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リポート&コラム

【8・1リポート】新北京日本公演で趙雲がジャッキーになった日

8月1日、東京・新木場1stRINGにて『闘うビアガーデン2013~新北京プロレスデー』がおこなわれた。趙人気リングアナの前説の後、大会プロデューサー・趙雲子龍が挨拶し、元太老を呼び込む。久しぶりに姿を現わした元太老は銅鑼に向かって「どどん!」。すると銅鑼の音が鳴り響き大会スタート。

第一比賽はホワイトアイブロー馬良(ばりょう)vs曹彰子文(そうしょう・しぶん)vs袁哲(えん・てつ)の「三國志戦」。三國志戦は中国のプロレスファンに愛されているという3つのユニットが同時に闘う試合形式。魏、呉、蜀の3ユニットの闘いが最も有名だが最近、第4勢力としてユニット「袁家」が台頭し、情勢は混迷の真っ最中。魏の代表は日本でお馴染みの曹彰。蜀の代表は今や押しも押されぬ大エースとなったホワイトアイブロー馬良(2度目の来日)。袁家から出陣する袁哲は袁家のホープだが素性は一切謎に包まれているという。初来日の袁哲はキョンシーを彷彿とさせる顔で開始早々にリング外を徘徊するという怪奇派。試合終盤に曹彰と馬良が結託。袁哲に曹彰の大鎚攻撃から馬良がかめはめ波を決める連係。袁哲もまとめてドロップキックで倒すなど抵抗したが、最後は馬良のキックから曹彰が落空鳳破を決めて3カウント。

第二比賽は「中華的美女による華々しい比賽」で新北京女子部代表のチェ・リー、世界を股にかけて闘う中国プロレス協会所属の若手女子レスラー・石喬(せき・きょう)、そして新北京史上最も恐れられている女帝レスラーでコスプレ太后としても知られる広太后(ひろたいごう)による3WAYマッチ。チェ・リーは3万9000年生きているにもかかわらず「39ちゃい」にしか見えないのは若い人のエキスを吸っているからであり、石喬を今宵の獲物にせんとすると、ここで広太后が登場。昨年5歳年下の男性と結婚したという広太后もまた若い人のエキスを欲しがり、若い男性にずっと愛されるためには若さが必要だと力説。もはや2人で石喬の若いエキスを欲しがる醜い争いが繰り広げられる。広太后がカンチョーでエキスを吸い取ろうとするも、チェ・リーに誤爆。チェ・リーがほんの少し若返って元気になるも、チェ・リーのエキスを吸い取ってしまった広太后はめっきり歳を取ってしまい動きが鈍る。チェ・リーが弱っている広太后をステージに連れ出し銅鑼に向けてカンパーナを決めると場内に「ゴン」という鈍い音。リングに戻ったチェ・リーは石喬にダブルスレッジハンマー。カンチョーで石喬の若いエキスを吸い取ろうとするが、広太后が割って入って尻を差し出す。チェ・リーが広太后のエキスを吸ってしまってイーブンに。広太后が石喬に襲い掛からんとすると、石喬がハイキックで撃墜。続けてフィッシャーマンズSHを繰り出すもカウント2。すると広太后が毒入小籠包で一気に丸め込んで勝利。若いエキスを諦めきれない2人は試合後も石喬に襲い掛かり、カンチョーを狙ったがここで暗転。場内に明かりがつくと、そこには元太老の姿があった。

第三比賽はDragon-Achooooo!!!!!(ドラゴン・アチョー)&大石慈子義(たいしじ・しぎ)vs安浦野(アン・イープェ)&左大甫(ズォ・ダーフゥ)の「武侠功夫超血戦!」。 名も高き“人民覇王”のDragon-Achooooo!!!!!とその親友でレスラーでありながら多数の映画に出演しているアクションスターの大石慈子義がタッグ結成。対戦相手はあの「四千試合不敗」と謳われた老師トウ・ゴーの愛弟子の安浦野&左大甫。安浦野と左大甫が奇襲してスタート。場外戦で安浦野はDragon-Achooooo!!!!!を南側客席最上段へと連れて痛めつける。左大甫も手にしたビール缶で大石慈子義をぶん殴っていった。マ・ツィイー・レフェリーの中国語による場外カウントが一時、あやふやになってしまう場面もある中、戦況はリングに戻ると大石慈子義がピンチを抜け出してもDragon-Achooooo!!!!!が捕まってしまう展開に。大石慈子義がツープラトン・ブレーンバスターで投げられ安浦野がカバーするとDragon-Achooooo!!!!!がカットしてミドルキック連打。Dragon-Achooooo!!!!!はロールスルー・ジャーマンを左大甫に狙うが、左大甫がかわして羽交い絞めに。安浦野がビールを口に含んで噴きつけるも、Dragon-Achooooo!!!!!にかわされ左大甫に誤爆。安浦野がトーキックをKUDOに食らわし立て直すも、怒りの左大甫が安浦野につっかかる。安浦野がビールを飲みながら左大甫をなだめていると、その安浦野の背中を大石慈子義が蹴飛ばす。安浦野は口に含んだビールを噴きながら左大甫と接触。大石慈子義のシーソーホイップにDragon-Achooooo!!!!!がダイビング・ダブルニードロップを合わせる。大石慈子義がコーナーに登るも左大甫が阻止。安浦野がデッドリードライブでぶん投げ、大石慈子義をカバーするもカウント2。安浦野が羽交い絞めにすると左大甫が缶ビールを手に殴りかかる。しかし、かわされて安浦野に誤爆。Dragon-Achooooo!!!!!が左大甫をドロップキックで排除。大石慈子義が安浦野に連環の計から海豚捕捉でフォール勝ち。試合後、怒りの左大甫が安浦野に突っかかり老師トウ・ゴーばりのペディグリーで制裁し引き揚げた。

最后比賽は趙雲子龍と孫悟空が「遺恨清算! プロジェクト・スパルタン・ドランクモンキー・フー・アム・ジャッキー・シャンハイ・ブロンクス・ストーリー・デスマッチ」で激突。場外カウントなし、決着はリング上のみで「リング内外のもの、ヒト問わず、全てのあらゆる状況を駆使し、全身全霊をもってジャッキー・チェンの闘いを再現」されるとのこと。リング内にはテーブル席が置かれ、酒を楽しむ馬良と曹彰の姿が。その中で趙雲と孫悟空が試合を始める。孫悟空が趙雲をテーブルに振ると、趙雲がうまくすり抜けていく。2人はテーブルにあった箸でチャンバラ。ジャッキー映画のワンシーンのような攻防が繰り広げられる中、孫悟空はテーブルの上にあったものを趙雲にどんどん投げていく。趙雲は孫悟空にダブルチョップを決めて黙らせると、馬良と曹彰にテーブル席を北側ステージに移動してもらう。その間に孫悟空が趙雲を掴まえダイビング・ショルダーネックブリーカー。趙雲が踏み台を使ってやり返せば、孫悟空は筒に入ったビー玉をキャンバスにバラ撒いて趙雲を転ばせる。しかし孫悟空もまたビー玉に足を取られてしまう。趙雲は孫悟空を花道へと送り出すと、キャンバスに踏み台を置いてそこからトリプルステップ・カンフーキックへ。孫悟空が馬良たちのテーブルに突っ込んでしまって破壊。これに怒った馬良と曹彰が趙雲を追い回す。趙雲は北側ステージ上の窓枠から顔を出す馬良、曹彰に攻撃して高笑い。しかし、馬良に窓枠から攻撃されてステージ下に転落。今度は孫悟空がダメージを負った趙雲を追いかける。趙雲は南側客席上の足場に移動。やってきた孫悟空の頭上にスティール蓋を落とす。趙雲はそのまま南側客席の奥の壁の足場を移動するが、孫悟空に邪魔されてへりから転落。2人は外に設置されたやぐらへと移動し攻防。孫悟空が趙雲を投げ落とす。趙雲は下に置かれた段ボール箱の山へと叩きつけられた。観客の「ジャッキー」コールの中、2人はリングへ戻る。蘇生した趙雲のチャイニーズ・ゴリ―スペシャルボムはカウント2。趙雲のチャイニーズ・ボムズアウェイをかわした孫悟空が丸め込みを連発。これが決まらないとタカタニックへ。趙雲にクリアされるとテーブル台や空き缶をバラ撒き、そこへのタカタニックを狙う。趙雲はこれをチャイニーズ・ゴリースペシャルボム。ここから孫悟空の上にテーブル台、空き缶などを乗せる。趙雲は踏み台を添えてのチャイニーズ・ボムズアウェイで孫悟空を踏みつけフォール勝ち。

試合後、趙雲がマイクを取ると「今日の僕と孫悟空はジャッキーだったでしょうか?(場内は『ジャッキー』コール)ジャッキー・チェンからしたら入口にもならないかもしれませんが、楽しかったです! こんな人に迷惑かける試合はピアガーデンでしかできません! また会場が許せばジャッキーマッチやりたいです!」と挨拶。最後は「一、二、三、四、新北京!乾杯(カンペイ)!」と手にした缶ビールを突き上げ大会を締めた。