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【ドラマティック・ドリームズ!Vol.4~是非もなし~のまとめ】憧れの岸和田愚連隊のラフ殺法に大苦戦も…竹下&入江が「大阪プロレスへの恩返し」で勝利!/今日の吉村は竹下の母・恵子さんを奪う!/樋口、三冠王者・石川を肉薄も…/赤井が時間差入場バトルを制して一日GM権をゲット!

16日、大阪・エディオンアリーナ大阪第二競技場にて「ドラマティック・ドリームズ!Vol.4~是非もなし~」がおこなわれた。鶴見亜門GMの前説では主催の松井幸則レフェリーが挨拶するも「どうしてくれるんですか?」とGMに激怒。なんでもアイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤルが通常の時間差入場バトルロイヤルに変更したことで「闘う選手たちがモチベーションの上がるような景品をくださいよ」と要求。亜門GMは「価値のあるものを懸けましょう」とモジャモジャのヅラを外して渡す。松井「これいらないでしょ」亜門「GMの証ですから。これをあげますので一日だけGMになれる権利をあげますよ。マッチメイクや人事権だったり…」なお景品については選手に説明するのは面倒なので、告げずに進めることに。松井レフェリーが「あれをやっていいってことですね?」とオープニングコールせんとするも亜門GMが「何勝手に始めようとしてんだよ!」と蹴りでストップさせて、NOAHのジュニアタッグリーグで今大会欠場となった勝俣とMAOがVTRでオープニングコールしたが、あまりの音量の小ささ、かつ撮影した日が風が強くてあまり聞き取れなかったため、松井レフェリーが「俺がやったほうがよかっただろ!」との突っ込みが入った。

第1試合は時間差入場バトルロイヤル。高木と大鷲が睨み合っているとヒラコレが入場した途端にカウントダウンが始まって高井がリングイン。みんなでヒラコレを落とそうとしていたが、ヒラコレは踏ん張る。すると岩崎がリングイン。岩崎がヒラコレを落とそうとしているとカウントダウンがスタートして内田がリングイン。高木と大鷲は連係が失敗して互いに丸め込まれて失格。ヒラコレを落とそうとしていると赤井が登場。赤井が平田を落とそうとしているとトランザムが入場。星条旗ラリアットでなぎ倒し赤井にサミングを狙ったところでライアンが入場。ライアンとトランザムが結託し、ロリポップキャンディー攻撃で高井、内田、岩崎と失格。しかしトランザムもチ●コ投げで失格となった。ライアンが赤井にロリポップキャンディーを突っ込もうとすると、ヒラコレがメガネを装着しモデルウォーク。赤井はロリポップキャンディーを突っ込まれて失格。ヒラコレが赤井にパラダイスロック。ヒラコレとライアンがエプロン際で攻防。ヒラコレがロリポップキャンディーを奪うも、ライアンも新たなキャンディーを持ち出して互いの口に突っ込みあって場外へと倒れ込んでオーバー・ザ・トップロープで失格。赤井が優勝した。

試合後、亜門GMはパラダイスロックで動けない赤井にヅラを被せる。「クサい!」と拒絶していた赤井だが亜門GMから「GMできますんで、自分の思い通りのマッチメイクとかできるので捨てないでください」と諭されると、ヅラを汚いもののようにつまみあげて「一日GM権ということで私色のDDTをやりたいと思います!」と宣言した。

第2試合はKUDO&坂口征夫vs上野勇希&吉村直巳のタッグマッチ。坂口のミドルキックを吉村がショルダーアタックで跳ね返すと、上野がランニング・エルボーで続く。坂口もヒザ蹴りで黙らせるとKUDOとスイッチ。上野はコーナーに登ったKUDOを場外に落としてプランチャ。しかし、坂口が上野にエプロンPKで返すと、リングに戻されてKUDOがカバー。しかしカウント2。坂口が出てきて鋭いミドルキック。ローンバトルを強いられた上野はKUDOに打点の高いドロップキックを決めてピンチを抜け出す。吉村が一気呵成の攻め。KUDOにボディースラム、さらにランサルセから串刺しラリアット、ブレーンバスターと畳みかける。パワーボムは坂口がカットしてKUDOとサンドイッチPK。KUDOからスイッチするも吉村はパワースラムでぶん投げて上野とタッチ。上野がミサイルキック。坂口が蹴りで動きを止めてKUDOとタッチ。トップロープ越えのダブルニーを放つも吉村がカットに入って両腕ラリアット。坂口も吉村に神の右膝を繰り出す。KUDOが上野にバックスピンキック。カウント2で返されるとダイビング・ダブルニードロップを投下して勝利した。

第3試合は男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&丸山敦vs葛西純&大石真翔&ゆにの6人タッグマッチ。ササダンゴはゆにのキャリーケースからハンドスピナーを窃盗。「力づくで取り返すんだな」とディーノの漢タイツに収納してしまう。大石が襲い掛かってゴングが鳴らされるもディーノの男色殺法に捕まってしまう。大石は丸山にランニングフォアアームを決めて逆転。タッチを受けた葛西がディーノにソバットから延髄斬り。串刺しスピアからブレーンバスターで投げるとハリー・レイス式ダイビング・ヘッドバット。ゆにを抱えてぐるぐる回って、ゆにの足でディーノ、ササダンゴ、丸山と倒したが目が回る。葛西から「自分で取り返せ」とタッチを受けたゆにはディーノにコルバタからドロップキック。ディーノはゆにに男色クローから男色スクリュー。ゆにはササダンゴに延髄斬り。丸山に羽交い絞めにされるもリップロックを誤爆させるとなんとディーノにリップロック。ササダンゴにコルバタ、大石がスタナー、葛西のパールハーバーからゆにがコーナー2段目からのスカイツイスターを投下して3カウント。

試合後、それでもハンドスピナーを返さない3人。葛西は「今日はハンドスピナーのことは忘れろ。ハンドスピナーよりも大事な勝利を手に入れたんだからな」と諭して引き揚げた。

第4試合はカズ・ハヤシ&石井慧介vs彰人&ディエゴのタッグマッチ。ハヤシがディエゴにシルバーブレット。石井が出てくるとダブルニードロップで続く。ハヤシのストマックブロックに苦しむディエゴだが、ハヤシにドロップキックを見舞ってようやく彰人とスイッチ。彰人がハヤシにアームホイップ。救出に入った石井ともども連結ドラゴンスクリューでぶん回す。ハヤシのハンドスプリングニールキックもかわしてアンクルホールド。ハナマサはハヤシがかわして河津落とし。石井がミサイルキックで続く。彰人が俵返しで投げてディエゴとタッチ。彰人の足横須賀からディエゴがランニングニー。これはハヤシがカット。石井がエクスプロイダーニーからハヤシがハンドスプリングニールキックで続く。石井がディエゴ、ハヤシが彰人にファイナルカットの競演。最後は石井がディエゴに高角度ダブルアームDDTを炸裂させて勝利。いつでもどこでも挑戦権を守り切った石井はKO-D無差別級王座の挑戦を確定させた。

【試合後のコメント】
石井 いつどこを守り切ったので、これでKO-D戦が正式決定しました。あとは本番当日です。
ハヤシ これで決定? よかったねえ。いい結果を出せるよう、ずっとチェックしてます。頑張ってください。

――ファイナルカットの競演もあったが?
ハヤシ いいんじゃないですか? だんだん自分のモノにしているというか、タイミングも一緒に「せーの」と合わせる必要もないし、自分のタイミングと言ってたので、それでいいと思います。
石井 組ませてもらって本当に勉強になりますし、勉強になるというのが一番ですし、ファイナルカットを褒めていただいてすごくうれしいんですけど、もうちょい自分的に磨きをかけて、あと1週間で当日チャンスがあれば。いい結果に結びつける技になると思います。

第5試合はHUBvs高梨将弘の技巧派によるシングルマッチ。腕を取る高梨にHUBは尻尾で攻撃。さらにそこから足殺しで攻めていく。逆片エビ固めは高梨がなんとかエスケープ。その後もHUBの足殺しは続く。アンクルホールドはしつこいぐらいに組み付かれて高梨は大ピンチ。マフラーホールドに持ち込むHUB。さらに腕を取って押さえ込むもカウント2。高梨は串刺し攻撃を止めて丸め込む。腕へのふっとスタンプに成功するとナックルで盛り返してアームホイップからSTF狙い。HUBがアンクルホールドに切り返すと、さらに高梨はジャベでやり返す。変形のアームロックからタカタニックを仕掛ける高梨。これを回避したHUBは卍固めに捕獲され、さらにタカタニックへ。これをエビ固めで潰したHUB。その後も高梨に丸め込まれ、タカタニックを仕掛けられるも腕を取って亜留魔下首領から猛毒波布空爆につないでフォール勝ち。

第6試合は菊タローvsくいしんぼう仮面vsアントーニオ本多の3WAYマッチ。くいしんぼうはさっそくリングサイドカメラマンにスライディングキック。「くいしんぼうチャチャチャ」、「菊タローチャチャチャ」、「本多チャチャチャ」コールでくいしんぼう、菊タローとポーズを決めてアントンはダンス。続いて「松井チャチャチャ」コールも起こって松井レフェリーが無理やり踊らされる。菊くいのムーブにアントンが加われず泣き出して「やってられない」とギブアップ寸前に。これで終わるのはあまりに早いということで昨日徹夜で考えてきた創作昔話「ごんぎつね」を披露してギブアップすることに。しかし話の内容は「エディオンアリーナ」ではなく「エジソンアリーナ」というもの。きつねの手のサミングからくいしんぼうのアームホイップ→欽ちゃんジャンプ、さらにくいしんぼうのうまか棒をスルーという流れ。アントンがチョップ合戦を呼びかけるも2対1の構図。菊タローとくいしんぼうはアントンにゲンコツを食らわせてダブル・ブレーンバスターを仕掛けるも、くいしんぼうはアントン側にまわって菊タローを投げる。場外に出た菊タローにアントンがケブラーダを発射するも足を滑らせて失敗。くいしんぼうがコーナーから誰もいない方向にプランチャ。菊タローは「2人でアイツを叩きのめして、俺と男と男の闘いをしよう」とアントンに呼びかける。菊タローは串刺しラリアットにいったアントンを丸め込んで裏切り。くいしんぼうの呼びかけにアントンが応えて連係。アントンの串刺しラリアットにくいしんぼうが丸め込んで裏切るもカウント2。最終的には菊タロー、くいしんぼうに続いて松井レフェリーまでがアントンを丸め込む形に。アントンが菊タローをくいしんぼうにぶつけてナックルパンチからバイオニックエルボー。これは菊タローが腕を取って投げる。その菊タローにくいしんぼうがゲンコツ。アントンがくいしんぼうにドラゴンスクリューからシャイニングごんぎつね。アントンがダイビング・フィストドロップも「できない! 俺はこの試合に勝ちたいと思ってない! なぜなら今アメリのネバダ州で頑張っている菊タロー先輩の凱旋試合だからだ!」と勝利を譲ろうとする。菊タローが注文の多いムーンサルト・プレスを狙ったが、聞き飽きたくいしんぼうが途中でリングサイドカメラマンにスライディングキックを見舞って定位置に戻る。菊タローが飛ぶもあっさりかわされてしまうとアントンが逆エビ固めで捕獲してギブアップ勝ち。

試合後、アントンがマイク。アントン「自分みたいなものがこのリングで存在できるのは、ひとえにこのお二方のような方がプロレスの間口を広げてくれたからです。ありがとうございます」菊タロー「いいか悪いかは置いといてね。来年また松ちゃんが呼んでくれると思うので、(航空運賃が)安い時にやろう。アントン、またやろう。ありがとう!」

第7試合はHARASHIMA&ディック東郷&マイク・ベイリーvs佐々木大輔&遠藤哲哉&マッド・ポーリーの6人タッグマッチ。HARASHIMA組には激励の花束が贈呈される。統合が先発を買うと佐々木が対峙して試合スタート。グラウンドの応酬で場内を沸かせて、次はベイリーと遠藤が対峙。素早いロープワークからドロップキックが交錯して場内から拍手。続いてHARASHIMAとポーリーが相対する。ここからDAMNATIONがタッチワークとラフを交えてHARASHIMAを捕獲。HARASHIMAは遠藤の串刺し攻撃をかわして佐々木もコーナー2段目に乗せるとまとめて2人フットスタンプ。ベイリーが出てきて一気呵成に攻め込む。遠藤のカバーをボディープレスでカットせんとしたポーリーをかわして遠藤の上に乗せると、さらにその場跳びムーンサルト・ダブルニー。佐々木に攻め込むベイリーだったがエプロンからポーリーが介入。ベイリーはエプロンでポーリーにドロップキック。統合は佐々木と遠藤まとめて両腕ラリアット。HARASHIMAがプランチャで追撃。さらに東郷のトペ・スイシーダとベイリーのトペ・コンヒーロの競演。そこへ遠藤がきりもみ式のケブラーダを浴びせていく。リングに戻ると遠藤がベイリーにスパインバスター。ベイリーもランニングミドルからブレーンバスターでぶん投げて東郷とタッチ。10分経過、遠藤がジャンピングエルボーからその場跳びシューティングスター。これはカウント2。スワンダイブエルボーもカウント2で返される。東郷はオクラホマロールからクロスフェースを狙う。丸め込みでかわす遠藤にさらに切り返してクロスフェースで捕獲。これは佐々木がカット。東郷のペディグリーは遠藤がかわしてハンドスプリング・ニールキック。ポーリーが出てくると、東郷から替わったHARASHIMAにショルダーアタック。さらにルーテーズプレスを浴びせるがカウント2。佐々木がリングインするもHARASHIMAが連係を分断して串刺しフロントハイキックから雪崩式ブレーンバスター。クラッチを切らずにファルコンアローへとつなげるがカウント2。ベイリーがソバットを放つも、リングサイドから遠藤が足を引っ掛ける。コーナーに登った遠藤だったが東郷が突き飛ばしてカット。ベイリーが場外の遠藤にケブラーダ。佐々木にはHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレス。東郷のペディグリーからベイリーがアルティマウェポンも佐々木が回避。ベイリーのキックが東郷に誤爆すると遠藤がベイリーにテツヤ・イン・ザ・スカイ。佐々木のDDTからポーリーが投げ捨てジャーマンとDAMNATIONが総攻撃。佐々木がベイリーにダイビングエルボー。これをかわしたベイリーが竜巻旋風脚からアルティマウェポン。再びかわした佐々木がミスティカ式オーバークロスフェースロックでギブアップを奪った。試合後、東郷にあやされたポーリーだったが、すぐさま佐々木と遠藤が引きはがした。

ダブルメインイベントⅠは石川修司vs樋口和貞のシングルマッチ。石川はリングインして三冠ヘビー級のベルトを誇示。激しいショルダーアタックの打ち合いを制したのは樋口。場外に出た石川を追いかけてチョップを放つ。石川もやり返していく。石川は樋口の場外ボディースラムを切り返してエプロンの角っこに背中を叩きつけると、リングに戻ってもジャイアントコブラで絞めてさらにエルボー連打。ブレーンバスターは樋口が投げ返して歓声。樋口は逆水平連打から串刺しラリアット。さらにオクラホマスタンピードで叩きつけるがカウント2。続く逆片エビ固めは石川がロープに逃げる。石川のエルボーに樋口が逆水平で返してラリー。樋口のノド輪を石川が堪えるも、樋口がすぐさまラリアットで迎撃してノド輪落としからコーナーに登る。石川が蘇生して追いかける。頭突きで樋口を黙らせて雪崩式ブレーンバスター。起き上がる樋口に石川が投げ捨てジャーマン。それでも起き上がる樋口がラリアットをブチ込んでダブルダウン。両者起き上がって石川がエルボー、樋口が逆水平のラリー。さらに張り手を打ち合い、樋口が頭突き。ぶちかましは石川がニーリフトで迎撃。それでも樋口がバックドロップを放っていく。このカバーはカウント2。串刺し攻撃は石川がかわして投げ捨てドラゴンからニーリフト。これはカウント2。樋口が石川をロープに振り返してラリアット。しかしカウント2。ドクターボムで巨体を叩きつけるもカウント2。轟天は石川がリバース。ニーリフトからスライディングDと叩き込んでファイアーサンダー。スプラッシュマウンテンで叩きつけて勝負あり。石川には勝利者賞が贈られた。

【試合後のコメント】
石川 樋口とシングルマッチというのは自分の中で結構重要だったりするので、今日はこうやって組んでもらってひじょうにありがたかったんですけど、明日自分がこのベルトを懸けてまた闘うというのもあるので、時期を改めてもう一度。23日にはタッグタイトル戦があるので今日の続きをしたいと思います。
――KO-D無差別級戦の時を比べて樋口選手はどうだった?
石川 破壊力という面では違いを感じなかったと思います。スピードとかは前よりもあるかなと。遠慮しないという部分で前よりできているんじゃないかな。シングルでもう一回やる時はもっといい勝負できると思います。

樋口 今日は完敗です。現三冠チャンピオン・石川修司、強力でした。ただ自分のダメな部分や弱い部分は全部わかったつもりなので、樋口和貞としては負けましたけど、後楽園でタッグタイトルの懸かった対DAMNATION、石川さんとマッド・ポーリーと闘いますけど。樋口&入江組、KO-Dタッグ王者としてはまだ負けてないので、そこで必ず軌道修正して必ず勝ちたいと思います。今日は完敗でしたが、気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
――前回のKO-D無差別級戦と比べて追い詰めたなどの自信のついた部分はあった?
樋口 追い詰めていたとは思うんですけど一発、一発の強力さは増してました。さすが全日本プロレスのチャンピオンです。デカい人とやっているからでしょうね。すげえ重かったです。自分も負けないように精進していきます。
――石川選手という存在は?
樋口 越えられない壁ではないと思ってます。いつか怪物を越えてみせたい。そういう手応えもありますけど、今日はダメでした。また鍛え直して頑張ります。

ダブルメインイベントⅡは竹下幸之介&入江茂弘vs “ビッグボス”MA-G-MA&ブラックバファローのタッグマッチ。竹下と入江には大阪プロレス教室出身者から花束が贈呈される。そのうちの一人は現・道頓堀プロレス所属の菊池悠斗。岸和田愚連隊にはセコンドにゴアが付いた。

愚連隊が襲い掛かって開始のゴング。リングに戻された竹下はバファローにニールキックをブチ込んで、今度はMA-G-MAと入江が対峙。ショルダーアタックの打ち合いは意地の張り合い。入江がMA-G-MAを倒すと竹下とともにバファローにもショルダーアタック。バファローはコーナーに登った竹下を突き飛ばして場外に落とすと客席に投げ込み、MA-G-MAは入江にイスを振るっていく。竹下を鉄柱に固定してMA-G-MAが足元目掛けて振るっていく。竹下は脚にダメージを負うと、リングに戻ってもMA-G-MAにそこを攻撃されてしまう。バファローはブレーンバスターからギロチンドロップ。これはカウント2。替わったMA-G-MAのレッグシザースにバファローがギロチンドロップを合わせる。バファローがラリアットからバックドロップ。これはカウント2。MA-G-MAはスピニングトーホールドから足4の字固めへ。竹下はロープに逃げる。竹下は鋭いエルボーで動きを止めて場内をどよめかせると、フロントスープレックスでぶん投げてようやく入江とタッチ。入江が串刺しのビーストボンバー。バファローにはブラックホールスラムで叩きつけるもカウント2。フライング・ソーセージを狙うもゴアが邪魔。バファローがコーナーに登って雪崩式ブレーンバスターを仕掛けるも、入江が頭突きを連打してバファローを落としてフライング・ソーセージも待っていたのは剣山。MA-G-MAがコーナー2段目からのムーンサルト・プレス。これは入江が回避。入江は流血しながらMA-G-MAとラリアットを何度も打ち合い、ビーストボンバーを振りぬいてダウンさせると、ビーストボンバーを狙うが、MA-G-MAがラリアットで迎撃。救出に入ったバファローともども入江は両腕ラリアットで粉砕し、竹下がMA-G-MAに垂直落下式ブレーンバスター。MA-G-MAのジャーマンは竹下が着地するも足を痛がる。竹下が向かってきたMA-G-MAにフランケン。バファローには入江と串刺し攻撃から合体アウトサイダーズエッジ。しかしカウント2。バファローのラリアットが松井レフェリーに被弾。竹下がブルーサンダーを決めるもノーカウント。MA-G-MAが場外からイスを振るうと、バファローが竹下にボックス殴打。場外に机を設置し、竹下を寝かせるとMA-G-MAがボディープレスをコーナーから発射してテーブルクラッシュ。リングに竹下を戻すとMA-G-MA、バファロー、ゴアで串刺し攻撃。MA-G-MAの垂直落下式ブレーンバスターからゴアがシャイニング・ウィザード。ゴアの魔界一のスプラッシュからMA-G-MAがダイビング・ボディープレス。蘇生した松井レフェリーがマットを叩くも入江がカット。MA-G-MAがラリアットからジャーマン。これはカウント2。バファローが場外の入江にダイビング・ダブルスレッジハンマー。MA-G-MAが渾身のラストライドも竹下はカウント2で返す。MA-G-MAはイス盛を作ってそこへのラストライドを仕掛けるも竹下がリバース。さらにMA-G-MAのラリアットをバファローに誤爆させると、そのバファローに竹下がビッグブーツ。さらに入江がキャノンボールで続く。竹下のラリアットはMA-G-MAがカット。竹下がジャーマンを決めたがカウント2。ならばとクロスアーム・ジャーマンで仕留めて熱戦に終止符を打った。

試合後、MA-G-MAは2人に1対1をアピールして引き揚げた。竹下がマイクを取る。竹下「たくさんのご来場ありがとうございます。岸和田愚連隊、僕たちの憧れ、僕たちの最強の敵でした。でも、今日勝ったのは僕と入江さんです! これからは俺たちの時代や。でも、岸和田愚連隊、大阪プロレスの闘いを見てプロレスラーになったことは間違いないです。僕たちがプロレス界を引っ張っていくことが大阪プロレスの恩返しだと思っています。今日はありがとうございました!」

竹下が引き揚げようとすると「タケシタァ~~~ッ!」と現れたのは吉村。「さすがに今日はないと思ったか? 今日はオマエにとっても俺にとっても地元の大阪や。オマエ、エラいシンドそうやな。今日俺が取ってきたオマエにとっての大事な大事なもんは…オマエ、ぶっ倒れてしまうかもな。とにかく俺が今からそれ持ってくるから、待っとけ」入場ゲートまで下がった吉村だったが、再び現れた吉村が連れてきたのは竹下の母・恵子さんだった。「やめてえや!」と言っていた恵子さんだったが、場内の「ケイコ」コールにノリノリ。竹下「やめてくれ!」吉村「オマエは帰ってもおかんと一緒に飯は食われへんし、腕相撲もできへんな。今日、俺は試合してまあまあ疲れているし、取るものも取ったから帰るわ」吉村は恵子さんと肩組みして帰っていった。場内の「ケイコ」コールに恵子さんは手を振って応えていた。竹下「ノリノリやんけ! そんでいつ挑戦すんねん…。恵子は取られましたけどこのベルトは守り続けるので応援よろしくお願いします!」最後はエンドアナウンスのヒロシが『大阪で生まれた女』を熱唱して締めくくった。

【試合後のコメント】
竹下 今日はDDT対岸和田愚連隊、完全勝利でしょ? でも“ビッグボス”MA-G-MAからあんなにいちゃもんを付けられたら、僕たちだって納得いかないですよ。こっちは完全にスリーを取っているんだから。向こうはあんだけ凶器も使って。こっちは正々堂々闘って3カウントを取っているんで。だから僕はシングルいいですよ。今のプロレスは僕たちが引っ張っているんだというのを体で教えてやります。
入江 頭がボーっとして考えられないですけど、とにかくこんなのケガのうちにも入らないし、こんな傷どうってことないです。なんなら僕と幸之介はプロレスラーになったからです。だからこんなのなんてことないです。
竹下 正直、リングに上がって足震えましたよ。MA-G-MA、バファロー、ゴア。岸和田愚連隊を前にしてリングに立っているのに怖いと思う自分がいました。でも今日、それを乗り越えて今僕たちに怖いものはこの世からすべて消え去りました。なので、僕は今シングルのチャンピオン、入江さんはタッグにチャンピオン。誰でも挑戦してこい。次に僕は石井さんとやるし、吉村もいつどこをいつ使ってもいいから。まあ恵子を取られてちょっと動揺したけど、でもプロレスにおいて怖いものはなくなったんで。ありきたりの言葉かもしれないですけど、本当にプロレスラーになった覚悟、どんなビッグマッチよりも付きました。その点では岸和田愚連隊、松井さんに感謝します。ありがとうございました。

――大阪プロレス教室というのがキーワードになっていたが。
竹下 プロレス教室出身レスラーって結構いるんですよね。その中で僕たちが先頭になって引っ張っていきたいというのはあるし。大阪プロレス教室を一つの立派な肩書にしたいと思っています。

MA-G-MA オマエらよう聞けよ。アイツらがDDTに入ってどんだけ偉なったか知らんけど、アイツら所詮、大阪プロレス学校生やろ! 俺がずーっとトップでやってきたんねんぞ。タッグで勝ったからってなんや。俺はフリーレスラー、25年間ずーっと自分で自分の道切り開いてきたんじゃ。DDT・松井興行で必ず1対1で組め。アイツらがどんだけ名前を売ったんか知らん。俺がどんだけどインディーでやってきたか知らん。でもな、俺がアイツらを認めることもなければ、俺が負けることも絶対にないからな。必ず松井興行でシングル組め。俺はいつでもやったるからな。逃げも隠れもせいへんぞ。会社の大きさなんか関係ないんじゃ。俺は俺の道いっとんじゃ。俺は自分の力で飯食っていってんじゃ。オマエらわかったか! わかったらとっとと出てけ! 100万年、100憶万年早いんじゃ!

バファロー(MA-G-MAとは別々にコメント)強かったですね。あとは“ビッグボス”MA-G-MAは元気ですね(苦笑)。こういう言い方は変かもしれないけど、俺らが現役でやっていた頃に小学生だったのが今20代でしょ? 正直、ガッといくのが本来なんでしょうけど、岸和田選手とつねに組んでいるわけじゃないし、松井レフェリーから頭下げられてオファーを受けた時は正直、(2人が)プロレス学校といっても僕が先生をやっていたわけじゃないしね。アイツらが端に俺をガキの頃に見ていただけで。入江とは何回か手を合わせたことがあったけど、緊張はしましたね。対策も練ったつもりだったけど、20年以上の付き合いなんでいいものにしなきゃなという思いで…好きじゃないですよ、マグニチュード岸和田選手は。ただ組んで、あの頃の大阪プロレスを見せてくれと言われたんで何かしら見せなきゃなと。ただ冷静にやり終えてみて、すごいと思いました。アイツらが大阪プロ時代にどうこうという思い入れとかはどうだっていいと思うんです。単純にDDTという団体が抱えている20代の子で伸び盛りで、猪木さんや馬場さんの系統で育ったわけではないけど、おそらく日本のスターになっていくんだろうなという素材。いいことなのか悪いことなのかわかんないけど、20年、インディペンデントというところでいろんな若手とやりますよ……群を抜いているというか、認めたくないけどね(苦笑)。あれにまだ岸和田選手は「やったるぞ!」って言ってんだから若いよね。DDTはすごいのが育っているなと単純に思いました。もう40歳を超えて落ちていく準備というか、身体能力は無理なんで、こっち(頭脳)のほうとかでいろいろ磨かないといけない部分があるのでね。チャンスがあるなら竹下選手とシングルマッチができるなら、あの手この手使ってどうにかという欲はありますよ。ただ、単純にすごかった。大阪プロレスの恐怖をアイツらに見せつけてやってくれと言われた松井さんのリクエスト通りにやりましたけど…どうだったのかな。20年前にガキで見ていたヤツらに対抗するためにこの何週間か初心に戻れて勉強できました。DDTさん、松井さん、ありがとうございました。
――2人から岸和田愚連隊が憧れとして見られていたということについては?
バファロー 正直、プレッシャーでしたね。どうにかしたろかなと。ハッタリですわ(苦笑)。殴る、蹴るは別なんですけど。
――彼らの原点が大阪プロレスであるなら、大阪プロレスというのはこんなすごいヤツらの芽を出させたという思いはある?
バファロー 彼らや小峠、原田も含めてですけど、一時はすごい育成機関だったんだなと。ちゃんと合宿所に住み込んで練習して、さらに常設会場があるというのは先駆けていたんだなと。ちょっと高木(三四郎)さんと話す機会もあったんで「常設会場とか考えてないの?」と。考えはあったみたいですけど、東京では厳しいみたいですね。ただ天下のDDT、高木三四郎にそこまでいってもらっても面白いと思いますね。それぐらいやっていくことで、プロレスを一つの文化として戻したいですよね。

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