエスケープした中津だが、また追いかけていった稔はニーリフトを叩き込んでからリングに戻す。中津もボディブローを打っていくが、腹部を蹴り上げた稔はソバット。中津も稔の左腕を蹴飛ばすと、カウンターの飛び蹴り。さらにコーナー最上段から飛び蹴りを発射すると、チキンウイング・アームロックへ。そこから稔の左腕にベースボール・スライドを叩き込んだ中津は串刺し攻撃を狙う。だが、蹴りで迎撃した稔はコーナー二段目からのミサイルキックを発射。予告付きブレーンバスターを踏ん張った中津は、ジャンピング・アームブリーカーで切り返した中津はジャーマンを狙ったが稔は踏ん張る。ならばとハイキックを叩き込んでからジャーマンで投げるが、カウントは2。ロープに飛んだ中津だが、キチンシンクで迎撃した稔はその場飛ぶのフットスタンプ。さらにタイガースープレックスの体勢に。中津が踏ん張るとニーリフトからジャーマンで投げ捨てた稔は、立ち上がろうとする中津を低空ドロップキックで吹っ飛ばしてから、中津をコーナーに乗せて雪崩式フィッシャーマンバスター。カウント2で中津が返したところで10分が経過。コーナー二段目からのダイビング・フットスタンプを投下した稔は、続けてコーナー最上段からのB“D”F。これをかわしてソバットを叩き込んだ中津は、足を引っ掛けて回転すると、そこから腕ひしぎ逆十字へ。稔はエビ固めで切り返して脱出すると、突進してきた中津にカウンターのジャンピングハイ。さらにタイガースープレックスで投げ捨ててからバズソーキック。どうにかカウント2で返した中津だが、稔は今度こそB“D”Fを決めて3カウント。

セミファイナルは塚本拓海&風戸大智&ヤス・ウラノvs田村和宏&兼平大介&阿部史典の6人タッグマッチ。BASARAとHEAT-UPの対抗戦のような図式となったこの試合だが、風戸は「なんで(近藤)“ド根性”(洋史)いねぇんだよ!」と叫びながら田村とチョップ合戦。さらにお互いにアックスボンバーを狙うが、お互いにかわしてみせる。田村はアンドレを狙うが、風戸は前転して逃れるとウラノにタッチ。田村も阿部にタッチすると、ウラノはガブっていくが、阿部はバックに回ってから足を取ってアキレス腱固めへ。そこから兼平にタッチすると、ウラノはショルダータックル。しかし倒れない兼平は逆水平チョップ一発でなぎ倒す。ウラノも逆水平チョップを返すが、余裕の表情で受け止める兼平。するとウラノは顔面掻きむしり。怒った兼平は逆水平チョップからボディスラムで叩き付けると田村にタッチ。ウラノの左腕を徹底的に痛めつけていった田村。続く阿部も腕固めでウラノの左腕を集中攻撃。ウラノが何とか阿部を場外に放り投げると、すかさず塚本が痛めつける。リングに戻された阿部をウラノがカバーするが、カウントは2。続いて塚本がサーフボードストレッチに捉える。これで動きが止まった阿部に風戸が低空ドロップキックからエルボースマッシュ。塚本がエルボー合戦を仕掛けていくと、阿部は張り手。塚本も張り手を返すと、シュミット流バックブリーカー。ウラノは阿部をコーナーに叩き付けるが、阿部も延髄斬りを返す。ここで田村にタッチすると、10分が経過。田村はコルバタから串刺し式ジャンピングハイを叩き込むと、ウラノをロープに振ろうとする。ロープを掴んで拒んだウラノは和田京平レフェリーを盾にして、田村の動きを止めると延髄斬り。しかし田村はスリングブレイドからミサイルキックを発射。張り手と蹴りのコンビネーションからミノルスペシャルを狙った田村だが、これをガットバスターで切り返したウラノはフットスタンプを投下して塚本にタッチ。ウルトラタイガードロップを見舞った田村は兼平にタッチ。キチンシンク2連発からバックドロップを狙った兼平だが塚本は防御。ならばと兼平はアームホイップからの腕十字。どうにか耐えた塚本は、兼平の串刺し工芸をかわして回転エビ固めで丸め込むと、そこからトラースキック2連発。さらにスマイルスプラッシュを投下すると、フィッシャーマンバスターの体勢に。だが、兼平はバックに回ってジャーマンで投げ捨てるとキチンシンクからニーリフトで顔面を突き上げる。しかし塚本もステップ式延髄斬りからフィッシャーマンバスターを返す。ダブルダウン状態から両者タッチして、風戸と阿部がリングイン。エルボー合戦から阿部はミドルキック。風戸はソバットからジャンピングソバットを返すが、かわした阿部はスピンキック。これをかわしてジャンピングソバットを叩き込んだ風戸だが、阿部はお卍固めに捉える。これをカットしたウラノはマンハッタンドロップ。そこに風戸と塚本がダブルのトラースキックをブチ込む。15分が経過し、風戸は串刺し攻撃を狙ったが、かわした阿部は田村とトレイン攻撃。さらに兼平を加えた3人でサンドイッチニーリフト。だが、風戸もカウンターのドロップキックを阿部に返すと、伊良部パンチを狙った阿部にショートレンジのアックスボンバーからシスターアビゲール。だが、続く爆発的なアックスボンバーをかわした阿部は、直伝お卍固めに捉えてギブアップを奪った。

【試合後のコメント】
風戸 クソー! なんでじゃー! なんでド根性がいないんじゃー! なんでですか塚本さん!
塚本 ド根性呼ばれてないだけじゃないの。
風戸 おかしいでしょう! 田村、兼平がいて、なんでド根性がいないんすか!
塚本 阿部よりド根性がよかった?
風戸 阿部はwithじゃないですか、HEAT-UP with阿部! そのwithに負けてしまった! なんでじゃー! ド根性がいないからですよ! どこまでド根性を温存するつもりだ! そんなに出さないなら俺が追いかけて、HEAT-UP乗り込んでなあ、ド根性捕まえに行くぞ! 塚本さんいいですよね!?
塚本 いいと思います。
風戸 よし決定だ。ド根性with風戸大智、決定! ド根性!
塚本 待て待て、with? フィーチャリングか何かなの? 俺もね、HEAT-UPの田村さんは近所なんですよ。だからポスター営業とか行くとだいたいHEAT-UPのポスターがあって悔しい思いしてるんで。ポスター営業から試合から全部、HEAT-UPには負けたくないんで。風戸はwithとか言ってるけど、そういう次元じゃないですよ。HEAT-UP対BASARA。今日はwithにお卍固めでやられたんで、今度は俺らが卍固めやったやるよ。(近くにいた阿部に)なあwith。殺してやるよ。お前もHEAT-UPだろ。でも大将も言ってたけど欲を出していかなきゃいけないので、まずチャージアップして、欲を出していく。
阿部 戦争ですね。中継地点でいいですかね、僕は。
塚本 通過点だよ、素通りだよ。(阿部に)なんでこっち来ねえんだ。あいつHEAT-UPじゃねえじゃねえか。
阿部 俺はどこなんだ……。
塚本 着地点がないな。

メインイベントはユニオンMAX選手権試合、王者・木高イサミvs挑戦者・関根龍一。10・1後楽園大会でリュウイチを撃破してユニオンMAXを奪取したイサミに対し、挑戦表明してきた関根、FUMA、塚本。イサミは三人に向かって「お前らで勝手に決めろ! 俺が天下なんだよ!」と言い放ったが、FUMA、ウラノ、塚本からギブアップを奪った関根が挑戦者に決定すると、イサミは「インディー界巻き込んだ俺とお前の決戦にしようじゃねぇかよ! 俺とお前の試合は年間ベストバウトだったんじゃないかっていう試合じゃなきゃやる意味ないだろ!」と檄を飛ばした。ここ最近髪の毛を伸ばしていた関根だが、この一戦に向けて短く刈り込んできた上に金髪に染め、さらにコスチュームもBASARA入団前のショートタイツ&レガース姿で登場。ロックアップからロープに押し込んだ関根だが、体勢を入れ替えたイサミはクリーンブレイク。バックの取り合いから足をすくって倒した関根は、イサミの足を蹴っていくと、ヘッドロックに捉える。イサミがヘッドシザースで脱出すると、脇を差した関根だが、イサミはヘッドロックに捉える。これをヘッドロックで切り返した関根をロープに振ったイサミだが、関根はショルダータックルでなぎ倒すと馬乗りになってホップトスを落としてから「いきますよ! せーの、騎・馬・隊!」と決めポーズ。さらにイサミを蹴り飛ばした関根は、場外にエスケープしたイサミをすぐにリング内に戻して腰にエルボーを落としていく。力一杯イサミをコーナーに投げつけた関根は、串刺し攻撃を狙ったイサミをエプロンに追いやると、猪作戦で場外に落としてからトペを発射。だが、イサミはセコンドの中津を引っ張って誤爆させると、素早くリングに戻って逆にトペを発射。リングに戻ったイサミは、関根の蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。関根はエルボーを打っていくが、イサミは右ヒザへのインローから関根の右ヒザを痛めつける。関根も寝ている状態からアリキックを出していくが、ミドルキックをキャッチしたイサミはヒジを落としてからローキックを叩き込むと、関根の右足をロープに巻きつけておいての低空ドロップキック。さらに関根の右ヒザを踏みつけたイサミだが、関根もボディブローからボディスラムを狙う。だが、イサミは右足に絡みついてヒザ十字固めへ。関根をロープから遠ざけたイサミだが、関根は必死でロープをたぐり寄せる。エルボー合戦を挑んだ関根は、自ら右ヒザを叩くとミドルキックを連打。敢えて胸を突き出して受け止めていったイサミだが、関根は何とか蹴り倒す。そこから正拳突きと後ろ回し蹴りでイサミをコーナーまで追い詰めた関根は顔面ウォッシュ。だが、かわしてコーナーに誤爆させたイサミはボディスラムを狙うが、関根はアバランシュホールドで切り返すとコーナーからダイビング背面エルボー。バックドロップを背後に着地したイサミに関根はエルボー。イサミも気合いを込めてエルボーを返すと、ボディがお留守だぜからブレーンバスターの体勢に。必死に踏ん張った関根は逆に投げようとしたが、着地したイサミは足をすくって倒すとSTFへ。どうにかロープに逃れた関根だが、イサミはダイビング・クロスボディーから八咫烏をブチ込むがカウントは2。雪崩式フランケンを狙ったイサミをエルボーで突き落とした関根だが、イサミは下からジャンピングキックを叩き込むと雪崩式ドラゴンスクリュー。足4の字固めを狙ったイサミを丸め込んだ関根は、ペンデュラム・バックブリーカーで腰を攻撃すると、レッツ・コンバインを狙うがイサミは決めさせない。ならばとカミカゼを狙うが、背後に逃れたイサミは振りかぶってパンチを狙う。かわした関根は逆さ押さえ込みから一気にレッツ・コンバインへ。素早くロープに逃れたイサミは蹴り脚をキャッチするが、関根はヒザ蹴りからエルボー。イサミもエルボーを返すが、関根が優勢。だが、イサミは振りかぶってグーパンチ。関根もイサミを注意するレフェリーの死角からグーパンチを叩き込むとハイキック一閃。15分が経過し、ダブルダウン状態から先に立ち上がった関根が猪作戦でイサミをコーナーに押し込む。イサミをコーナーに乗せた関根はヘッドバットを叩き込むと、トップコーナーからの雪崩式ブレーンバスター。36ハンマーをかわしたイサミは、関根のジャンピングハイをキャッチしてヒザ十字固めに捕らえると、そこから軍鶏を決めてからダイビング・ダブルニードロップを投下。さらにもう一発ダイビング・ダブルニードロップを投下するが、関根もカウント2で返す。イサミはロープに飛ぶが、関根は36ハンマーで迎撃すると昇龍、しかしカウントは2。カミカゼを決めた関根はレッツ・コンバインを狙ったが、フランケンシュタイナーで切り返したイサミ。前哨戦で一度やられている関根は、そこからレッツ・コンバインで切り返そうとしたが、イサミはなおも丸め込んでからスッと立ち上がって絶槍。さらに後頭部へのカカト落としから勇脚・斬を狙うが、かわした関根はミドルキック。だが、イサミは返す刀で勇脚。さらにバズソーキックから今度こそ勇脚・斬をブチ込んで3カウント。

ユニオンMAX初防衛に成功したイサミだが、ベルトを受け取った直後マットの上に倒れ込む。その状態のままマイクを持つと「関根、返事出来る? 気持ちよかったな。楽しかったな」と語りかける。関根が「楽しかったです」と返すと、イサミは立ち上がりながら「楽しいけど悔しいだろ。その楽しいけど悔しいってどういうことか分かる? お前が俺を同格だと見てるからだよ。俺も楽しいけど、まだまだもっともっと出来ると思ったよ。それは何でか分かる? 同格だと思ってるからだよ。お前は歳もキャリアも俺より下かもしれない。見る人から見ればBASARAの代表と、ただの1社員なのかもしれない。でもなそんな肩書きや……語弊があるかもしれしないが、下手したらベルトだって俺とお前の仲は絶対に邪魔出来ねぇよ。(邪魔)させないしね。関根、またやろうな。いままで何回もシングルマッチやってきただろ。いままでで一番キツかったよ」と言って、関根と握手をしてから座礼をして抱き合った。関根は「ありがとうございました!」と言って悔しそうに引き上げる。イサミは「次はもっと獲りにいくって関根が言ってくれましたよ。こんな嬉しいことはないし、見ている若手や…誰でもいい! もっともっと貪欲にいかないのなら、俺がもっともっと貪欲にこのBASARAを盛り上げていきます!」と言うと、来年の3月にまた成城ホール大会をおこなうと発表して締めようとする。すると本部席のマイクを持った阿部が「僕もちょっとだけ貪欲になっていいですか?」と言って待ったをかける。そしてリングに上がった阿部は「こうやってBASARAに上がらせてもらって、それとなく試合をこなしているのも分かっていて。純粋にいま自分がどこまで来たのかなって知りたいというか。自分はあまり主張することがないんですけど、そろそろ主張しなきゃいけないかなと思って。やっぱりレスラーである限り、超えたいっていう人間が何人かいて。もちろん澤(宗紀)さんがいて、イサミさんがいて、自分はそんな人をごちゃ混ぜにしたハイブリッドになりたいと思って。自分はいまイサミさんに負けないくらい、いろんなインディーとか日陰でいっぱい試合して、たまにメジャーに上がったりして。正直いま自分がどこまで来たのかなっていうのを知りたいと思います。純粋に自分の中間テストって言ったら何ですけど、答え合わせをしたいなと思って。もちろん、負けるつもりはなくて少しでも勝てると思っているから、いまここに上がらせてもらっているんで。自分の答え合わせに付き合ってもらいたいなと思っています」と対戦表明。珍しく真面目な阿部の態度に思わず「真面目だね。どうしたの?」と言うイサミだが、阿部は「ちょけれないです。普通にシングルでやりたいなと思って。僕、ちょっとだけいま勢いがあるんですよ。いま乗ってるんですよ。正直、乗ってるんですよ。この勢いのまま止まりたくなしい、ドンドン上に行きたいんで」と胸の内を吐露。それを聞いたイサミがベルトを手に持って「獲りにくる?」と尋ねると、阿部は即答で「獲りにいきます。勝てると思っているんで」と言ってのける。するとイサミは「勝てると思ってるの? 舐められたもんだね。じゃあ勝ちにこいよ。宴だ、宴」と、12・14新木場大会で阿部とユニオンMAX選手権をおこなうことを決定。すると阿部はイサミがタバコを吸っているあいだに、スーツケースから盗んだという、12・28後楽園大会での第三回新宿地上最大武道会の招待状を取り出す。「俺、お坊さんですけど、手癖が悪いですから。合言葉は手紙だ、手紙」とまったく悪びれることなく、阿部はイサミとのシングルマッチ・ユニオンMAX挑戦・第三回新宿地上最大武道会出場と三つも要求を突き付けた。イサミは「分かったよ、持ってけ泥棒!」と三つの要求をすべて承諾すると「いろんなことをBASARAでやって、いろんな阿部だったりFUMAだったり、自己主張が出て来るのは僕は気持ちがよくて大好きです! だから楽しくて、このBASARAをやっています。でも一番ワガママを貫き通しているのは100%この私です! だからこれからもこの木高イサミのワガママと、プロレスリングBASARAについてきてください!」と叫んで成城大会を締めくくった。

【試合後のコメント】
イサミ 奈良さんどこ行ったんすか!?
――今日はいません。
イサミ 名古屋に行ったって聞きました。今日は週プロさんは?(週プロ記者に)お名前は?
石井記者 石井です。
イサミ 石井さん、あとでお話を。いやー(関根は)強かったですね。清々しいほどに真正面からくる。武骨な。プロレスラーって言い方ではくくりきれない、素晴らしいファイターでした。何回も心折れそうになったし、今もボーッとして、記憶も途切れ途切れで。腰の痛みもあるし。尊敬します。僕が関根くらい(のキャリア)の頃、関根みたいにできなかったと思うんで。あんなファイターに失礼な言葉かもしれないですけど、尊敬します、関根龍一を。関根より年上だしキャリアあるけど、もっと関根みたいになろうと思いました。あとは阿部ですか。シングルマッチもしたい、タイトルマッチもしたい、新宿史上最大武道会にも出たい。貪欲でいいと思います。FUMAみたいにフェスやりたいとか、自己主張してくる人間が中にも外にもいてくれないと話にならないんで。刺激にしてほしい部分ではありますね、阿部のスタンスというか。まあバカですけど、バカだし泥棒ですけど、貪欲さはあるんで。彼は「ロクデナシ」っていう曲で入場してますけど、本当にトクデナシなのか、芯のあるバカなのか、ただのバカなのか。芯のあるバカ野郎は好きなので。中間試験って言い方してたんで、俺も試験管って大きく出るつもりはないんで。俺も一緒に試験受けてやりますよ。
――阿部選手はガッツワールドのタッグタイトルを獲得するなど、実際に結果も出しています。
イサミ 確かに本人が乗ってるって言うだけあって、乗ってるとは思うんで。それが本物なのかどうなのか、見させてもらいます。(週プロ記者に)何さんでしたっけ?
石井記者 石井です。
イサミ 石井さん。どう思います、今日の試合。
石井記者 一進一退で激しい試合だったと思います。
イサミ 石井さん的には、僕と阿部の試合どっちに勝ってほしいですか?
石井記者 阿部さん……。
イサミ記者 (ボディがお留守だぜをお見舞いしながら)どっちですか?
石井記者 イサミさん……。
イサミ そう、週刊プロレスも会社をあげて応援してくれてるんで、期待に応えないとね。石井さん、これからもBASARA来てくれますよね?
石井記者 あ、ちょこちょこ。
イサミ (ボディがお留守だぜをお見舞いしながら)なんすか、ちょこちょこって!
石井記者 奈良さんが来れない時とか。
イサミ 基本は奈良さんですか。
石井記者 変わるかもしれないですけど。
イサミ なんですかそれ!
石井記者 担当が決まってないので。
イサミ なんで決めないんですか? ちょっと中で話しましょうか(石井記者と共に控室へ)。

中津 いやー、おつかれさまでした。
関根 ビッグマッチはウチらいっつもシングルだからな。
中津 腹めちゃくちゃ痛いっすね。(稔は)腕十字のイメージだったんですけど。ベテランのスターだけあってバリエーションが凄かったです。向こうは終始余裕だったんじゃないですかね。
関根 (座り込んで)ちょっと立ちくらみするな。
中津 大丈夫っすか。
関根 大丈夫。強かったですね、大将は。私は腰一辺倒でいったんですけど、(向こうは)足は狙うわ腹は狙うわ顔蹴ってくるわ。だけど一発一発、食らっても楽しいですけどね、これだこれだっていう。
中津 かなり惜しかったですけどね。あとちょっと。
関根 レッツ・コンバインか。季節的に稲刈り終わったばっかりだからな。
中津 じゃあ使えなくないっすか。これから半年くらい。
関根 じゃあレッツ・ダルマストーブとかにする?
中津 どんな技ですか。
関根 考えよう、また水曜の練習で。
中津 あと、いい頭してますね。(自分の)マネしたんすか?
関根 マネした…よ? これから騎馬隊は金色にしよう。
中津 馬も染めます?
関根 カラーひよこみたいになっちゃうだろ。すぐ死んじまうからダメだよ。
中津 あと後頭部が(一部が凹んでいる)。
関根 充電式だからよ俺。USBと一緒だから。今日は充電足んなかったから。また充電して出直すわ。
中津 それは悔しい敗因ですね。

――試合後、阿部選手がイサミ選手に対戦表明しましたが。
中津 ぶっちゃけ、タイミング的に裏にいたんですけど。でも意識しないことはないです。何を生意気なこと言ってんだと。(人差し指を曲げて)これしたんすか?
――新宿地上最大武道会の招待状を。
中津 まあ正直、勢いはあるし動きもキレてますけど、そんな反社会的な奴には自由にさせないんで。自由な団体ですけど、向こうが暴れすぎたら騎馬隊が締めるしかないですね。
関根 悪いヤツだったのに、いつの間にか風紀委員になっちゃったな。
中津 暴れすぎるようなら。じゃあ、ここで締めますか。
関根 働きに行くか。
中津 新宿行きましょう。
2人 せーの、騎・馬・隊!

阿部 BASARA上がらしてもらってけっこう経って、イサミさんに負けないくらいいろんなとこにも上がって、いろんなもの吸収して。イサミさんにないものを得てる自信はあるので。そういうものを見せたいっていうのはありますし、今の自分がどこまで来たのかなっていうのを確認したいし。いつかは絶対に倒さなきゃいけない壁ですから。今なら勝機はあると思うんで。だからこそ関根さんとの試合を見て、この輪に食い込みたいなって。そろそろそういう行動を起こしていく時期じゃないかって思って。あとこれ(新宿地上最大武道会の招待状)。行動どころか盗みましたよね。そしたら出るの決まりましたし。やってみるもんですね。ただ盗んだだけですけど。
――かなりのロクデナシですね。
阿部 お坊さんですけどロクデナシなので。昔パチンコ打ってる時に、数珠をパチンコのひねるとこにつけたんですけど当たんなかったですね。そういう感じで貪欲にいきたいです。
――シングルマッチというだけでなくタイトルマッチになります。
阿部 イサミさんがそう言ってくれたのは純粋にうれしかったですね。でもベルトの前に、自分は木高イサミさんと闘いたいというのがあって。どこまで来たのかが知りたいです。今年の終わりかけに。
――勝てばベルトを巻くことになりますし、BASARA全員から狙われることにもなります。
阿部 凄いですね。怖いです。でも、日ごろからそれくらいの気持ちでやってるので。

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