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【今は秋べと咲くやこの花2017のまとめ】上野、竹下との二度目の同級生対決に敗れて悔し涙。竹下の檄にDNAのトップ取りを誓う!/ディーノ、今宵もプロデューサー権限で足技禁止ルールを課して蒼魔刀を封じたが…/ゆにと平田の抗争がスタート!

10日、大阪・大阪市此花区民ホールにて「今は秋べと咲くやこの花2017」がおこなわれた。今林久弥APによる前説では追加日程として11・21ボートレースびわこ(入場料100円で観戦可能で4試合程度予定)、さらに2018年の決定分の大阪大会として平野区民ホールでの2連戦は1月7日(日)に東京女子プロレスとDDTの昼夜興行、翌8日(月=祝)はDDTとBASARAの昼夜興行。3月4日(日)はDDT都島区民センター大会。続いて今林APは男色Pを呼び込むも長渕剛の『ろくなもんじゃねえ』の出だしの繰り返しを使ったテーマ。春日部同様に不満げな男色Pをヨソに今林APは「見てください、超満員のお客様! 男色Pへの期待の表れじゃないですかね?」とヨイショ。気になる今回のHARASHIMAとの前哨戦のルールは「エニウェア・エニタイム・エニワン・ニューヨークスタイル」と提案したが、今林APは「お客さんとお客さんがチューするスタイルはダメ」と却下。男色Pは「考えておきます」とし、オープニングコールをやろうとするも今林APは「お引き取りください。なんで今日超満員だと思っているんですか? 今日メインで闘う2人が頑張って呼んだんでしょうが!」と男色Pを下げさせて、竹下と上野を呼び込む。上野は咲くやこの花高校のジャージーを着用して登場。咲くやこの花高校の現役の生徒だけでなく教員の皆さんも観戦に来ていると紹介される。「リングに上がれば潰すだけなんで」(竹下)「ちょうど2ヵ月前にやられているんでやり返すだけです。潰すつもりでいきます」(上野)と2人が意気込みを述べて、上野が「DDT此花大会スタート!」とオープニングコール。

第1試合は大鷲透&赤井沙希&平田一喜vs大石真翔&MAO&ゆにの6人タッグマッチ。大鷲&赤井の入場の後にゆにωAが『ωe are the HERO』入場。ゆにωAがコールを受けた後に平田が襲い掛かり、「プロのリングだ。何お遊戯してんだ。俺に散々恥かかせてきやがったな。今日こそぶっ潰してやる! 闘いのゴングを鳴らせ!」とマイク。しかしゴングは鳴らず、平田がゆにに襲い掛かるもロープを下げられ場外に落ちてしまう。すると平田以外のみんなが握手をかわしてゴングが鳴らされた。平田が出てくるとゆにを挑発。小学4年生に対して大人げない攻撃を繰り返す。ゆには平田にトーキック。低空のジャンピングハイを決めるもタッチは平田が阻止。ファイアーサンダーは大石が阻止してゆにがスイングDDTを決めると戦況は大鷲vsMAOに。大鷲がMAOと大石をまとめて投げると赤井がダイビング・クロスボディー。赤井は大石にビッグブーツを放つ。すると平田がしゃしゃり出てタッチを受けたがMAOのドロップキックでダウン。それでも平田が手刀でバッタバッタとなぎ倒し、MAOとは同士討ちに。誰もいなくなったところでゆにが平田メガネを装着するも、これは平田が手刀で阻止。平田がメガネを装着すると『TOKYO GO』でダンスもゆにが襲い掛かってウラカンラナ。これを平田が踏ん張って首固めで切り返して勝利。

場内にはPRIDEの勝者曲のテーマが流れる中、平田が「皆さんの応援のおかげで、ついにゆにという高い壁を越えることができました!」と感極まってマイク。するとゆにが襲い掛かってウラカンラナ。みんながマットを3つ叩いてゆにを称える。平田は「ゆに! オマエとどちらかが果てるまで決着つけてやる。覚えておけよ!」と捨てセリフを吐いて退場。ゆには「俺とオマエの闘いは始まったばかりだ!」と挑発した。

第3試合は吉村直巳vsロイズ・アイザックスのシングルマッチ。吉村がショルダーアタックでアイザックスをなぎ倒すとハンマーパンチを振り下ろす。ボディースラムはカウント2。アイザックスのエルボー連打も吉村が逆水平一発で返してバックエルボー。さらにギロチンドロップはカウント2。キャメルクラッチは耐えたアイザックスが串刺し攻撃をかわして丸め込み、さらにクローズライン。串刺しラリアットからショートレンジラリアットはカウント2止まり。ラリアットの打ち合いを制すも、アイザックスも足抱え式のバックドロップでやり返す。ハーフネルソンを堪えた吉村がパワースラム。パワーボム狙いはアイザックスが踏ん張って逆にパワーボムを仕掛ける。これを掬って叩きつけた吉村。ショートレンジラリアットから投げ捨てパワーボムで地元・大阪凱旋で勝利を飾った。

【試合後のコメント】
吉村 アイザックス? 4月のDNAで中途半端な形で勝ったけど、今日はキッチリ潰したったぞ。でも、DNAのヤツらよりは全然楽しめた。アイツも結構おもしろいヤツやな思う。DNAのヤツらはクソしょぼいから、次の10月で当たる岩崎とディエゴ? 同じガイジンでも、アイツは全然クソ。岩崎とディエゴを俺と拳剛クンでボッコボコにしたるからな。

セミファイナルはHARASHIMA&高尾蒼馬vs男色ディーノ&石井慧介のタッグマッチ。ディーノは入場すると水の入った2つのバケツを持ち込み、北側ステージに置いてリングイン。ディーノは前哨戦で蒼魔刀で負けていることから「足での打撃禁止ルール」をプロデューサー権限で決定。もし足技を出した場合は「罰を受けてもらう」とバケツを手に1分間立って試合権利を失うという。さらに味方が足技を出した場合は罰が1分間加算、相手が足技を出した場合は罰を受けている選手が時間に関係なくリングに復帰できるというもの。石井とのエルボーの打ち合いで熱くなってしまったが思わずフロントハイキックを出してしまってペナルティ。その間に高尾がディーノの男色殺法で捕まってしまう。ディーノがナイトメアを繰り出しているところで復帰できたHARASHIMAだが、カットした際にストンピングを繰り出して再びペナルティ。高尾のピンチが続く。HARASHIMAが戦列復帰も、高尾がロープワークの際にドロップキックを繰り出してしまってペナルティ。HARASHIMAが石井に雪崩式ブレーンバスター。ミドルキックは我慢してエルボー連打。高尾はペナルティ解除。石井はフランケンで逆転し、ディーノがエルボーで襲い掛かる。ディーノがHARASHIMAのケツを掘り、石井はいつものようにランニングニーを合わせてしまったためペナルティ。ディーノが2対1の状況になってピンチに。するとHARASHIMAが蒼魔刀を狙ったが、途中で気づいてブレーキ。すかさずディーノがHARASHIMAの股間に顔をうずめてさらにホモイェ。ここでペナルティが解除された高尾がカットに急行もフットスタンプを繰り出してしまってペナルティ。絶体絶命のピンチのHARASHIMAだったが、男色ドライバー狙いをジャックナイフに切り返して3カウント。

試合後、HARASHIMAがマイク。「だいぶ混乱させられてしまったルールだけど皆さんのおかげで勝つことができました。9月20日はこのベルトを懸けてディーノ組と対戦します。工場プロレス、必ず勝ってやるさー! ベルト防衛してやるさー! 次ここ大阪に来るときもこのベルトを巻いてきてやるさー! なんでかって? それは鍛えているからだー!」

【試合後のコメント】
石井 変わったルール3連戦のせいでタッグチームの戦績、19勝5敗だったのが、19勝8敗になったじゃないですか。ダメだよ。普通のルールのほうがいいんじゃないですか?(先に引き揚げる)
ディーノ ……以上です。

HARASHIMA 共通のルールなのでお互い条件は一緒だから文句は言えないですけど、僕らに不利なルールだったんじゃないかな。そのルールの中でも勝てたので、このいい流れでタイトルマッチに行きたいですね。
――前哨戦はすべてディーノ選手から勝っているが?
HARASHIMA そうなんですよ。前哨戦、全勝してるんですよ(笑)。相手が用意したルールでも結果を残しているので、あとは9月20日のタイトルマッチをガッチリ勝つだけですね。負ける要素はないので。
――ここまで丸藤選手と何かやりとりはした?
HARASHIMA ないです。なくても大丈夫です。自分ができることをやって最高の試合にします。

メインイベントは竹下幸之介vs上野勇希の二度目の大阪市立咲くやこの花高等学校同級生対決。上野がショルダーアタックで打ち勝ってみせると、さらにコルバタで場外に出す。上野が飛ぼうとすると、竹下は回避。エプロンに上がった竹下をドロップキックで落とした上野がプランチャ。リングに戻してカバーもカウント2。上野が執拗にキャメルクラッチ。竹下がラリアット一発で流れを変えると場外に出して客席に投げつけていく。さらにエプロンサイドへのボディースラムに上野は悲鳴。リングに戻されると竹下がカナディアン・バックブリーカー・ドロップと腰攻め。さらにバックブリーカー・ドロップからキャメルクラッチで絞り上げる竹下。カナディアンを回避した上野だったがドロップキックはスカされてしまう。エルボーで追いすがる上野。カウンターのドロップキックを突き刺して逆転すると逆片エビはロープに逃げられてしまう。ジャーマンを仕掛けるが逆にかわされて場外に出されるとノータッチ・トペを食らう上野。それでもコーナーダイブをドロップキックで迎撃してさらにフットスタンプ。ガムシャラにエルボーを打ち込む上野だったが丸め込みはカウント2。竹下は上野の動きを止めて人でなしドライバー。続くフロッグスプラッシュはカウント2。パワーボム狙いをリバースした上野がジャーマンで投げる。さらにドロップキックから裏投げ。そこからブレーンバスターで投げる上野を竹下がラリアットで黙らせて垂直落下式ブレーンバスターはカウント2で返す上野。竹下の「来いよ!」にエルボーで向かっていく。さらに張り手から逆さ押さえ込みはあわやの場面もカウント2。最後は竹下がビッグブーツ→ニーアタックと畳みかけ、ウォール・オブ・タケシタで上野の奮闘を断ち切った。

試合後、上野は悔し涙。竹下がマイクを取る。「勇希、この上野勇希は僕に憧れてプロレス界に入ってきてくれたそうです。僕はそれを聞いた時に正直なことを言うと、コイツ、ナメてんなって。そう思いました。僕に憧れてDDTに入ってくるということは、僕を超えられると思っているからでしょう。でも2試合してどうや、勇希。簡単な壁ではないやろ。俺はチャンピオンである以前に、俺はオマエの同級生として勝ち続けて、壁であり続けないとあかんねや。でもな、今日試合してみて思ったことは一つ。いつまでも俺の後ろを追いかけるなよ。毎日一緒にいて、トレーニングして、切磋琢磨しとるけどな、俺の後ろを追いかけ続ける限りは、オマエ、俺を抜かすつもりか? 絶対抜かせへん。だから俺の横に並んで走ればええからよ。オマエはDNAでまずトップ取れよ。僕はDNAもDDTもキャリア以外の上下関係はないと思っています。DNAの選手も誰より頑張って熱い試合してるのを見てるし、みんなハングリーだし。だから僕はその壁になり続けたい。勇希、オマエはDNAでトップ取れ。俺はDDTでトップでい続けるから。その時にまたシングルマッチお願いします」竹下が上野にマイクを渡す。上野は涙ながらに「絶対DNAでトップになって、竹下を超えます」と誓う。竹下は「言ったからな。この大阪のお客さん、そして僕たちの母校の先生方、みんなの前で言ったからな。絶対、上野勇希、約束を果たしてくれると思うので、皆さんこれからも熱い声援よろしくお願いします!」竹下は上野の腕を掴んで起こすと健闘を称えて退場。上野は四方に礼をして引き揚げた。

【試合後のコメント】
竹下 特にはコメントはないんですけど、まあ、初めてのシングルじゃないので、絶対確実に上野選手は前回のDNAでやった時よりも力は付けてますね。たぶん自分で言うのもなんなんですけど、その時に僕のことをナメてはないけど少し低く見積もっていたと思うんですよ。で、実際に試合をして高かったと思うんですよ。だから勝ちたい気持ちは前回のほうが強かったです。今回は負けて当たり前、前回と比べてどこまでやれるかというスタンスできてたと思うので。Twitterとか気にして見てましたけど、「頑張る」とか「出し切る」とか、そんなの当たり前なんで。でも勝ちたいという言葉は前回の時とは比べて一度もなかったから。その気持ちはちょっと薄れてましたけど、大阪のお客さんの前で試合して、上野選手、いっぱいお客さんも連れてきて、試合する中で最後の最後にそれが見えた気がしたんですね。だから僕は今日はジャーマンスープレックスを出すことなく、逆エビで終わらせましたけど、次はそうもいかないと思うので。次が今から楽しみです。
――この対戦を経て上野選手がどう変わるか?
竹下 僕個人はDDTも他団体も上の先輩方にいつか超えてやるという気持ち以上に、すぐに超えてやれることをやろうとここまできたので、だからいつまでも「竹下にいつか勝てるように」というよりも、すぐにでも横に並んで欲しいですね。タッグを組むという直接的な意味ではなく、いろんな意味で横に並んで先頭に立って欲しいです。僕がへばってダラダラしてる時は全然抜いていいので。そんな時はないですけど。
――地元で対戦が実現したことは?
竹下 まず同じ高校の人がDDTに2人いるというのが珍しいと思うんですけど、それがすぐそこなんですよ。だからそんなことがあるんだなって。もちろん僕はやりがいもありましたし。でもいつこんないい環境でできるかわからないので。一つ先生たちにも、恩返しというわけやないですけど、プロレスラーで東京で頑張ってますというのを見せたかったですね。

上野 普段試合で緊張することがなかなかないですけど、試合前からいっぱいいっぱいでした。スポーツを学生の頃からやっていたんですけど、悔しくて涙が出てきたことはなかったので……。頑張って、DNAで一番強くなって、タケと闘って今度は絶対勝つように頑張っていきます。
――竹下選手のリング上の言葉は?
上野 それを成し遂げて。若手の中でもまだまだなんだなってすごく感じたので、やっぱ悔しかったですね。まだまだ頑張ろうと思いました。
――前回と比べて何が足りなかった?
上野 足りてることも全然なくて、まだまだだなと感じました。
――高校の先生方が見にきてくれた中で、かつての同級生と闘ったことは?
上野 意識していた部分は、タケの入場曲が流れた時からなくなりました。何十回も聞いてて、2回目の対戦でも目の前のことに集中できたんですけど、何もできなかったですね。

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