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【DDT Special 2017のまとめ】総選挙1位のディーノを撃破…竹下がKO-D無差別最多防衛記録更新! 12・24後楽園の挑戦者はコルト・カバナ!/DDT EXTREME級戦は佐々木がHARASHIMAを下す! 試合後のDAMNATIONの暴挙に高尾がブチ切れ!/石井、かつての先輩・諏訪魔に完敗/鈴木と坂口がバチバチの攻防/平田がウルティモに地団太、さらに手刀/スタン小林登場!

22日、東京・後楽園ホールにて「DDT Special 2017」がおこなわれた。まずはスーパー・ササダンゴ・マシン&上野勇希vs岩崎孝樹&ゆにのタッグマッチから。ササダンゴが岩崎にショルダーアタック連打。ゆにが出てくると「かかってきなさい!」。ササダンゴはショルダーアタックにビクともせず逆にお腹で突き飛ばしてみせる。ゆには串刺し攻撃をかわして逆にササダンゴのお腹にドロップキック。さらに低空ドロップキックを放つもすぐさま逆転されてしまう。上野のバックブリーカーに苦しめられたゆにだが、コルバタで逆転。岩崎がキックで飛び込む。岩崎の滞空式ブレーンバスターはカウント2。上野は打点の高いドロップキックからバックドロップへ。ササダンゴが出てくるとラリアット。しかしダイビング・ニードロップは今日も失敗。岩崎のバックドロップからゆにがコーナー2段目からのムーンサルトを放つも、ササダンゴは岩崎を引き込んで誤爆させる。上野が岩崎にミサイルキックでアシストし、ササダンゴが垂直落下式リーマンショックを決めて勝負あり。

続いて今林久弥APの前説へ。
①11・23後楽園で酒呑童子の完全撮り下ろしフォトブックが販売決定。
②11・2新木場でALLOUTとKO-D6人タッグ王座を争うDAMNATION選抜は佐々木大輔、石川修司、マッド・ポーリー。
③「リングドリーム~女子プロレス大戦」の松田プロデューサーが登場し、新・美少女化選手は佐々木大輔と遠藤哲哉とアナウンスされ、画像も公開された(カリスマは要望を実現させた金髪&巨乳バージョン)。チェリーと合わせて11月16日から配信。12・16としまえんでのリングドリーム興行では渋さ知らズがライブと興行中BGMを演奏する。また最低3万個の飴が「無料で投げつけようかな」(松田プロデューサー)とのこと。

④11・28ディファカップ・メモリアルのトーナメントに竹下幸之介とともに出場する上野勇希が意気込み。「ディファカップに出場するのを知ったのがTwitterのリリースでして、いいんですけど早めに知ったほうが気持ちは楽だったと思います。今日のメインの竹下幸之介がパートナーなので咲くやこの花高校同級生タッグとしてDDTを背負って必ず優勝します!」

⑤石井慧介が自主興行11・11所沢大会の一部カードを発表。フレッシュ有山杯争奪八百屋ランブル、インディペンデントワールド世界ジュニアヘビー級選手権試合◎<王者>佐々木大輔vs未定<挑戦者>、KUDO復帰戦と梅田公太のDDT復帰戦となるKUDO&坂口征夫&高梨将弘&梅田vsHARASHIMA&高尾蒼馬&マイク・ベイリー&渡瀬瑞基、さらにメインイベントはこの大会に合わせて帰国する入江茂弘と石井がタッグを組んで竹下幸之介&ヤス・ウラノ(所沢出身)と対戦する。諏訪魔戦に向けては「勝ちます」。

⑥最後に男色ディーノPが登場し、年内のKO-D無差別級選手権試合は12・24後楽園とアナウンス。恒例のじゃんけん大会は廃止。11・23後楽園については「DDTにはベルトはいっぱいあります。そこらへんをやっていく。なんだったら10人タッグもありますから」とのこと。最後は男色Pが「DDT後楽園大会スタート!」とオープニングコール。

第1試合はアブドーラ・小林&赤井沙希&アントーニオ本多vs勝俣瞬馬&MAO&チェリーの6人タッグマッチ。NωAの『ωe are the HERO!!』入場にチェリーが適当なダンスを合わせる。アブ小はアントン、赤井と握手をかわすが、赤井の手はなかなか離さない。チェリーが赤井にブリザード・スープレックスを決めて「ブス!」とストンピング。勝俣が「ブス!」とドロップキック連打で襲い掛かる。MAOのナックルに赤井はカウンターのビッグブーツでやり返してアブ小とタッチ。アブ小はMAOにヘビーローテーションからカモイェ。さらにテンガロハットを被ってスタン小林バージョンに。MAOがスタンをジョンウーで吹っ飛ばす、スタンは替わった勝俣にバックエルボー。しかしタッチを受けたアントンがヒザを痛めてしまってギブアップ寸前に。ギブアップする前にハロウィンということでとっておきの怖い話「貞子vs伽椰子vsごんぎつね」を披露。しかし内容は「貞子と伽椰子」ではなくて「さだ(まさし)と加山(雄三)」。それでもサミングは成功したがバイオニックエルボーは勝俣に丸め込まれてフットスタンプも食らってしまう。Xファクターはアントンが迎撃。アントンが勝俣を羽交い絞め。しかしスタンの「愛してま~す」のダイビング・ブレーンチョップが誤爆に終わってしまう。さらにウェスタンラリアットもアントンに誤爆すると勝俣の勝俣式断頭台でフォール負け。

【試合後のコメント】
アントン 今日の敗因はただ一つ、小林さんが風邪ひいてるからだ!
アブ小 ぜんそく! もうひどいんだ。
アントン 小林さんはこう見えてDDT参戦が凄い久しぶりなんだ。
アブ小 初めてらしいよ(笑)。マッスルとかユニオンとか大鷲興行はあったけど。
アントン DDTの興行に初めて来た小林さん、試合は半分ハンセンでしたが。
アブ小 敬意を表してこのタイツだから。
アントン どうですか沙希ちゃん、このファッション。
赤井 もう字(ハロウィンのタトゥーシール)がなくなっちゃったんですけど、もうちょっと浮かれたほうがよかったかなと、ハロウィンなんで。
アントン ごんぎつねの話を和にもってったのが敗因の一つだった。
アブ小 いや感動したよ。泣きそうになった。
アントン さだと加山だったとは、こんなに悲しいことはない。
アブ小 全米が泣いたよ。
アントン でもあきらめずにごんぎつねを語っていくし、ハンセンのマネもし続けるし、かわいくい続けるから。
アブ小 継承されてく文化ってのがあるからね。ごんぎつねとハンセンとかわいいと。
アントン その三つがあれば、だいたい世界の平和は守られる。我々のタッグチームはありあわせと思いきや、非常にバランスに富んだよいタッグだと思うので、これからまた何かあるといいと思います。
アブ小 また何かあるの?
アントン ないですけど。
小林 寂しいな(笑)。
赤井 リベンジしたい!
アントン そういうことだ、分かったか!
3人 分かったら出てけ!
小林 俺らが出てくのか。

第2試合はウルティモ・ドラゴン&高尾蒼馬&大石真翔vs大鷲透&大家健&平田一喜の6人タッグマッチ。大家&大鷲、高尾&大石、ウルティモの順に入場。『TOKYO GO』が流れると大鷲の指示で大石がウルティモの耳を塞ぐ。平田がリングインしてダンスせんとするも大鷲がビッグブーツで止めると敵味方セコンドレフェリー関係なくストンピング。ここにウルティモも加わったが「オマエらはなんなんだよ!」と地団太を踏むも、ジャンプしたのはウルティモのみ。全員が失笑するとウルティモが大鷲を蹴りで制裁してゴング。「僕は悪くない」と許しを請う平田にウルティモがチョップからバックエルボー。さらにクルック・ヘッドシザースで拍手喝采。捕まった平田は高尾にコルバタを決めて大家とタッチ。大家は高尾と大石に両腕ラリアット。高尾にカミカゼから炎のスピアを狙うが高尾がエルボーで迎撃。ローリングエルボーで倒して大石とタッチ。大家から替わった大鷲は大石と高尾をまとめて投げてウルティモにアピール。2人が対峙すると逆水平とチョップの打ち合い。ウルティモもマヒストラルをかわした大鷲がマヒストラルを狙うも平田が「元神戸としてもっとウルティモ・ドラゴンを体感したいです! これを逃したら一生闘うことないです!」と訴えてタッチを要求。ウルティモが促して大鷲は平田と泣く泣くタッチ。ウルティモが平田にドロップキック。しかし平田は大石、高尾に手刀。ウルティモがソバットを放つも平田がなんと手刀で倒す。「今からヒラティモ・ドラゴン・ジムの開設です」とメガネを装着してダンス。しかし踊り切った平田に大石がスタナー。ウルティモのソバットから高尾がジントニックを決めて勝負あり。

【試合後のコメント】
大石 いや~、カッコよかったっすね。
ウルティモ ありがとう。
大石 僕、初めてリング上でお会いしまして。しかも、マッスルは(参戦が)ありますがDDTは初めて。どうでしたかDDT?
ウルティモ 今、全日本を主戦場にしてるけど、またこれは独自の部分で、DDTの世界っていうね。リングに上がるまで、どう闘えばいいのかと。でも逆にDDTの世界にすんなり入り込めたんでね。
大石 すいません、いろいろ対戦相手が粗相をしまして。
ウルティモ いや、それも含めてプロレスで、みんな自由にやればいいと思うよ。楽しくできたからいいと思います。
大石 また機会がありましたらDDTに。コスチュームの色も合ってるんで。
ウルティモ そうだね。
大石 今日はありがとうございました。
ウルティモ ありがとう(3人で握手)。

大鷲 おまえ何やってんの!
大家 校長に何やってんだおまえは!
大鷲 まあいろいろあるけど、この3人で後楽園に出ることなんてないからね。
大家 タッグ組むなんてね。
平田 確かに。
大鷲 みなさん知らないと思いますが、私とこの大家健は闘龍門7期生の同期。そのあと入ってきたのがこの平田。そういう3人なので。
大家 でも平田、おまえ入ったときに校長いたのか!?
平田 ……いないっす!
大家 じゃあ今日の話は何だったんだ!?
大鷲 あとは大家さん、テンションで。
大家 おかしいだろだいたいなあ!俺たちはものすごくたくさんお金を払いました! いや、そんなこともないかもしれない! でもねえ、夢を買ったんですよ我々は。俺たち3人、十何年たって、プロレスラーやってます。それは誰のおかげか。それは校長のおかげですよ。本当に、本当に、今日対戦してくださって、ありがとうございました! 以上です!
平田 失礼します。

第3試合は鈴木秀樹&彰人vs坂口征夫&樋口和貞のタッグマッチ。坂口は鈴木を睨みつけていくが、樋口に下げられる。鈴木vs樋口で試合スタート。鈴木のスリーパーを坂口がカットに入って睨み合い。鈴木のフロントスリーパーは樋口が抱えて自陣コーナーへ。坂口が出てくると相手コーナーへと押し込んで彰人が出てくる。坂口が飛びつき腕十字から三角絞め。さらに鈴木を挑発しながらマウントエルボー。樋口が彰人にボディースラム。すると鈴木はリング上と関係なく坂口に一直線。場外で乱闘を繰り広げる。リング内では彰人が樋口に俵返し。替わった鈴木はコーナーに戻らんとする坂口にフロントハイキック。樋口をTボーンスープレックスでぶん投げる。樋口の逆水平に鈴木はエルボースマッシュ。ボディースラムは堪えた樋口がアバランシュホールド。替わった坂口がローキック連打。払い腰からマウントエルボー。鈴木もエルボーで返して坂口を踏みつけながら彰人とタッチ。彰人がモアイ・オブ・イースター。彰人が坂口にコブラツイスト→ネックロック、さらに鈴木は樋口に卍固めを決めてアシスト。坂口もその場跳びドロップキックを決め樋口とタッチ。その坂口は鈴木に一直線。場外で乱闘を繰り広げているとリング内では彰人が樋口に足横須賀からスコーピオンデスロック。これが坂口がカット。鈴木が坂口を蹴散らし、樋口にニーリフト。坂口とやりあう鈴木に樋口がラリアットで吹っ飛ばす。樋口は彰人にぶちかまし。これはカウント2。ドクターボムは彰人が着地し、ヨーロピアンクラッチで丸め込んで勝負あり。

【試合後のコメント】
彰人 今日はありがとうございました。全然知られてないんですけど、僕ら同じ誕生日なんですよね。2月28日。
鈴木 そう、田中将斗さんと。
彰人 あとWRESTLE-1の稲葉(大樹)。どうでした今日、DDT。
鈴木 いっぱいお客さんいて、アウェイ感が。どこ行ってもアウェイなんですよ。でもタッグパートナーと最後まで仲良くやれたなって。
彰人 また組んでやりたいし、機会があれば当たっても。
鈴木 そうですね。
彰人 継続参戦、待ってますんで。
鈴木 社長に言ってね。会食で。
彰人 今日行くんですよね?
鈴木 行くでしょう。あとは坂口征夫がね、怖いなと。
彰人 怖いでしょ?
鈴木 怖いからやったんですよ。怖すぎて、先にやっちゃわないとって。

――樋口選手はいかがでしたか?
鈴木 ちょっとしかやってないですけど、体が大きいしパワーも。自分と同じくらいの大きさの選手が少ないので、楽しかったですね。もう少しじっくりやってみたい。(コメントが)普通ですね。大丈夫ですか。
彰人 いやいや(笑)。大丈夫です。
鈴木 じゃあ関係ない人の悪口とか。やめるっつって復帰した人がいますからね。
彰人 誰ですか?
鈴木 なんか爆破やるって。やめるっていう人の対戦相手が復帰してきた人ですよ。もうどっちがどっちか。
彰人 わかんないすね(笑)。
鈴木 黙って草むしりやっとけって。電流爆破草むしり(笑)。

第4試合は諏訪魔vs石井慧介のシングルマッチ。グラウンドの攻防から諏訪魔がサイド・ヘッドロック。石井がロープに飛ばして低空ドロップキックからランニングニーを発射。野球チョップは諏訪魔が受けてダブルチョップでお返し。さらにコーナーでのダブルチョップから顔面踏みつけ。高角度ボディースラムからジャンピングエルボードロップはカウント2。逆エビ固めはコの字に決められるが石井はなんとかエスケープする。諏訪魔が串刺しラリアットからベリー・トゥ・ベリー。これはカウント2。ブレーンバスターは逆に石井が投げ返してみせるとダブルニードロップ。さらにミサイルキックを突き刺したがカウント2。諏訪魔はカウンターのラリアットで逆転し、バックドロップ。なんとかカウント2で返す石井。ラストライドは石井がかわしてジャンピングハイ。エクスプロイダーニーからカンガルーキック。ジャーマンで投げ切ったがカウント2。ハーフネルソンは諏訪魔が堪えてジャーマン。逆にハーフネルソンで落としていくもカウント2。最後はラストライドで叩きつけてフォール勝ち。大の字の石井はセコンドに肩を借りて引き揚げるしかなかった。

【試合後のコメント】
諏訪魔 こうやってDDTさんに上がらせてもらって、自分の団体とは違う刺激があったね。(三冠)ベルト落としたばっかりだったし。そういう意味でもよかったなと。また相手がね、石井選手で。昔、全日本プロレスの練習生にいて、いなくなっちゃったんだけどね。当時もかわいいヤツが入ってきたなと思ってたんだけど。でも、こうやってあいつもプロレス好きだからね。全日本に出たときもあるんだけど、シングルっていうのは不思議な感じでしたね。あの蹴るやつは首に電気走ったよ。すげえ本気でやっるんだなっていうのがわかったし、だから俺も本気で返した。石井っていう人間がどう成長していくか、また見たいと思うし、全日本に出ても成長していくんだろうし。楽しみにしてるよ。

石井 完敗でした。歯が立たなかった。タッグでは当たったことがあるんですけど、シングルで衝撃を受けましたね。凄いなと思いましたし。でもこれを経験したのはでかいです。この試合が決まってからずっとプレッシャーがあったし、恐怖もかなりあったのは事実です。今日、試合やってみて、歯が立たなくて、悔しいですけど、この経験は必ず活かせると思ってます。明日からどんどん強くなっていく。
――DDTというホームリングで対戦したことについては?
石井 お客さんも普段見ないタイプの選手だと思うんで、お客さんも諏訪魔さんにビックリしたと思います。僕は今日はきつかったですけど、またチャンスがあれば諏訪魔さんと試合をしたいです。よろしくお願いします。

第5試合は遠藤哲哉vs高梨将弘のシングルマッチ。高梨のセコンドには酒呑童子のフルメンバー。高梨が丸め込みからヘッドシザースとテクニックで攻め込む。遠藤も逆水平のブロックを察知してタイミングをズラして逆水平。お返しのヘッドシザースで高梨を絞っていく。逆水平の打ち合いからブレーンバスターを仕掛けた遠藤。高梨は堪えて逆に投げ返してみせる。高梨は正面跳びドロップキック。回転エビ固めは遠藤が踏ん張って垂直落下式ブレーンバスターへ。さらにその場跳びムーンサルト・ダブルニーへ。トーチャーラックは高梨が鼻を摘まんで阻止。遠藤も鼻を摘まみ返すと松井レフェリーが「離せ!」と2人の腕を弾く。高梨が低空弾道のレッグラリアット。タカタニックは遠藤がかわしてスプリングボード・ニールキック。旋回式トーチャーラックボムは高梨がカウント2でクリア。ファイアーバードスプラッシュをかわされた遠藤がテツヤ・イン・ザ・スカイ。カバーせんとしたところを高梨が丸め込んで3カウント。

試合後、高梨がマイク。高梨「ユニット総選挙2年連続DAMNATIONにやられて、このリングで簡単にいかれると思ったら大間違いだよ。そう簡単にいかれてたまるか。俺らはアイツらには負けねえ。そしてウチの兄貴は写真集でもアイツらに負けねえからな。体張ってくれと。兄弟、酒盛りといきたいけど、今日は運転だよな。そして兄貴はまだ完全回復してないからやめとけよ。梅ちゃんもDNAで復帰して酒呑に帰ってきて勝って改めて酒盛りやろうな。そして酒をこよなく愛するこの俺は、このあと試合だ。てえことで酒呑童子、誰もこの場では飲めねえけどなテメエらの声が俺たちを酔わせてくれるぜとかうまく締まらなかったところでいくぞ後楽園、オマエらと酒盛りだ!」

【試合後のコメント】
高梨 誰も勝つと思わなかっただろ。俺は次、タッグタイトル決まってんだ。兄貴がいかれてよ、俺は心を入れ替えて、真っ向から丸藤選手とぶつかろうって決めて、シンガポールへ行ってきたんだ。そしてシンガポールでベルトを巻いて、今日ここに帰ってこようと思った。今、俺の腰には何が見える? 誰か答えらんねえか。兄貴、俺の腰に何が見える?
KUDO (佐々木&遠藤の写真集を見ながら)タッグのベルトが見えるよ。
高梨 おう、全然そういうの求めてなかったんだ。シンガポールでタイトルマッチやってベルト獲れなかったって話からなんでそうなるのか分かんねえけどよ。兄貴は欠場中で調子が戻ってねえんだ。俺のハラワタは煮えくり返ってんだよ。ベルトがないからだ。なんでシンガポールでベルトを獲れなかったか。それはな、現地で会うレスラー会うレスラー、「おまえは丸藤と闘うのか、凄いな」「おれは前に闘ったが凄いぜあいつは、天才だぜ」っていう称賛をずっと聞かされ続けたんだよ。気分が悪い! 気分転換にシンガポール行ったのによ、なんであっちでも丸藤の名前聞かなきゃなんねえんだ。それで調子狂って負けたんだよ。全部丸藤のせいだ。いま俺は丸腰で、兄貴はコメントの調子が悪いんだ。全部あいつのせいだ。いま俺の心は暗黒なクレパスだ。どす黒く染まってんだ。俺の強さはねたみ、恨み。このネガティブな力を使ってな、ベルトをはがしてやるよ。以上だ。そしてな、こっから先は載せなくてもいいよ、個人的な話だ。今日のメインイベント、タイトルマッチ、竹下とディーノだろ。どっちが勝つか知らねえけど、ディーノが最後にベルト巻いてたのは4、5年前、俺が初めてベルトを獲った日だ。4月1日だったな。そしてディーノと一緒に武道館で闘いたいって願望を口にした日だ。あれから時は流れちまったけどよ、あの日デビューしたのが遠藤だろ。そして武道館でデビューしたのが竹下だろ。その二人がDDTの一番大きい大会、両国で闘って時代ってもんを見せたんだろ。俺は今日、遠藤に勝ったぞ。ディーノはどうすんだろうな。このDDTのマットで俺の物語を紡いでくのは俺だけだと、そう思ってるよ。以上。兄貴いくぞ!

セミファイナルはDDT EXTREME級選手権試合。第39代王者・佐々木大輔はHARASHIMAを相手に7度目の防衛戦。ルールはTLCマッチ。場外にテーブル2本、脚立2本、イスが置かれてゴング。イスを先に手にしたのは佐々木だが、HARASHIMAはそれごと蹴っていってイスを手にして背中を殴打。場外に逃げた佐々木にプランチャを浴びせようとしたHARASHIMAだったが、佐々木がイスで迎撃。場外戦にもつれ込むとイスチャンバラから佐々木がイスをフルスイング。さらにHARASHIMAの首にイスを引っ掛けて鉄柱にぶつけていく。佐々木のセコンドがリング内にイス、さらに脚立を入れる。佐々木はショルダーネックブリーカーからHARASHIMAの上でイスを設置し座ってみせる。さらにラダーを手にしてのアタック。HARASHIMAがフロントハイキックでラダーごと吹っ飛ばすも、佐々木もラダーを使って攻撃。佐々木がリング下にHARASHIMAを出すと遠藤とポーリーが攻撃。止めようとする高尾も排除されてしまう。リング内では佐々木がコーナーにテーブル、ラダーを設置。リングに戻されたHARASHIMAを佐々木がカバーするもカウント2。佐々木はHARASHIMAをテーブルに叩きつける。ラダーに投げようとするがHARASHIMAが切り返して、逆に佐々木をラダーにぶつけていく。さらに背中にイスをフルスイング。イス盛を作るとその上に佐々木を叩きつけ、さらに雪崩式ブレーンバスターでそこへ投げんとする。佐々木がなんとか堪えて、逆に雪崩式パワーボムでHARASHIMAをイス盛へ。佐々木は南側リング下にテーブルを設置。佐々木はエプロンからのブレーンバスターでHARASHIMAを落とそうとするが、HARASHIMAも堪えてフロントハイキック。HARASHIMAがロープに向かうも遠藤はリング下から足引き。佐々木がすぐさまトペ・スイシーダ。10分経過、ラダーの上にHARASHIMAを寝かせると佐々木がダイビング・エルボードロップ。しかしHARASHIMAがかわして佐々木はラダーに激突。HARASHIMAは佐々木を南側リング下に設置されたテーブルに寝かせると、HARASHIMAはスワンダイブ式ボディープレスでテーブルクラッシュ。リングに戻してカバーもカウント2。HARASHIMAは佐々木の腹部にラダーを添えて、ラダーを蹴飛ばして腹部を攻撃。山折りから蒼魔刀は佐々木がイスで迎撃。HARASHIMAと佐々木はエルボーの打ち合い。佐々木は矢のようなドロップキック。HARASHIMAの体の上にイスを乗せて、さらに自身もイスを添えてのダイビング・エルボードロップ。これはカウント2止まり。佐々木は特大のラダーを持ち込むとテーブルを手にする。そこへHARASHIMAが止めに入るが、佐々木はクロスフェースでやり返す。HARASHIMAはイスを手にしてカット。ハイキックからリバースフランケン。しかし蒼魔刀はかわされてテーブルに突っ込んでしまう。佐々木は雪崩式ペディグリーでHARASHIMAをテーブルに叩きつける。カウント2で返されるとテーブルを設置してその上にHARASHIMAを寝かせる。イスで殴打してから佐々木はラダーに登ってダイビング・エルボードロップ。これで3カウントが入った。

試合後、佐々木がマイク。佐々木「HARASHIMAさんよぉ。今日の試合は選挙の投票数で決まった試合だ。俺はアンタより票は少ない、アンタよろ民意はないかもしれねえよ。でもアンタみたいになりたくねえからよぉ。票とかただの数字だ。でも、アンタみたいな人は『投票してくれてありがとうございます』って言わなきゃいけねえよな。違うな。『投票してくれた人、負けちゃってごめんなさい』って言わないとな! なあ? 無視か? 無視するなら暴行しちゃいますか」DAMNATIONが襲い掛かると高尾が止めに入る。蹴散らされる高尾だが、鬼の形相で佐々木にイスをフルスイング。その後も切れたように佐々木の顔面を踏みつけていく。セコンドがなんとか割って入ったが高尾の怒りは収まらない様子だった。

【試合後のコメント】
佐々木 誰が質問するんだ。
――試合の感想をお願いします。
佐々木 試合の感想か。まあ今日の試合っていうのは選挙の投票で決まったもので、HARASHIMAさんのほうが票は上だったけど、票のために試合してるわけでもないし、べつに票がほしいわけじゃない。ただ、男色ディーノとかHARASHIMAさんとか、そういうやつらに投票するやつっていうのはなんなんだって、毎年思って試合してますよ。票は票で、試合は試合。それは今日の試合で証明できた。
――試合後は高尾選手がイスで襲ってきましたが。
佐々木 高尾が襲ったのか! 背後から襲われたからマタローに襲われたかと思った。マタロー見つけたらぶん殴ってやろうかと思ってた。高尾か。ひどいことしやがるな。むちゃくちゃ痛かったぞ。高尾か。ちょうど犯人探ししようと思ってたところだ。教えてくれてありがとう。……なんで笑ってんだ! まあ高尾、高尾か。ぼっちゃん。昔、アイツがグレてたとき、俺はドッグフード食わされた。俺は根に持つタイプだからな。その恨みは忘れてない。でもまたドッグフードを食べさせられたら落ち込むな。
――対戦要求してくると思われますが。
佐々木 こっち(インディージュニア)か、こっち(エクストリーム)か? こっち(エクストリーム)か。
――受けて立つと。
佐々木 いつ何時、誰の挑戦でも受ける……という気持ちはない。一晩考えて、明日になったら忘れてるかもしれない。

HARASHIMA 総選挙でみんなに票をもらって得たチャンスでのエクストリームの試合だったんで、よりいっそう勝ちたかったんですけど。勝てなかったですね。投票してくれた人には、結果を出せなくて申し訳ないと思います。でもまたチャンスを掴んで、エクストリームを狙ってもいいし、やっぱりKO-D無差別級のベルトは狙ってるんで。年内の挑戦のチャンスはなさそうですけど、1月にはリーグ戦もあるし、これからも前を向いてガッチリ頑張っていきたいと思います。あと、体は鍛えてるんで大丈夫です。どこも痛くないです。

メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第61代王者・竹下幸之介は男色ディーノを相手に9度目の防衛戦。ディーノは南側客席の最上段からレインボーガウン着用で入場。場内「ディーノ」コール。睨みあいからディーノのリップロックは竹下が阻止。腕の取り合いからグラウンドでディーノがリップロック。竹下が阻止してスタンドへ。ディーノがショルダーアタック。リープフロッグかと思いきやリップロック狙いで竹下はこれも阻止していく。足の取り合いからインディアンデスロック、サーフボード、フルネルソンときてジャベ。そこから十字架固めを狙っていくが、竹下はカウント2でクリア。ディーノは高速ブレーンバスタ。ナイトメアは竹下がビッグブーツで拒否してフランケン。場外に出たディーノに竹下がプランチャ狙いもディーノはエプロンに上がってリップロックで迎撃せんとする。竹下はエルボーで落としていく。場外戦ではディーノは竹下を鉄柱にぶつけ、さらに竹下を鉄柱越しにリングサイドの幕で固定してリップロック。竹下が間一髪で回避。ディーノは竹下を場外で投げる。鉄柱に寄っかかって尻を突き出す竹下にディーノがランニングで突こうとするも、竹下は上野を犠牲に差し出す。それでも構わないと上野のケツを掘っていくディーノに竹下はプランチャ。リングに戻ると竹下がフロント・スープレックス。串刺しエルボーからコーナーに登るもデッドリードライブでディーノが落としてホモイェからナイトメア。さらにジャンプしてケツを竹下の顔面に押し当てる。ファイト一発!から男色ドライバー狙い。竹下はエルボーで拒否してブルーサンダー。しかしカウント2。竹下のダイビングボディープレスをディーノがかわしてゲイ道クラッチ。カウント2で返した竹下に男色スープレックスから急角度バックドロップ。さらに男色ドライバーで畳みかけるがカウント2。ディーノはコーナーに登ってリバースえび反りジャンプ。かわした竹下がランニング・ニーアタック。ダブルダウンから場内「ディーノ」コール。両者起き上がるとエルボーの打ち合い。竹下が投げ捨てジャーマン。串刺しビッグブーツからユルゲンラリアットへ。これはカウント2。15分経過、バックを取る竹下。ディーノがかわしてゲイ道クラッチもこれはロープを掴んでいたため松井レフェリーに見つかって無効。竹下が掟破りのゲイ道クラッチ。カウント2で返したディーノが垂直落下式ブレーンバスター。そこからホモゴェにつなぐとストラングルホールドPへ。しかしこれは竹下が股間を噛んで阻止し、お株を奪うファイト一発!からジャーマン狙いはディーノがゲイ道クラッチで切り返すもカウント2。ディーノはここでリップロック。場内大「落とせ」コール。ディーノはリバースえび反りジャンプ。しかしカウント2。アンダータイツをさらに脱いで奥の手の男色デストロイへ。これもカウント2。ディーノはさらにアンダータイツを脱いでコーナーに登る。竹下が蘇生してケツにビッグブーツ! そこからラストライドで投げ捨てて20分経過。両者正座でキスのラリー。立ち上がって互いに男色クロー。向かったディーノに竹下がラリアット。これはカウント1でディーノが立ち上がる。竹下の二段式ジャーマンはカウント2。それでも立ち上がるディーノに竹下がエルボー。崩れ落ちるディーノ。竹下はアンダータイツ姿になるとクロスアームジャーマンへ。これで3カウントが入った。竹下はKO-D無差別級王座の最多防衛記録を更新した。

試合後、竹下とディーノは抱擁。竹下「男色さん、僕がもっとも越えなきゃいけない壁、それは男色ディーノでした。男色さん、今なら胸を張って自信を持って言えます。10年前、僕のファーストキスを奪ってくれてありがとうございました! あの時があったから今こうしてDDTのベルトを巻いてます。だから男色さん、男色さんはDDTのアイコン、確かにDDTには男色ディーノがいます。僕はまだまだ力不足かもしれませんが、DDTと言えば竹下幸之介がいると言われるようにこれからも頑張っていきます。男色さん、今日はありがとうございました」ディーノは悔しさをにじませ、ファンに両手を合わせてタイトル戴冠失敗を謝罪。さらに場内の「ディーノ」コールに“らしく”中指を立てて引き揚げた。今林久弥APがリングに上がり、12・24後楽園の挑戦者としてコルト・カバナからのビデオメッセージを紹介。そして同大会でのKO-D無差別級選手権試合を正式にアナウンスした。竹下「この最多防衛記録作って、途中にマイク・ベイリーという最強外国人とも闘って勝ってるんでコルト・カバナにも負けません。応援よろしくお願いします。確かに強敵かもしれないですけど男色ディーノほど怖い敵もいないので。ディーノに勝って防衛してここに立っている以上、僕に隙も何もないし、DDTには竹下がいると言われるよう、もっともっと頑張ってDDTを背負っていきたいと思います。本当にDDT総選挙では第7位と言う結果で個人的にはすごく悔しいです。この悔しいという気持ちは今まで自分の中で押し込めている部分があって、出さない感情でした。でも先週、関東(学生)ボディビル大会にも出場して、関東で12位という結果でした。これもすごく悔しい結果です。実はこうしてベルトを防衛した今も、自分は悔しい気持ちでいっぱいです。だからこれからはこの気持ちをどんどん前面に出して、熱い防衛戦をしていきますと思いますので応援よろしくお願いします。皆さん今日はありがとうございました!」

【試合後のコメント】
――ディーノ選手を下して最多防衛になりました。
竹下 自分の中で最多防衛記録っていうのも目標にはしてたんで、うれしいですけど。男色ディーノに勝てたっていうことが何よりもうれしいですし。でも本当の意味で勝てたとはもちろん思ってないし。そこを超えていけるかどうかが、チャンピオン・竹下幸之介としての最も重要なことだと思うので。まだまだこれからの防衛ロード、竹下幸之介に期待してください。
――フィニッシュの際にタイツを脱ぎ捨てました。
竹下 僕が好きになったDDTの形というか。脱いだことの意味はまったくありませんけど、でも何か力がみなぎりました、脱ぐことによって。ただもう一生しませんので。今日だけです。
――総選挙、ボディビルで悔しかった、その悔しさを出すと言っていましたが、これまでは出せなかった? 出さないようにしていた?
竹下 出さないようにしてましたね。そういう部分は必要ないというか、自分はそういうものを持ってはいけないんだっていう。高校生で武道館でデビューさせてもらって、期待の新人って言われ続けて、最年少でベルトを巻いて。普通の人が抱く感情を持ったらダメなのかなっていうのがありましたね、正直。でも悔しいものは悔しいので。そういうものが今月、どんどん出てきたというか。だから今日もスリーカウント取ったあとも、うれしいんだけど、やっぱりまだ悔しい。悔しい気持ちのほうが強いです。どっから来てるのか分からないですけど、男色ディーノという一人のレスラー、一人の人間に対して、自分はまだまだ負けてる部分がいっぱいあるなっていうのを試合をして感じたので。でも満足したら終わりなんで。チャンピオンとしてもそうだし、もしノンタイトルでも竹下vsディーノでシングルをするときがあったら、そのときは今日よりも面白い、熱い試合にしたいと思うし。常にそういう気持ち、DDTを盛り上げたいんだ、面白くしたいんだっていう気持ちで365日すごしてます。
――次も異色のチャレンジャー(カバナ)になりました。
竹下 ねぇ。いきなりビデオで見せられて。正直まだ実感はないんですけど、でもコルト・カバナ、実力凄いあるし、キャリアも凄いあるので。強敵なんで、KO-Dのチャレンジャーにふさわしいんじゃないかと思うんですけど、ゲスト参戦の外国人が急に12月の後楽園に来て挑戦できるっていうのは、他のDDTの選手はどう思ってるのかなっていうのがちょっと気がかりですね。でも、もし何か思う選手がいるなら、D王グランプリもありますんでね。そこで何かが垣間見えたらなと、上から目線で思っております。

ディーノ 正直ね、80%、前哨戦から含めて、ベルトを獲る言動、行動、試合、全部逆算して、獲るつもりでレール敷いてきたのよ。最後の最後だけ、なんだろ……。でもね、私の敬愛する先輩の名言を一つここで引用させてもらうわ。「結果以外は完勝」よ、私の。ただ結果だけがついてこなかった。あ~、結果的にねぇ、竹下が言ってた通りなのよ。あの子がマークしてなかった私で行くっていう。今日の作戦、何が足りなかったんだろ。たぶん、敗因は途中で記憶が飛んだこと。はぁ~……そうですか、獲れないですか。……いいわ、わかった。プロレスはここが終わりじゃない。続いてくからね。正面突破っていうのは最後かもしれない、でもプロデューサーとして、私という駒が必要だったら喜んで、竹下からベルトを引っぺがすために私という駒を使う。これが、ひょっとしたら一番よかったのかもしれない。私はもう沈んでる暇ないわ。だって今年のDDTまだ残ってるでしょ。今年はDDT、激動の年なのよ。こんなとこで沈んでる場合じゃない。私の迷いは消えた。DDTを面白くするために、いくつか仕掛けをしていく。一つだけ、あとはプレイヤーとしての私かな。……(声を震わせて)勝てなくてごめんなさい!

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DDTUNIVERSE(http://ddtuniverse.com/)では、試合映像を順次公開中! 
http://ddtuniverse.com/program_group/index/20171022_DDT)ぜひご覧ください。