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【FUMA FEST Vol.1~Wrestlie’em All~のまとめ】大流血の末に葛西に敗れたFUMAだが、念願だった『FUMA FEST』は大成功!/プロレスとヘヴィメタルが見事に融合!FUMAは「第2回もやるぞ!」/ヤンキー二丁拳銃はIRON PRIESTを撃破!/生演奏で入場したリッキー・フジはセキネ・リューセルモとまさかのドロー/ナカーツ・ディッキンソンは中野を一蹴!

9日、東京・新木場1stRINGにて「FUMA FEST Vol.1~Wrestlie’em All~」がおこなわれた。まずはスペシャルMCの橋山メイデンが登場。ヘヴィメタル芸人の橋山はFUMAと小中高の同級生とのこと。しかし当時は一度も会話をしたことがなく、橋山がヘヴィメタル芸人、FUMAがヘヴィメタルレスラーとして表舞台に出たのをキッカケに、昨年辺りから仲良くなったのだという。そんなキッカケで今回FUMA FESTのスペシャルMCを務めることになった橋山は「笑って!」「いいとも!」「アッコに!」「おまかせ!」「ヘヴィ!」「メタル!」などの声出しの練習をしたあと、「皆さん、準備出来てますか? FUMA!」「FEST!」のコール&レスポンスでFUMA FESTがスタート。

1組目はDragon’s Denのライブ。Dragon’s DenはFUMAが作ったメタルバンドで、このライブがデビューとなる。『ドラゴンクエスト』のテーマ曲に乗り、メロイック・サインを掲げて登場すると円陣を組んだDragon’s Den。そしてボーカルのFUMAがリングに上がり、ライブがスタート。1曲歌い終えたFUMAは観客に向かってメロイック・サインを突き上げる。そして「あたかも自分の曲のように有名バンドのカバーをやってしまいましたが、1曲だけオリジナルがあります!」と苦笑いすると、ヘッドバンギングしながらそのオリジナル曲を披露。さらにラストソングで一気に会場のボルテージをあげた。

演奏が終わると、橋山から「ジューダス・プリーストのコピーとオリジナル曲、あとラストの曲。あなたIRON PRIESTとかやってるのに、アイアン・メイデン(のコピー)はやらないの?」と痛いところを突かれた上、FUMAは朝からずっと緊張していてナーバスだったことを暴露されると、FUMAも「あとで(FUMA Tシャツ)買えよ! 欲しいって言ったじゃん!」と反撃。

2組目はHELL DUMPのライブ。HELL DUMPは筑波研究学園都市のロボットテクノロジーが産んだ人造人間によるB級アクションヘヴィメタバンド。世紀末覇者的な格好をしたメンバーだが、「今日はプロレスイベントということで、この曲をやろうかどうか迷ったが…」と言いつつ、『殺人力士』なる曲を披露。これで観客が盛り上がったところに「うるせー!」と悪態をつくが、「うるせーって言ったのは全部ウソだ。プロレスファンの皆さんは全部最高だぜ!」とすぐに訂正して人のいいキャラが全開に。そして人造人間なので、オイルと呼ぶ透明の液体を体内に注入して熱い演奏を披露した。

第1試合は中野貴人vsナカーツ・ディッキンソンのシングルマッチ。ナカーツ・ディッキンソンは世界一有名なヘヴィメタルバンドのボーカルと遠い親戚と噂のレスラー。イギリス国旗を振り回しながら登場したディッキンソンは、ジーンズにアイアン・メイデンのTシャツというファイトスタイル。ヘッドロックに捉えるディッキンソンだが、中野はヘッドシザースで脱出。スピーディーなロープワークから中野がコルバタでディッキンソンを投げ飛ばすと、ディッキンソンはロープエスケープ。「うるせー!」とストンピングを落とした中野は、串刺しジャンピングエルボーからスリーパーへ。しかしロープに逃れたディッキンソンはオープンフィンガーグローブを付けた拳でボディブロー。悶絶する中野に対し、ランニングのサッカーボールキックをお見舞いしたディッキンソンだが、中野は敢えてリング中央に座り込んで背中を差し出す。ディッキンソンは思いきりサッカーボールキックを叩き込むが、耐えた中野はチョップで反撃。ディッキンソンもこれを受け止めると、中野の蹴り脚をキャッチしてスリーパーで捕獲。これでグッタリした中野にパンチを連打したディッキンソンだが、ロープに飛ばされた中野は逆にランニングエルボー。さらにドロップキックから串刺し式のジャンピングニー。座り込んだディッキンソンにランニングエルボーで飛び込んだ中野はスワンダイブ・クロスボディー。だが、足を滑られた上にディッキンソンがドロップキックで迎撃。それでもディッキンソンの串刺し攻撃を蹴りで迎撃した中野だが、ディッキンソンは強引にフェイスクラッシャーで叩き付けると、側頭部にベースボール・スライド。バックの取り合いからスクールボーイで丸め込んだ中野は、連続で丸め込んでいくがカウントは2。ならばとクリストに捉えるが、どうにか脱出したディッキンソンはカサドーラを狙った中野をロープに突き飛ばしてカウンターの大外刈り。さらにジャーマンスープレックスで投げたが、カウントは2。ならばとパワースレイヴに捉えてギブアップを奪った。

3組目はCrucifiedのライブ。Crucifiedは東京を拠点に活動する、デスラッシュ/スラッシュメタルバンド。「さっきのHELL DUMPと温度差で全然ノリ切れてないと思いますが」と言いながらも、大いに盛り上げた。

第2試合はジンベイザメ~ンvsイングヴェイ“SAGA”ムスティーンのシングルマッチ。Crucifiedが演奏するAcceptのカバー『Fast as a Shark』で入場したジンベイザメ~ンは、真っ黒なマスクでギターを掻き鳴らしながら登場。一方、西川口の貴族の末裔と噂のイングヴェイ“SAGA”ムスティーンもギターを掻き鳴らし、客席を徘徊しながら入場。体中につけられた装飾品をはずす“SAGA”ムスティーンだが、ブレスレットは自力ではずせず岡田レフェリーにはずしてもらうハメに。しゃくに障ったのか、その後は「ドンタッチ!」と体を触らせようとしない“SAGA”ムスティーン。ジンベイはロックアップしようとする“SAGA”ムスティーンをかわしてメロイック・サインを突き上げる。さらに“SAGA”ムスティーンにエアギターをやるように促すと、素直にエアギターを披露する“SAGA”ムスティーン。そこに蹴りかかったジンベイだが、“SAGA”ムスティーンもショルダータックルでなぎ倒す。ジンベイがメロイック・サインを突き上げると、“SAGA”ムスティーンもメロイック・サインを突き上げてタッチ。しかしジンベイはそこにサミングをお見舞い。“SAGA”ムスティーンを場外に放り出したジンベイは場外乱闘。女性客を人質にとった“SAGA”ムスティーンは、ジンベイが攻撃をやめたところに襲いかかる。ジンベイをリングに戻した“SAGA”ムスティーンはジンベイの左腕を集中攻撃。ブーイングが起こるが、“SAGA”ムスティーンはチキンウイング・フェイスロックに捉える。どうにか逃れたジンベイはカウンターのメロイックアタックをお見舞いすると、FUMAの得意技であるMetal Fire From Hellからのエア波動拳を発射。ダウンした“SAGA”ムスティーンだが、岡田レフェリーを盾にしてジンベイの攻撃を止めると、急所蹴りからジャンピング・アームブリーカー。そして腕固めに捉えるが、ジンベイはロープに脱出。ならばとスタナーを決めた“SAGA”ムスティーンだがカウントは2。これを返されたのは予想外だったのか頭を抱えた“SAGA”ムスティーンは、ここでギターを手にする。レフェリーが止めようとするが、突き飛ばした“SAGA”ムスティーンがギターを振り上げると、ジンベイはトラースキックで迎撃。振り上げたギターが逆に顔面にヒットして片ひざをついた“SAGA”ムスティーンに、ジンベイはバズソーキックを叩き込んで3カウント。

4組目は日本刀のライブ。日本刀はKAIENTAI DOJOのリッキー・フジがボーカルを務めるパーティー系ハードロックバンド。幽霊だったり、変態仮面だったり、黒いテープで作ったお手製T.M.Revolutionだったり、実に個性的な出で立ちの日本刀のメンバーは、一人ずつ入場曲に乗って登場。さらに「俺たちがCHAGE&ASKAです! HELL DUMPよりしゃべるぞ! 俺たちの持ち時間が2時間半しかないということで……」とMCも独特。さらにリッキーが猪木のモノマネで「1、2、3、ダー!」を披露すると、『炎のファイター』のヘヴィメタルバージョンを演奏。極めつけはメンバーが「リッキーの本名を言います! 森村! リッキーがピンチになったらもーりむら! もーりむら!」と“森村コール”を煽ったが、リッキーは「森村言うな!」と断固拒否した。

第3試合はリッキーフジvsセキネ・リューセルモのロックンロール・カウボーイズ・サドンヘルマッチ。まずはリッキーが日本刀が演奏する『セクシー・ストーム』に乗って入場。続いて90年代のメタルシーンに衝撃を与えたあのバンドのフロントマンと遠い親戚と噂のセキネ・リューセルモが入場。ロックンロール・カウボーイズ・サドンヘルマッチとは、古くからテキサスに伝わると言われており、666秒一本勝負で1カウントを取った後にロックンロールな楽曲を完璧に歌いきった選手が勝利する試合形式だとアナウンスされる。ヘッドロックに捉えたリューセルモルだが、ロープに振ったリッキーはリューセルモのショルダータックルを受け止めると、リープフロッグで突進をかわす。するとリューセルモは猫だましからスクールボーイ。続けて首固めで丸め込んでカウント1が叩かれると、リューセルモが「ミュージック、ロックンロール!」とコール。日本刀がエア演奏する中、リューセルモがいざ歌い出そうとすると、リッキーがサミングを見舞い。さらにコーナーでの馬乗りナックル。手四つの力比べになると、リッキーが押し込むが、ブリッジで踏ん張ったリューセルモはガットショット。そのまま押し倒してカウント1を取ると、再び「ミュージック、ロックンロール!」とコール。ヘヴィメタルな曲が流れると、リューセルモは自己流で歌い始めるが、呆れたリッキーがブレーンバスターの体勢で持ち上げる。滞空時間の長いブレーンバスターを決めたリッキーだが、リューセルモは場外にエスケープ。口に含んだ水をリューセルモに向かって噴射したリッキーはリングに戻ると、カミカゼを狙う。しかし背後に逃れたリューセルモが逆にカミカゼの体勢に。これを逃れたリッキーは「俺の技!」ともう一度カミカゼを狙うが、これも脱出したリューセルモは「俺にくれるって言ったでしょ!」と言ってカミカゼを決めると、カウント1を奪取。三度「ミュージック、ロックンロール!」と叫ぶが、またもヘヴィメタルな曲が流れる。独特過ぎる歌詞で歌い出すリューセルモだが、「全然歌えてねぇ!」と一喝したリッキーはショルダースルーを狙う。これを回転エビ固めで切り返そうとしたリューセルモは、リッキーのタイツを引っ張って尻を丸出しにする。怒ったリッキーは尻丸出しのヒップアタックを決めると、元祖カミカゼから9999で叩き付けてカウント1を取る。リッキーは日本刀の生演奏に合わせて、満を持してツイストの『銃爪』を歌い出す。途中でリューセルモが襲いかかるが、ガットショットで一蹴。しかしあとちょっとで完璧に歌い上げるところで、まさかの時間切れ引き分けのゴング。試合後、リッキーとリューセルモは握手をして健闘を称え合った。

5組目はSelf Deconstructionのライブ。Self Deconstructionは美女ボーカル、ロリ系ファッションのギタリスト、上半身裸の男性ドラマーという異色の3ピースバンド。ボーカルの見た目は細身なのに、実にパワフルな絶叫とデスヴォイスで観客もヘッドバンギング。MCなしのノンストップでライブをやり切った。

6組目はTHORNのライブ。THORNは秋葉系電脳ハードコアバンドで、プロレスとのコラボも経験済みなだけあって、ボーカルはベイダーマスクを被って登場。そして一礼してからリングインすると、テキサスロングホーンを突き上げてからスタン・ハンセンの入場曲である『サンライズ』のヘヴィメタルバージョンを披露。さらに「プロレスもメタルも似てるなと思うんですけど、どうですか? メロイック・サインやってみて! FUMAさんの試合のときのように楽しんでください!」と言ってから、ルチャ・リブレをテーマにした曲『MOSH & TACOS』を披露。最後は他のバンドのメンバーもリングに上がって大盛り上がりの中、中津も思わずメロイックタッチ。大のプロレスファンだというTHORNは、物販で発売している5曲入りのCDの売り上げをTAKAYAMANIAに募金するという。

セミファイナルは久保祐允&新納刃vs木高イサミ&宮本裕向のタッグマッチ。久保はスカルとルチャ風の新しいハーフマスクで登場。ヤンキー二丁拳銃としてはこれがBASARA初登場のイサミはユニオンMAXとSTRONGEST-Kタッグ、宮本は爆破王のベルトを持って入場。宮本と刃の先発で試合開始。バックの取り合いからヘッドロックに捉えた宮本だが、刃はうまくスリーパーで切り返す。フライングメイヤーで脱出した宮本はイサミにタッチ。久保が出てきて逆水平チョップを叩き込むと、イサミもエルボーで応戦。そこからエルボー合戦になると、久保はショルダータックルでなぎ倒す。さらにアームホイップからそのまま腕十字に捉えると、流れるようにクロスフェイスへ。ロープに逃れたイサミだが、久保は刃のヒザにイサミを叩き付けてタッチ。チンロックに捉えた刃は独特な形で首を捻りあげるが、宮本がロープを近づける。これを売店にいた騎馬隊が抗議すると、宮本は売店に近づいて睨み付ける。その間にIRON PRIESTはイサミに対し、ダブルのショルダータックルからエルボーを同時投下。しかしイサミも刃にボディがお留守だぜをお見舞いすると、足を掴んだ久保に延髄斬りを見舞って宮本にタッチ。しかし宮本のニールキックをかわした久保は刃と連係攻撃を狙う。これをハンドスプリングエルボーで阻止した宮本は刃を丸め込むと、その場でムーンサルト・ニープレスを投下。苦しそうな刃をコブラツイストに捕らえた宮本だが、刃はどうにかロープに脱出。ファイアーマンキャリーで担いだ宮本だが、刃はミステリオ・ラナで切り返すとエクスプロイダーで投げて久保にタッチ。ダイビング・ラリアットを見舞った久保はバックを取る。しかし、そこにイサミはダイビング・クロスボディー。宮本がかわして久保にヒットすると、イサミは続けて稲妻脚。さらに宮本と二丁拳銃を発射すると、宮本が久保をコーナーに乗せ、イサミが雪崩式フランケン。宮本はファイアーサンダーを狙ったが刃がカットすると、IRON PRIESTは宮本にマジックキラー。さらに久保がクロスフェイスに捉えると、刃もイサミにフロントネックロック。しかしイサミは刃を久保に投げつけてカット。刃はスピンキックでイサミを場外に追いやると、ノータッチ式トペ・コンヒーロを発射。リング上では久保がゴロー・スープレックスを狙うが、宮本が踏ん張るとバックブローにスイッチ。しかし宮本がカニ挟みで久保を倒してロープに激突させると、場外のイサミが稲妻脚で飛び込んでいく。すかさず宮本はランニング式サンダーファイアーパワーボムで叩き付けると、ダメ押しのムーンサルトプレスを投下して3カウント。勝ったヤンキー二丁拳銃はメロイック・サインをしながら引き上げていった。

7組目はAbigailのライブ。Abigailは日本のアンダーグラウンドシーンが世界に誇るブラック/スラッシュメタルバンド。結成25周年のバンドというだけあって、これぞヘヴィメタルという激しい曲の連続で、観客もジャンプしながら大熱狂。

ヘッドライナーの前に橋山メイデンが登場し、ヘヴィメタル芸人らしく持ちネタを披露。ヘヴィメタルヘリコプター(ラジコン)をマットに置いた橋山は、フワリと浮いたヘリコプターをヘッドバンギングで絡め取り、一瞬にして消してみせた。続いてヘヴィメタル扇風機を二つ置くと、カバーがない状態で回転させる。そしてひとつの扇風機の前でヘッドバンギングして、長髪を羽根に絡めて止めると、そのままもうひとつの扇風機に叩き付けて見事に回転を止めてみせた。観客から「もう1回」コールが起こると、長髪に扇風機が絡んだ状態でもうひとつの扇風機に体ごと激突し、拍手喝采を浴びた。

8組目はHammerheadのライブ。ライブパートのヘッドライナーを務めるHammerheadは「鉄槌の絨毯爆撃」をキャッチフレーズに進撃するストロングスタイル・パワーメタルバンド。最前列でセキネ・リューセルモが拳を突き上げる中、爆音を奏でたHammerhead。イベントの最初のほうはやや遠慮がちだった観客も、最後は皆で拳を突き上げて盛り上がっていた。

メインイベントはFUMAvs葛西純のゴアグラインドマッチ。ゴアグラインドマッチとは場外カウント&反則カウントなし、FUMA考案へヴィメタルな凶器持込み使用可能なハードコアマッチ(ハードコアパンク)より過激でデスマッチ(デスメタル)より残忍な試合形式だとアナウンスされる。完全に出来上がった場内だが、まずはHammerheadが演奏する『Rion Song』に乗ってFUMAが入場。いつもの入場曲が生演奏のド迫力だけに、FUMAもかなり気合いが入った様子で髪を振り乱しながら拳を突き上げる。IRON PRIESTの久保と刃、さらにリッキー・フジもFUMAのセコンドについてメロイック・サインを突き上げる。続いてギターを担ぎ、謎の袋を持った葛西が入場。FUMAは弦の代わりに有刺鉄線が巻かれたギターを手にすると、葛西にもギターを持つように要求してギターチャンバラを始める。葛西がギターを離すと、カニ挟みで倒したFUMAは葛西を場外に追いやってサッカーボールキック。葛西も空き缶でFUMAを殴打すると、客席の一番上までFUMAを連れていって壁に叩き付ける。さらにリングサイドまで連れていき、鉄柱に叩き付けた葛西は有刺鉄線ギターをエプロンに置くと、FUMAの額を押し当てていく。さらに有刺鉄線ギターをフルスイングしたが、これはFUMAがかわして鉄柱に誤爆。葛西はセコンドのセキネに張り手を見舞ってからFUMAをリングに戻す。FUMAは額から大流血。葛西はその傷口に噛みついていくと、不適な笑みを浮かべる。FUMAはチョップを叩き込んでいくが、受け止めた葛西はヘッドバット。「フーマ」コールが起こる中、立ち上がったFUMAだが、葛西はイスを投げつける。ここで葛西は持参した袋の中から竹串の束を取り出すと、思いきり振り上げる。必死にガードしたFUMAだが、葛西はガットショットから竹串の束をFUMAの頭部に突き刺すと、一斗缶の上にDDTを狙う。だが、FUMAはエルボーで反撃。片ひざをついた葛西に対し、一斗缶に右足を突っ込んでミドルキックを放つが、キャッチした葛西は一斗缶を奪い取る。しかしFUMAはダイビング・ニールキックで一斗缶ごと葛西を吹っ飛ばすと、ラダーをロープに立てかける。エクスプロイダーで投げようとするFUMAだが、踏ん張った葛西はロープへ。カニ挟みで倒してラダーに激突させたFUMAは、胸板へのローキックからMetal Fire From Hellを狙う。葛西はブロックしたが、FUMAはチンクラッシャーからバックドロップ。場外にエスケープした葛西に対し、FUMAはトペを狙ってダッシュしたが、葛西はイスを投げつけて迎撃。花道にFUMAを上げた葛西は「もっと盛り上がれ!」と煽ると、花道の上でパイルドライバー。Hammerheadのメンバーがステージ上から見守る中、FUMAをリングに戻した葛西はカバーするが、カウントは2。10分が経過し、葛西は「ヘヴィメタル!」と叫びながら串刺しラリアット。さらに肩車してコーナーにFUMAを叩き付けてからラリアット。大の字にダウンしたFUMAを引き起こして、イスの上に垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けた葛西だが、これもカウントは2。手鼻を浴びせた葛西はコーナーに上に登ると、ゴーグルを装着してパールハーバー・スプラッシュを投下。これをかわして自爆させたFUMAだが、葛西はエルボー。FUMAもエルボーで応戦するが、葛西はソバットから延髄斬り、トラースキック、低空延髄斬りと畳みかける。ここで葛西は一斗缶を並べ、その上にイスを乗せると笑みを浮かべながらFUMAをブレーンバスターでその上に投げようとする。だが、踏ん張ったFUMAは逆に一斗缶&イスの上に葛西をブレーンバスターで投げつけると、バスドラムを頭から被せ、背中をイスで殴打してから、スネアドラムを投げつける。さらにネックに蛍光灯を巻き付けたギターを葛西の前に置いてバズソーキック。続けてギターショットをお見舞いしたFUMAはラダーを置き、その上に葛西を寝かせるとイスを持ってコーナーへ。イスをヒジの下に敷いてHeavy Metal Anthemを投下したが、葛西がかわして自爆。だが、葛西も蛍光灯で切った首筋から大流血。葛西のラリアットをかわしたFUMAは張り手からMetal Fire From Hell。さらに蛍光灯の束を持たせてのJawbreakerを狙ったが、かわした葛西は蛍光灯の束を振り上げる。キャッチして踏ん張ったFUMAだが、葛西は蛍光灯をFUMAの頭に押し付けると、その上からヘッドバットをお見舞い。さらにロープで思いきり勢いをつけてからのラリアットを叩き込んだ葛西はリバース・タイガードライバーでカウント2まで追い込むと、最後はダメ押しのパールハーバー・スプラッシュを投下して3カウント。

試合後、葛西が笑みを浮かべながらFUMAを見下ろす。堪らず襲いかかったFUMAだが、葛西はガットショットを見舞って場外に放り出すと「おいFUMA! 今日は何の気なしにここに遊び来たけどもよ……楽しかったぜ。お前ら! BASARAだが、ヘヴィメタルだか知んねぇけど、ヘヴィメタルより俺っちは歌謡曲が好きなんだよ。ヘヴィメタルなんてクソったれだ、この野郎!(観客からブーイング)でもよFUMA、これだけ俺っちと楽しい闘いやってくれてありがとう。お前みたいな奴がこの狭い日本にいると思わなかった。いつでもFREEDOMS、葛西純興行に遊びに来い!」と言って、両手の中指を突き立てると、「カサイ」コールの中を引き上げていった。リングに戻ったFUMAは「おい、葛西純! 一度言った言葉、忘れるなよオイ! いつでもFREEDOMS、葛西純興行、乗り込んでやろうじゃないか!」と言い返すと、改めて「こんなこと言ったあとに言うにも何ですけど、本当に自分の自己満足から始まったこの長時間のイベントにご来場いただき、本当にありがとうございました。本当にもうちょっとぐらいまで自分がこんなイベントやっていいのかなって思ったりしたんですけど、今日こんなたくさんの人に来ていただいて、本当に感謝の言葉しかないです。ここまでお付き合いいただいて、本当にありがたいんですけど、もう1個だけお願いがあります! 今日、自分は葛西純に勝つつもりだったんで、Hammerheadさんに試合の後も曲をお願いしますって言っちゃいました。1曲だけ付き合ってもらっていいですか?」と叫んでHammerheadのメンバーをリング内に招き入れる。ボーカルの瀧田毅が「FUMA選手、お疲れ様でした。みんな今日はありがとう! 最後に1曲だけやらせていただきます!」と言って、FUMAと一緒に『Kill With HAMMERHEAD』を演奏。葛西も戻ってきてアコースティックギターをFUMAと一緒に掻き鳴らす。大「フーマ」コールの中、FUMAと拳を合わせた葛西は引き上げていったが、FUMAはもう一度呼び戻す。そしてIRON PRIESTのメンバーやリッキーも呼び入れると、「完璧に俺のフライングだけど、絶対また第2回やるぞー! 第2回、第3回、永遠に……666回までやるぞー!」と叫んでから、最後は「FUMA FESTは永遠に不滅だー!」と叫びながらメロイック・サインを突き上げ、第1回FUMA FESTを締めくくった。

【試合後のコメント】
FUMA 本当、真面目な話をすると自分がただ単に…自分が大好きなプロレスと、大好きなヘヴィメタルとかロックを組み合わせてやりたいなって、本当に自分の自己満足から始めて。今日まで実感沸かなかったんですけど……。(時折、涙声になり手で顔を覆ったりしながら)でもまあ自己満で始めたんですけど、やるからには絶対来てくれた人に伝えたいし、双方に興味がなかった人も両方好きになってもらいたいなっていう気持ちでやったんですけど。本当にお客さんも来てくれるか心配だったんですけど、最後まで付き合ってくれて、本当に皆さんに感謝です。試合に関しては、もうこれ言うの恥ずかしいですけど、ブログとかにも書いたんですけど、自分は葛西純に憧れてて。こういう舞台があったら絶対に葛西純とやりたいって思っていたんですけど。まあ憧れって存在は変わらないけど、今日闘って憧れから絶対に超えてみせる存在に変わりました! 葛西純、リング上で言っていたことを絶対に忘れるなよ! オイ葛西純興行、FREEDOMS乗り込んで、俺が勝つまであいつに挑戦し続ける! 今日、決めました。もうそれだけです。今日は本当にありがとうございました。

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