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【DDT月曜どうでしょう2017のまとめ】KUDOが脳震盪によるアクシデントで緊急搬送…ハラシマルフジが不完全燃焼のKO-DタッグV2/竹下vsディーノ最後の前哨戦!/佐々木、改めてプロレスやめて、大家の全財産+DDTの給料で一生遊んで暮らします宣言/斗猛矢、音響トラブルを『大空と大地の中で』熱唱で乗り切る神対応

9日、北海道・札幌ススキノ・マルスジムにて「DDT月曜どうでしょう2017」がおこなわれた。今林久弥APの前説には男色Pが登場し、各試合の見どころを語る。セミで当たる竹下に男色Pは精神的に揺さぶりをかける策を練ってきたとコメント。メインのKO-Dタッグ選手権試合では「高梨に注目して欲しい」と語って「DDT札幌大会スタート!」とオープニングコール。

第1試合は坂口征夫vs島谷常寛のシングルマッチ。片脚タックルを狙うが一度目は空を切り、二度目はキャッチされてしまう。三度目でテイクダウンするも、あっさりグラウンドを取り返されてしまう。カウンターの低空ドロップキックからランニングエルボー、ドロップキックと一気に攻め込む島谷に坂口は「殺すぞ!」。その後は坂口の蹴りで防戦一方の島谷だったがエルボーからドロップキックで逆転。ミサイルキック、さらにロケットパンチ式の頭突きで坂口を場外に落としてプランチャを狙ったが、かわされてしまうとエプロンPKの餌食に。PKをキャッチしてガムシャラにフォールを狙う島谷だったが払い腰で倒されてしまうとPK、スリーパー、さらには変形のコブラクラッチで絞られてギブアップした。

第2試合は赤井沙希vsアントーニオ本多vs大石真翔の3WAYマッチ。NωAは『ωe are the HERO!!』入場。アントンは「女性に手を出すことができない」と赤井へのチョップを躊躇したばかりか「良い匂いがする…」。さらにロープワークの際に大石に躓いて「お尻が二つに割れてしまって」ギブアップ寸前に。しかしギブアップする前に昨日徹夜で考えてきた昔話「ごんぎつね」を披露してタップアウトするという。しかし内容は「白い恋人」ではなく「白い粉人」。大石にはサミングできたが、赤井には躊躇。すると大石のスタナーを食らって場外まで吹っ飛んでしまった。リング内では大石が赤井に攻撃し続ける。しかし大石の串刺し攻撃をアントンが身代わりになる。アントンは「アナタを見た時からおしべとめしべをどうにかしたかった! いろいろすっ飛ばして結納してください!」と告白。しかし赤井の返答は「ごめんなさい」。これに怒ったアントンが間髪入れずに赤井に攻撃。大石とともに合体攻撃を決める始末。大石が赤井を押さえてアントンがダイビング・フィストドロップを狙うも、大石は赤井の足を使ってアントンに剣山。さらに赤井をシーソーホイップでアントンにぶつけて排除するとアントンに直伝トルネードクラッチを決めて勝利した。

第3試合は高尾蒼馬&斗猛矢&吉田考志vs高木三四郎&大鷲透&平田一喜の6人タッグマッチ。平田のダンス入場を大鷲がストップして敵味方・セコンド・AP・レフェリー・大日本の植木関係なくストンピング。平田の「なんなんだよ!」の地団太から小ジャンプのダチョウ倶楽部方式。その後は平田がローンバトルも吉田にドロップキックを決めて大鷲とタッチ。大鷲が一気呵成に攻める。吉田も大鷲にドロップキックからボディースラムで投げて拍手喝采。大鷲がビッグブーツを決めて高木とタッチ。高木は斗猛矢と高尾を抱えてバックフリップを狙うも腰を痛めて無理。すると平田を犠牲にして高尾と平田を担いでバックフリップを決めてみせた。平田が手刀でバッタバッタと敵をなぎ倒してメガネを装着するも音響トラブルで『TOKYO GO』が流れない。すると斗猛矢がいらいらした会場の雰囲気を察して『大空と大地の中で』をアカペラで熱唱する神対応を見せたが2コーラス目に入らんとしたところで平田が手刀。音響トラブルも直って踊り切るも高尾と吉田がダブルのトラースキック。斗猛矢がSODで勝利した。

第4試合はマッド・ポーリーvs勝俣瞬馬のシングルマッチ。勝俣がポーリーをスピードでかく乱するも、ポーリーはパワーある攻撃ですかさずペースを握り返す。それでも串刺し攻撃をエルボーで止めた勝俣はランニングフォアアーム。串刺しエルボーから低空ドロップキックと攻め込む。ミサイルキックを決めたがボディーアタックで動きを止められるとSTF、さらには投げ捨てジャーマンの餌食に。それでも勝俣はリバース・スプラッシュを回避してバズソーキック。ファイアーバード・スプラッシュ式のダブルニーはカウント2。トラースキックを食らっても倒れなかったポーリーがラリアット一発でひっくり返すとポーリーバスターで勝利した。

第5試合は佐々木大輔&遠藤哲哉vs樋口和貞&MAOのタッグマッチ。DAMNATIONの奇襲でスタートしたが樋口は両腕ラリアットで黙らせる。MAOもドロップキックで続いたが、ロープに向かった際にリング下の遠藤に足引きされて場外戦へ。これでDAMNAYIONがペースを掴むとリングに戻ってMAOを捕まえていく。MAOは飛びつきギロチンドロップを遠藤に決めて逆転。替わった樋口が一気呵成に攻める。遠藤は樋口にジャンピングハイ。替わった佐々木に樋口がビッグブーツを決める。タッチを受けたMAOのハリウッドスタープレスは佐々木がかわしてDDT。遠藤が出てくるとその場跳びムーンサルト・ダブルニー。佐々木との連係からその場跳びシューティングスターはカウント2。樋口がコーナーに登ろうとした佐々木をエプロンからのビッグブーツで蹴散らすとMAOは遠藤のムーンサルトを剣山で迎撃。MAOが遠藤にロックボトムからキャノンボール450°。これがかわされると佐々木がダイビング・ラリアット。樋口がその佐々木にぶちかまし。遠藤が樋口をスプリングボード・ニールキックで蹴散らす。遠藤がMAOにトラースキック。トーチャーラックボムの体勢を丸め込みで切り返すMAOだったがカウント2。最後は遠藤がテツヤ・イン・ザ・スカイから旋回式トーチャーラックボムで3カウント。

試合後、佐々木がマイクを取る。「昨日も言ったけど俺はこの試合、札幌でのこの試合が最後になります。明日から大家健の貯金七十数万円と(大家の)DDTの給料数万円でミリオンダラーマンになって一生遊んで暮らします。プロレスを始めて10年とちょっと、それなりに楽しいプロレス生活で…(遠藤が目を腕で拭うと、ポーリーにもその動作を促す)俺がやめるってことはDAMNATIONのみんなも一人ずつ…テツヤは実家に帰って、ポーリーも実家に帰って、あともう一人石川修司ってのがいるんですけど、彼はプロレスを頑張っているので応援してください。泣いてんじゃねえよ! ジメっとすんだろ! 泣いてんじゃねえよ! 最後にビシッと決めるぞ。俺たちがDAMNATIONだ! 俺たちは群れない・媚びない・結婚しない! このマザーアースは俺たちDAMNATION中心に回ってんだ! 覚えておけ!」

セミファイナルは竹下幸之介&彰人&ディエゴvs男色ディーノ&石井慧介&岩崎孝樹の6人タッグマッチ。ディーノ&石井、ALL OUTと入場。マイクを取ったディーノは10・22後楽園のKO-D無差別級戦の最後の前哨戦として「精神戦で勝つために策を用意しました。チャンピオンの心にダメージを負う方法。それはキャリアの浅い選手に負けること。この中で一番キャリアがないのは岩崎です。岩崎がアンタがたに勝つことが可能です。北海道出身、ここから車で7時間離れた根室の出身です。7時間なんて地元の誤差よ。それでは大いなる拍手でお迎えください。岩崎孝樹の入場です」すると岩崎が『ワンダフルライフ』で大歓声を浴びながら単独入場。さらに多くの紙テープが舞う。ディーノ「見てこの地元感。岩崎をナメてるでしょ。今日は解禁する。最高の格闘技はサッカーです。この岩崎はサッカーで培われた足腰で放つPKが武器。いつもはロープに走って蹴ってカウント2を奪っているけど、今日は威力を倍にしましょう。一往復して蹴れば威力は倍。カウント4取れます」するとセコンドの上野を実験台にロープを一往復してPKを決めると木曽レフェリーがマットを4つ叩いた。場内が騒然とする中、ディーノは「これをもって貴様らを岩崎を葬る。ほぼ地元の大声援を背にね」と言って開始のゴングを鳴らさせた。試合が始まるとさっそく岩崎がディエゴに一往復してのPKを狙ったがかわされて未遂に。ディーノは彰人に男色殺法。ここから彰人がローンバトルを強いられる。彰人は岩崎と石井の足をまとめてドラゴンスクリューを決めて逆転。替わったディエゴがディーノと石井の連係を分断。石井もエクスプロイダーニーから顔面ニーを放ってディーノとタッチ。ディーノがディエゴに男色スープレックス。しかしカウント2。ファイト一発!からの男色ドライバーはディエゴが踏ん張ってエルボー。さらにドロップキック。竹下が出てくるとディーノはソバットからホモイェ。タッチを受けた岩崎にALL OUTが波状攻撃。竹下が岩崎のバックを取るもディーノがリップロックでカット。岩崎のジャスティスニー、石井のファイアーマンキャリーからディーノが男色ドライバーとアシスト。岩崎は満を持して一往復してPK。これは彰人とディエゴがカット。ならばともう一度一往復してのPK。しかし惜しくも3カウント入らず。それならと岩崎はロープを二往復するも待っていたのは竹下のラリアット。垂直落下式ブレーンバスター、ビッグブーツ、サプライズローズを畳みかけられフォール負け。

メインイベントはKO-Dタッグ選手権試合。第62代王者組のHARASHIMA&丸藤正道はKUDO&高梨将弘を相手に2度目の防衛戦。丸藤が高梨を挑発。これに高梨が応じて両者の先発で試合スタート。高梨は対峙したと見せかけてKUDOとすぐにタッチしてリングを降りる。KUDOがローキック、丸藤がスナップメイヤーを決めてHARASHIMAとタッチすると、ここで高梨がKUDOとスイッチ。HARASHIMAが高梨にボディースラム連発。丸藤が出てくると高梨が意を決して対峙するがコーナーのHARASHIMAを攻撃。KUDOがリングインして連係を試みるも丸藤が分断。リングサイドを逃げる高梨を丸藤が追うもリングに戻ったところでKUDOがカウンターのミドルキック。高梨から替わったKUDOが倒立式ダブルニー。高梨が出てくるとKUDOと連係。高梨が逆水平も丸藤が仁王立ち。さらに強烈な一発が返ってきて高梨はもんどりうつ。HARASHIMAが出てくるとローキックからギロチンドロップ。さらにコーナー二段目にセットしてフットスタンプで突き刺す。続くニードロップはカウント2。HARASHIMAが場外に出すと丸藤が高梨を鉄柱にぶつけ、さらに鉄柱越しの逆水平。セコンドの坂口とにらみ合うと場内から大歓声。丸藤がリングに戻ってネックツイスト。しかしカウント2。HARASHIMAの逆片エビをロープに逃げた高梨が「負けるか!」とブレーンバスターで投げて逆転。替わったKUDOがダイビング・ダブルニーアタック。KUDOの蹴り脚をキャッチしたHARASHIMAがジョンウー。さらにKUDOをコーナーに乗せて雪崩式ブレーンバスターを仕掛ける。KUDOが踏ん張って逆に地獄の断頭台狙い。HARASHIMAが頭突きで阻止して雪崩式ブレーンバスターでぶん投げた。互いのハイキックが交錯。HARASHIMAが水面蹴りからさらに低空延髄斬りを叩きこんで丸藤とタッチ。替わった丸藤がKUDOをコーナーに振って串刺しエルボー。さらに側転した際に脚がKUDOの頭部にヒットし、KUDOがバッタリと倒れ込む。まったく動けなくなったKUDOを見て松井レフェリーが即座に試合をストップさせた。

場内騒然とする中、すべてのロープが緩められる。KUDOはリング上で意識が回復。今林APは観客に「KUDO選手なんですが一時的に脳震盪ということで、今意識は回復しまして救急車を呼んで待っている状態です」と事情を説明。KUDOはその後、駆け付けた救急隊員によって病院へと搬送された。丸藤がマイクを取る。丸藤「今日という日を楽しみにしててくれた皆さん、本当に申し訳ない。そしてこの試合をすることを楽しみにしていたKUDO選手、そして高梨選手、HARASHIMA選手、本当に申し訳ないです。こういう空気にさせてしまったのは俺にも責任がある。でも、俺たちはいつ何時全力で試合をしているし、アクシデントは絶対にあってはいけない。でも俺たちは本気で試合をしていることだけは理解して欲しい。必ずまたKUDO選手と熱い試合をしたいと思いますし、必ずまた皆さんの前で俺たちは皆さんの期待以上のものを見せるプロレスを必ずします。その時もまたぜひともこの会場に来てください。どうもすいません。ありがとうございます」HARASHIMA「丸藤さん、そんな自分が悪いみたいな言い方、やめてくださいよ。僕ら覚悟を持ってリングに上がっているんで、何が起きてもリングで起きたことがすべてなので。ただ、どんな勝ち方であれ僕たちが防衛ですよ。でも! やっぱり僕はもっとKUDO君と蹴りあいたいし、蹴られたいし、蹴り返したいし。正直、消化不良ではあります。でもまたタイミング掴んであの2人とガッチリこのタッグのベルトの防衛戦をやっていきます。そのためにも次、どんな相手がきても僕たちはこのベルトを守り続けていきたいと思います! やっぱ僕は楽しく終われる試合、楽しく終われる興行を目指してやってるんで、ビックリすること、アクシデントがありましたが、いつものテンションでいつものやつ、いきたいと思います! いつものやつ、いってやるさー! 次また高梨&KUDO、ほかに誰でもいいからいっぱいタッグの防衛戦やってやるさー! 誰がきたって防衛してまた札幌にベルトを巻いてきてやるさー!」HARASHIMAが丸藤にマイクを促す。丸藤「よし! またKUDOがこのベルトに挑戦してくるまで守り続けるさー!」HARASHIMA「なんでかって? それは鍛えているからだー!」

【試合後のコメント】
坂口 まあ、ああいう風になったけど、一瞬いいのがアゴに入って記憶が飛んだと。ただ自分の呼び掛けにもきちんと答えていたし、手握ってって言ったらいつも通り、兄貴の強い力で握ってくれたんで。病院いってきちんと診てもらって、少し兄貴は休むかもしれないけど、その間はウチらで頑張って、また完全な強い兄貴に戻ってきてもらえれば。
高梨 今日のことはみんな忘れられねえよな。俺だって忘れられねえよ。いまだに目の前でKUDOが倒れているようでリングを降りた気がしねえよ。続いていくからな。今日で終わりじゃねえから。今日のことは絶対忘れねえ。もう一回立ち上がって続きをする。どういう形になるかわかんねえからよ。俺は今日の試合、リングを降りた気がしねえよ。以上だ。

HARASHIMA どういう形であれ防衛なんで。プロレスはリングで起きたことがそれがすべてなので。僕らもお客さんも不完全燃焼と思ったかもしれないし、僕も正直もっと蹴りあいたいと思ったけど、勝ちは勝ち。防衛です。
丸藤 リング上で言ったけど、ああいう空気にさせてしまったというのはあるし、こういう状況で俺が次の防衛戦の相手を選ぶ権利はない。それはもう一度、KUDO&高梨なのか、周りで見ていた人間なのか。そして今日見ていたお客さん、この試合を知ったお客さん、そういう人たちが満足いくような試合を必ずしたいと思うので、次誰が来ても必ず防衛したいと思います。
HARASHIMA 本当に誰が来ても防衛して。タイミングがあえばKUDO&高梨とガッチリ、完全燃焼する試合をやりたいと思います。

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