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【伐折羅・伍拾捌~王子の狐~のまとめ】騎馬隊対決の60分アイアンマッチは辛くも関根が勝利! 中津は「そろそろ“木高イサミの団体”じゃダメ!僕らが掻き回していく」と宣言し、いざタッグトーナメントへ/イサミは昨年大みそかに続き宇籐をパートナーに!中野は瀧澤とのタッグでエントリー!/鋼鉄家族と塚本&ウラノがトーナメントに向けて激しくやり合う!

21日、東京・王子Basement MON☆STARにて「伐折羅・伍拾捌~王子の狐~」がおこなわれた。まずは竜剛馬とトランザム★ヒロシが登場して、今日はBASARAの旗揚げ2周年記念日だと報告。大会スケジュールを告知している最中に竜の携帯電話が鳴るというハプニングがあったが、竜は自身の逆転プロレス裁判に関して、被告人のガッツ石島は昨年11月に労働基準法違反で無罪を勝ち取っているため、まったく同じ罪なら控訴無効になるので勝ちを確信しているという。そこで弾みをつけてメインにつなぐという竜に対し、ヒロシはとくに告知することもなく「わたくし事はいいですよ! わたくしは皆さんに楽しんでいただきたいという一心ですから!」と優等生発言してから「レッツ・ゲット・レディ・トゥ・ランボー!」の雄叫びで大会スタート。

第1試合はSAGATvsツトム・オースギのシングルマッチ。SAGATは新テーマ曲で入場。SAGATのセコンドにはヒロシ、オースギのセコンドには風戸がつく。オースギが握手を求めるがSAGATは拒否。威勢よく低い姿勢で飛び込み、不適な笑みを浮かべるSAGATを見て「大丈夫か?」と警戒するオースギ。大会前に60分のアイアンスクワットをしたらしいSAGATは、ヒザを気にしながらもオースギの腕をつかんでそのまま持ち上げる。オースギの左腕を痛めつけていったSAGATだが、オースギも軽快な動きでヘッドロックに切り返す。オースギのショルダータックルを受け止めたSAGATに対し、「オマエが走れ! 2試合目やぞ!」と叫んだオースギは、SAGATの突進をジャンプでかわそうとしたが、キャッチしたSAGATはショルダータックル。しかしSAGATはトップロープを下げてオースギを場外に出すと、自らも場外に出て突進したが、オースギがかわして鉄柱に誤爆。オースギをリングに戻したSAGATは踏みつけてからベアハッグ。さらにチョーク攻撃からブン投げる。エクソシストブリッジで迫っていった股間に噛みついたSAGATは、串刺しショルダーを狙ったが、かわして誤爆させたオースギはコーナーへ。だが、これはSAGATがデッドリードライブで投げていく。セントーンをかわしたオースギはスクールボーイで丸め込んでから、ランニングニーアタック。さらに飛び付いてツキノイシを狙ったが、これをスパインバスターで切り返したSAGATはゴア・グラインドを狙ってダッシュ。だが、ジャンプしてSAGATの背中に飛び付いたオースギは回転エビ固めで丸め込んで3カウント。

第2試合は逆転プロレス裁判、弁護士・竜剛馬vs検察官・ヘラクレス千賀vs被告人・ガッツ石島。被告人の石島は鬼神ガウン姿で入廷すると腕組みして構える。千賀はまず成城大会での逆転プロレス裁判で、解散することが決まっていたガッツワールドが存続するような証言をしたため偽証罪だという。以前から解散について相談をされていたという千賀は「控訴」コールをしてから、「もうひとつあるんです」と言ってガッツワールドの所属選手や出場選手に対して酔った勢いで暴行したという控訴状を読み上げる。「記憶にない」という石島だが、竜弁護士は「証拠がない!」と異議申し立て。そこに証人として頭に治療用ネットを被ったSAGATが登場。暴行により頭部をケガをして休場しようと証言したSAGATだが、竜弁護士は「1試合前に出てたじゃないか!」。千賀はだからオースギに負けたんだと主張すると、続いて頭にネットを被った塚本が登場。暴行により耳の後ろを7針くらい縫ったが、「医者には出ていいと言われたが、親方には…」と、どこかで聞いたことのある証言。さらに「暴行はもういいよ!」と職務放棄とも思われかねない爆弾発言をした千賀は、石島は酔った勢いでガッツの若手にキスをしたと証言。石島は「わたくしには男色の趣味はございません。申し訳ありませんでした!」と謝罪してしまう。竜は「なんで私はこんな人の弁護を二度も引き受けてしまったんだ……」と後悔し、千賀と共闘することに。二人がかりで攻撃しようとするが、逆にダブルラリアットで吹っ飛ばした石島が二人ともフォールして3カウント。自らの手で無罪を勝ち獲った。

第3試合は木高イサミvs中野貴人のシングルマッチ。中野のデビュー戦以来となる一騎打ち。握手をかわしてから試合開始。腕の取り合いからイサミがヘッドロックに捉えるが、中野はリストロックで切り返す。一旦離れた両者だが、中野がコルバタで投げてからチョップを連打。串刺しジャンピングエルボーからボディスラムを狙うが、これを踏ん張ったイサミは逆にボディスラム。さらに低空ドロップキックでコーナー下まで追い込んだイサミは、中野の顔面を踏みつける。チンロック、シットダウン式コブラツイストで追い込んでいったイサミは、胸板にヒザを落とすとサッカーボールキック。中野もチョップを受け止めて逆水平チョップでなぎ倒したイサミは執拗にカバー。必死でキックアウトした中野は、イサミのドロップキックを自爆させると、逆にカウンターのドロップキック。スワンダイブ式クロスボディーからカサドーラで飛び付いてのフェイスクラッシャーを決めた中野はエルボーで飛び込むが、キャッチしたイサミはワンハンドバックブリーカー。だが、ボディがお留守だぜをブロックした中野はクリストに捉える。これを逃れたイサミは垂直落下式ブレーンバスターから逆片エビ固め。中野は必死にロープに逃れると、ダイビング・ダブルニードロップをかわして丸め込み技を連発。回転十字固めでカウント3寸前まで追い込んだ中野は、続くエルボー合戦でも打ち勝ってみせる。前のめりに倒れたイサミだが、突進してきた中野にカウンターの勇脚をブチ込むと、今度こそダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント。

試合後、イサミがIRON FIST TAG TOURNAMENTに関して、昨年タッグを組んで優勝した塚本が、今年はウラノと組んで出場することを決めてしまったので「私は以前からこの人をパートナーにしようと決めてました」と言って中野と肩を組む。だが、次の瞬間、中野をコーナーに叩き付けると、突如『哀 戦士』が流れて大日本プロレスの宇藤純久が登場。イサミとは昨年大みそかの年越しプロレス「年忘れ!シャッフル・タッグトーナメント」でタッグチーム“ジークジオン”を組んだ宇籐だが、イサミは中野をコーナーに乗せるとジークジオンの合体技であるアクシズ落下を狙う。しっかりとやり方を確認した宇籐だが、「年末失敗したんで止めましょう。顔見せで十分なんで」と止めようとする。だが、イサミが強行した結果、やっぱり失敗して宇籐はイサミだけを投げてしまう。イサミは「なんでいること確認して投げるのよ。ダメだよ。1聞いたら10解釈してくれないと」とダメ出し。呆然とする中野に「ありがとう」と告げると、中野は「イサミさん、自分じゃないんですか? じゃあ僕のパートナーは誰なんですか?」と訴える。イサミはASUKA PROJECTの瀧澤晃頼をパートナーとして用意していると発表すると「オマエにそれ以上のパートナーはいないだろ」。アッサリ納得した中野は「納得はしますけど、僕らが足元をすくいますから。あと、イサミさん、大っ嫌いです!」と吐き捨てて去って行く。所属選手から嫌われたイサミだが、アクシズ落下をちゃんと改良することを宇籐と約束すると、最後は二人で「ジークジオン!」。

【試合後のコメント】
イサミ (通りかかろうとした千賀に)今からコメントです。
千賀 控訴! 控訴! すみませんでした……。
イサミ 見て下さい、この屈強なボディを。彼なら僕を担いで、対戦相手を担いで、2歩下がって投げることが可能なんですよ。
宇籐 何回かやってますけど、一度も出来ていないですよ(苦笑)。
イサミ いや、次はいけるよ。
宇籐 次はイサミさん、死ぬかもしれないですね。そろそろ(苦笑)。大丈夫ですか?
イサミ 上は死ぬかもしれないけど、俺は生きる。
宇籐 イサミさんだけ生きてもらえれば。
イサミ そうすればワンツースリーが入るから。
宇籐 よかった。じゃあ勝てますね。2回戦いけないじゃないですか!
イサミ 万が一俺がぶっ倒れてても、そっと乗せてあげて。雑に扱わないで。準決勝、決勝は新木場だから。それまでに生き返るから。だから準決勝では殺さないで。
宇籐 分かりました。準決勝で死んだら1DAYなんで死んじゃいますね。
イサミ 決勝戦、誰もいなくなっちゃうから。
宇籐 それはそれで面白いですけどね(苦笑)。
イサミ 面白くないよ!
宇籐 死ぬ前提で話しちゃダメですね。
イサミ 他人のところの団体だからって自由にやっちゃダメだよ!
宇籐 ヨソの団体の大将、死んじゃダメですよね。
イサミ そうだよ! ダメだよ。
宇籐 じゃあ、もう勝ちましょう。
イサミ 次こそ絶対に成功させるんで。成功したら勝てる。
宇籐 リングが消し飛びますよ。
イサミ 我々ジークジオンがアクシズを落下させて、地球圏にいる人間の魂を解放させるんですよ私。
宇籐 こんな物騒な時代にそんなこと言っていいのかって、ギリギリな気がしますけどね。
イサミ 魂を解放させてやるんだ、私たちが。そして私たちは父ジオンのもとに召されるんだ。
宇籐 召されちゃうんですか?(苦笑)結局死ぬんじゃないですか! 勝っても死ぬんじゃないですか。
イサミ 最後はνガンダムだから。νガンダム以外には勝つ!
宇籐 イサミさんだけに格好つけさせるわけにはいかないですよ。手伝いに行かないと。
イサミ だって俺、(コスチュームが)サザビーみたいじゃない?(苦笑)
宇籐 僕、いま髪の色がちょうどシャア専用なので。色落ちしてマゼンダピンク。
イサミ ダメダよ、それ。直してきてね。いい感じに。
宇籐 もうちょっとサザビー色にしてきます。
イサミ もしくはモノアイっていう……。
宇籐 目を?(笑)
イサミ あとは角をこうやって(前髪を立てて)ハードスプレーとかでやれば。
宇籐 指揮官機になれますね。
イサミ いける、いける。だから宇籐が俺を担いで、俺が相手を担いで、2歩下がって……。
二人 投げる!
イサミ これで俺らが勝ちます!
二人 ジークジオン!

――今日はデビュー戦以来となるイサミ選手とのシングルマッチでした。
中野 いやぁ、一応自分もデビューしてから8ヶ月、9ヶ月目になるんですけど。いろんな他団体とかにも出させていただいて、いろんな経験積んだつもりで、心持ちとしては今までとは違うぞってところでいったんですけど、やっぱりイサミさんの懐の深さというか、全部受けて受けて負けたんで。うーんって感じですかねぇ。
――試合後、あの流れでいくとイサミ選手と組んでタッグトーナメントに出るのかなと思ったんですけど。
中野 僕も完全にそうだと思っちゃったんですね。そうしたら何かあんなことされたんで。正直、イサミさんのこと僕は大好きなんですけど(苦笑)、ちょっと……だいぶ嫌いになりましたね!(笑)
――代わりと言っては何ですが、ライバル関係にある瀧澤選手とタッグトーナメントに出ることになりました。
中野 瀧澤さんは他団体で、キャリア的にはちょっと先輩になるんですかね。でも同い年で、アマレスのときからちょっと絡みがあるような方なので。あれだけ試合もしてますし、散々手の内も分かってますし。逆に言ったらそれは手が合うってことかなと思うので、しっかり作戦会議して頑張ろうかなと思います。

セミファイナルはFUMA&トランザム★リュウイチ&久保佑允vs塚本拓海&ヤス・ウラノ&風戸大智の6人タッグマッチ。いきなり風戸が魁!!鋼鉄家族に向かって何やら文句を言いながら詰め寄っていく。どうやら風戸的にはふたつのユニットが合体したことに納得いかないようだが、久保がそんな風戸に奇襲攻撃。そこから久保は塚本とウラノに対し、リュウイチとスマッシュパンチを同時に叩き込む。その間も風戸とFUMAはずっと場外でやり合う。リュウイチは塚本にエプロン拝み渡りを繰り出すが、塚本が体を捻って阻止すると、両軍入り乱れての場外乱闘に。リングにリュウイチを戻した塚本はウラノにタッチ。ウラノはボディブローを叩き込むが、リュウイチは腹筋の力で耐えてみせる。だが、渾身のボディブローを叩き込んだウラノは風戸とダブルの正拳突き。さらにやたらとハイテンションの風戸が、スリングショット式エルボードロップ。塚本はリュウイチの腹部にダブルニードロップを投下するが、リュウイチも逆水平チョップを返す。塚本はボディへのパンチの連打からウラノにタッチ。リュウイチのファイブスター・ダブルアックスハンドルをボディブローで迎撃したウラノはスリーパー。どうにかエルボーで逃れたリュウイチはスマッシュパンチ。しかしウラノもあらぬ方向を指差し、リュウイチがそっちを向いたところにサミング。FUMAが助けに入る間にリュウイチは久保にタッチ。ウラノにケブラドーラ・コンヒーロを決めた久保だが、串刺し攻撃をかわしたウラノは塚本にタッチ。トラースキックから生月スプラッシュを投下した塚本だが、久保もRKOを返して両者タッチ。FUMAが風戸にダイビング・ニールキックからミドルキックを叩き込んでいき、Metal Fire From Hellでなぎ倒す。そしてマンハッタンドロップを決めたところに久保がラリアットを狙うが、場外にいたウラノが足をすくって阻止。ならばとリュウイチが入ってきてFUMAと二人がかりで風戸を攻撃。FUMAが羽交い締めにすると、リュウイチがラリアットを狙ったが、これを風戸がかわしてFUMAに誤爆させる。すかさずウラノがFUMAにマンハッタンドロップを決めると、塚本がトラースキック。続けて塚本と風戸のダブルのトラースキック。そこからウラノと塚本はリュウイチと久保を場外に連れ出す。その間に風戸がFUMAにドロップキックからアンナカッター。そして爆発的なアックスボンバーを狙ったが、FUMAはドロップキックで迎撃するとリバースパワースラム。そしてHeavy Metal Anthemを投下して3カウントを奪い、魁!!鋼鉄家族はヒロシを加えた4人で勝ち名乗り。SAGATは忘れられてしまった……。

【試合後のコメント】
――前回大会でこれからタッグチームとして本格的にやっていくと言って、今回6人タッグとはいえ始動したわけですが。
塚本 最近やり始めた連携もうまく噛み合ってきたかなと。あとは試合に実際にならないと分からないところがあるんですけど、今日は短いながら手応えは感じられたかなと。負けはしましたけど。
ウラノ 一緒に試合をしていて、何も言わないでも伝わる部分が(あって)。連携にようにいままでやっていた部分、両方ともいいバランスでうまくいけたので非常にやりたすいパートナーだし、上を狙える感覚は今日持てたので。次のトーナメントがスタートみたなもんだと思うので、結果を出してこれから二人で組んでやっていきたいです。
塚本 まずは初戦ですね。
ウラノ そうだね。組み合わせは分からないけど、やっていくうちにドンドン、チームとして完成されてくる部分もあると思うし。1戦1戦、確実にやっていきましょう。
塚本 はい。お願いします。

――魁!!鋼鉄家族からはこの2チームがIRON FIST TAG TOURNAMENTに出場することが決まっていますが、トーナメントに向けた意気込みを。
リュウイチ ビッグパワー・アンド・ベスト・オブ・テクニシャン・レスリング。
久保 負ける要素がないって言ってます。
リュウイチ タッグチームネーム、ビッグガンズ!
久保 YEAR! ●●●●●ポイント!
FUMA YEAR!
SAGAT YEAR!(FUMAと一緒にヘッドバンギング)……ああ、首が!(首を抑えてうずくまる)
FUMA もうちょっと首を鍛えろよ!
SAGAT オー、ソーリー。
FUMA 俺たちが必ず……まだ組み合わせは決まってないが、勝ち残って、出来ることならばこの魁!!鋼鉄家族で優勝争いをしたい。それだけだ。
FUMA We are……。
FUMA&SAGAT キングレギオン!
SAGAT うっ、うう……(いつもの発作を起こす)。
リュウイチ (SAGATのバックを取って)キャノン! ボーン!
SAGAT ああぁぁぁぁぁ!(吹っ飛んでいく)

メインイベントは関根龍一デビュー10周年記念試合?60分アイアンマンマッチ、関根龍一vs中津良太の騎馬隊対決。60分間闘い続け、ピンフォール・ギブアップ・KO・リングアウト・反則勝ちがひとつでも多い方の勝ちとなる過酷なルール。関根は中津が相手でも「10年間、握手してねぇんだ」と言って握手を拒否して試合開始。中津は自ら寝転んで猪木-アリの体勢に。関根はガブっていくが、中津はアームドラッグで投げていく。そこから腕を取って極めていった中津だが、関根はうまく脱出。ローキックの打ち合いになると、関根のインローがクリーンヒット。溜まらずエプロンにエスケープした中津。関根はグラウンドに持ち込み、マウントを取るが、すぐに中津がスイープ。立ち上がって打撃合戦になると、中津のサイドキックがヒット。中津が追撃すると下になった関根は三角絞めに捉える。エビ固めで押さえ込んで脱出した中津は、場外で間を取ってからリングに戻るとスリーパーに捉える。フライングメイヤーで切り返した関根は逆にスリーパー。丸め込みで切り返した中津だが、カウントは2。中津のチョップに関根もチョップで対抗。中津がフロントネックロックに捉えたところで10分が経過。中津はサッカーボールキックから馬乗りになるが、関根も体勢を入れ替えて馬乗りに。お互いが馬乗りを狙うが、中津がヒザを締めて関根を固定し、「せーの、騎・馬・隊!」と決めポーズ。だが、ヒップトスをかわした関根は「落馬だ!」と言ってサッカーボールキック。そこからサッカーボールキックの打ち合いになると、さらにお互いに尻を突き出して相手に蹴らせる我慢比べ。関根は中津の尻を連続で蹴り上げると、中津は場外に転落。関根も追いかけていき場外でもお互いの尻を蹴り合っていたが、そこから関根が中津を抱え上げて壁に叩き付ける。先にリングに戻っていた関根は、中津がエプロンに戻ってきたところに襲いかかるが、中津は腕をキャッチしてアームブリーカー。そこからリングに戻った中津はワキ固め。ロープに逃れた関根だが、中津は関根の左腕を蹴り飛ばす。中津は「来いよ、先輩」と関根を軽く叩きながら挑発していくと、関根はエルボーで反撃。さらに猪作戦から顔面ウォッシュを決めた関根はレッツ・コンバインを狙ったが、中津は下から腕十字に捕らえる。クラッチが切れて腕が伸びてしまい、関根はこれでギブアップ。中津が1本取ったところで20分が経過。中津はなおもアキレス腱固めで追い込んでいくが、関根は必死にロープを掴む。その左足を蹴り飛ばしていった中津。関根はなかなか立ち上がれずレフェリーがダウンカウントを数える。立ち上がろうとする関根に低空ドロップキックを連打した中津だが、関根も中津を抱え上げてアバランシュホールドで叩き付けると、カミカゼを狙う。背後に逃れた中津だが、関根はカウンターの36ハンマーでなぎ倒すと猪作戦を狙ったが、中津は飛び越えて回転エビ固め。しかしエビ固めで切り返した関根は、そこから一気にレッツ・コンバインに捕らえていき中津はギブアップ。これで1ー1に。関根は胴絞めスリーパーに捕らえるが、中津が脱出した瞬間に龍切。中津がダウンしたところで25分が経過。どうにか立った中津だが、お互いかなりのダメージ。セコンドのイサミから「お互い、こっからだぞ!」と檄が飛ぶ中、エルボーを打ち合った両者。さらにハイキックが相打ちになりダウン。それでもどうにか立ち上がった両者だが、もつれるように場外に。エプロンまで戻った中津を、まだ場外の関根が掴む。しかし中津は蹴り飛ばしてリングイン。場外カウントが20となり、中津がリングアウト勝ち。関根はかなりのダメージでそのあともなかなかリングに戻れない。30分を経過し、ようやく試合時間は半分。気合いで何とかリングに飛び込んだ関根は中津とエルボーを打ち合う。劣勢だった関根だが、気合いの一発で中津を吹っ飛ばすと、そこからミドルキックの打ち合いに。「負けたくない!」と中津が渾身の一撃を叩き込むが、関根も意地の一発を返す。お互いゾーンに入ったような状態でガムシャラに蹴り合い、突きの打ち合い。そして中津がゼロ戦キックで関根をダウンさせると、コーナーに登っていく。立ち上がった関根が追いかけていくと、何度も叩き落とす中津。だが、ゾンビのように立ち上がって追いかけた関根は、ヘッドバットから雪崩式ブレーンバスター。しかしカウント1で返した中津。だが、関根はカミカゼ、昇龍からレッツ・コンバインを決めてギブアップを奪う。これでタイスコアに。中津は関根をロープ際まで蹴りで追い込んでから腕固め。どうにかロープに逃れた関根だが、中津は続けて飛び付き腕十字。必死に抵抗する関根だが、中津は三角絞めで捕獲。だが、関根はこれをレッツ・コンバインで切り返す。中津がギブアップしたのをほぼ同時に40分が経過。残り20分となり、中津は一旦場外にエスケープ。関根はリングに戻ろうとする中津にスライディングキック。観客の手拍子を煽った関根は、この時間帯でトペ・スイシーダを発射。「ダメだ…ダメだ」と弱音を漏らす中津をリングに戻した関根はカバー。だが、どうにか肩を上げた中津は両ヒザをマットにつけたまま張り手を連打。さらにグーパンチからVスライダーを狙ったが、関根はバックドロップで切り返す。関根、渾身の龍切をキャッチした中津はヒザ十字固め。さらに腕取りアキレス腱固めに移行するが、関根はロープに脱出。45分を経過し、それでも中津はアームロックに捉えると、アンクルホールドにスイッチ。延髄斬りで脱出した関根だが、中津は気合いで先に立ち上がるとスライディングキック。関根もフロントキックを返すと、関根は朦朧とする中津をスリーパーに捉える。かなり朦朧としている中津だが、ダウンカウント9で立ち上がると、猛然と掌底とパンチのラッシュ。そこからスリーパーに捉えると、腕十字にスイッチしたが、関根はどうにかロープを掴む。ここで握手をした両者は打撃の構えに。50分を経過し、まるで総合格闘技にような打撃合戦から中津が意表を突いた首固め。カウント2で返した関根はタックルを狙ったが、中津はフロントネックロック。しかし関根はバックに回って胴絞めスリーパーに。うまく脱出した中津はマウント掌底を連打。スイープした関根は肩固めに捉えるが、中津はアームロックで切り返す。しかし関根はコーナーまで押し込んで脱出すると、そこからお互い意地の打撃合戦に。張り手の打ち合いから中津はうまく丸め込むと、クレッセントムーンの体勢に。しかしロープが近かったため関根はエスケープ。関根は龍切を叩き込むが、中津もボディへのパンチを返す。55分が経過し、いよいよ残り5分。関根はクルックヘッドシザースに捉えるが、どうにか耐えた中津はエルボー。関根もローキックを返すと、再びお互いに相手の尻を蹴り合う。残り時間わずかとなり、中津は足4の字固めに捉える。関根は張り手を叩き込むながら必死に反転してロープへ。残り時間1分となり、壮絶な掌底の打ち合いから中津がヘッドバットを連打。崩れ落ちる関根を押さえ込もうとした中津だが、関根は胴絞めスリーパーに捉える。ここで60分を告げるゴング。3-2で関根が辛くも勝利した。

お互いに精根尽き果てた様子で倒れていたが、観客からは万雷の拍手。倒れたままマイクを持った関根が「もう何もないです。スミマセン。中津ーっ!」と叫ぶ。「はい」と返事をするのが精一杯の中津だったが、「関根さんは生きてますか? ちょっとしゃべるっていうのも酷な話ですが、関根さん10周年おめでとうございます」と伝える。観客から拍手が起こる中、関根は「中津、今日は60分アイアンマン、闘ってくれてありがとう」と感謝の言葉。中津も「こちらこそアイアンマン、闘ってくれてありがとう。でも悔しいですね。先輩の壁は倒れないですね」と感謝半分、悔しさ半分。関根は「オマエの一発一発が重たくて最高だったよ。でも俺はソンビだから頑張ったよ。中津はキャリアはまだ若いのに、そこまで追い詰められるのはすごいと思っています」と、褒めるとき後輩に敬語になるクセが出てしまう。そんな関根に「今日、何の日か知ってますか?」と中津が尋ねると、関根は「BASARA旗揚げ2周年の記念日です」。すると中津は「もう1個あるんですよ。僕の26歳、最後の試合なんですよ」と言ってから「2周年の日、26歳最後の日、関根さん10周年のアイアンマンがやれて、僕は幸せです」と嬉しそうに語ると、「スタートは騎馬隊からですよ。60分アイアンマンマッチだし、もう言わせてもらいますけど、そうそろマジで本当に……僕はですけど、僕は思っているんですけど、そろそろ“木高イサミの団体”じゃダメですね。僕らが! 普通ここは俺が引っ張っていくって言うんですけど、僕らが掻き回していきましょう!」とBASARAの先頭に立つことを宣言。関根も「俺らでやっていくべな」と同調すると、60分ヘベレケになるまでやったので、2月のIRON FIST TAG TOURNAMENTで結果を残さないと格好悪いと気合いを入れた。BASARA旗揚げ戦で結成された騎馬隊も2周年を迎えたので、最後は見てくれたお客さんにも感謝の言葉を述べてから「皆さん、今日はご来場ありがとうございましたー! 騎馬隊もこのまま突っ走っていくので、皆さん応援よろしくお願いします! 今日はどうもありがとうございました。行きますよ、せーの、騎・馬・隊!」で王子大会を締めくくった。

【試合後のコメント】
関根 あー、疲れた! こんなの…出来ねぇよ。最高! 10年にして最高っす! いや、中津はやっぱすげーよ。最高のパートナーだよ。
中津 いやいやいや、頑丈っすね。やっぱりうちの隊長は。
関根 それだけだ。何もねえ。中津にはすでに技術はあるし、これで今後俺らは結果を残さないとダメだ!
中津 これタッグトーナメントで、一番勢いありますよ。
関根 近づいてきたタッグトーナメントで絶対突き進んで、優勝してやるっぺな。
中津 みんな経験したことないと思いますけど、この殴り合いが気持ちいいって、相当クセになりますよ。長い期間、出来ないですけどね。
関根 いいべ。盛り上げて俺らがみんなの記憶に残して。
中津 今日もセン●リですか?
関根 セン●リじゃねぇよ。これからさっさと売店行かなくちゃいけないんだよ。
中津 えー! 元気だなぁ。勝てないわぁ。
関根 よっしゃ、いくぞ。せーの……。
二人 騎・馬・隊!
関根 よっしゃ、優勝だ、優勝!

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