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【DAMNATION不法集会のまとめ】DDT EXTREME級戦はドロー決着…佐々木と東郷が30分間で魅せた技と魂の会話。「次は俺が、オマエの高い壁になって、このリングに最後立ってやるぞ」(東郷)「今日は引き分けだ。次、俺が勝つまで、アンタを超えるまで、勝手に引退するんじゃねえ!」(佐々木)/田中と初対戦の石川が壮絶肉弾戦!/遠藤は児玉と刺激的初遭遇!/島谷の対戦相手は客席にいたハイジ・カトリーナ! 「アカイ、私はアナタと闘いたい」

14日、東京・新宿FACEにて「DAMNATION不法集会」がおこなわれた。まずは前説になぜか島谷常寛が登場。たどたどしく対戦カードの発表を発表するも、Xに「Xさん」自身も「島谷常寛さん」と「さん」付けしていたが、伊橋と関根は呼び捨て。さらに佐々木には「佐々木大輔様」。見所も「どういった闘いを見せるのでしょうか」「どういった闘いになるのでしょうか」とざっくりしたもの。島谷がDAMNATIONを呼び込むもなかなか出てこない。挙句は入場ゲート前で土下座。ようやく出てきたDAMNATIONの4人。石川が挨拶するも、さっそく佐々木が蹴りして「何媚びてんだ。正装で来いって言っただろ! 客、何しに来やがった、帰れ!」と毒づく。すると島谷が「ちょっと!」と出てきて「佐々木さん、今日のXって誰なんですか?」。佐々木「超大物をコイツが用意した」遠藤「え、知らないですけど、僕じゃないです」石川「こういうのはリーダーが決めんじゃないの?」佐々木「俺のせいにすんのか!(石川に蹴り)俺のせいにすんじゃねえ! 今から戻って片っ端から電話だ!」島谷の「せめてオープニングコールを!」という声が響き渡る中、佐々木、石川、遠藤が下がってしまう。残されたポーリーに島谷がオープニングコールを懇願。しかしポーリーは応じてくれない。島谷は二度目の土下座。それでも応じないポーリーに「やれよ! オマエらの興行だろうが!」と怒った島谷。するとポーリーが島谷の髪をワシ掴んで、マイクを奪うと「スタート!」。

オープニングマッチはHARASHIMA&バラモンシュウ&バラモンケイvsアントーニオ本多&高梨将弘&伊橋剛太のエニウェアフォールマッチ。最後に登場したバラモン兄弟に場内は悲鳴。バラモンが相手チームに水を吹きかけながら襲い掛かって試合スタート。バラモン兄弟からペットボトルを渡されたHARASHIMAだったが「エニウェアだけど水とか違うじゃん!」と拒否。さらに高梨がコーナーにセットされてボウリングタイムとなったが、HARASHIMAは「優勝したことあるけど、エニウェアでも反則いいって言ってmないじゃん!」とやっぱり拒否。ケイはお告ゲルを高梨に浴びせようとするも、止めに入ったHARASHIMAに誤爆。すると何やら感染したようでHARASHIMAがお告ゲルを高梨に投下する事態に。伊橋が兄弟の連係を分断し、アントンがシュウにシャイニングごんぎつね。場外に出た皆さんにケブラーダを狙うが足を滑らせて失敗。ここから再び場外戦へ。あちらこちらで水が撒き散らされる戦場に客席から悲鳴。南側カウンターでも水が撒き散らされ、リング上では伊橋がケイを倒して、その上に正座して小噺。あまりにつまらなすぎて兄弟は伊橋に水をぶっかける。カウンターでケイがアントンに足4の字。アントンは「ギ、ギ、冝保愛子!」。リングに戻るとシュウと高梨がキャリーケースを取り合い、それが木曽レフェリーに直撃。ノーコンテスト裁定となった。

試合後、兄弟は3人と木曽レフェリーをコーナーにまとめてキャリーケースで押さえつけると、HARASHIMAがボウリングを投げてストライク! さらに「HARASHIMAとバラモンは今日で終わりじゃないかもな! お、覚えてやがれ!」と叫んで引き揚げた。

第2試合は島谷常寛vsXのシングルマッチ。まずは島谷が入場。その後、佐々木が現れるも「あなたの対戦相手、超大物X、探しました。そして、見つかりませんでした。どうしようか?」と告白。「まあでもお前の対戦相手なんか誰でもいいよな。今探そう。我こそは島谷とプロレスをして勝てる方は挙手をお願いします」。するとなぜか手を挙げている外国人女性が。エプロンで上着を脱いでコスチューム姿になると佐々木はニヤニヤしっぱなし。名前を聞くと「ハイジ・カトリーナ」で出身地は「ロンドン」。しかも「アイ・アム・プロレスラー」と自己紹介。佐々木は「オマエの対戦相手が決まったぞ。ハイジ・カトリーナさんだ。決定だ!」と島谷の対戦相手にしてしまった。

ゴングが鳴らされると場内は「ハイジ」コール。ロックアップでも島谷を吹っ飛ばす怪力っぷり。島谷はよそ見をさせてエルボーを打ち込むも効いてない。片手で島谷を捻り上げて投げてしまうと、コーナーにぶつけてポーズ。逆水平を食らわせて「ダイジョウブ?」と尋ねる余裕のハイジに島谷はカウンターのドロップキック。そんな島谷にカウンターのクローズライン。カウント2でカバーを解くと高角度ボディースラムからレッグドロップを投下して3カウント。試合後、佐々木はハイジに「ユー・アー・ビューティフル、ストロング。ちょっと控室いこうか」と誘い出して、2人で引き揚げた。

【試合後のコメント】
ハイジ 私の名前はハイジ・カトリーナ。イギリスのロンドンから来ました。4年間、旅してきた世界中の誰よりも激しく闘ってきたわ。アカイ、私はアナタと闘いたい。アカイ、アナタにイギリスの女性レスラーがどんなものか味わわせてやる。私なら対戦相手のことをよく調べておくけど、いいことを教えてあげるわ。私は3人の偉大なレスラー、ロビー・ブルックサイド、マーティ・ジョーンズ、そして最も偉大なジョニー・セイントとリングで過ごし、プロレスの教えを受けたわ。ブリティッシュ・ストロングスタイルの場にアナタを招待してあげるわ。それではアカイ、次はリングで会いましょう。

第3試合は遠藤哲哉vs児玉裕輔vs関根龍一の3WAYマッチ。遠藤は入場するなり、児玉に睨みを利かせる。遠藤と児玉が腕を取り合い、関根が蚊帳の外に置かれてしまう。関根が遠藤に共闘を申し出るが「カリスマに関根さんとは仲良くするなと言われてて」と拒否られ児玉にも「ごめんなさい」と断られてしまう。関根が遠藤によって外に出される。児玉は遠藤にコルバタ。場外に出た2人に児玉はノータッチ・トペコンを浴びせる。リングに戻ると児玉が遠藤に攻勢に出る。関根が割って入って児玉を羽交い絞め。遠藤のナックルは児玉にかわされるも、遠藤は迷いなく関根にナックル。児玉がレッグロック。関根がサードロープをかなりリングに押し込んで助けようとするも、遠藤はそれを拒否して自身の力でエスケープした。遠藤は児玉の串刺し攻撃を止めてジャンピングエルボー。バックエルボー連打からリングに戻ろうとする関根にはセカンドロープを蹴り上げて急所攻撃。遠藤の児玉へのスワンダイブエルボーはカウント2。トーチャーラックボムは踏ん張られてしまうとゆりかもめ。これは関根がカット。遠藤と小競り合い。児玉が出てくると遠藤のソバットと関根の36ハンマー。関根が共闘を持ち掛けて児玉に猪作戦。さらに関根に応じて猪作戦を披露したが恥ずかしそう。遠藤の「伏せ」の指示で関根がノリノリで四つん這い。遠藤がそこからのムーンサルトを狙うもあっさり体が崩れてしまう。児玉が遠藤にトップロープ越えのDDT。さらに児玉はドロップキックを打ち込むと顔面ソバット。これもカウント2止まり。コーナーに登る児玉を関根が突き飛ばす。さらに関根の指示で遠藤が児玉にケブラーダ。「次はアンタの番だ」と乗せられた関根が飛ぼうとするも、関根は児玉がごとスカし、関根はセコンドのいるところにトぺ・スイシーダを放ってしまった。リングに戻るとエルボーの打ち合い。児玉は変形のアサイDDT。これは関根がカット。混戦から遠藤が児玉にテツヤ・イン・ザ・スカイ。関根に投げ捨てトーチャーラックボムからシューティングスターを浴びせて勝利した。

【試合後のコメント】
関根 なんだよ! 全然、昔と違うじゃねえかよ、アイツ! 今度こそワシがアイツを馬乗りして騎馬隊の恰好させて関根の手の中にいさせてやるよ! 今日はいいよ、負けで。次はアイツに騎馬隊ポーズさせてやる!

児玉 すごいのがいますね。ビックリしました。マスクもいいし、動けるし、すごい選手。若い感じもしてワクワクしました。先輩ヅラするわけじゃないですけど、思う存分、1対1でシングルマッチでやりあえたと思います。あ、今日シングルじゃなかったですね。すいません。今日は取られてないので。羨ましいし、未来を担う感じ。もっとできたなあと思います。楽しかったです。

セミファイナルは石川修司&マッド・ポーリーvs田中将斗&関本大介のタッグマッチ。石川と田中の先発でスタート。石川が強烈なヘッドロック。田中もバックドロップを回避してのアームホイップとテクニックを見せつける。ポーリーと関本は激しいタックルの打ち合い。ポーリーが倒してフルネルソン。関本がロープに逃げる。関本は串刺し攻撃をかわしてボディースラムで叩きつける。田中が串刺しエルボー。替わった関本とエルボードロップを交互に投下し続ける。関本のカバーはカウント2。関本がフェースロック。ポーリーは「エイドリアーン!」と助けを求める。チンロックからのキャメルクラッチは石川がカット。田中が出てくると関本と交互に串刺し逆水平。ポーリーは向かってきた田中をルーテーズプレスで潰してようやく石川と交替。石川が串刺しラリアットからバックドロップ。ジャイアントフットスタンプはカウント2。スプラッシュマウンテンは田中が回避して激しいエルボーの打ち合い。田中は石川をブレーンバスターで投げ切った。関本が出てくると石川にスピア。アルゼンチンで担いで喝采を浴びる。これはポーリーがカット。石川も串刺し攻撃をジャイアントブーツで止めてジャイアント・ミサイルキック。石川のエルボーと関本の逆水平のラリー。石川がバックドロップを決めれば、関本もバックドロップで投げて、ラリアットは相打ちに終わる。両者ダウンから各パートナーとタッチ。ポーリーがショルダーアタック。コーナースプラッシュからのカバーはカウント2。STFは関本がカット。石川が関本を排除してダブルのタックルからボディープレス。さらに合体チョークスラム。これも関本がカット。関本が場外で石川をラリアットで黙らすと、リング内でリバーススプラッシュを決めた直後のポーリーにジャーマン。関本がシュミット式バックブリーカーからダイビング・ボディープレス。田中がスーパーフライで続くも、その田中に石川がファイアーサンダー。関本は石川をブレーンバスターで投げる。ポーリーが田中にハンマーパンチ連打。田中がバックブロー。背中を向けた田中にポーリーがジャーマン。これはカウント2。ポーリーのラリアットの腕を田中が刈ってラリアット。関本がラリアットで飛び込んでアシストすると田中がスライディングD。一度はクリアされたが田中がもう一発ブチ込んで勝利した。試合後、石川は田中、関本と握手をかわして引き揚げた。

【試合後コメント】
田中 急遽こういう形で参戦して、DDTも初なんで相手も初対決なんで、すごく楽しみであって。佐藤耕平の代わりできたかどうかはわからないですけど、個人的にはとても楽しめた一戦でした。
――石川選手と対戦して。
田中 やっぱデカいし、体重もあるし。ウチの怪物の佐藤耕平とやり慣れているとはいえ、攻略しにくいのは確かな相手です。
――また今後も対戦したい?
田中 それはもちろん。やっぱ24年、25年近くやってて、いろんなところ上がって、まだこんなに当たってなくて、すげえ選手がいるんだなってのを感じたし、ツインタワーズでやってるってことはもちろん知ってたんですけど、頭で描くのと対戦するのはぜんぜん違うので、今日は上がれて良かったですね。
――今まで対戦した中で石川選手と似たようなレスラーは?
田中 あまりああいうタイプはないですね。そんなにムキムキなタイプでもないし。かと言って動けないタイプでもなく、メチャメチャ動いてくるし、当たりもキツいし……誰が一番近いかって言ったら、佐藤耕平が一番近いかもしれないですね。

関本 今日はありがとうございました。今日は久しぶりに田中将斗さんとタッグを組めたので、ひじょうに心が燃えました。DAMNATIONの石川修司選手とは何回も闘ってますけど、相変わらずデカいですね。デカくてデカくて、上からの圧力で押されそうになりましたけど、なんとか持ち堪えられてよかったです。ポーリー選手もまたデカいですよね。デカいのと重い。クラッチがギリギリ届いたんでなんとか、投げっぱなしジャーマンで投げられたんですけど、なかなか重たい、デカい人がたくさんいて。いいですね、DAMNATIONは。素晴らしいです。今日は参加できて良かったです。DAMNATION、素晴らしい、バンザイ。でも、あの人達、ヒールなんですよね? ヒールユニットなんですよね?
――悪いことをやってますね。
関本 それはいかんですね。一日一善。いいことをやっぱりした方がいいと思います。

メインイベントはDDT EXTREME級選手権試合。第39代王者の佐々木大輔はディック東郷を相手に初防衛戦。形式は制限時間30分の間に相手からいくつギブアップを獲れるか、その総数を競うUltimate Submission Match。序盤からクロス・フェースロックの取り合いなどヒリヒリした展開が続く。5分が経過して東郷は佐々木の左腕を集中砲火。腕十字を決められないとチキンウイング・アームロックに移行してギブアップを奪った。東郷はさらに右腕を攻め続け、胴絞めスリーパーホールドでギブアップを奪って優位に立つ。10分経過、佐々木は串刺し攻撃にきた東郷にカウンターのトラースキック。ダイビング・ラリアットからナックルを打ち込み、ペディグリーを仕掛けたがこれは東郷がリバース。エプロンの佐々木は東郷に延髄斬り。左脚をエプロンに出してドラゴンスクリューで反撃に転じる。今度は佐々木が左脚攻め。足4の字は東郷が拒否。ならばと佐々木は左脚へのダイビング・エルボーを投下。ここで足4の字固め。ようやくギブアップを奪って1ポイント差。佐々木は裏ヒザ十字、裏4の字と休むことなく左脚を攻め続ける。東郷がギブアップして2-2のタイに。東郷は足を取りにきた佐々木をかわしてクロスフェースで捕獲。これは佐々木はエスケープ。ならばとペディグリーからコーナーに登って残り10分。佐々木が松井レフェリーをコーナーにぶつけて阻止。東郷は場外へ転落。佐々木はトぺ・スイシーダ。佐々木は東郷を客席に座らせるとカウンターからのスーパーダイブ・エルボーを投下。東郷の延髄斬りは佐々木がかわしてアンクルホールド。さらにクロスフェースで捕まえる。さらに変形クロスフェースに移行してギブアップさせた。佐々木が1ポイントリードして残り6分。互いにナックルの打ち合い。東郷がカウンターのラリアット。残り5分、東郷がペディグリーからダイビング・セントーンを投下してクロスフェース。これで佐々木はギブアップ。3-3のタイに。東郷は佐々木を場外に出してトぺ・コンヒーロ。東郷はアストロ・ヘッドシザース、さらにクロスフェースロックで追いつめる。佐々木はギブアップしない。佐々木がドロップキックを決めて残り30秒。クロスフェースにきたところを東郷が腕十字に切り返してフルタイム。引き分けで防衛となった。

試合後、佐々木がマイクを取る。「おいディック東郷! いや佐藤さんよぉ。引き分けだ…疲れた。何を隠そうアンタは俺の師匠で、5年前の2012年、ジムであった時に『引退する』って勝手に言って。(その時は)チクショー、勝手に引退するんじゃねえって思って。そして2012年、マヤ文明の予言と同じ時期だ。アンタが引退してマヤ文明の予言の話があって、俺はおかしくなった。カードをもう払えないぐらい使った。毎週、酒飲んで3日に一回、いや2日に一回は記憶がない。それもこれも全部、ディック東郷! アンタが勝手に引退して、勝手に復帰しやがって! どうしてくれんだ!……ちょっとしゃべってくださいよ」東郷「オマエの言う通り、勝手に引退して勝手に帰ってきた。オマエがおかしな方向に走ったのは全部、俺のせいだ。レスラーが一度引退するって決めて戻ってくる。こんな恥ずかしいことはねえよ。だから俺はこの重罪を背中にずっと背負って、これからずーっとずっと体が動く限り闘い続ける。オマエが抱いた俺の罪を背負って、オマエとそのほかの弟子たちとずーっと向き合っていくのが俺の課題だと思っている。オマエはこの4年間でずーっとずっと強くなった。認めるよ。今日引き分けってことは、俺は勝ってない。負けたも同然だ。しかし、オマエも進化しているけど、俺も進化するつもりだ。次、半年後か1年後かわかんない。でも次は俺が、オマエの高い壁になって、このリングに最後立ってやるぞ」東郷が佐々木と抱擁をかわし、拍手の中を引き揚げた。

佐々木「なんてこった。和解みたいな感じになってしまった。こんなつもりじゃなかったのに。しかも帰っちゃった。ディック東郷! 今日は引き分けだ。次、俺が勝つまで、アンタを超えるまで、勝手に引退するんじゃねえ。DDT UNIVERSE、今のを見るように伝えておけ!」佐々木は「疲れたから」と締めのマイクを石川に託すも「今日はお集まりいただきまして誠にありがとうございました。皆様の投票のおかけで、こうやって主催興行ができました。おもしろかったですか? 次『不法集会Ⅱ』をやりたいと思いますので、DAMNATIONに熱い声援をこれからもよろしくお願いします」と媚び出したため、疲労困ぱいながらも蹴り。佐々木「テメエ、俺は疲れてんだ! 客ども! テメエらフザけやがって! テメエらが勝手に集まるから、俺たちがちょっと頑張って大会やんなきゃいけなかっただろ! テメエ(石川に)、もう二度と客に媚びるんじゃねえ! (ポーリーと遠藤に)肩組んでんじゃねえ! 俺たちはもう二度と大会はやらない。俺たちはDAMNATIONだ! 俺たちは群れない、媚びない、そして結婚しない。このDDTのリング、そしてマザーアースは俺たちDAMNATION中心に回ってんだ。覚えておけ!」

【試合後のコメント】
――今回は引き分けでした。
東郷 佐々木とシングルマッチしたのっていつ以来かな、全然記憶ないね。アイツの活躍するのを何年か見てきて、実力を付けてきているのわかるし。まあ、ああいうキャラだから、堕落した生活を送ってるようなイメージだけど、見てるところは俺はちゃんと見てるからね。リング上はしっかりやってるし、レスラーとして何が大事かはアイツは誰よりもわかってると思うんで。俺もそういう意味で半分、仙人みたいな生活してるから、いつアイツとやるチャンスがあるかわからないってことで、今回アイツが一般公募してたから、今のうちにやっておこうかなと思って今日こうやって実現したけども、やっぱりアイツも強くなってたね。なかなか勝たせてくれないから。それで時間が長くなるにつれてやっぱり若い方が有利だしね。俺はよく30分やったなって自分で自分を褒めてあげたい。
――愛弟子が強くなることは師匠として嬉しいですか。
東郷 やっぱ嬉しいですよ。やっぱり最初にこの世界に入ってきた瞬間を見てるし、その頃はホントにアカ抜けないクソ坊主だったんでね。いつの間にか男らしくなって強くなって、今はDDTのトップを維持してるっていうのは嬉しいし。アイツがこうやってどんどんこうやって急成長してるわけだけど、俺もね、ここで止まらないから。俺も俺でまだ進化をするつもりだし。リング上でも言った通り、次、半年後、一年後かわからないけども、もう一回やって、次は勝ちたいね。やっぱ、弟子に簡単に先を越されたら、ちょっと悲しい。俺ね、中学校の時に親父に初めて腕相撲を勝ったときにちょっと悲しかったんだよね。親父がすごい小さく見えたような気がして。たぶんアイツも俺を超えた瞬間、ちょっと寂しくなる気がするんだ。だからまだまだ壁でいたいしね。それは佐々木に限らず、ほかのみんなにも言えることだけど。まあ、今回やってよかったね。結果、勝てはしなかったけど、これでアイツも心に引っかかってたものもスッキリしたんじゃないかなと思いますね。
――佐々木選手への手ほどきは最初はすべて東郷選手がやっていたと思うんですけど、今日30分闘ってみて、佐々木選手の知らない部分はありましたか。
東郷 基礎的なものは同じでも、アイツがここ数年、自分で勉強してきた部分もあるし、そこには俺が知らない技術が入ってるし。アイツはアイツなりに独自に勉強してきて。それがいいことだと思うんですね。あとはどこでどうオリジナルにしていくか。スタートは俺が教えても、そこからどう伸びていくかは彼ら次第。みんながみんな同じだと面白くないし、みんなそれぞれカラーもあるし、自分のやりたいスタイルもまた違うし、それぞれ強さが違うから、それはそれで面白いと思います。
――今回のルールについては?
東郷 事前に知らされたら戸惑いましたけど……俺が見たのは昨日かな。偶然ツイッターで目にして『あ、こういうルールなんだ』って(笑)。俺も普段そんなに関節技をしないほうだから、ちょっと勉強しました。勉強したというか遠い記憶? デビューする前に道場でいろいろ総合みたいなレスリングをしたんですよね。そういう古い引き出しを開けて思い出しました。

佐々木 疲れたのでしゃべることないです。
――それぞれ試合を振り返ってください。
遠藤 児玉選手の印象っていうのは、試合は正直そんなに見たことないんですけど、チラッと見てすげぇ動けるし、体もできてる人がいるなと思って。結構前から試合はしてみたいなって思っていたんですけど、今日こういうDAMNATIONで自分で興行できるので、児玉選手と試合をしようと。シングルでまたやりたいです。
石川 まあ関本選手はずっと闘っているし、いつも大日本で当たってるんで、DDTのお客さんにもこういう闘いを見せたいというのがあって。いつも組んでる耕平さんと闘おうと思ったんですけど、体調不良で出れないということだったので、代わりに対戦したことないZERO1の選手ということで、田中さんかなと思って。耕平さんの欠場は残念なんですけど、これは願ったり叶ったりで。やっぱりすごい選手だったし、またやりたいですね。
ポーリー フハハハハハ…。
石川 「またやりたい」って感じです。

――佐々木選手は引き分けですけど防衛には成功しました。
佐々木 まあ、見出しで言うと「電撃和解」。和解しちゃった。
――和解したくなかったんですか。
佐々木 しちゃったのかな。試合に関して言えば、引退して復帰して、あの人はもう何歳だ? 48? フザけんじぇねえ! なんでそんなコンディションがいいんだ。でも、まあ、引き分け。勝ってもないし負けてもない、引き分け。そして電撃和解。これは俺も予想してなかったし、誰も予想してなかったんじゃないか? サヨコに聞いてみようか?
三田佐代子さん 私? 予想してなかった。
佐々木 どっちが勝つと思ってたんだよ、サヨコ。
三田 師匠を超えられなかった、でもいつか越えたい存在なのか、超えるというのは自分にとってどういうことなのでしょうか。
佐々木 うーん……超えなきゃいけない部分と…でも今日3回ギブアップを取ってるんで。3回勝っていると言っても過言ではない。
三田 でも最初に取られたのは佐々木選手でしたよね?
佐々木 そうだけど、3回勝ってる。まあ、超えられないあれじゃないという手応えはあった。

――東郷選手は「そう簡単に超えられたくない」とおっしゃってました。父親に腕相撲で勝って寂しい思いをしたと。
佐々木 まあ俺の親父はもう痛風でダメだから、超えるとかはないんだけど……。そうだねえ。いずれ。いずれまた機会があるというなら、俺が死ぬ前に、俺ももうたぶん先が長くないから、死ぬまでに超えたいね(笑)。
――東郷選手が復帰した時にわだかまりみたいなものはあったと思いますが、それはない?
佐々木 そういった気持ちをリング上で喋ったら、なんか悪かったみたいになってたじゃない。だから和解みたいになっちゃった。あんなこと言われたのに「テメエこの野郎」ってなってたら相当なキ●ガイでしょ? 俺もやっぱ真人間だから、そこはいったん収めて。
――今回、DAMNATION不法集会という自分たちの興行だったわけですが。
佐々木 う~ん、マッチメイクからいろいろメンバー、本当にポイントずれたことばっか言ってて、私の負担が多くて。非常に私も酔っ払って会議の内容も覚えてないし、もうやりたくないというのが本音ですね。なあ、謝れ。
石川 思考が固まらなかったですね。方向が、ベクトルが定まらなかった。

――みなさんがそれぞれ自分のやりたいことをやれた?
石川 カード見ればわかるように、みんなバラバラだったんで。
佐々木 みんなの希望を聞いてまとめようと、私自らしたんですけど、意外なことばかり言いやがるから本当に苦労しました。もうやりません。