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リポート&コラム

【Judgement2017~DDT旗揚げ20周年記念大会~のまとめ】30分超えの大熱戦…竹下がHARASHIMAを撃破し、時代が動く! 涙のKO-D無差別級王座返り咲き!/佐々木がカリスマ対決を制してEXTREME級王座奪取!/KO-Dタッグが船木&坂口が防衛! 次期挑戦者は新生ノーフィアー!/高木引退宣言も路上プロレス・イン・東京ドーム開催決定で引退即撤回!/武田信玄に秋山謙信…豪華絢爛、夢の競演!/アイアンマンが懸かったディーノvsライアンのヤバいヤツ決定戦は結局、山里亮太さんの肛門が爆破!/プロレス初挑戦の大山が高山と壮絶殴り合い/里村が山下との蹴り合い制す/入江が凱旋試合でベイリーを下した/NωAが涙…念願のKO-D6人タッグ初戴冠!/澤さんが登場! 懐かしい顔が揃った時間差入場バトルロイヤル!/8・20両国に丸藤参戦!

20日、さいたまスーパーアリーナにて「Judgement2017~DDT旗揚げ20周年記念大会~」がおこなわれた。まずはレッカ&下村大樹&上野勇希vs吉村直巳&鈴木大&島谷常寛のDNA提供試合から。レッカが鈴木にバックドロップ。下村がエルボーで続くもカウント2。鈴木もラリアットでやり返して吉村とタッチ。吉村が一気呵成の攻め。上野とレッカに両腕ラリアット、下村にはボディースラム、ギロチンドロップで攻勢に出る。島谷がしゃしゃり出てタッチを求める。「あれやるぞ!」とコーナーに登った島谷が吉村にぶん投げられて下村にサマーソルトアタック。さらにその場跳びシューティングスター。下村もエルボースマッシュでやり返す。ここで局面は吉村vs上野に。上野がウラカンラナ、ドロップキックと猛攻。これを凌いだ吉村が逆水平。串刺しラリアット連打からカバーするもカウント2。ラリアットで上野を一回転させた吉村は投げっ放しパワーボムでフォール勝ち。

第2アンダーマッチは優宇&ミル・クラウン&伊藤麻希vs才木玲佳&辰巳リカ&滝川あずさの東京女子プロレス提供試合。優宇とあずさの前哨戦で試合スタート。優宇があずさをコントロールすると替わったクラウンは辰巳にドロップキック。伊藤が出てくると「オマエに用はない! 才木、かかってこい!」と挑発。エルボーで向かっていくも才木のミドルキックであっさりダウン。さらにバックエルボー、ハーフダウンになったところでサッカーボールキック、ボディースラムと攻勢に出る。辰巳がヒップトスから「よっしゃ行くぞー!」とエルボードロップ。スリーパーで捕獲するが伊藤はロープに脚を伸ばす。エルボーで向かっていく伊藤は一本足頭突きからドロップキックでなんとかあずさを倒して優宇とタッチ。優宇があずさに猛攻。オクラホマスタンピードはカウント2。あずさも串刺し攻撃をかわして才木とスイッチ。才木のミドルキックに優宇が逆水平。このラリーが続く。才木も優宇のロープワークをドロップキックで撃ち落として辰巳とタッチ。ドラゴンリングインはクラウンに迎撃されたがその後はドラゴンスクリュー、ドラゴンバックブリーカーとドラゴン殺法が炸裂。辰巳がヒップアタック。あずさが出てきてコーナーに上がると「結婚したーい!」とダイビング・エルボースタッブ。しかしカウント2止まり。クラウンがセカンドロープを蹴ってドロップキック。あずさがコードブレイカーからXファクター。その際にマスクが剥がれてしまうアクシデント。すかさず伊藤が出てきてあずさの丸め込みをカットに入る。才木のミドルキックに倒されるも優宇が払い腰。あずさが優宇をトラースキックで倒すも、素顔になったクラウンがあずさにマジカルメリーゴーラウンド。さらにミルクラッチαで丸め込んで勝負あり。クラウンは顔を隠してすぐさま引き揚げていった。

ダークマッチはアイアンマンヘビーメタル級&キング・オブ・ダーク両選手権時間差入場バトルロイヤル「祝・DDTプロレス旗揚げ20周年記念ドラマティック・ランボー」。最初に登場したのはラダーを持ったMIKAMI。その相手として登場した2番手はGENTARO。握手を交わしてから試合がはじまる。オーソドックスな首の取り合いからGENTAROが弓矢固めを決めたところで3番手の美月凛音が登場して、ミサイルキックでGENTAROを吹っ飛ばす。GENTAROもボディブローを返すが、凛音はドロップキック。ここで4番手の柿本大地が登場。ユニオン時代のマスクを被って登場した大地はミサイルキックからダイビング・クロスボディー。そこに5番手の橋本友彦が新団体A-TEAMの選手をセコンドに従えて登場。GENTAROにラリアットを連発した橋本は、凛音をチョークスラムで叩き付けて3カウント。そこに6番手のバンビが入ってきてMIKAMIにムチ攻撃。GENTAROがムチを奪い取ろうとするが、ブン投げたバンビはムチで殴打してからチョーク攻撃。7番手のポイズン澤田JULIEは大地を呪文でオーバー・ザ・トップロープにさせると、さらにバンビとGENTAROもOTRにさせると、MIKAMIにもトルニージョを決めさせて失格にさせる。残った橋本もOTRにさせたところで、8番手のゴージャス松野が登場。その背後から密かにDJニラもついてきて傘で松野を背後から突いていき、倒れた松野がポイズンをカバーして3カウント。9番手のトランザム★ヒロシは星条旗柄のショートタイツ姿で登場すると、松野に美声を聞かせる。松野も絶叫で対抗するが、そこに10番手の松永智充が入ってきてヒロシにスモウラリアットをブチ込んでから「マツ・ナガ・トモミツ!」。そこに11番手の星誕期が登場すると、松永が重ねたヒロシと松野の上にブエノスアイレス午前零時を投下。12番手のワンチューロは松永にラリアット。さらに誕期の串刺し攻撃をかわして松永に誤爆させる。13番手としてヨシヒコが登場すると、松野に輪廻転生。回転するヨシヒコの足にぶつかって松永と誕期がOTRとなり、松野もピンフォールを奪われて失格に。そこに14番手としてキング・オブ・ダーク王者の伊橋剛太が登場してムーンサルトプレス。これをかわして自爆させたヒロシがヨシヒコをパワーボムで叩き付けて3カウント。15番手のマッド・ポーリーはハンマーを振り回していくと、伊橋とワンチューロにコーナースプラッシュからのスティンクフェイス。16番手として現アイアンマン王者のこたつが登場する。その間にポーリーが伊橋から3カウント奪って、伊橋はキング・オブ・ダークを防衛。ヒロシとポーリーが殴り合いながらこたつに入ってしまい、そのまま眠りについて3カウント。16番手として“一般人”の澤宗紀がコスチューム姿で登場。ワンチューロに伊良部パンチを叩き込むと、そのままこたつの上に倒れたワンチューロが3カウントを奪い、アイアンマン王座を奪取。最終入場者としてインディペンデント・ワールド世界ジュニアヘビー級王者の大家健が登場。大「大家」コールの中、入場した大家は澤、ワンチューロと一緒にバッコミに乗って拳を突き上げる、そのままロープに登って澤と観客にアピール。するとワンチューロが背後から二人を突き落としてOTRにしてみせた。この結果、ワンチューロがバトルロイヤルを制してアイアンマン王者として引き上げようとしたが、ステージ上にいたヨシヒコがダイブしてワンチューロから3カウントを奪い、アイアンマン王座を奪取した。

その後、鶴見亜門GMが登場し、特別MCの山里亮太さんとスーパー・ササダンゴ・マシンを呼び込む。ヨシヒコを操らせていた黒ずくめの男が欠場中の梅田公太だと明かしたGMは、その梅田も呼び込む。梅田は「(ケガの回復は)順調です。今年中には(復帰出来る)」と報告。なお、同じように欠場中の宮武俊は、梅田と一緒にここで登場する予定だったのだが、季節外れのインフルエンザにかかってしまったため欠席とのこと。注目カードを聞かれた山里さんは「親友の男色ディーノ。アナル爆破の怖さを僕は知ってますから」と力説。続いてこの日から発売になった新グッズを紹介したあと、3月22日から楽天でDDTくじを期間限定で開催することをアナウンスした。

旗揚げ20年を振り返るVからライブVに高木三四郎が登場。なんとさいたまスーパーアリーナの屋上から中継「20年前、裸一貫で旗揚げしました。今日は原点に戻って裸一貫でオープニングVを務めたい」とのことでふんどし姿を披露。「俺だけじゃない!」と対戦カードVを制作した映像班もなんとふんどし姿。「今日は裸一貫で勝負します! 『Judgement2017~DDT旗揚げ20周年記念大会~』スタート!」とオープニングコール。対戦カードからスクリーンの高木から「20周年記念のメインを張る男の中の男たちよ、出てこいや!」と呼び込まれるとふんどし姿のHARASHIMA、竹下がステージに登場して場内を盛り上げた。

第1試合はKO-D6人タッグ選手権3WAYマッチ。第28代王者組の樋口和貞&岩崎孝樹&渡瀬瑞基は高尾蒼馬&彰人&ヤス・ウラノ、大石真翔&勝俣瞬馬&MAOを相手に2度目の防衛戦。NωAはさいたまスーパーアリーナのマスコット、たまーりんを連れて『Going my ωay』入場。MAOはロングタイツのニューコスチューム。NωAがスマスカ、DNAを場外に出してトリプルの場外弾も大石だけは樋口にキャッチされてエプロンでリフトアップからリング内に投げられてしまう。岩崎の攻撃をカットに入ったウラノが渡瀬のカーフブランディングに遭うもカウント2でクリア。ウラノもランニングエルボーで渡瀬をダウンさせて高尾と交替。高尾は渡瀬にドロップキック。さらに前かがみの渡瀬の背中にダイビング・フットスタンプを放つ。渡瀬は腕極めDDTで反撃に出たが大石と彰人がカット。彰人が樋口に足横須賀からサソリ固め。樋口はパワーで返して抱え込み式エビ固めから、粘る彰人をシットダウン・パワーボム。これはNωAがアルマゲドンでカット。ウラノが岩崎にDDT。カットに入った大石をかわして岩崎にぶつける。高尾がMAOにシュバイン、ウラノが大石にブレーンバスター、彰人が勝俣にダブルアーム・スープレックス。ここから混戦。ウラノが樋口のパワーボムをフランケンで切り返す。MAOがウラノにスクリューハイキック。勝俣のファイアーバードを回避したウラノにすかさずMAOがキャノンボール450°。NωAが初の6人タッグ戴冠となった。

【試合後のコメント】
岩崎 見ての通り、うちら無傷。何もやってねぇよ。オイ、なんだあのクソアイドルども。別に俺一人でもいいよ次。1対3でもやってやるよ! あんなクソ、認めねぇって言うんだ、あんなもん! クソッタレが、本当によぉ。1対3でやってやるよ次。
樋口 この大きな舞台でベルトを懸けて闘うっていうのはすごく喜ばしいことだったんですけど、結果的にはNωAに獲られた。それはもう揺るぎない事実なので、何かすごく悔しいですね。すげー悔しいです!
岩崎 もう一回組めよ。ふざけんじゃねぇよ。
渡瀬 まあ俺たちピンピンしてるけど、ルールはルールなんで。今回は負けって形になるけど、別に同じメンバーじゃなくてもいいし。誰がいったっていいし、もう1回チャンスがあってもいいんじゃないかな。
岩崎 俺、一人でいいよ。
渡瀬 誰だっていい!
岩崎 1対3だってやってやるよ。

大石 (涙を堪えながら)ついに俺らに足りなかった唯一のものが、このベルトという形の残る実績でした。とうとう……この3人でこのベルトを獲れたのが本当に嬉しくて、しかもこんなに大きな大会で……。本当にリーダーとMAOのお陰で。何の役にも立てないかもしれないけど、本当に嬉しくて。これさえあれば俺たちは何でも出来るんですよ。もっとデカいことを会社にも言えるし、ファンのみんなにも言えるし。このベルト引っさげて、もっとデカいことやってやるよ! リーダー。
勝俣 いま大石君が言ったようにデカいことやっていきたいし、個人的な感想なんですけど、僕がプロレスラーを目指そうと思った場所が、初めて見た会場がこの会場で。その会場に立てるってことがすごい楽しみで。しかもタイトルマッチで。いつも組んできた大石君とMAOと試合が出来るのがすごく嬉しくて。僕たちの今年の目標はNωAでベルトを巻くってこと、ずっと目標にやってきて、このビッグマッチで出来たのはすごく嬉しいです。そして…そして! 夢は諦めなければ叶うってことは改めて実感出来たし、みんなで力を合わせればこうやって小さくても強くなれる。これがプロレスだと思いました。だから僕はこの3人でこのベルトを今後も守っていきたいと思います。MAO。
MAO 結果、チームとして3人でずっとやってきた分、一番最後の最後まで誰一人孤立させなかったのは僕たちだけなんですよ。全員で最後の最後までかばい合って手に入れたベルトなので。ベルトを獲るっていう今年の目標はひとまずの達成ですけど、次の目標がないとやっぱり頑張れないというわけで、今年はこれのベルトを重ねてアルバムを出すという目標を。何曲入りか分からないけど、形にしてしっかり全国に流通させられるアルバムを出すことを目標にしたいと思います!
大石 あとは単独ライブな。やろう。
勝俣 まずはベルトを巻いてライブしたいからね。近々どこかでライブやりましょう。

――勝俣選手の地元でのライブがあると聞きましたが、ベルトを持って歌うのは前代未聞だと思うのですが。
勝俣 ベルトを持ってライブをするのは絶対にないことですから。僕らにしか出来ないことですから。プロレスラーアイドルとして出来ること、ベルトを持ってライブをすること。これは絶対柏に帰って、僕の地元だし、凱旋したいし、まだまだワンマンもあるので。
――新しいファンを獲得していく?
勝俣 そうですね。
大石 ライブハウスにしか来ないようなお客さんをプロレス会場に連れてきますよ。
勝俣 ありがとうございます。僕たちはこの目標を達成したから終わりではなく、これからももっともっと新しい目標を作って、NωA3人でもっともっとDNA、DNAで暴れていきたいと思います! 以上、僕たちはニュー・レスリング・アイドル、NωAでした!
3人 ありがとうございました!

ウラノ チームで負けたっていうよりも自分個人の実力が足らなくて負けたっていうふうに感じたので。ずっと組んできた彰人君に申し訳ないし、上を目指したくて入ってきた高尾にもすごく申し訳ないと思っています。
高尾 今日、負けてしまったんですけど、今日の対戦チームの中でも3人で組むキャリアが一番短いといえば短いんですけど、個々の実力でいったら負けてないと思うので。次、絶対獲って。ウラノさん、今日はしょうがないんで、また3人で…HARASHIMAさんにしろ4人でやっていきましょう!
彰人 僕、個人としてはずっとスマイルスカッシュっていうユニットを組んで、タッグなり6人タッグなりユニットとしての実績をずっと残せてなかったっていう、ちょっと引っかかったところがあって。ユニットを組んでいる以上何か……人気はもちろん、前に(総選挙で)1位を取ったこともあるので。そうじゃなくて実力として何かを残したいところがあったんですけど。割とずっといろんなところで挑戦して獲れなくて。今日に懸けていたところっていうのは、僕の中で結構大きくて。獲れなかったっていうのは想定もしてなかったし、獲れるもんだと思っていたのでショックが割と大きくて……今はちょっとあんまり言葉が見つからないですね。

第2試合は大鷲透&平田一喜&アントーニオ本多&レディビアードvsジャガー横田&石井慧介&高梨将弘&ゆにのスペシャル8人タッグマッチ。大鷲&アントン&ビアードが先に入場すると、ジャガー組がリングイン。最後にあの曲が流れて平田が登場するも花道付近にたどり着いたところで両軍やりあって試合が始まってしまう。平田が「ダンス中でしょ!」とリングインするも敵味方関係なく平田をストンピング。「あんたたちは味方だろ!」のダチョウ倶楽部芸を決めた平田に全員総攻撃。ジャガーがアントンに浴びせ蹴り。ゆにを肩車するもアントンが「ちょっと待ってくれ! ひとまずそのお子さんをおろしなさい。オマエの蹴りで俺のケツは二つに割れてしまった。試合続行不可能です。ギブアップするのは早すぎるので徹夜で考えてきた昔話を聞いてください!」と懇願する。アントンは『ごんぎつね』を披露するも内容はドラゴンボール。願い事を叶うボールがあと2つ足りないドラゴンレーダーで探知するも、自身の股間をきつねの手で差して「探そうぜ、いなり寿司!」とジャガーにサミング。そこから次々にサミング。場外に出して大鷲とアントンがケブラーダを狙ったが2人とも失敗。リングに戻った平田がゆにに向かうもジャガーが身を挺して守ってジャガーがゆにを肩車。ゆにが平田にスイングDDTを決める。高梨がビアードにショルダーネックブリーカー。大鷲は石井と高梨をまとめて投げる。大鷲が石井にブレーンバスター。すると次々に数珠つなぎに。最後に残った平田が松井レフェリーも加えさせる。しかしゆにが平田を投げたのみ。ピンチの平田は敵味方関係なく手刀でダウンさせる。ジャガーの手刀と平田の手刀が同士討ちに。最後に残ったゆにがサングラスをはめたが、平田が手刀でカット。平田がサングラスを装着してダンス。平田がダンスを踊り切ると背後からジャガー、石井、高梨がトリプルドロップキック。ゆにがウラカンラナを決めて待望の初勝利。平田を残して全員が喜んで退場。残された平田がそそくさと反対コーナーから帰っていった。その後、スクリーンではこたつに入ったヨシヒコが倒れてしまって、通りかかった松井レフェリーが3つ叩いて王座移動。そこへライアンが駆けつける。こたつを称えて握手を求めるも、ライアンはその手を股間に近づけてチ●コ投げ。押さえ込んで王座奪取となった。

【試合後のコメント】
高梨 やりましたねぇ。
大鷲 みんなで力を合わせた甲斐がありましたねぇ。
ジャガー (大鷲らに向かって)敵だろうよ!
アントン でもね子供とか弱い者だけに強くいくっていうあいつが許せなかったので、やっぱり敵味方を超越した人類としての怒りが爆発しましたね。
高梨 いいこと言うね、アンちゃん!
ジャガー 訳分からないね、この人たち。ねえゆに君。
アントン いやぁ、いい技だったよ最後。
大鷲 よかった、最高だった! 小学生とは思えない。これからたぶんね、平田とゆにの名勝負数え唄が平田の寿命が続く限り繰り広げられると思うんでね。
高梨 あー、そりゃ楽しみだな。
平田 (コメントスペースに入ってきながら)オーイ、ちょいちょいちょいちょい! おかしいでしょ! あんたら味方で最初に蹴るわ、最後喜ぶわ、おかしいでしょあんたら!
アントン 何がおかしんだ、もう1回言ってみろ!
平田 おかしいでしょ、味方を攻撃するって!
アントン それをもう1回ちゃんと言ってみろ!
ジャガー お前は嫌われているんだよ!
平田 嫌われ……うっせーな! 何だよオイ!
※平田がジャガーと小競り合いを始めるが、他のみんなが平田を囲んで一斉に攻撃していく。
平田 うわーーーー!(選手たちをはね除ける)だから! あなたたちは! 味方だろって!(ジャンプするも、他のみんなは無視)はっ!
ジャガー 帰るよ(平田以外が控室へ)。
平田 あぁ……失礼しまーす。(最敬礼)

第3試合は入江茂弘の凱旋スペシャルシングルマッチ。対戦相手はマイク・ベイリー。入江がベイリーとの握手をなかなか離さない。ベイリーは離れ際に攻撃するも入江が回避。こうしてゴングが鳴らされる。ベイリーの串刺しの延髄斬りが決まる。四つん這いの入江にシューティングスター・ダブルニーを狙うが、入江がかわしてラリアット。これはカウント2。タズミッションを仕掛けるもベイリーがすぐさま逃げる。入江は片ヒザ立ちのベイリーにランニングラリアット。ベイリーは竜巻旋風脚でやり返してその場跳びのトルニージョ。コーナーに登るも入江が阻止してファイアーマンキャリーからタズミッション。これを逃れたベイリーがムーンサルト・ダブルニー。続くバズソーキックはカウント2。ベイリーの蹴りに入江がエルボー。掌底で反撃するベイリーを入江がノーモーションの交通事故タックル。花道に逃げたベイリーはキックで入江の動きを止めてステージ上からサマーサルトアタック。リングに戻すとシューティングスターダブルニーを投下。これを回避した入江が大暴走。しかしカウント2止まり。垂直落下式ブレーンバスターの体勢からタズミッション。最後はキャメルクラッチ式のタズミッションでギブアップを奪った。

【試合後のコメント】
入江 凱旋一発目と言ってますが、まだまだ僕の武者修行、僕の冒険はまだまだ終わっていません。そして今日、アメリカでやってきたことが無駄じゃなかったってことを証明出来る相手だったので全力でぶつかりました。マイク・ベイリーは本当に素晴らしい選手で、もちろんスピードもすごいですが、やっぱりテコンドーの打撃がすごくて。今日、何回も頭が真っ白になったんですが、たくさんの声援と緑色のペンライト、あの力で僕は立ち上がることが出来ました。ありがとうございました。
――海外で修行した成果とか技とかは出せましたか?
入江 もしかしたら僕が向こうでの自信を持っていなかったら、今日は勝つことが出来なかったかもしれないです。何よりもやっぱり一番は向こうで生活していくということで生まれた自信、そして何の言葉も通じないところでプロレスだけで生きていた、その自信が今回勝利につながったのだと思います。そして今回、僕がずっと憧れていたアメリカ・オハイオのロックスター・プロ(・レスリング)という団体があるんですけど、そこのOI4Kというチームのメンバーとして迎え入れてもらえて、今回のアメリカ修行は自分にとって特別なものになりました。
――さいたまスーパーアリーナという会場で試合をするのは初めてだと思うのですが、闘ってみていかがだったでしょうか。
入江 入場したときにすごく気持ちいいっていうのはありますけど、ベイリーと向かい合ったときに、ベイリーの一発一発を食らったときに、もう目の前の相手しか見えなくなりました。

ベイリー 今日、さいたまスーパーアリーナで試合が出来てすごく嬉しいですけど、試合に負けたことがすごく悔しいし寂しいです。でも人生の中で初めてこんなにたくさんのお客さんの前で試合が出来ました。入江選手はHARASHIMA選手や竹下選手と同じくらいのレベルです。だから私の目標は全然変わらない。ベルトトリマス! ワタシ、ガンバリマス!

その後、スクリーンではグレース観光株式会社とDDTの業務提携が発表され、グレース観光の吉村社長から20周年の記念としてバスが寄贈された(ロゴ入りでナンバーは346)。さらにもう一台、DDTロゴマークの入ったバスが登場。なんと2台もプレゼントされたのだ。高木大社長と亜門GMは「念願のいちご狩りツアーができる!」「ブランド別にいける!」と大喜びだった。

第4試合は里村明衣子&赤井沙希&中島翔子vsアジャ・コング&チェリー&山下実優の6人タッグマッチ。山下の握手に里村、赤井が応じる。アジャがチェリーと山下を下げさせると、中島が先発を買って出てゴング。中島がコーナーにぶつけてロープに引っ掛けて619。しかしノーカウント。直後のバックドロップは赤井がカット。中島がウラカンラナ。カウント2で返されると赤井がダイビング・ボディーアタックで続く。アジャは赤井のラリアット。チェリーが出てくるとネックブリーカードロップ。キューティースペシャルはカウント2。山下とのダブルのドロップキック、さらに合体エルボードロップは里村がカット。これをかわして赤井にぶつけてチェリーがフットスタンプ。さらに中島もかぶせてフットスタンプ。赤井のサッキーカッターはチェリーが踏ん張る。赤井がブレーンバスターで投げて里村とタッチ。串刺し攻撃から里村がエルボー。ラリアットはチェリーがかわして春夜恋。これは赤井がカット。チェリーはローリング・クレイドル式の裏十字。里村がかわしてアンクルホールド。これはアジャが一斗缶でカット。里村がアジャの一斗缶を蹴りで迎撃してオーバーヘッドキック。戦況は山下vs中島に。中島の丸め込みを凌いだ山下がバックブリーカー。中島が反撃に出て里村とタッチ。山下と強烈な蹴り合い。里村が蹴りを連打。山下が堪えたが、待っていたのはニールキック。里村がダイビング・ボディープレス。これはアジャがカットしてラリアット。山下が後ろ廻し蹴り。しかしカウント2。里村が山下をハイキックで迎撃すると顔面を蹴ってデスバレーを仕掛ける。これはチェリーがカット。ここから混戦。最後は里村が側転キックからデスバレーボムで仕留めた。試合後、リング下にいた山下がリング上から近づいてくる里村を見てエプロンに上がって張り手。しかし、里村が張り返し、さらに蹴倒し黙らせた。

【試合後のコメント】
里村 いやぁ、本当に東京女子プロレスも本気を出せば、本当にやる気じゃねぇかって思いますね。今日のあの山下の目、忘れませんよ。すぐにでも1対1でやりたいぐらいです。今日の赤井選手にしても中島選手にしても、すごく一体感を感じましたね。本当にこっち側のチームの危機だったときも、ちゃんとカットに行ってくれたし。そこは本当に場数こなして、彼女たちはすごく前を向いて、上を向いているんだなっていうのは分かりました。
赤井 客席を見て、これだけのお客様にDDTがこの20年間、愛していただけたことを光栄に思って。あと男子の団体でこれだけ純粋な女子のカードを組んでいただいたことにも、経験としてすごく感謝しています。アジャ選手の首ひとつ獲ると、最初言っていたんですけど、逆に私がガッツリいかれてしまって、その時自分の甘さを感じました。そして中島選手、山下選手、すごく近くで見ていて同期ではあるんですけど、すごく頑張ったなと思う反面、里村選手にここまで言わせた、言っていただいた山下選手にちょっと嫉妬しています。自分はそこを……あの目、気持ちを忘れていないので、試合でもっと出していけるように、試合と練習をただひたすら積んでいきます。
中島 まずは勝てて嬉しいです。ただ私は負けた山下を見て、隣にいる里村さんがすごく大きく感じました。アジャ・コングさんも大きかったです。何かこういう言い方はアレですけど、私はまだまだ知らないことがたくさんあって、自分の未熟さっていうのをすごく痛感出来て。私、もっともっとプロレス頑張りたいなって思えたので、もし次、アジャ・コングさんとかと闘うことがあれば、今度は自分の手で勝ちたいと思いました。

アジャ まあスーパーアリーナという場所で久しぶりに試合が出来たことが何より楽しく、喜びでありましたし。たくさんのお客さんにアジャ・コングを見せつけるというのが、最大の目標だったので、それはキッチリ出来たかなと思いますし。試合に関しては里村がいたので、ちょっとどうしてもそこが出て来ると、感情的になかなか突っ走ってしまうところがあったんですけど、今日は初めて東京女子の選手と絡むということで。横に山下選手がいて、相手側に中島選手。(中島は)小っちゃいんで大丈夫かなと思ったんだけど、最初勢いよく出てきてどんな不思議ちゃんなのかと思ったら、なかなかどうして面白いものを持っていたなと。記者会見でも言いましたけど、どこで生まれ育とうが、どこでやっていようが、何をしていようが、プロレスという共通言語があるんであれば、それさえ理解していればリングで会話は出来るでしょう。そういった意味ではきちんとした会話は出来たかなと思いますので、また何かがあったときには今日は組むほうだったんですけど、里村とのやり合いを見ても山下とやってみるのもちょっと面白いかなと思いました。あとは何にせよ、チームとして負けたのが非常に悔しいです!
チェリー DDT20周年記念興行で、私はDDTに入って13年で、今日本当にたくさんのお客さんの前で試合が出来たのが本当に嬉しく思います。記者会見でも言ったんですけど、この3人で組んで、力を合わせて闘って、結果は負けてしまって本当に悔しいですけど、私のターニングポイントでいつも試合に関わってくださるアジャさんと山下と3人で、アジャさんのポーズをあんなたくさんのお客さんの前で披露出来たことも本当に嬉しいですし……私もDDTで女子がいなくて、ずっと一人だったんで(声を詰まらせながら)その中でたくさん女子団体に出させてもらって、アジャさんにも本当にいろんな女子団体でお世話になって、面倒みていただいて。今日、この女子の試合を組んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
山下 (号泣しながら)本当にアジャさんとチェリーさん、本当にありがとうございました(深々と二人にお辞儀)。自分のせいで負けてしまって……もう何か悔しいっていう……だけじゃなくて、全部が大きくて……。東京女子プロレスでやってきたものは絶対に間違っていないと思うし、東京女子プロレスに入って本当によかったなって。こんな経験もさせてもらっているんでよかったですけど、自分がまだまだ…まだまだ……まだまだだったなって……痛感させられました。でもこの先、また里村さんと……また(試合を)組ませていただくのか分からないですけど、でもまた組ませていただけるように頑張っていきたいと思うし、この次は絶対に勝ちます! 次は絶対に負けません! ありがとうございました。

第5試合は大山峻護のプロレスチャレンジマッチ。大山はKUDOをパートナーに高山善廣&ディック東郷と対戦。大山は道衣姿でリングイン。コールには大量の紙テープが投げ込まれる。道衣を脱ぐと白のハーフタイツ。高山は大山に向けて両腕を広げてポーズ。東郷が高山を下げると大山と対峙して開始のゴング。グラウンドの攻防。大山がマウントを奪うもロープ際。大山がハンマーロック。東郷がグラウンドに引きずり込んでKUDOと髙山が対峙。KUDOのローキックに髙山がビッグブーツで返して東郷とタッチ。東郷が大山に脚をキャッチされると高山が救出。大山が花道に連れ出されると東郷がイス攻撃。リングに戻されると東郷がスリーパー。逃れるもショルダーアタックで倒される。高山がスナップメイヤーからサッカーボールキック。大山は替わった東郷のナックルにミドルキックで応戦。ナックルにきたところをかわしてキャプチュードで叩きつけてKUDOとタッチ。KUDOは丸め込むの応酬からダブルニー。8×4からダイビング・ダブルニーアタックへ。しかしカウント2止まり。バックスピンキックをかわした東郷がナックルパンチ。KUDOが掌底とキッのコンボで応戦。これに崩れかけた東郷だが、オクラホマロールからクロスフェースに持ち込んでギブアップを迫る。これは大山がカット。高山が大山をビッグブーツで蹴散らす。KUDOがペディグリーを阻止してバックスピンキック。大山が出てくると大外刈り。さらにスリーパーを決めたが高山がカット。高山がバックドロップ。東郷からタッチを受けた高山が出てくると大山が払い腰連発。KUDOのダイビング・ダブルニーのアシストから大山がカバーする。これは東郷がカット。東郷が大山に垂直落下式ブレーンバスター。高山と東郷はダブルインパクト。これはKUDOがカット。東郷が場外のKUDOにエプロンからトぺ・アトミコ。高山と大山は互いに首根っこを掴んで、高山vsドン・フライ戦を彷彿とさせる殴り合い。高山がニーリフト。これはニアロープ。直後に高山はエベレストジャーマンで大山を仕留めた。試合後、大山が高山を張ると、高山が張り返して抱擁。健闘を称えられた大山はリング四方に頭を下げて引き揚げた。その後、スクリーンでは8・20両国国技館大会に丸藤正道の参戦決定がアナウンスされた。

【試合後のコメント】
高山 ありがとうございました!
東郷 ありがとうございました(高山と握手)。やっぱり頼もしいですね。
高山 ハハハハハ。もう先輩と組んでいたら、本当に怖いものないですね。
東郷 いやいやいや。たぶんこれでね、大山選手もプロレスの怖さ、奥深さっていうのが分かったと思う。今までの1対1の対決じゃない、こうやってタッグもあれば6人タッグもある。今まで一人で関節が極まったものが、今回みたいにタッグマッチだったら極まらないんですよ。あれだけ体に力入ってずっと動いていたら、これが(時間)無制限、例えば60分一本勝負じゃもたないよ。これからドンドンドンドン試合をやっていくうちに、それが分かっていくと思うよ。いい勉強になったと思うよ。
高山 まあ本人がやる気があるかどうか分からないけどね。
東郷 これから続けるのかどうかは本人次第だけど。
高山 デビュー戦がレスリングマスターに教わったから完璧でしょ。
東郷 (髙山は)プロレス界の帝王だよ。
高山 それでもう嫌だったらしょうがないっすね。

――高山選手はこの会場に思い入れがあると思うのですが、久しぶりに試合をしてみていかがでしたか?
高山 会場はどこでも一緒だよ! 新木場だろうが。たまたま裏を通ると懐かしい雰囲気があるだけでさ(笑)。

大山 いや、もう想像以上に……苦しかったですねぇ。自分の想像を越えてました。今日は本当にいろいろな思いを胸にリングに上がったので、ひとつひとつ色々なものを味わってみようと思ったんですけど、正直そんな余裕なかったですね。いやすごかったです。
KUDO 本当に大山さんの緊張感っていうのが伝わってきて、何か一緒にPRIDEのリングに上がっている(苦笑)、そんな気分になりましたね。でもデビュー戦でここまであの2人とやり合えたっていうのは、本当にすごいことだと思うし。大山さんの気持ちは分からないですけど、もしプロレスを続けたい気持ちがあるなら僕はまだまだ一緒にやりたいし。まだこれからもちょっとプロレスとは離れるかもしれないですけど、一緒に練習とかしていきたいなと思います。

――大山選手、今KUDO選手から「プロレスを続けるなら一緒にやりたい」という言葉がありましたが、今後プロレスをやってみたいという気持ちは?
大山 そうですね、気持ちは……そうですね。まあ今回は本当に覚悟決めてリングに上がったので……答えはまだ出せないですけど、今回はKUDOさんの存在が本当に心強くて、本当に潰されそうなくらいプレッシャーがあったんですけど、本当に助かりました。本当にタッグパートナーに恵まれましたし、対戦相手にも恵まれました。苦しかったけど、すごく幸せな時間でした。
――さいたまスーパーアリーナには思い入れがあると思いますが、久しぶりに試合をした感想は?
大山 もっとね、「ただいま!」って感じになるかなと思ったんですけど、余裕なかったですね(苦笑)。いやー、本当に何年経っても、何回リングに立っても緊張するんだなって思いました。

第6試合はジョーイ・ライアンvs男色ディーノのPRO WRESTLING TEES presents「DDTがDDTであるために」20年のエンタメ集大成!ワールドワイド世界一ヤバいヤツ決定戦~アイアンマンヘビーメタル級選手権アナルエクスプロージョンデスマッチ。まずはドナルド・トランプさんによる全編英語によるインターナショナル・パワーポイントへ。
○DDTのリアルトップは高木三四郎でも、HARASHIMAでもなく松井幸則レフェリーだ。
○その松井レフェリーはセクシャルジョークとセクシャルレスリングといった下ネタが嫌いだ。
○我々が下ネタを使うとクビになってしまう。
○しかし、男色ディーノは世界でもっとも強いゲイレスラーで、ライアンが世界でもっとも強いチ●コレスラーとなると、この試合は下ネタオンリーになってしまう。
○さらに松井レフェリーはバックステージで我々の試合を見ているだろう。
○この試合を成立させるためにSWOT分析にかけてみると、出た結論はDDTで最も危険なアナルエクスプロージョンデスマッチの開催というもの。
○さらにアナルは下ネタではなく、ALL NATIONS ANAL LOVEであり、アナルが世界を平和にする。
○最終的にはエクスプロージョンはポップだということ。

ササダンゴは「サンキュー・ベリー・チ●ポータント」と締めくくり、ディーノが西側客席最上段から男性客を狩りながら入場。この間に場内にはスペイン語実況席(誕期)、中国語実況席(レッカ)と英語実況席(ワンチューロとトランプさん)が設けられた模様。続いてライアンがアイアンマンベルトを誇示しながらリングイン。ライアンがマイクを要求すると「男色ディーノ、俺がアイアンマン王者だ。いつでもどこでもこのベルトを懸ける。オマエは何を懸けるんだ? しかし、それはもう決まっているんだよ」とスクリーンを指さすと、屈強な外国人が控室にいた山里亮太を拉致する模様が流された。ライアンがボタンを持ち出し「ディーノ、オマエの友達のアスホールに爆弾を仕掛けた。俺がボタンを押して、止められなければ20分以内に爆発する」と言うとスクリーンの下にカウンターが表示される。こうして山里さんのアナルがエクスプロージョンするかどうかのデスマッチになってしまうと亜門が「ディーノ、この試合は英語実況席、中国語実況席、スペイン語実況席が配置されていて全世界に配信される試合なんだよ。DDTの社運がかかっているから松井さんに途中で止められるような、松井さんに怒られるような下品な試合をしないでね」と忠告。ディーノは「どっちがヤバいヤツとかどうでもいいの。私の親友のアナルが爆破の危機に近づいている。ワタシは負けるわけにはいかない。よし。とっととやろう」と急いだが、なんと仰々しく国歌吹奏が始まってしまう。こうして試合スタート。さっそくライアンがディーノの手を股間に握らせてスクリューを狙う。スクリーンにこの模様を見ている松井レフェリーの姿が映し出されるも判定はセーフ。ライアンがロリポップキャンディーを口に突っ込ませてトラースキックを狙う。これはディーノがかわしてナイトメアを狙う。スクリーンで控室で見ている松井レフェリーの姿が映し出されたがセーフ。その隙にライアンがディーノにドロップキック。花道に寝そべったディーノにステージから走り込んだライアンがチ●コ投げ。するとスペイン語実況席が破壊される。リングに戻してライアンがカバーするもカウント2。ライアンはディーノをトップロープまで跨がせてのチ●コ投げ。すると中国語実況席が破壊。怒ったワンチューロ、さらにレッカ、誕期ともどもチ●コ投げで回されてしまう。ライアンがディーノにチ●コ投げ。ディーノが堪えて投げ返すと「ニッポン、チャチャチャ」コール。セコンドの大石がコーナーに登って尻を出すと、ディーノはワンチューロ、レッカ、誕期をコーナーに登らせて尻を出させさえる。ここで控室の松井レフェリーの姿が映し出されるが大爆笑でセーフ。しかし、ディーノのリップロックはアウトだった模様。トランプが「俺が止めてくる!」とバックステージへ。すると控室から出てきた松井レフェリーは握手やサイン、写真撮影を求められる。しかしたまーりんには正拳突き。ドアに張られた女子選手控室の紙を見て覗こうとしたがセーラー服を着たチェリーを発見して扉を閉めて吐き気。そこへトランプさんが立ちふさがる。2人で殴り合っていたが、最後は見つめ合ってキスしてスクリーンは終了。リング内ではディーノがライアンをカバーしたがカウント2。ディーノはライアンが持ち出したロリポップキャンディーをワンチューロと誕期のケツに突っ込ませ、それをライアンの口に入れてしまう。直後にライアンへ男色ドライバーを決めてピンフォール。ライアンはアイアンマンのベルトをディーノに渡して抱擁。2人が仲良く花道を引き揚げるとデジタル表示がゼロに。ディーノはボタンを発見したが、それを場外に放り捨ててしまう。するとスクリーンの山里さんのケツにロケット花火が3本差し込まれて着火。見事に肛門が爆破され、爆破の音で鳥が羽ばたいた。山里さんの黒焦げになったお尻が晒されると「プロレスを通じて世界が平和になりますように」というフタ絵に切り替わって休憩へ。

【試合後のコメント】
ディーノ(ライアンとともに帰ってきて)こうやってジョーイと……何て言うんだろうな。ジョーイとやれたことが嬉しいわよね。何だろう……別にDDT20周年とかそんなに気にしてなくて、何かみんなが言うからそうなんだろうなぁ、それっぽい感じにしないといけないんだろうなって思ってるけど、全然そんなことなくて。ただ、まあさいたまスーパーアリーナってことは事実なんで、そこで世界に向けてっていうのが、私の……20周年で後ろ向きなんじゃなくて、20年からもっと違う世界に行こうよってことで、今回はジョーイに……。
ライアン ディーノ、ジョーイ、フレンズデス。
ディーノ (ライアンと握手しながら)これはもうどっちが世界一ヤバイとか関係ない!
ライアン フレンズ! (アイアンマンのベルトを指差しながら)アイムバック!
ディーノ は? いやいやフレンズだからこれは……。
ライアン フレンズ?
ディーノ フレンズ、フレンズ!(ライアンとハグするが、ベルトに手が伸びると)NO! NO!
ライアン フレンズ、プレゼント!
ディーノ NO!
ライアン YES!(テーブルを叩きながら立ち上がる)
ディーノ (立ち上がって)イッツ・マイン!
ライアン NO! イッツ・マイン!(アイアンマンのベルトをお互いに奪い合い、さらにイスやテーブルを倒しながら小競り合い。ライアンは英語でまくし立てながら退席)
ディーノ いいよ、いいよ。分かった。これ狙ってるの、あんた? 帰れ! アメリカに帰れ! 日本に来るな! 日本の地だ、チクショー! えー、見ての通り、私が戦後70年で仇を取りました。ただいまを持って太平洋戦争は終結しました。皆さん、ご苦労様でした!(敬礼)

――そんな壮大なテーマが隠れていたんですね。
ディーノ その通りです。ただ次の戦争が始まる。そうやって血なまぐさい争いを止める気配はありません。皆さんそれに一喜一憂して、せいぜい争い事を楽しんでください。私はなるべく対戦相手を殴らず、話し合いで解決したいと思います。よろしくお願いします! お疲れ様でした! では万歳三唱で締めたいと思います。行きます! (マスコミやVIP席のお客さんも一緒に)バンザーイ! バンザーイ! バンザーイ! ありがとうございました!

休憩明け、亜門GMとササダンゴ、先ほど肛門をズタズタにされた山里さんがリングへ。ディーノとササダンゴは平謝り。山里「俺の肛門のことをどう思ってんだよ!」ササダンゴ「気づかなくてすいません…」山里「ハッピーエンドの空気になってただろ! おかしいだろ! 人生で初めて『誰か軟膏を!』ってデカい声を出したよ! まあ旗揚げ20周年に華を添えられるなら、肛門をいくらでも差し出しますよ!」さらに亜門GMからアリーナ席のお客さんに大会終了後に席番号を持ち帰ると、後日抽選会をおこなうとアナウンス。ササダンゴ「これは撤収を迅速にするための罠じゃ…」亜門「違いますよ!」ササダンゴ「ワタシぐらいでも6時に集めさせられて席番並べたんですよ。さいたまでもこれですか?」最後は山里さんの「後半戦スタート!」

第7試合はKO-Dタッグ選手権試合。第59代王者組の船木誠勝&坂口征夫は石川修司&遠藤哲哉を相手に2度目の防衛戦。船木&坂口をDAMNATIONが奇襲して試合スタート。KO-Dタッグ王者チームもDAMNATIONに同時のエプロンPKを狙うが、船木は決まったものの、坂口は石川にキャッチされてエプロンへのパワーボムで叩きつけられてしまう。リングに戻ると坂口がローンバトルを強いられる。坂口もミドルキックで遠藤をダウンさせてコーナーに戻ろうとするが、遠藤に阻止される。石川のフットスタンプから遠藤がその場跳びシューティング。これはカウント2。坂口は石川にジャンピングミドルを放って船木とタッチ。船木がミドルキックで襲い掛かる。ハーフダウンにさせてローキックはカウント2。ならばとチキンウイング・フェースロック。石川もボディースラムで投げ返して遠藤とタッチ。船木は遠藤にサッカーボールキック。これは石川がカット。坂口が排除すると、ダブルのミドルキック。これは遠藤がかわしてまとめてドロップキックで場外に落とすとブエロデアギラ。スワンダイブエルボーからのカバーはカウント2。船木は掌底から浴びせ蹴りでやり返す。これはカウント2。坂口が払い腰からサッカーボールキック。かわした遠藤がハンドスプリング・ニールキック。石川が出てくると串刺しラリアットからバックドロップ。ジャイアント・ダブルニードロップへ。これはカウント2。坂口は石川の攻撃をかわしてチキンウイング・フェースロック。船木も遠藤をチキンウイング・フェースロックで捕獲してアシスト。しかし、これはロープに逃げられる。坂口は払い腰から背中に飛びついてスリーパー。これは遠藤がスワンダイブ・ファイアーバードでカット。さらに船木を場外に出してケブラーダで飛ぶ。リング内では石川がヒザ。さらにスリーパー・スープレックスからランニングニー。これはカウント2。スプラッシュマウンテンは坂口がかわしてその場跳びの神の右膝2連発。このカバーは遠藤がカット。船木が遠藤を排除。正調の神の右膝は石川にキャッチされたが、坂口はあきらめずにその場跳びの神の右膝。正調の神の右膝からコーナー最上段に登ると神の右膝を投下して3カウントを奪った。

試合後、坂口と船木はアルティメット総研の大友社長からベルトが贈呈されて記念撮影。その背後からディーノが忍び寄って大友社長にリップロック。さらにマイクを取る。「船木ちゃーん、アンタの長いキャリアでいろんな敵がいたわね。でもまだこのハイブリッドボディーと闘ったことないでしょ? 私、ドラマティック・ドリーム・チームの男なの。アンタが今まで闘ったことない闘いを提供するのがお仕事なの? 次は決まっているの?」亜門「次は4月29日後楽園大会を予定しているけど相手は決まってないよ」ディーノ「私たちはやることを言いました。どうなんですかね」坂口「ナメんな。せっかく船木さんと勝利の余韻に浸っていたのに。アンタ(高山)もアンタだよ。いつから落ちぶれたんだよ。来るなら来い。殺してやる」ディーノ「勘違いしないで。ワタシは正々堂々と舐めるのよ。やってやりますよ。ねえ、よっちゃん」高山「征夫、差別はよくねえぞ。このリングに上がれば誰でも闘えるはず。今度の後楽園で俺たちがベルトを獲りにいくぞ、ノーフィアー!」新生ノーフィアーは退場。坂口「俺らのほうがノーフィアーなんだよ。4月、船木さん、殺ってやりましょう」船木「ちょっと俺は苦手なタイプ(苦笑)。だけど皆さんの前で言われたから仕方がないね。どうなるつもりで良い覚悟でやるよ。そのかわり、絶対勝つ」最後は梅田も揃った酒呑童子も加わって「さいたまスーパーアリーナの皆さんと酒盛りだ!」と言うと、一本の酒瓶を全員で回し飲んで酒盛り締め。

【試合後のコメント】
遠藤 試合前、会見で俺は「船木誠勝は過去のものだ」と言った。ただ、俺自身もまだまだハイブリッドには届いてなかった。今日はそれを認めるしかない。
石川 復帰1戦目で坂口に勝って、ちょっと自分自身がもう余裕って思っていた部分があったかもしれない。まあもう1回、もう1回チャンスがほしい。やっぱりまだ(コンディションが)100までいってないんで。100までもう1回上げて、もう1回タッグでもいいし、もう1回シングルでもいいから坂口と。船木でもいいからやらせてほしい。それだけです。

ディーノ まあ、そういうことよね。プロレス界にもまだまだ夢のカードは転がっているってことよ。
高山 せっかくDDTに来たんだからね。
ディーノ ねー。そうよ。
高山 あんな試合してもつまんないじゃん!
ディーノ ホント、そう。ちゃんとねおもてなししなきゃね!
高山 ね!
ディーノ もうそれ以外に言うことはないわね。普通にDDTスタイルでやれば、DDTのタッグベルトなんだから当然にように私たちに来ますよ。ここからノーフィアーがちゃんと快進撃が続くわけだから、ちゃんとその感じを……もう今からスタートだからね! 先に言っておくわよ。この時点でちゃんと目を付けておかなきゃ遅れちゃうわよ。
高山 もうさっきのやり取りで分かるでしょ? もうこっちのものだったじゃん。
ディーノ もう全然。
高山 何を言っても(坂口&船木は)全然ダメだよ。
ディーノ もうシンプル。なぜかって言ったら、もう私には怖いものが一切ないもの。
高山 本当にない。
ディーノ もうこれはイージーワークです。イージーワークのように、じゃあヨッちゃんお願いするわよ。
高山 じゃあ次は絶対俺たちがベルトを獲りに行くぞ!
二人 ノーフィアー!

――まずは挑戦者チーム、石川修司&遠藤哲哉との対戦はいかがでしたか?
坂口 いや強かったですよ、石川選手。遠藤も強いけど、やっぱり石川選手の体の強さは……。ただ自分一人じゃ敵わない部分もあったわけで。そこは船木さんに助けていただいて。改めて何て頼もしい人なんだって思いました。
船木 だけどみるみる征夫がすごく強くなっているのが見て分かるので、1回1回おうごとに必殺技も増えてきて。何か今一番上がっているような気がしますよね。だからこそ次のあのホモは絶対止めたいです。どういう作戦か分からないですけど。キスとかしてくるんでしょ?
坂口 しますね。
船木 されたことあるの?
坂口 あります。
船木 あるんだ。そこが1個ポイントですよね。そこを気持ち悪るがって避けているうちにやられてしまうのか、もしくはそれも受け入れた上で仕留めるか。その辺に何となく勝つか負けるかのポイントが懸かっているような気がしますね。

――坂口選手は挑戦を名乗りあげてきたディーノ&高山組の印象は?
坂口 まあリング上で言った通りです。ディーノ選手に関してはあのまんまだし。船木さんが言った、あのまんまだし。ただ横にいる金髪のオッサンが何を考えているか分からないし、あの人あんなだったの? 自分が追いかけていた髙山選手、あれ? どこでどう変わったの? って。本当に骨抜かれちゃったんじゃないのかなって思って。その牙を戻しておかないと、自分と船木さんには勝てないっすよ。ケツ出してうちらに勝とうなんざ100年早いっすよ。以上です!
船木 じゃあ後楽園で(坂口と握手)。

第8試合はシブサワ・コウ35周年記念「信長の野望~俺たちの戦国~」戦国武将マッチ。対戦カードは高木三四郎<豊臣秀吉>&武藤敬司<武田信玄>&木髙イサミ<真田幸村>with徳田公華<松姫>vs飯伏幸太<織田信長>&秋山準<上杉謙信>&関本大介<柴田勝家>with入矢麻衣<お市の方>。まずはリングに上がったシブサワ・コウさんが「みなさんこんにちわ! ゲームもプロレスも楽しんでください!」と挨拶。亜門GMの「開戦の掛け声をいただいてよろしいでしょうか?」と振るとシブサワさんは「去年、ちょうど『真田丸』というドラマで3Dマップを監修していたので、幸村になったつもりで。狙うは家康の首一つ! 全軍進めー!」と号令を出した。まずは豊臣秀吉の高木がリングインして築城。真田幸村のイサミに歓声が飛ぶ。さらに武田信玄の武藤敬司は松姫の徳田公華さんを連れてリングイン。『HOLD OUT』に大ムトウコールが起こる。続いて柴田勝家の関本がお市の方の入矢麻衣さんを伴ってリングイン。上杉謙信の秋山が登場すると歓声。最後に織田信長の飯伏幸太が火縄銃を二丁担いで花道を闊歩してリングイン。役者がここで勢揃い。シブサワさんとの記念撮影へ。

まずは高木秀吉が「ここは拙者に任せい」というと関本勝家を挑発。築城を指さして「墨俣の一夜城!」と豪語する。高木秀吉は城に投げんとしたが関本勝家が寸で止まる。向かっていった高木秀吉がかわされて城に突っ込んでしまって落城。飯伏信長が出てくると武藤信玄がリングイン。飯伏信長のミドルキックに武藤信玄は張り手。飯伏信長のソバットにその場跳びムーンサルトが出れば、武藤信玄は蹴り脚をキャッチしてのドラゴンスクリューからフラッシングエルボーで大歓声。木高幸村が出てきてダイビング・ボディーアタック。飯伏信長は木高幸村にドロップキックを決めて場外に出すと、甲冑を着たままバミューダトライアングルをヒットさせた。リングに戻すと関本勝家がリングイン。エルボードロップはカウント2。秋山謙信が出てきてダブルのショルダーアタック。さらに関本勝家の頭部をエプロンに出してスリングショット式のニードロップ。木高幸村をリングに戻してランニングニー。これはカウント2。飯伏信長が出てきてエルボー合戦。飯伏信長は強烈なミドルキック。これはカウント2。スリーパーはロープに逃げる。関本勝家がドロップキック。これはニアロープ。秋山謙信が出てきてボディースラム。さらにヒザが飛んでくる。木高幸村はエルボーで抵抗し、さらにトラースキック。ここで武藤信玄がリングイン。武藤信玄は低空ドロップキックからドラゴンスクリュー。さらに足4の字でギブアップを迫る。飯伏信長がその武藤信玄の上にその場跳びシューティングを浴びせてカット。武藤信玄はドラゴンスクリューからシャイニング・ウィザード。秋山謙信がブロックしてランニングニーへ。関本勝家が出てくると武藤信玄が低空ドロップキック。高木秀吉が替わってドラゴンリングイン。関本勝家が迎撃してアトミックドロップから逆エビ固め。これは木高幸村がエルボーでカットせんとする。動じない関本勝家に木高幸村がバズソーキック。関本勝家がラリアットで黙らせて飯伏信長とタッチ。飯伏信長がパワースラムからコーナー2段目からのムーンサルト。コーナーに登ると蘇生した高木秀吉がエプロンに落としてぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスター。武藤信玄と木高幸村がサンドイッチ・シャイニング・ウィザード。高木秀吉のラリアットからのカバーは秋山謙信と関本勝家がカット。シットダウンひまわりボムは飯伏信長がかわしてバックを取ると関本勝家が加わって眉山。その関本勝家を木高幸村が場外に出してトぺ・スイシーダ。秋山謙信が武藤信玄をエクスプロイダーで投げんとする。これは木高幸村がカット。武藤信玄が「幸村!」と言うと木高幸村がイスを持ち出す。イスに座った武藤信玄が号令をかけると木高幸村が「今こそ打ち取ったり」と向かっていくが、秋山謙信に蹴散らされる。秋山謙信の刀は武藤信玄が軍配で阻止。秋山謙信がエクスプロイダーを決めれば、直後に武藤信玄がシャイニング・ウィザードを放ってダブルダウン。リング内では飯伏信長が高木秀吉にラストライト。最後はフェニックス・スプラッシュでピンフォール。

試合後、手を取り合って大団円。退場した将軍たちの中で高木だけが戻ってくる。高木「DDT20年、ありがとうございました! 昔ここで戦国武将祭りというイベントがあって、そこでコーエーさんにスポンサードしていただき、またさいたまスーパーアリーナでやりたいと思って、そのご縁で今日無事に開催することができました! 満員のお客さんじゃー! ありがとう! これだけの大勢に見送ってもらいたいと思います。引退します。もう思い残すことは何もないです。今日これだけの大勢のお客さんがDDTに集まったじゃないですか。俺がいなくてもDDTは、もっともっともっともっと大きな団体になっていくと思っています。だからまったく悔いはありません! いや、ないといったら嘘になります。5年前の武道館である場所に進出したいと言いました。そのある場所で、ある選手と闘いたいと思っていました。でも! ある場所に連絡しても返事がこないんです! もう思い残すことなんてないんだよ! だから、新藤! 引退の10カウントゴングを鳴らせ! 新藤、ためらうな!…いやためらえ! 新藤! ためらうな、鳴らせ、引退の10カウントゴングを!(1カウントが鳴る)まだだ! みなさん長い間、ありがとうございました。苦労をかけた選手・スタッフ、そして松井さん、今林さん、そして支えてくれた家族のみんな、ありがとう。高木三四郎のプロレス人生は幸せでいっぱいでした。それではみなさん、ありがとうございました」こうして10カウントゴングが鳴らされるも、8カウント目で木曽レフェリーが電話をもって「ストップ! ストップ!」と亜門GMのもとに駆けつける。亜門「高木さん、ちょっと待ってください! たった今OKをもらえました」高木「え? あと2つだったのに!」亜門「やっていいんですって! 高木さんがやりたかったこと! これですよ、これ!」スクリーンには東京ドームの写真。さらに「路上プロレス in 東京ドーム開催決定!」の文字。高木「東京ドームで路上プロレス、やるぞー! 本当に東京ドームからOKが出たのか?」亜門「今OKの連絡きました! でも規制が厳しいみたいで最悪早朝とか深夜になるかもしれないけど、とりあえずやれるみたいです!」高木「東京ドームさん、どうかしてるぜ! ありがとう!」亜門「高木さん、引退なんかしないですよね?」高木「もちろん引退撤回! 引退なんかするわけねえだろ! 俺にはまだまだこの団体をデカくする夢と野望があるんだよ! オマエらあきらめちゃダメだぞ。20年前にお前らなんかすぐ潰れると言われた団体がさいたまスーパーアリーナを満員にしたんだ! これだけ覚えておけ! DDTはまだまだまだまだデカくなってやる! 東京ドームで路上プロレスやるぞー! ありがとう! 俺の曲かけろ、ミュージックスタート!」

【試合後のコメント】
秋山 まあ、楽しかったですね。これ(甲冑)着てどこまで出来るか、ちょっと心配はありましたけど、でもまあ僕の動きはそんなに関係ないな、と(苦笑)。彼が一番、信長様が。
飯伏 ありがとうございます。
関本 やっぱり織田信長様は格好良かったです。コーナーにいて見とれました。ありがとうございました。
飯伏 僕、以前に一度戦国武将の試合をさせてもらったんですけど、その時はこの甲冑とか何もつけない状態でやってんで普段と変わらない状態だったんですけど、今日このフル装備というか。それでいつもの動きはっちょっとしんどかったですね。非常に楽しく秋山さんと関本さんと組めて嬉しかったです。

――秋山選手、対戦相手には武藤選手もいらっしゃいましたがいかがでしたか。
秋山 高木選手とやるのは初めてかもしれないんで新鮮でした。
――関本選手は高木選手や武藤選手とやってみていかがでしたか。
関本 やっぱり秀吉ですか。恨みがあるんでね勝家は。あのイスの城にぶつけられて、少しでも勝家の怨念が晴らされたことに非常に嬉しく思っています。武藤さんは凄いですね(苦笑)。空気が違いました。
――飯伏選手も武藤選手との対戦はこれまでなかったと思いますが。
飯伏 そうですね。普段とは違う格好なんですけど、初対決ということで非常に緊張感があるというか、久しぶりに刺激のある試合が出来ました。武藤さんももちろんなんですけど、やっぱり秋山さんとも、関本さんともシングルマッチがやってみたいと思いました。
――それを聞いて。
秋山 動けるうちにお願いします。
関本 私も。はい、喜んで。
飯伏 お願いします。

武藤 実はこの甲冑を着てからよ、小便しにいけねぇんだよ。
イサミ 頑張ってここ(前掛け部分)を上げるしか(苦笑)。
武藤 だから小便を我慢しながらやったのが敗因だな。俺、本当に小便に行けねぇんだもん!
イサミ 当時の戦国時代の人たちは甲冑着たあとどうしていたんですかね?
武藤 垂れ流しだろう。
イサミ 垂れ流しですかね。垂れ流しながらやっていたら、もしかしたら勝てたかもしれないですね。
武藤 ただこれでやっていたら、上がズルズル脱げてきたんだよ! これ戦国時代だったら斬られてるぞ(苦笑)。
イサミ そうですね。改善するところは色々ありましたね(苦笑)。
武藤 まあ、ただやってて楽しかったよ。
イサミ 楽しかったです。
武藤 心はちょっとだけ童心に返ってやっていたよな。何か面白かったですね。俺のところは以上です。
イサミ 実際に武藤さんと組むことも闘うことも初めてですし、その方を親方様として自分の忠誠する方として迎えられて、DDTの20周年という記念すべき大会にこういう6人タッグに出られたのもひとつのアレかなと思いますね。嬉しいところもあります。

――武藤選手、対戦相手に秋山選手もいましたし、飯伏選手とは初対決でしたが。
武藤 そうですね。たぶん関本もやったことないんじゃないかな。記憶にないっすね。そういう部分でいったら新鮮だったというか、その空間自体が非常にいい空間だったというか、楽しかったですね本当に。
――イサミ選手も高木選手や飯伏選手とは久しぶりの対戦だったと思いますが。
イサミ やっぱりチルドレンって言葉がありますけど、言ったら僕もDDTチルドレンなんで。その中で自分の団体、BASARAをもっともっと盛り上げて。こうやって親方と組んだりとかも、もっともっと自分のところの会社を大きくすれば出来ることだと思いますし、対戦するっていうのも夢じゃないと思っていますので。こういうひとつの出会いみたいなものを、1回こっきりのお祭りでの一期一会にするんじゃなくて、大事な出会い? そういうのも一期一会って言うんですか? それにしたいと思います(苦笑)。でも楽しかったですね。
――武藤選手、久しぶりにこういうスーパーアリーナという会場でやってみた感想は?
武藤 久々に大きな会場か……ただね、俺もいろんな修羅場をやっている中で、もしかしたらこういうことを嫌がるプロレスファンがいる中で、何かDDTのファンの人っていい形で迎え入れているというか、それはたぶん彼(イサミ)たちが築き上げたものであってね。そういう部分でもやりやすかったと言えばやりやすかったですね。
――今日は結構動きが良かったが、そういう意味でも楽しめた?
武藤 いや、実はこれ(甲冑)やったら動きが……いやぁ。
高木 (コメントスペースに遅れて入ってきて)信玄殿、幸村殿!
武藤 太閤、歴史と違って天下獲れないじゃん!
高木 すみません、天下獲れませんでしたね。これもまた武田信玄殿曰く、点と点が線になってつながるというやつではないでござるでしょうか。
武藤 え?(苦笑)
イサミ 線にするという話を今、ちょうどしたところです。
高木 あ、そうなんですね。失礼しました。
武藤 じゃあコメントして。俺らもう終わったから。
高木 本当にここで前、さいたまスーパーアリーナでやった戦国武将祭り。さいたまスーパーアリーナにいつかは進出したいなと思っていたんですよ。で、その時とほぼ同じシチュエーションで。あの時も武藤さんはまだ全日本プロレスさんの社長でしたけど、あの時もいろいろお仕事させていただいて、その後もWRESTLE-1のほうでもいろいろとお仕事させていただいて。で、イサミもそうだし、飯伏もそうだし、関本選手は大日本プロレス、秋山社長は同い年でやっぱり尊敬出来る社長なんで、最高のメンバーが集まって出来たと思います。だからもう引退してもいいかなと思ったんですけど…。
イサミ いやいやいや(苦笑)。
高木 思ったんですけども。
武藤 もう引退しちゃえよ。俺と一緒に引退マッチする?
高木&イサミ いやいやいや!
イサミ 親方様、太閤殿、まだ……。
高木 東京ドームで路上プロレスをやることが正式決定しました。
イサミ 東京ドームで路上プロレス?
武藤 意味わからないよ。東京ドームの中で路上プロレスやるの?
高木 はい。正式決定しました。
武藤 へえ。
高木 リング上では名前言えなかったけど、もしやるならもう一人、呼ばなくちゃいけない人間もいるので声をかけたいと思っています。

――ということは、高木選手の引退はないってことでよろしいんですね?
高木 ないですね。はい。ちょっと(試合で)負けて錯乱しました。
武藤 いや、プロレスラーは引退しても戻ってこられるんだからさ。
高木 そうですよね。確かに。それもアリですよね!
武藤 フフフフフ。
イサミ そんな簡単に!
高木 でも信玄公の言われる通りでございます。
武藤 ヘヘヘヘヘヘ(笑)。
イサミ 信玄公…親方様はまだ引退されてませんよ!
高木 あ、そうか。
武藤 俺なんか今からもう1試合しなきゃいけないんだよ!
高木 そうですね。
武藤 というわけで、俺は早く捌けないと。
高木&イサミ ありがとうございました!

セミファイナルはDDT EXTREME級選手権ハードコアマッチ。第38代王者の葛西純は佐々木大輔を相手に4度目の防衛戦。リングサイドにはイスやラダー、テーブルといったアイテムが置かれる。葛西がイスを手にすると佐々木もイスを持つ。イスチャンバラは佐々木が制止てイスで打ち抜く。場外に出た葛西に佐々木がトぺ・スイシーダ。これを葛西はラダーでブロック。葛西は場外に出た佐々木をテーブルにぶつけると、さらにテーブルをリング下に設置。佐々木をテーブルに寝かせてコーナーからボディープレスを浴びせてテーブルクラッシュ。デッキブラシの入ったトラッシュ缶を持ち出す葛西。テーブル片で殴打し、さらにフェンスをリングサイドに設置。佐々木をリングに戻すと、佐々木のエルボーを受けきって頭突きを放つ。さらにステンレス製の熊手で背中を引っ掻いて5分経過。熊手の先端を上に向けて、そこへのボディースラムを狙う。佐々木がかわして逆にボディースラムを放って、葛西にダメージを与えた。ダイビング・ラリアットからイスを手にした佐々木はそれをクビに引っ掛けてスタナー。さらに顔面ドロップキックを放つもカウント2。佐々木はトラッシュ缶を奪って葛西を殴打。葛西に被せ、そこ目がけてイスをフルスイング。さらにトラッシュ缶で固定してfromコーナーtoコーナーを成功させた。カウント2で返されるやクロスフェース。これは葛西が粘って抱えるとトラッシュ缶へのデスバレー。ラダーでコーナーまで突き刺して、さらにラダーの上へのブレーンバスター。続くダイビング・ヘッドバットはカウント2。葛西はラダーを設置するとその上に登っていく。佐々木が蘇生して追いかける。ブレーンバスターで投げたが葛西は仁王立ちしてバックドロップ。佐々木もトラースキックを放つ。葛西はバックドロップを決めてラリアット。かわした佐々木がイスをトスしてトラースキック。場外に出た佐々木はイスを並べると金網をその上に設置。エプロンに登った佐々木はそこへの河津落としへ。葛西だけでなく佐々木もダメージ。佐々木をリングに戻すと金網もリングへ。佐々木はさらに特大のラダーを持ち込む。佐々木はテーブルをコーナーに立てかける。そこを葛西が襲い掛かる。佐々木は葛西をうまくコーナーのテーブルに突き刺すことに成功。佐々木はラダーをクビにかけて回るが、葛西がかわしてバックを取ってジャーマン。葛西がラリアット。しかしカウント2。続くリバースタイガーもカウント2で決まらない。15分経過、葛西はゴーグルを掴んでラダーに登る。パールハーバーを投下したが佐々木が回避。佐々木は葛西の上にラダーを乗せて、ラダーに登る。葛西が蘇生してラダーで叩いて動きを止めると、ラダーを広げてその上に金網を設置。葛西がその上へのブレーンバスターを仕掛ける。佐々木が堪えて雪崩式パワーボムで落とすと、動きの取れない葛西に佐々木がラダーからダイビング・エルボードロップを投下。このカバーはカウント2。ならばとそこの上へのNOW OR NEVER。これもカウント2止まり。佐々木は特大ラダーを立てかけて、その下にテーブルも設置。葛西を寝かせると佐々木はラダーへ。「俺がカリスマだ!」とダイビング・エルボードロップを投下。これは葛西が返せず3カウントが入った。

試合後、佐々木に株式会社セキチューの伊藤取締役営業企画部長からベルトが贈呈された。佐々木がマイクを取る。「エクストリーム取ったぞ。でもな、今はこのベルトはいらねえ(ベルトを放り投げる)。葛西純! 葛西さんよぉ! 生放送じゃいえない言葉だけど、アナタは最高に狂ってたよ! 葛西、葛西……(場内『カサイ』コール)うるせー! 今日勝ったのは俺だ! ここにEXTREMEのベルトがある! 俺たちDAMNATIONの反撃の始まりだよ! またこのDDT、俺たちが制圧してやるよ! いいか、よく聞け! 俺たちがDAMNATION、俺たちは群れない・媚びない・結婚しない! 俺たちがDAMNATION、そしてこの俺がカリスマ、佐々木大輔だ!」

【試合後のコメント】
葛西 三つ取られたな。それぐらい分かってるよ。もうね、カリスマがどうこうっていうのは別にいいんだよ俺っちは。カリスマうんぬんっていうのは自分で言うもんじゃねえ。人が決めるもんだよ。そんなちっぽけのものどうでもいいんだよ。こうやって! あんな狂った試合して、今こうして生きている! それだけで十分だ。でもまだ佐々木大輔に三つ取られたってだけで、俺っちは今日やってみてあいつより弱ぇとか強ぇとか思っちゃいねぇ。こうやって生きてる限り、またあいつにリベンジすればいいことだし。生きてるだけで儲けものだよ。生きてるだけで素晴らしいんだよ。まあ、こうして生きてる限り、あいつにリベンジするもよし、また他の人間がベルト巻いたら挑戦するもよし。これからも生きるから俺っちは! 9月に息子だか娘だか分からないけど、第2子が生まれるんで死んではいられないんだよ。まだまだ生き続けなきゃいけないんだよ俺っちは! 以上だ。これで終わりじゃねぇ!

佐々木 男なら有言実行! EXTREME獲ったぞオイ! 葛西純! 葛西純、テメー! これ生放送じゃねぇよな? 生放送? 違う! あのキ●ガイ、この野郎! うらー! 殺す気か、あのキ●ガイおい! 完全に気が触れちまってるよ。でもな、俺もちょっとだけ気が触れてたかもしれない。それがこれ(ベルト)だ。何か聞いてくれよオイ。
――試合後、葛西選手が「9月に第2子が生まれるんで死ねない。まだまだこれからも生き続ける」と言っていたのですが、群れない・媚びない・結婚しないがモットーの佐々木選手はそれを聞いて、何か思うところありますか?
佐々木 おめでとうございます。俺は変わらず、いつ死んでもいいよ。今日はきっと酒飲んじゃいけないけど、明日まで飲むよ俺は。明日になったら死んでるかもしれない。そしたらオイ! 棺桶にこれ(EXTREME級のベルト)入れてくれ。遺影はキャンディスとのツーショットにしてくれ! 俺の遺言だ。
――その棺桶に入れるベルトですが、誰を相手に防衛戦をやっていきたいとお考えですか。
佐々木 防衛戦なんかしねぇよ! あんなキ●ガイから獲ったベルト、誰にも渡さねぇよ。どうやったら渡さないかわかるか?
――防衛戦をやらない?
佐々木 そういうことだ!
――それは会社側が許さないと思うのですが。
佐々木 大丈夫。防衛戦組まれても行かないから。最後にもうひとつ。このDDT、今アイドルとか、作り笑顔の野郎どもとか、未来がどうとか言ってるヤツいるよな。俺はああいうのにウンザリしててよ。本当に刺激のまったくないプロレスライフを送っていたんだよ。そんな中で葛西純! 葛西純に感謝するよ。俺のプロレスインポが治ったよ。ビンビンだよ、オイ! それだけだ。

メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第60代王者のHARASHIMAは竹下幸之介を相手に4度目の防衛戦。HARASHIMAが握手を求めるも、竹下が拒否して18時15分、試合開始のゴング。ロックアップからHARASHIMAが押し込んでクリーンブレイク。今度は竹下が押し込んで離れ際にエルボーを放つとエルボー合戦。ショルダーアタックからHARASHIMAのカカト落としを竹下が防いで、今度はグラウンドの攻防。竹下が腕を取っていくと、取り返そうとするHARASHIMAに鋭いエルボー一発。エプロンに出たHARASHIMAに竹下がエプロンへのDDTを放つ。HARASHIMAが逆水平。エプロンへのブレーンバスターは互いに回避。竹下は床に垂直落下式ブレーンバスターで叩きつけてリングに戻る。これでHARASHIMAが首にダメージ。カウント18でなんとか生還したHARASHIMAに竹下がショルダーネックブリーカー。これもカウント2。竹下はここから首に一点集中。バックブリーカーから逆エビ、さらにSTFで絞っていく。HARASHIMAはロープに逃げる。竹下はHARASHIMAを花道に出す。そこでのドラゴンスープレックスはHARASHIMAが堪える。HARASHIMAは花道へのニークラッシャーでダメージを重ねる。10分経過、HARASHIMAはトップロープを飛び越えてリング内の竹下のヒザを踏みつける。HARASHIMAは左脚へのローキック連打と脚攻め。さらにエグい角度で固めていく。竹下はロープに逃げる。続く裏ヒザ十字もロープエスケープ。HARASHIMAは左脚をセカンドロープに引っ掛けて、そこへドロップキック。苦し紛れのゼロ戦キックはHARASHIMAが読み切って足をキャッチ。クロス・ヒールホールドでさらに追い詰める。さらにサソリ固めに移行するがロープに逃げられた。竹下はフロント・スープレックスでようやく反撃に糸口を掴む。15分経過、逆水平から串刺しのスーパーキック。HARASHIMAの腕を取ってドラゴンで投げ捨てると、場外に出たHARASHIMAにトぺ・スイシーダ。竹下がリングに戻してエプロンへ。HARASHIMAが蘇生してエルボー。竹下もエルボーでやり返す。HARASHIMAは不意を突く水面蹴り。スリングショット・レッグドロップで場外へと落とした。HARASHIMAが竹下をリングに戻してダイビング・カンフーキック。串刺しフロントハイキックから雪崩式ブレーンバスターへ。これもカウント2止まり。HARASHIMAがミドルキック連打。山折り狙いは竹下が回避。HARASHIMAがすかさず下に潜り込んで裏ヒザ十字。竹下がなんとかエスケープする。HARASHIMAがファルコンアロー。これはカウント2止まり。山折り狙いは竹下がDDTで切り返す。ブルーサンダーはHARASHIMAがヒザで迎撃。竹下がビッグブーツで返してすかさずブルーンサンダー。これもカウント2。20分経過、竹下のジャーマンをHARASHIMAが脚を掴んで堪える。竹下が蹴って解除して投げ捨て。ラリアット狙いはHARASHIMAがジャンピングハイで止める。蒼魔刀は決められなかったが、後頭部への蒼魔刀。竹下も返してダブルダウン。先に立ち上がった竹下がオレンジクラッシュ! ショートレンジ・ラリアットはカウント2止まり。竹下の逆水平にHARASHIMAが「来い!」。竹下が何度も打ち込んで、ダブルチョップはカウント2。ジャーマンはHARASHIMAが堪える。さらにハイキックからリバース・フランケン。串刺しの蒼魔刀から蒼魔刀狙い。竹下が串刺しビッグブーツで返してコーナーに乗せる。抵抗するHARASHIMAが雪崩式リバース・フランケン! 蒼魔刀を発射したがなんとカウント2止まり! 25分経過、HARASHIMAはスワンダイブせんとしたが、竹下がキャッチ。かわしたHARASHIMAがリバース・フランケン。堪えた竹下が二段式ジャーマンを放つ。しかしカウント2止まり。バックを取る竹下。回避したHARASHIMAが顔面蹴り。つるべ落としは垂直に落として場内騒然。このカバーはカウント2止まり。HARASHIMAがバズソーキック。HARASHIMAはスワンダイブ蒼魔刀。竹下はなんとか剣山で迎撃したが双方ともに動けない。HARASHIMAが先に起き上がってミドルキック連打。これを受け止める竹下。さらにキャッチして山折り。蒼魔刀はHARASHIMAが蒼魔刀で迎撃してみせる。先に起き上がったHARASHIMAが脚を掴む竹下を蹴っていく。エルボーせんとするがふらつく。なんとかエルボーで立て直したい竹下だがHARASHIMAとのエルボー合戦に崩れる。今度は張り手のラリー。HARASHIMAの張り手3連打に竹下がナックルパンチ連打からバイオニックエルボー。竹下がHARASHIMAを人でなしドライバーで脳天から落としてジャーマンはカウント2。ならばとクロスアームジャーマンで熱戦に終止符を打った。

試合後、なんとか先に起き上がった竹下がガッツポーズ。HARASHIMAは頭を抱えた。竹下が涙ながらにマイクを取る。「闘っていただいたHARASHIMA選手、ありがとうございました。DDT20周年、僕はDDTが大好きです。DDTを見てプロレスラーになりたいと思い、そして今、20周年のメインイベントのリングに立ちました。DDTのレスラー・スタッフ、みんなプロレスを愛しています。命がけで愛しています。自分がデビューした時から期待の新人、プロレス界の未来とみなさんに言っていただいて、正直プレッシャーになっているところもあって、未来を見せると言い続けてきました。でも、もうそんなこと言いません。21年目からもDDT全員でプロレス界の未来を見せていきます。HARASHIMAさん、本当にありがとうございました!」しかしHARASHIMAは竹下の握手に応じずに退場。グッドコムアセットの長嶋社長から賞金200万円が贈呈される。竹下「今日は本当にありがとうございました。今すべて出し切りました。もうこれ以上何も言うことはありません。試合ですべてを伝えたつもりです」すると佐々木と遠藤が花道を闊歩して現れる。佐々木「竹下、今日はオマエが勝つと思っていたよ。コングラッチュレーション、おめでとう。オマエこそDDTの未来、プロレス界の未来だよ。なんていうと思ったか! 泣いてんじゃねえよクソガキ! テメエみてえなやつ、DDTのチャンピオンだと? ここにいるお客さん、そして神様が許しても、この俺が許さねえ! 次でテメエを終わりにしてやる! 次の挑戦者はテツヤだ!」遠藤「竹下、いや竹ちゃん、感動のマイクのあとにすまんな。竹ちゃんさ、未来って何かわかる? 俺は未来が何かわかんないし、興味もまったくないんだよね。竹ちゃんさ、俺のこと目障りと思っているよね? 俺もオマエのこと正直、目障りだと思ってんだよ。だからせっかくそのKO-Dのベルト獲ったし、それを懸けて最高の潰し合いをしようぜ。どうだ竹ちゃん、いい返事してくれるかな?」亜門「次のタイトルマッチを4月29日の後楽園大会を予定してました。どうでしょう、チャンピオン?」竹下「…お客さんが決めてください! 見たいですか?(場内拍手)こんなに拍手があるってことは超満員札止めで間違いないですね。遠藤、いや、テッちゃん。次の4月の後楽園、KO-D懸けてやりましょう」亜門GMが決定をアナウンスする。遠藤「竹ちゃん、ずるいな。こんな大勢のお客さんを味方につけて。まあせいぜいトレーニングをお互い頑張ろうな」佐々木と遠藤は退場。竹下「さっそく次のタイトルマッチが決まったんで、首も足も痛いんですけど、明日からもゴールドジムで頑張りたいと思います。本当に!本当に!さいたまスーパーアリーナ、DDT20周年興行ありがとうございました!」するとカーテンコールへ。本日の出場選手がリングに集結する。HARASHIMAがダメージを引きずりながらリングイン。竹下の名前が最後にコールされた。竹下「これはどういう状況ですか?」高木「皆さん、今日はどうもありがとうございました! もう何も言いますまい。DDTはこれからももっともっといろんなことにチャレンジして大きくなっていきたい。DDTの未来だけでなく、プロレス界の未来も見せていきたいと思っています! メインで勝利した竹下、この場を締めてくれ!」場内「タケシタ」コール。竹下「何締めですか?」高木「一本締め」竹下「大山さん、一本締めとは?…あぁ拍手のやつね」竹下は観客を起立させると「20年目以降もよろしくお願いします! お手を拝借!」と一本締め。場内に『Into The Light』が流れる。選手が引き揚げるとリングには竹下とHARASHIMAが対峙。竹下が右手を差し出すと、HARASHIMAは「もう一回やろう!」と答えて応じ、その腕を掲げた。HARASHIMAがリング下から引き揚げようとすると竹下が呼び止めて2人が揃って花道で退場。お客さんの握手に応えて引き揚げた。

【試合後のコメント】
――試合後、新王者の竹下選手に挑戦表明して、4月の後楽園でタイトル挑戦が決まりました。
遠藤 何か逆に聞くことないんじゃないですか? 僕と竹下の関係というか、そういうことについて。
――ここ最近はシングルマッチで当たる機会もあまりなかったと思いますが。
遠藤 うーん、最後にシングルをやったのはDAMNATIONに入って、(2016年)9月の大阪で。あれが最後じゃないですかね。あの時は自分があいつから三つ取って。ただ正直、やり足らないっす。向こうも同じ気持ちだと思う。どっちかが潰れるまでやらなきゃ、この気持ちは収まらないっすね。
――今日HARASHIMA選手に勝った竹下選手を見た印象は?
遠藤 やっぱあいつは嫌がるかもしれないけど、天才だと思いましたね。何がすごいかって、別に運動神経とかそういうのじゃないと俺は思ってるんですよ。ずっと思っていたんですけど、あいつのすごいところは周りの期待に絶対に応える、周りの期待を裏切らない、そのメンタルの強さだと思っているんですよ。たぶん俺と竹下に圧倒的な違いがあるとしたら、そこだったんじゃないかなと思ってます僕は。
――そのメンタルの強さを分かった上で、後楽園では絶対勝てる?
遠藤 もう言ったからにはね、勝たないと。もう大恥でしょ。DAMNATION追い出されちゃいますよ、そんなんで負けたら。またハッピーモーテルに入れられますよ、カリスマに。それだけは避けたいんで。まあ勝つとか負けるとかじゃなく、潰し合いですね。潰します。
――ファンの間から20周年記念大会のメインで、竹下vs遠藤が見たいという声も結構あったんですが。
遠藤 ああ。正直20周年、自分ずっといたわけじゃないし。DDTが出来て20年いたわけではなしい、しかもトーナメントでKUDOさんに負けてるから、そこはもう文句は言えないっす。立てなかったとしても。それはもう自分の中では完全に割り切ってます。

HARASHIMA まあね、うーん。今日、この試合に関しては竹下のほうが強かったっていう……それだけですよ。
――次、後楽園で竹下vs遠藤戦が決まりました。新しい時代というか時代が少しずつ動いているような感じがしますが、HARASHIMA選手はどう思われますか。
HARASHIMA それはそれでいいんじゃないのかな(苦笑)。とりあえずね、僕はもう一度やろう、と。負けてすぐ言うのもアレだけど、やっぱりね今1回負けただけなんで。一度とはならず何度でもやろうとは最後リング上で(竹下に)言って。そんな感じっすね。まあ竹下、すごい奴ですよ。改めてやっぱり感心することが多いっすね。でも今日、僕勝てなかったけど、それは僕は今日たまたま負けたけど、次やったらまた分からないと思っているし、僕もまだまだDDTの未来を創っていくし。そんな感じです。
――改めてDDT20周年記念のさいたまスーパーアリーナにたくさんのお客さんが入りました。HARASHIMA選手はその歴史を知っていると思いますが、記念大会を終えた心境は?
HARASHIMA いやぁ……はい。まあ、よかったです。よかったっていうのは20周年という、こういう大きい試合が出来て。昔の仲間であったり、関わったいろんな人たちであったり、本当にたくさんのお客さんに集まっていただいて。DDTの面白さをいろいろ伝えられたのかなと思います。まあ全試合観てないですけど、そんな感じです。

竹下 うーん、やり切りましたし、出し尽くしましたし、頑張れたと思います。HARASHIMAさんとタイトルマッチ出来る喜びももちろんあったし、この20周年の、さいたまスーパーアリーナのメインに立てるっていうのも嬉しかったし。何か皆さんの、DDTの選手、スタッフの期待も感じたし。対戦相手であるHARASHIMAさんも「竹下がどこまでついてこれるか」っていう期待があったと僕は思って試合をしていたので。すごくプレッシャーにもなりましたけど、それは自分がデビューしてから5年間、背負い続けていたプレッシャーなんで、ようやくDDTのみんなにも、お客さんたちにもひとつ期待し続けてくれた恩返しが出来たような、そんな気持ちです。
――試合後、マイクで「ずっとDDTの未来と言われたことにプレッシャーを感じていたが、これからはみんなでDDTの未来を創っていきましょう」と発言がありましたが、早速初防衛戦が遠藤哲哉選手に決まりました。以前はタッグを組んでいたライバルですが、王者として何か思うところはありますか。
竹下 うーん、佐々木選手が「遠藤哲哉だ」って言ったときに、僕のその時の気持ちは断ろうと思いましたね。GMが決めようが何をしようが。今日、僕タッグ選手権もモニターで見てましたけど、負けたわけですよね。石川修司という最強のパートナーがいながらタッグのベルトを巻けなかったわけで。で、自分が去年チャンピオンだったときに遠藤選手とタイトルマッチやってまだ1年も経ってないし、何か僕の中では竹下vs遠藤っていうのは取って置きたいカードなんですよね。だからそんなすぐにやりたくないっていう気持ちで、普通に断ろうと思っていたんですよ。でも何か遠藤選手がコメントをマイクでしてましたけど、「あ、何か変わったな。遠藤哲哉、変わったな」と思って。これならまた前回とは違う試合になると確信したので。で、お客さんの反応もすごかったので、ならやろうっていう気持ちです。
――改めてDDTの20周年記念興行をさいたまスーパーアリーナでやって、たくさんのお客さんの中でメインのリングに立った心境は?
竹下 ホント、感謝しかないですね。このDDTをやってにはお客さんがこうやって応援してくれる力が必要ですし、こんなにたくさんのお客さんに集まってもらって、祝ってもらって、その感謝がまずひとつ。あとDDTという団体、会社に感謝。じゃないと、自分もこうしてこんな大きな舞台に立ててなかったかもしれないですし。本当に……最近はトレーニングとかしていても、別にいい奴ぶるわけじゃなくて、本当に感謝の気持ちが大きいんですね。何か差し入れしていただくサプリメントとか、他の人はなかなか得られないもので。だから何か自分も一生懸命頑張って、本当に恩返ししたいという気持ちが今日一番強かったですかね。今日は本当に感謝です。ありがとうございます。
――リング上で感極まるようなシーンがありましたけど、どの辺りの思いで?
竹下 ハハハハ。あれはね、プレッシャーからの解放とかいろいろあったかもしれないですけど、まず言い訳なんですけど煽りVでグッとくるものがあって。今成(夢人)さんが作ったんですけど、今回のメインの煽りV。やっぱり自分は夢の中にいるみたいだなって思って。でもDDTの20年の歴史を感じてグッとくるものがあって。まあ一番僕がグッときた理由は試合後真っ先に駆け付けてくれたアントーニオ本多選手がですね、泣いていたことです。泣きながら自分を抱きしめてくれたことに感極まってしまいました。
――30分過ぎの勝負所で、そのアントン選手のバイオニックエルボーを出していましたが。
竹下 何か本能っていうのが、まずひとつ。で、やっぱりHARASHIMAさんとは最後、技のぶつかり合いというよりはどちらかと言うと気持ちのぶつかり合い。張り手で完全に記憶も飛んだし、その前の何かよく分からない技でも首がもげそうになりましたけど、最後は技じゃなんだな、気持ちのぶつかり合いなんだなってところで。でもそれは自分が去年、タイトルマッチを経験して、その時のチャンピオンの在り方っていう経験が大きかったかなと思うんですけど。でもやっぱり僕はバイオニックエルボーはDDTを象徴する技だと思っています。だから咄嗟に出ました。
――HARASHIMA選手の今日の攻めはいつにもなく激しいものだったが、その攻撃からDDTの20年の歴史みたいなものを感じることは出来ましたか?
竹下 うん。だから僕がずっと言い続けていた、今までで一番強いHARASHIMA選手で来てほしいっていう、その通りに来てくれたのが嬉しかった。単純に嬉しかったですね。やっぱり今も進化し続けているんだ、プロレスラーすごいなっていうのがありましたしね。だから、そこで勝てたっていうのは本当に嬉しいことだし。でも僕はこれで(HARASHIMAを)超えたとは思ってないんで。並んだ。だから僕の歴史は僕が創っていくし、HARASHIMAさんの歴史を塗り替えるわけじゃなくて、その横に並んで自分がそれをもうひとつ高い、大きな何かものにしていけたらいいですね。
――HARASHIMA選手は「負けてすぐなんだけど、もう1回やらせてほしい。すぐにベルトを目指す」とコメントしていました。
竹下 もうしばらくはやりたくないですけどね(苦笑)。もう本当に身を削りましたので。でもHARASHIMAさんまた必ず挑戦するから」って最後声をかけてくださったので、僕はその時が絶対来ると信じて待っています。
――最後、HARASHIMA選手を呼び止めて、二人で花道から帰られていましたけど。
竹下 今言った通り、自分はこの歴史を変えるんだっていう考えじゃないんで。自分も並びたい、自分も繋いでいきたい。その20年培ってきた歴史を自分も繋いでいきたいっていう気持ちで。あれで僕が一人で花道歩いたら、またちょっと違ってくると思うんですよ。20周年から俺の時代にするってことじゃないんですよ。僕がやりたいのは。だからみんなでもっと面白く、激しく、熱いプロレスをして本当にお客さんが満足してくれたらなって思っています。
――賞金200万円の使い道は?
竹下 200万円の使い道は、まずみんなで打ち上げに行って。打ち上げに使っても残りますもんね。何か僕を含め、若い選手のサプリメント代とか(苦笑)。僕自身は個人的な話をしますと、早く老人の街・巣鴨に引っ越したいっていう。その引っ越し資金に充てたいんですけど。でも200万円なんていう大きなお金はまだ早いんで、とりあえず会社に預けます。打ち上げでも行きましょう、みんなで。

【高木大社長の大会総括】
高木 いやもう本当にさいたまスーパーアリーナはキャパも大きいし、どうかなぁと思っていたんですけど、何とか格好がつくというか、満員マークを出してもいいぐらいお客さんに入っていただいたので、本当に感謝してますね。やっぱり20年という節目だったんですけど、本当によく団体続けてこれたなぁって思って。戦国武将マッチの時も言ったんですけど、いろんなご縁に助けられている団体だなと思っているんですね。やっぱり今回、戦国武将マッチのほうに出ていただいた武藤社長、秋山社長、関本選手、飯伏、イサミとね、DDTの20年を語る上では外せない人たちですよ。秋山社長も武藤社長も僕の最近の人生の中では、秋山社長は同い年で会社を経営されているということですごく刺激になりますし、武藤社長とはWRESTLE-1でいろいろお仕事させていただいているので。そういうご縁がギュッと詰まった(大会だった)。本当にコーエーさんの戦国武将祭りでこのさいたまスーパーアリーナをやろうと思ったので、またそのコーエーさんとコラボが出来て。こうして信長の野望という私が中学生時代から遊んでいたゲームでコラボさせてもらえるなんて、本当に幸せでもうこのまま引退していいやと思ったんですけど、何か東京ドームさんが快く路上プロレスのOKが出たので引退の首の皮一枚つながりましたね。まあやっぱり、5年前の日本武道館で、東京ドームでどうしてもやらなきゃいけない人がいるんですけど。敢えて名前は言わないですけど、どうしても闘わなきゃいけない相手がいるってことで。まあ僕も今日東京ドームさんがOKだっていうのを知ったので、これからいろいろと交渉したり、いろいろやっていきたいと思っています。でも本当にいろんなご縁で助けていただいて。ジャガーさんも昔DDTが全然人気なかった頃に出場していただいたりとか、今日のダークに出ていたMIKAMIをはじめとしてGENTARO、橋本、バンビと、それなりに思い入れもありますし、今ですよね。現在進行形のDDTと、そして図らずも今日竹下幸之介が勝ったことによって、DDTの未来を彼が見せる光景もあるんだろうなと思っています。彼がどういう光景を見せてくれるのか、それは僕としても楽しみですし。彼自身もプレッシャーだったと思うんですよ。5年前の日本武道館、デビュー戦でいきなりエル・ジェネリコ、まあサミ・ゼインですよね。シングルマッチって何だと思ったと思うんですよね彼は。でも5年間、彼は一生懸命頑張ったと思っていますし、もちろんHARASHIMAもね今までDDTを引っ張ってくれた。彼自身もこのままじゃっていう気持ちもあるだろうし。今日のメインを見た人間たちがそれぞれに思うこともあるでしょうから、そうやってDDTの未来が創られていくと思うと、何かその風景は見てみたいという気はしますね。でも本当に満員に入ってよかったなっていうところですね(苦笑)。本当に、本当にホッとしました。気が気じゃなかったですもんね! これで入らなかったらどうしようって。週プロの天龍さんの連載のやつで「これで格好付かなかったら、どうお詫びするんだ」っていうふうな、めちゃくちゃプレッシャーを与えられて、この野郎って思ったんですけど(苦笑)。この野郎とは思ってないですけどね。「この頑固親父」とは思ったんですけど、そうやって天龍さんとかも気にかけてくれたりして。それもご縁だなと思って。やっぱりいろいろなご縁に助けられてきているんで、やっぱりDDTのこれからもそういったご縁でずっとやってこられればいいなと思っています。やっぱり20年をキッカケに、今僕自身もどうしたらいいのかなと思っている部分もあるんですけど、このまま好きなことをやっていくクリエイター集団でいたほうがいいのか。それとも企業化してもっとカチャカチャやったほうがいいのか、迷うところではあるんですけど。とりあえず今日が終わった段階では、ちょっとどっちにも取れなかったなぁっていう。どっちでもいいかなみたいなところがあったので。もちろん海外戦略とか、いろいろ詰めていかないといけない部分はあると思うので。やっぱり今日もジョーイ・ライアンとマイク・ベイリーがいい試合して、それがDDT UNIVERSEに乗って海外に回って。もうDDT UNIVERSEのハッシュタッグ見たら「ASSAM」っていう、すごいそれがブワーッとデンマークではトレンドになったりして。何でデンマークなんだろうって、よく分からないんですけど。まあでも世界を見るっていうのはいいことかなと思います。だからこれからもそうやって20年、そしてもっともっといろんな世界をDDT一色に染めたいなっていうのが僕の考えです。
――ドームではいわゆるドーム興行とは違う形でやる?
高木 いや、僕もリング上で聞いたんで分からないんですよね(苦笑)。ただ前々から東京ドームで路上プロレスみたいなものは出来ないのかなって思ってはいて、打診していたんですけど全然返事が来なかったのでアレだったんですけど。でもこれから詰めたいと思っています。でもひとつ、一歩前進したんだと思うので、年内中に必ずやりたいと思っていますね。
――DDTという団体はその名の通り、チームで20年間やってきたと思うが、今日チャンピオ音になった竹下選手の口から「自分ではなくみんなで夢を創っていきたい」という言葉が出たのは嬉しかったんじゃないですか?
高木 嬉しかったですね。そんなこと言ったんですか、あいつ。やっぱり21歳にして考えることがすごっすね。僕が21歳の時、何やっていたかって言うと六本木とか渋谷でブイブイ言わせてましたからね。でも彼はそうやってプロレス界の未来を想って、考えてくれているんだなっていうのがすごく伝わりますし、やっぱり期待したいですよ。
――ドームは敢えて路上と打ったということは、原則リングはない興行と考えていいんですか?
高木 元々そのつもりでいましたけどね。でも東京ドームって広いんで、駐車場とかにリングを組んでも面白いのかなって。
――TOKYO DOME CITY大会とかではないですよね?
高木 じゃないっすね! 一応東京ドームに絞ってたつもりではあったので、その返事だと僕は思っています。まあでもこれからになると思うので、詳しいことは決まり次第。
――でも年内には?
高木 そうですね。色々やりたいですね、東京ドームでは!

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全試合の様子はDDTUNIVERSE(http://ddtuniverse.com/)でお楽しみください!