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リポート&コラム

【札幌昼リポート】樋口奮闘も…HARASHIMAが熱戦を制してKO-D無差別級V1!!/KUDOが佐々木からいつどこ挑戦権を奪還…5・31後楽園での挑戦を改めて表明/北の大地で飯伏が無差別PK攻撃

24日、北海道・札幌テイセンホールにて「Road to Ryogoku 2015 in SAPPORO~ドラマティック・ドリーム・時計台~」がおこなわれた。鶴見亜門GMと井上マイクリングアナの前説では北海道紋別市出身の樋口和貞が登場。会場に大応援団も駆けつけたということで「今日はKO-D無差別級に挑戦します。必ずやHARASHIMAさんを倒してベルトを獲りたいと思います!」と誓ってオープニングコールを務め上げた。
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第1試合はアントーニオ本多vs松永智充vs平田一喜の3WAYマッチ。平田があの曲で入場しようとするも、松永とアントンが試合をスタートさせたため、曲もストップ。平田がリングインすると松永とアントンは場外で攻防を繰り広げ、その輪の中に入れない。すっかり蚊帳の外の平田は「勝手に試合をするなら踊る」とHIRATA GO!サングラスをはめるも背後を松永に蹴られてあの曲もストップ。今度はサングラスを木曽レフェリーに奪わられてしまったばかりか、アントンに壊されてしまう始末。しかり、サングラスを壊された怒りをアントンにぶつけ、新たなサングラスを装着して覚醒した平田があの曲に乗って松永にラリアット。すると背後からアントンがそのサングラスを奪って装着。あの曲に乗りながらナックルパンチを繰り出し、さらにバイオニックエルボー。仕上げとばかりに踊りながらダイビング・フィストドロップを投下したが、平田が剣山で迎撃して丸め込んで3カウント。試合後、平田はあの曲で心置きなくダンス。
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第2試合は坂口征夫&赤井沙希vsヤス・ウラノ&DJニラのタッグマッチ。坂口が先発を買って出ると、対峙したニラはしきりにコーナーに控えた赤井を挑発。ヤスは坂口にハンマーロックから引っ掻き。坂口はニーを入れると赤井とタッチ。赤井のリーマン銀河に坂口のサッカーボールキックの合わせ技はカウント2。ヤスは赤井にバックブリーカー連発。替わったニラは赤井に嗚咽を浴びせる荒技を繰り出す。スイッチしたヤスに赤井がコルバタ。坂口がスリーパーでヤスを絞めあげていると、ニラがシャイニング・ニースタンドでカットする。赤井がヤスにダイビング・ボディーアタックを浴びせるも反撃を許してしまうと、坂口はニラによって鉄柱越しの急所攻撃を食らってダウン。ヤスからタッチを受けたニラは赤井のビッグブーツをかわしてロープに引っ掛けると足延髄。さらにロケットパンチを繰り出し、外道クラッチで丸め込もうとしたが、赤井がすぐさま抜け出して変形キャメルクラッチに切り返し、ギブアップを奪った。
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第3試合はMIKAMI&斗猛矢&大石真翔vs石井慧介&入江茂弘&高尾蒼馬の6人タッグマッチ。先発の石井とMIKAMIはスピード感溢れる攻防。高尾は斗猛矢と対峙するとドロップキックを決める。入江が出てくると斗猛矢は2人まとめて投げてコーナーでの倒立からヘッドシザースホイップを入江に決めた。タッチを受けた大石は入江に吊り天井。MIKAMIが出てくるとセントーンで続く。MIKAMIのミッキーブーメランなどローンバトルを強いられた入江はMIKAMIへの交通事故タックルで逆転。高尾がスライディングキックで続く。MIKAMIがスクリューキックでやり返すと、替わった斗猛矢がスーパーキック。エルボーの打ち合いから高尾がガラ空きの腹部へのエルボー。さらにランニング・フォアアームで追い込むとスイッチした石井がフロント・ハイキック。コーナーに登る石井を斗猛矢が雪崩式ブレーンバスターで落とし、MIKAMIとトラースキックを連打。チャンスと見た大石が石井にミラクルエクスタシーを狙うも、石井がコルバタで回避。石井と高尾がフラップジャックで入江を大石に投下すると最後は石井が高角度ダブルアームDDTで勝利した。
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第4試合は彰人vs岩崎孝樹のシングルマッチ。北海道根室市出身で山本喧一さんのジム「パワー・オブ・ドリーム」から輩出された岩崎に大声援が送られる。序盤は鋭い打撃で攻めたてた岩崎だったが、彰人の足攻めで動きが止まってしまう。その後は防戦一方の岩崎。エルボーを打ち合っても彰人の低空ドロップキックで再びダウン。それでもボディースラムで彰人を何とか叩きつけた岩崎はバックドロップを決めて反撃。しかし、彰人は蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。それでも岩崎はコブラツイストでやり返す。ロープに逃げられるとヒザ蹴りから延髄斬り、さらにダブルアーム・スープレックスで投げるもカウント2。岩崎は飛びつき回転エビ固めからのサソリ固め狙いを丸め込みで切り返すなど健闘してみせたが、回転エビ固めは回避されてサソリ固めを決められるとギブアップするしかなかった。
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【試合後のコメント】
岩崎 凱旋試合で知っている人がいっぱい見に来ていて、師匠の山本喧一さんとか来ててガチガチに緊張してしまいました。足攻めをされて気持ちで返そうと思ったんですけど、彰人さんにうまくやられました。
――師匠から試合後に何か言われた?
岩崎 試合後に「ちょっとやせたな。絞れてきたな」と言われて「とりえず夜顔出せ」と。具体的なアドバイスはなかったですね。2人きりになった時にお叱りをいただけるんじゃないですかね。
――今日から師匠の入場曲に変わったが?
岩崎 雰囲気が違いますね。気持ちが入るというか、気持ちが入れやすい。この入場曲に負けないような選手になりたいと思います。
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第5試合はKUDO&マサ高梨vs佐々木大輔&宮武俊のタッグマッチ。佐々木は「いつでもどこでも挑戦権3冠」とアナウンスされる。宮武は高梨を自陣コーナーに運んで佐々木とスイッチ。佐々木は高梨にケブラドーラ・コンヒーロ。エルボードロップから宮武が出てくると高梨にボディースラムからカバー。これはカウント2。佐々木が出てきてナックルパンチ、ブレーンバスター、ジャベで続く。ローンバトルを強いられた高梨は宮武にサムソンクラッチを決めてようやくKUDOとタッチ。KUDOは宮武にスリングショット式のダブルニー。替わった高梨に宮武はバックフリップを見舞う。佐々木がダイビング・ラリアットで飛び込み、宮武のネックハンギングボムからダイビング・エルボードロップを投下。これはKUDOがカット。高梨はKUDOとの連係を決めて盛り返し、スイッチしたKUDOがダイビング・ダブルニードロップを狙う。しかし、佐々木はキャンバスをゴロゴロと転がりだし、場外へ。ここから佐々木は逃走。追いかけるKUDO&高梨を振り払い、入場ゲートまで向かったが、待っていたのは坂口。後ずさりする佐々木の背後にはKUDOと高梨。酒呑童子に囲まれて逃げ場のなくなった佐々木が場外カウント19でリングに戻される。バックスピンキックはブロックされたKUDOだが、佐々木式ウラカンラナは高梨のカットで助かる。高梨は佐々木へタカタニック。KUDOは宮武をバックスピンキックでダウンさせると、佐々木へダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント。佐々木の持っていた3つのいつでもどこでも挑戦権の内の一つはKUDOへ移動した。
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セミファイナルは飯伏幸太vs高木三四郎vs竹下幸之介vs男色ディーノのエニウェアフォールスペシャル4WAYマッチ。高木はボウリング球を持ってリングイン。ディーノは男性客に無差別セクハラを繰り返し、観客の帽子やサングラスを奪ってコーナーに登った。飯伏は花火を手に持ち、タイツの中にも突っ込んでいる出で立ち。当然、松井レフェリーが注意するが、まったく聞き入れようとせず、コーナー下に置いた。ディーノが飯伏に襲い掛かって試合スタート。場外戦に移ると高木はディーノの腹にイスを乗せて、そこへボウリングの球を投下する。飯伏と竹下でもみ合っている反動でテイセンホールの壁に穴もあいてしまった。飯伏は「外いくぞー!」と煽ったがシャッターは降りたまま。すると高木がボタンを押してオープン。喜び勇んで道路に繰り出す飯伏はさっそく花火に着火。選手、レフェリー、マスコミ、観客関係なく10連発花火を打ち鳴らし、周囲には松井レフェリーの怒号と悲鳴が交錯する。それでも飯伏は自動販売機の上に登るとムーンサルト・アタックを敢行。ようやく場内に戻ると高木が飯伏を台車に乗せて客席へと突っ込ませる。竹下はその高木を台車に乗せて客席へと押していった。するとバルコニーからディーノがヨシヒコを手に現れると投げつけていく。リングに戻るとヨシヒコが飯伏にヨシヒコ・デストロイ。飯伏はディーノにラリアット。飯伏はヨシヒコのバックを取ると、その飯伏のバックを竹下が取って眉山。コーナーに登った飯伏を高木がドロップキックでエプロンに落としてぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。ディーノがヨシヒコを肩車すると、そのディーノを高木が肩車して超高層シットダウンひまわりボム。これをカットした竹下がヨシヒコのバックを取るディーノを眉山の形でジャーマンを決めて勝利した。飯伏は退場する際も残っていた花火に着火。松井レフェリーに怒鳴られながら引き揚げた。
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メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第50代王者のHARASHIMAに樋口和貞がいつでもどこでも挑戦権を行使して臨む一戦。序盤はリストの取りあい、グラウンドの攻防と静かな立ち上がり。HARASHIMAが腕十字を狙うも、樋口が阻止。ならばHARASHIMAは巧みに体を入れ替えて腕十字を決めたが、樋口はロープに逃れた。樋口はショルダーアタックで反撃に出るとボディースラムへ。ジャンピング・ボディープレスを浴びせるがカウント2。拷問式フェースロックはロープに逃げられる。串刺し攻撃はHARASHIMAがかわして、ここから樋口の左脚狙い。樋口も場外でチョップを振り下ろしてやり返す。樋口はHARASHIMAを場内に停めてあったトラックにぶつけたが、突進はかわされて逆にトラックへ激突。リングに戻るとHARASHIMAが左脚を蹴ってダメージを重ねていく。そこへのギロチンドロップからレッグロックで絞っていくがロープに逃げられる。樋口は重爆ドロップキックでやり返し、コーナーポストにぶつけてからのオクラホマスタンピード。ジャンピング・ボディープレスからカナディアン・バックブリーカーを仕掛けるが、HARASHIMAがリバースショルダー。HARASHIMAは串刺しフロント・ハイキックから雪崩式ブレーンバスター。スワンダイブ式ボディープレスを左脚に浴びせて足4の字固めで勝負に出る。樋口はこれをアイアンクローで抵抗してロープに逃れた。樋口の逆水平とHARASHIMAのミドルキックのラリー。HARASHIMAがハイキックから串刺し蒼魔刀を狙うが、樋口がこれをキャッチしてノド輪落としで叩きつけると、頭突き連打からカナディアン・バックブリーカーへ。さらに変形に移行せんとするがHARASHIMAも首根っこを決めて抵抗。すかさずHARASHIMAがジョン・ウー。樋口もドロップキックですぐさまやり返して豪快なラリアット。ぶちかましから満を持しての轟天は脚の痛みが響いて形が崩れた上にニアロープに終わった。HARASHIMAはグーパンチで殴り掛かり、ハイキックからリバース・フランケン。これは樋口が投げ捨てジャーマンに切り返す。直後の突進をHARASHIMAはジャンピング・ハイで迎撃するとバズソーキック2連発から蒼魔刀で樋口の奮闘を断ち切った。
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試合後、HARASHIMAがマイクを取る。「樋口、デビュー半年でこんなに強いなんて将来楽しみだよ。君は本当にデビュー半年で強かったけど、でもまだまだまだまだまだ、僕のほうが強いからね。また何度でもいつでも試合しよう! よろしく!」樋口は悔しそうな表情で引き揚げると入れ替わるように酒呑童子が登場。KUDOがリングに上がる。KUDO「いつでもどこでも挑戦権を取り戻したぞ。宣言通り、来週5月31日、後楽園ホールでアンタに挑戦します。そして必ず俺がベルトを巻く」HARASHIMA「KUDO君なら絶対に取り返すと思ったから。あと夜の試合もあるけど、僕の知っているKUDO君ならそれも負けずに、31日、熱い闘いをがっちりしよう! いつも君と試合すると楽しいからね! よろしく!」亜門GMはいつどこ挑戦権の動向もあるが、現段階で5・31後楽園でのHARASIHMAvsKUDOのKO-D無差別級選手権試合の決定をアナウンス。最後にHARASHIMAがマイクを取る。「本日はたくさんのご来場ありがとうございます! 次の北海道の試合はいつどこでやるかわからないけど、次北海道で試合やるときも僕が必ずベルトを持ってきたいと思います。5月31日のタイトルマッチ、必ず勝ってやるさー!(場内『なんで~!?』)次の北海道の試合もベルトを巻いてきてやるさー!(場内『なんで~!?』)そして今日、夜もDDTあるけどみんな見に来るさー!(場内『なんで~!?』)なんでかって? それは鍛えているからだー!」
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【試合後のコメント】
樋口 チャンピオンを軽く見ていたかもしれないですね。すごく強かったです。
――初めて黒星を喫して。
樋口 ここまでがうまくいってたんで。悔しい気持ちはありますけど、気にしてないです。
――HARASHIMA選手と対戦して。
樋口 ベルトを奪えなかったのは正直悔しかったんですけど、負けたことで次につながるんじゃないかと思います。
――足を攻められていたが。
樋口 右ヒザも痛めていたし、それをかばったせいで左ヒザも痛めてしまって。弱点を自分で作ってしまったのは自分の落ち度。もう一回鍛え直します。
――大応援団の大歓声があっただけに悔しい思いもあるかと。
樋口 悔しいですけど、家族も来ていて負けてしまってちょっと恥ずかしいというのもあるんですけど、プロレスラーになりたかったというのがあってこうやって家族や親しい人にプロレスラーとしての自分を見せられて、今のところは満足しています。
――かなり攻め込んでいた場面もあったが、手応えはあった?
樋口 手応えはありました。ただ足を攻められて踏ん張りが効かなかった。轟天もダメでしたね。あそこが悔しいです。決まれば勝てるというのがあったんで、そこもチャンピオンを軽く見ていた部分かもしれないですね。
――入場するときにDNAのTシャツを持っていたが。
樋口 DNAというのは自分がデビューした場所であって、DNAの同期の人たちは試合もしているしタッグを組むこともあるし仲間だと思っている。自分が背負っていこうという気持ちですね。
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KUDO いつでもどこでも挑戦権を取り返しました。一回獲られたけど気持ちは切れてないし、ベルトに絡んだりベルト巻かないと価値のないレスラーだと思っているんで。来週31日は必ずアイツを倒したいと思います。
――最近のHARASHIMA選手の印象は?
KUDO 安定していると思います。誰とやってもいい試合をするし。ただ僕なら倒せると思いますね。
――1年前の5月にHARASHIMA選手にベルトを獲られたが。
KUDO KUDOとHARASHIMAは五分五分の法則というのがあって、前回負けたということは今回勝つんですよ。見ておいてください。
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HARASHIMA 樋口はデビュー半年とは思えない。いいものを持っているなと。全然余裕でしたけど、また試合するのが楽しみですね。それでふと思い出したのは僕が初めてKO-Dに挑戦したのがテイセンホールで。ポイズン澤田選手にHERO!で挑戦したことがあって。結構、大昔なんですけどそれを思い出して。樋口クンもKO-D初挑戦がテイセンホールということでちょっと面白いなと。状況とかいろいろ違うんですけど、そんなテイセンホールの思い出があります。樋口に勝って、このままKUDOクンが来ると思うので5月31日、後楽園で絶対に勝って防衛したいと思います。KUDOとは対戦成績は五分五分ぐらいなんですけど、いつでも全力で当たって勝っても負けてもがっちり試合ができる相手なんでひじょうに楽しみです。
――五分五分ということは次は…みたいなことは?
HARASHIMA 最近、僕のほうが勝っているから僕のほうが強いんです。確率じゃないと思います。そういうもんでしょう。
――樋口選手への足攻めは轟天やカナディアン・バックブリーカーを警戒して?
HARASHIMA そうですね。春日部で轟天でやられちゃったんで。持ち上げるときに踏ん張る足を攻めないと。巨人は足攻めというプロレスのセオリーに則って。
――あれだけ地元の声援があると、チャンピオンとしてはやりづらかったのでは?
HARASHIMA あ~僕への声援だと思ってました。自分はいいことしか聞こえないので。
――相手はデビュー半年で、チャンピオンとして余裕はあると言っていても、将来は末恐ろしい感じを受けたりしましたか?
HARASHIMA 末恐ろしいですよ。自分のデビュー半年の頃を考えたら、信じられないし。デビュー半年であの体格とあの試合ができるというのがDDTの財産。将来が楽しみです。まあでもまだまだまだ僕のほうが強いんで。楽しんでます。
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