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リポート&コラム

【NEVER MIND 2017のまとめ】カバナのペースに惑わされっぱなしの竹下、薄氷のKO-D無差別V10!/KO-DタッグはハラシマルフジがDAMNATIONを退ける! プロレス大賞2018最優秀タッグ取りを誓う!/ディエゴ、涙の日本ラストファイトも…T2ひー女子・平田一子からアイアンマンヘビーを奪取!/漏らしながらも大石が勝利してもNωA解散を認めない男色P、1・3後楽園でバラモン兄弟を投入!

24日、東京・後楽園ホールにて「NEVER MIND 2017」がおこなわれた。11時42分からマッド・ポーリーvs伊橋剛太のアンダーマッチがスタート。「イエイ、カモン!」と煽った伊橋はショルダータックルでぶつかっていくが、ポーリーは倒れない。ならばとドロップキックで場外に追いやった伊橋は、場外ダイブすると見せかけるフェイント。リングに戻ってきたポーリーは、ショルダータックルで伊橋をなぎ倒すとキャメルクラッチ。ロープに逃れた伊橋をコーナー下に追い込んだポーリーは踏みつける。さらに伊橋の巨体をボディスラムで叩き付けたポーリーはロープに飛んだ伊橋を追走して体当たり。伊橋もカウンターのレッグラリアットを返すと、ミドルキックを連打。蹴り脚をキャッチしたポーリーはブレーンバスターを狙ったが、これを逆に投げた伊橋はジャンピング・ボディプレスからコーナーに登っていく。しかしポーリーがロープを揺らして転落させてから、串刺しラリアット2連発。座り込んだ伊橋にスティンクフェイスを見舞ったポーリーは張り手で反撃する伊橋に、左右のハンマーからDDT。カウント2で返した伊橋だが、ポーリーはシュミット流バックブリーカーからリバーススプラッシュを投下して3カウント。

今林APがリングに上がり、TAKAYAMANIAの募金を呼び掛けてから、この日の大会はDDT UNIVERSE、AbemaTV、サムライTVで生中継していることをアナウンス。パンフレットやHAOMINGとのコラボTシャツ、ヨシヒコTシャツなどの新グッズを紹介。また映画『俺たち文化系プロレスDDT』のDVDが1月3日に発売されることや、チケット先行発売のアナウンスがあったあと、赤井沙希を呼び込む。赤井と坂口征夫が出演した映画『READY NINJYA』が来年公開されるが、1・3後楽園大会でインフォマーシャルマッチがおこなわれ、主演の葉加瀬マイさんが来場することが発表された。赤井によると、赤井は「くノ一」で坂口は「悪い人」を演じているとのこと。さらに赤井が獲得した1日GM権を使い、3月14日に新宿FACEで赤井沙希プロデュース興行が開催されることが発表された。赤井は「選手とかはDDTの皆さんを基本に考えて、カードやルール、皆さんの出で立ちもキラキラしたものを考えています」という赤井は、今林APからGMの象徴であるモジャモジャを受け取って被ってみせた。続いてプロレスリングBASARAの関根龍一と中津良太が登場して、28日の『木高イサミのプロレス』をPR。新宿地上最大武道会の優勝候補を聞かれた関根は「浜田文子さんじゃないですか。昔、写真集見たらめっちゃセクシーでした」。続いてDAMNATIONから島谷常寛が登場して、30日の『DAMNATION不法集会vol.2』に関して「石川と諏訪魔が調子に乗ってる!」と暴言吐きまくりだったが、最後は土下座しながら「チケット買ってください! お願いします!」と懇願すると、テンパった様子で走って逃げた。最後にNωAが登場し、大石が「俺たちは絶対に1月28日に解散して新しいステージに行きたいと思いますので、今日は応援してください!」と挨拶すると「NωA、絶対に解散するぞ! DDT後楽園大会、スタート!」とオープニングコール。

オープニングマッチは入江茂弘&奥田啓介vs高尾蒼馬&下村大樹のタッグマッチ。DNAで因縁のある下村と奥田はいきなり小競り合い。そのまま乱闘になって試合開始。奥田は下村を蹴り倒すと、顔面を踏みつける。さらにコーナー下に座らせて両足で踏みつけた奥田は入江にタッチ。エルボー一発で下村をダウンさせた入江はは、引き起こしてエルボーを繰り返す。グッタリする下村だが、奥田が出て来るとエルボーで向かっていく。しかしニーリフトでダウンさせた奥田は、下村を場外に蹴り出して「上がってこいオラ!」と挑発。下村はリングに上がってエルボーで向かっていくが、奥田はミドルキックで蹴り倒すとサッカーボールキック。エルボースマッシュからのエルボーを叩き込む下村だが、奥田をダウンさせるまでに至らず。奥田は控えの高尾に襲いかかってから入江にタッチ。串刺しラリアットからテディベアを落とした入江だが、カウントは2。ブレーンバスターを背後に着地した下村は、コーナー二段目からミサイルキック。ようやくタッチすると、高尾はエプロンからジャンピングキック。さらに入江の背中にダイビング・フットスタンプを落とす呂、控えの奥田にエルボーを見舞ってから、入江に飛び付きDDT。さらに低空ドロップキックを叩き込むが、入江もノータッチヘッドバットを返す。ならばと高尾はカウンターのドロップキックからジントニックを狙ったが、持ち上げさせなかった入江はブラックホールスラムで叩き付けて奥田にタッチ。挑発する奥田のボディにエルボーを叩き込んだ高尾は、下村にタッチ。スワンダイブ式ミサイルキックからハーフダウンの奥田にバックエルボーアタックを叩き込んだ下村は、高尾とトレイン攻撃。さらにスワントーンボムを投下したが、入江がカウント2でカット。張り手を連打した下村は奥田がスリーパーに来ても、前方に投げ落として逆にスリーパー。さらに腕十字にスイッチするが、奥田はエビ固めで切り返えして脱出すると、ハイキックから卍固め。そのままグラウンド卍に移行したところで下村はギブアップ。試合後も下村にストンピングを見舞い、外したオープンフィンガーグローブを投げつけた奥田。勝ち名乗りを受けても、その手を払いのけて中指を突き立てた。一方、年明けから再び海外遠征に行く入江は、深々と一礼してから引き上げていった。

第2試合はT2ひー女子プロレスvs東京女子プロレス全面対抗戦!フランソワーズ☆タカギ&マーガレット★オオワシ&平田一子のT2ひー女子プロレスvs山下実優&坂崎ユカ&まなせゆうなの東京女子プロレス。無駄にクオリティが高い一子に「かわいい!」という声援が飛ぶ。フランソワーズは山下に向かって「何よ、そのアゴ!」と挑発。先発を買って出た山下に対し、フランソワーズはロープに叩き付けて弾き飛ばす女子プロムーヴ。山下がミドルキックで蹴り倒したカバーすると、フランソワーズはブリッジで逃れる。続いてマーガレットに飛び付いた坂崎がアームドラッグで投げると、一子がまなぜを捕まえてフランソワーズと一緒にダブルの正拳突き。しかし一子はロメロスペシャルでまなえを吊り上げることが出来ず、「重いんじゃー!」と文句をつける。怒ったまなぜは反撃し、山下にタッチ。サッカーボールキックから低空ドロップキックを叩き込んだ山下は坂崎にタッチ。ぶら下がり式首4の字固めを決めた坂崎に続き、まなせはストンピングの嵐。さらにボインを一子に押し付けていくが、一子はなぜかちょっと嬉しそうにロープエスケープ。コーナー二段目からのミサイルキックを返した一子はマーガレットにタッチ。坂崎はバックを取ると、マーガレットの真っ赤なコスチュームを脱がしていく。ビキニ姿でフライング・クロスチョップを見舞ったマーガレットはフランソワーズにタッチ。ドラゴンリングインしたフランソワーズを蹴りで迎撃したまなせは、フランソワーズのヘアーホイップを側転で着地すると、逆にヘアーホイップを狙ったが、ヅラが取れてしまう。するとフランソワーズはゆずポンキックからヅラをヌンチャク代わりにして大立ち回り。ここで一子が「明日に輝け!」と、どこかで聞いたことのあることを言ってタッチを要求。フランソワーズが「いまを信じて、明日に輝け! We are T2ひー」と言いながらタッチするが、坂崎がウラカンホイップを投げると、山下が串刺しニー、まなせがカカト落とし。さらに坂崎が魔法少女スプラッシュを投下。これをカウント2でカットされると、一子は東京女子勢の後頭部を手刀で一撃して次々にダウンさせる。魔法少女スプラッシュで飛んできた坂崎にも手刀で一撃して一子無双。そして平田GOサングラスを装着した一子が踊り出すと、なぜかT2ひー女子も東京女子も全員でGOダンス。東京女子が背後から一斉にスクールボーイで丸め込むが、カウントは2。しかし山下が一子にスピンキックからクラッシュラビットヒートをブチ込んで3カウント。
山下はアイアンマン王座も防衛したが、一子は「ちょっと待って! アゴ…いや、実優さん! あなたいつの間にこんな美しくなって強くなったのよ! 最高よ、あなた! そんな実優と闘えて本当に幸せよ! あなたみたいなスターがいれば女子プロレス界も安泰ね。私も頑張るから、一緒に女子プロ界を盛り上げていきましょう!」と言って握手を求める。山下がこれに応じた直後、一子は裏切りのスタナー。そのまま3カウントを取って、一子がアイアンマンを奪取してみせた。

第3試合はKUDO&坂口征夫&高梨将弘&赤井沙希vs石井慧介&松永智充&斗猛矢&島谷常寛の6人タッグマッチ。酒呑童子と赤井はそれぞれのイメージカラーのサンタコスチュームで登場。サンタコスの赤井に「全然かわいくねぇぞ!」と言う松永は、サンタ帽を掴んで引き倒すと「マツ! ナガ! トモミツ!」から衣装を脱がそうとする。これをKUDOがカットすると、高梨のチンクラッシャーから赤井がビッグブーツ。さらに高梨は鼻をつまんでいくが、松永は乳首をつまみ返して斗猛矢にタッチ。シーソーホイップで高梨をコーナーに叩き付けた斗猛矢は、串刺しラリアットから滞空時間の長いブレーンバスター。続いて石井がバックを取る。サムソンクラッチで切り返した高梨はKUDOにタッチ。石井は野球チョップを叩き込むが、KUDOはキチンシンクからスリングショット式ニードロップを落とすと、串刺し攻撃を狙う。これをかわした石井はエクスプロイダーの体勢からニーリフトを叩き込むと、ジャンピングニーアタック。島谷が入ってくると、KUDOは延髄斬りを叩き込んで坂口にタッチ。串刺しニーをかわした島谷はミサイルキックからその場飛びムーンサルト。さらにヘッドバットを叩き込むが、坂口はカウンターのキチンシンク。さらにKUDOとサンドイッチローを叩き込むとスリーパーに捉える。これを石井がカットしたが、KUDOと高梨が石井や斗猛矢を場外に追いやると、赤井がコーナーからプランチャを投下。リング上でゃ坂口が煉獄一発で島谷を沈めて3カウント。試合後、リング上には一升瓶が持ち込まれ、酒呑童子がクリスマスイブの祝杯をあげた。

第4試合は男色ディーノ&スーパー・ササダンゴ・マシン&アントーニオ本多vs大石真翔&勝俣瞬馬&MAOの「NωA、負けたら即解散撤回スペシャル」。試合前のライブVでシャンメリーを飲むNωAだったが、大石の瓶だけドクロマークが書いてあった。そんなことはつゆ知らずとばかりにリングで『we are the HERO!!』を熱唱する3人。続いてのライブVではディーノ組の控室の様子。ある飲み物を探しているというディーノ。それは一件シャンパンに見えて本当は中国古来より伝わる10分で漏らしてしまうという下剤であり、大石が飲んでしまっていたことが判明。ディーノ組の入場のアナウンスとともに「大石選手のストマックエクスプロージョンまで残り8分」と予告される。勝俣とMAOが早く試合をしようと入場するディーノ組に襲い掛かって開始のゴング。ストマックエクスプロージョンまで刻一刻と迫る大石はお腹を攻撃されると動けない。さらにササダンゴのアトミックドロップ、踏みつけで苦しむ。替わったアントンはリングインの際に転んでしまって待ったをかけると大石のストマックエクスプロージョンまで残り3分。アントンは二晩徹夜して考えてきたという昔話大巨編「大巨編・赤い鼻のトナカイ」第1部から15部まで話してギブアップすると言って話し出すがMAOがストップ。大石のストマックエクスプロージョンまで残り1分。なんとか相手側の攻撃をかいくぐってMAOとタッチすると控室に逃げ帰ってしまう。MAOがハリウッドスタープレスはディーノが止めてアントンが転ばずにリングイン。スコーピオんデスドロップは勝俣がカット。ササダンゴが勝俣をサイドスープレックスで排除。アントンがコーナーに登ってダイビング・フィストドロップを狙うと「ちょっと待った~!」の声。大石がトイレットペーパー片手に戻ってくるとそれで3人を殴打。さらにMAOから替わった大石がアントンをキャメルクラッチで捕獲。しかし勝俣とMAOのダブルのドロップキックが大石の腹部に誤爆すると『アベマリア』が流れる中スローモーションに。アントンがトナカイの手でサミングで勝俣、MAOを排除。明らかに漏らした大石の腹部にディーノがガットショット。男色ドライバーを狙うが臭いでダメージ。ササダンゴも担ごうとするが臭いでダメージ。アントンがバイオニックエルボー狙い。その腕を大石がキャッチし三角絞め。お尻を顔に近づけられるとアントンはたまらずギブアップ。

試合後、ディーノは「大石さんは人として負けた。すなわち1勝1敗。だからこの試合はなしにします」と説明すると「所詮、私のパートナーは男色親衛隊の中でも下等戦士。アイドルを続けさせるためにアイドルが嫌いな高級戦士を用意した」というとスクリーンに映し出されたのはバラモン兄弟。1月3日後楽園大会で男色バラモンがNωAに勝ってアイドルを続けさせると言い「死んで地獄に落ちて生き返ってウジ虫になったままアイドルを続けるんだな!」と高笑いして退場。漏らしたままの大石は「絶対勝って1月28日後楽園ホールで解散します! 以上、僕らはニュー・レスリング・アイドル、NωAでした!」と締めた。

【試合後のコメント】
――すごい試合展開でしたが、とりあえず即解散決定とはいかず、1・3後楽園で男色バラモンとやることになりました。
大石 ……。
勝俣 大石君がスッキリと、何か……。
MAO 今日は大石さんが漏らしたんで、バラモン何のそのって感じじゃないですか。ねえ!
勝俣 もう怖いものないね!
MAO ねえ! あんな後楽園ホールで……。
勝俣&MAO 漏らすなんて(笑)。
勝俣 ちょっと大丈夫? シャワー浴びた?
大石 浴びたよぉ……オイ、バラモンに言ってやるよ! リング上でウ●コ漏らしたことあるのかテメーら! オイ!
勝俣 投げるほうだよね。
大石 そうだよ! やってみろよ!
勝俣 大石君のウ●コをバラモンに投げつけましょうよ!
大石 投げつけてやるよ! おお、やってやるよ! うう……(顔を覆って嘆く)。
勝俣 やってやりましょうよ! 泣かないで(笑)。まあバラモンが来ようが誰が来ようが僕たちが勝って、絶対に解散するんで。
大石 うん、絶対に解散する(涙)。
MAO 過去からは逃げられないんでね。
勝俣 あとお前ら、元アイドルだろ。
大石 そうだ、そうだ。
勝俣 俺はずっとやりたかったんだよ!
大石 お、そうなの?
勝俣 選挙の公約のときもNωAが1位になったら、後楽園で(セーラーボーイズを)復活させるって勝手に言ったんですよ!
MAO どうせだったらね、NOAHからね××さんを連れて来てほしいですよね!
勝俣 でもそれはできないから。大人の事情で。バラモンとアイドル対決してやる! どっちが本物のアイドルか。何でもやってやるぞ! 覚悟しておけ!
大石 もうこっちは怖いものないんだよ。
勝俣 そうだ! 大石君、ひとこと! 最後!
大石 絶対、解散してやるぞ! 以上、僕たちニュー・レスリング・アイドル、NωAでした!
全員 ありがとうございました!
大石 よし、もう一回シャワー浴びせるぜー!

第5試合はディエゴ&彰人&樋口和貞vs岩崎孝樹&渡瀬瑞基&レッカの6人タッグマッチ。レッカの声に応えてディエゴが先発を買って試合スタート。渡瀬がローンバトルを強いられるも、ディエゴにドロップキックを放って逆転。レッカが台湾エルボーを放つも不発も岩崎が逆エビで盛り返していく。劣勢のディエゴだが、渡瀬にドロップキックを放ってやり返すとタッチを受けた樋口が一聞かせに攻める。渡瀬が樋口にブレーンバスター。岩崎が出てくると岩崎がミドルキック。樋口もアバランシュホールドで返すと彰人が俵返しで続く。岩崎が顔面ハイキックで反撃してレッカとタッチ。レッカが串刺し攻撃。彰人は介入した渡瀬もまとめて連結式のドラゴンスクリュー。ディエゴが出てくる混戦からレッカにブルーサンダー。彰人のMAO殺しからディエゴがファルコンアローもカウント2。レッカも岩崎の垂直落下式ブレーンバスターのアシストから顔面トラースキック。しかしカウント2。ディエゴはナックルパンチ。レッカはエルボーでラリー。ディエゴは地獄突きからランニングニー。「ありがとうございました!」とVHSを決めて日本ラストマッチを勝利で飾った。

試合後、ディエゴに惜しみない拍手と「ディエゴ」コールが送られる。彰人「ディエゴ、泣かないよ。笑顔で送り出すって決めたんだから泣かないでよ。ディエゴ、最後の試合あっという間だったね。楽しかったね。アナタは5年前に日本に来て、初めはよくわからない外国人だと思って、みんな不審そうな顔で見ていたけど、アナタの持ち前の愛嬌でみんなの心を引きつけて、こんな大勢の人に応援される立派なレスラーになりました。これでディエゴはチリで帰ります。もしかしたらもう日本に来ないかもしれない。でも、この4年間、5年間やってきたことはDDTのレスラー、お客さん全員の心にしっかり刻まれているから、ディエゴ、君はDDTの仲間だから。チリに帰ってもずっとずっと仲間。チリに帰ってもずっとプロレスを続けてください。約束(ディエゴと指切りげんまん)。一番最初に言ったさよならは撤回しよう。アナタがチリでプロレスを続けるなら、もしかしたらどこかで会うことができるかもしれないから。ディエゴ、またね」ディエゴ「彰人さんが言った通り、5年前に来て、いつも後楽園ホールでダークマッチばっかりでした。でも仲間いっぱい作って4年経って、今は休憩前に試合ができて本当に嬉しいです。みんな知ってると思うけど、僕はこのDDTがメチャクチャ好きですよ! DDTに入って本当にいいことでした! みんなに本当にクソお世話になりました。ありがとうございまーす!」DDTのメンバーがリングに集結して記念撮影し、ディエゴは号泣。ディエゴはレッカ、勝俣と抱擁。さらになぜか平田一子を見つけてリングへと促す。ディエゴは抱擁をかわすフリをしてVHSで叩きつけて3カウント。アイアンマンベルトを奪取し、バックステージへと逃げていった。

【試合後のコメント】
――DDTラストマッチを終えて、いかがですか。
ディエゴ やっとラストマッチができましたよ! めっちゃくっちゃ嬉しいですよ! 嬉しい、嬉しい。なんでかわかってる? この大事なベルト獲ったから! アハハ、頭のいいチリ人ですよー。何か質問あるの? メチャクチャ気持ちが多いから、何も言葉出てこないよ。
――そのアイアンマンのベルトはチリに持って帰るんですね。
ディエゴ そう! これはお土産にします! みんなチリ人も喜ぶかもしれないです。持って帰るよ! 大切にしますよ!
――では向こうでもプロレスを続ける?
ディエゴ そうですよ、そういうこと! ジョーイ・ライアンみたいに、もっとうまくできると思います!
――DDTで一番思い出に残っていることは?
ディエゴ 結構ありますよー。一回、菊タローさんと…それは何年前ですか? 5年前かな? (2014年3月29日の)DDT新木場でシングルマッチができました。それは僕のドリームマッチでした。そして今月の頭に(ディック)東郷さんと試合が出来ました。それは前に言っていたけど、僕のベスト! ベスト! ベストバウトです。だからこのチリ人も満足ですよ。本当に嬉しいです。この闘いは最高でした。
――リング上でも言ったと思いますけど、改めてDDTファンにメッセージを。
ディエゴ あー、リングではあまりうまく出来なかったよ! 気持ちいっぱい暖まってるから、言葉が出て来なかったですけど、DDTの皆さん、僕、1回目来たときめちゃくちゃ弱かったですよ。たぶんお客さんも弱かったかもしれないけど、頑張れば何でも出来る! 笑顔で前向き、ちゃんとやれば! ちゃんと毎日ご飯食べたら、ちゃんと勉強したら、ちょっと休んだら何でも出来ます! だから皆さんにそういう気持ちを伝えたいと思います。そして僕、チャンピオンだよ! ありがとうございました、皆さん!

なお、休憩中におこなわれたT2ひー女子と東京女子のチェキ対決はどちらとも完売したためドロー。

セミファイナルはKO-Dタッグ選手権試合。第62代王者組のHARASHIMA&丸藤正道は佐々木大輔&遠藤哲哉を相手に5度目の防衛戦。先発は丸藤と佐々木がグラウンドの攻防。遠藤が出てくると丸藤はHARASHIMAに応じてタッチ。遠藤のリープフロッグをHARASHIMAがドロップキックで阻止。コーナーにセットして踏みつけてみせると、さらにストンピング。丸藤とのダブルの攻撃は佐々木が阻止して場外に出すとトペ・スイシーダ、遠藤はブエロ・デ・アギラを投下していく。リングに戻したHARASHIMAに遠藤が腹部へフットスタンプ連打。佐々木がスリーパーで続くもロープに逃げられる。HARASHIMAも串刺し攻撃を止めてジョンウーで逆転。丸藤が出てくるとTシャツを被せて逆水平。キックのコンボで追撃するも不知火は佐々木が回避してドロップキック。遠藤が出てきて不知火を狙うも丸藤が許さない。エプロンに出された遠藤がスワンダイブエルボー。丸藤は起き上がり小法師逆水平からステップキック連打。さらに河津落としで叩きつける。丸藤の不知火は遠藤がかわしてアルゼンチン。逃れた丸藤に遠藤がスプリングボードのオーバーヘッドキック。逆水平のラリーからトラースキックの打ち合い、さらに遠藤がオーバーヘッドキックでダブルダウン。ここで戦況はHARASHIMAvs佐々木に。HARASHIMAが佐々木に雪崩式ブレーンバスター。しかしカウント2止まり。ファルコンアローは遠藤がカット。丸藤のネックツイストからHARASHIMAがスワンダイブ式ボディープレスを狙うも佐々木が剣山。佐々木のダイビングエルボーはHARASHIMAが剣山。佐々木が串刺し攻撃を止めてNow or Neverから遠藤がスワンダイブ式ファイアーバード。遠藤がカットに入った丸藤に不知火。佐々木はHARASHIMAにダイビングエルボーを投下。カウント2で返されるとクロスフェースへ。HARASHIMAが佐々木を抱え上げて山折り。蒼魔刀を遠藤がスワンダイブミサイルで迎撃。しかし佐々木のナックルパンチが遠藤に誤爆。丸藤のトラースキックもHARASHIMAに誤爆。佐々木の佐々木式ウラカンはカウント2。ミスティカ式クロスフェースはHARASHIMAが堪えて中腰に。そのまま極め続ける佐々木を丸藤がカット。丸藤は佐々木に虎王から遠藤に不知火の大立ち回り。HARASHIMAのハイキック+丸藤のトラースキックからHARASHIMAが佐々木に顔面蹴り。蒼魔刀でダメ押しのフィニッシュ。

【試合後のコメント】
HARASHIMA やっぱり僕は何度もあの二人とは闘っていて、結構自分の技が見切られているというか。それは感じながら、結構苦戦しちゃったんですけど、丸藤さんのアシストがあったお陰で防衛することが出来ました。
丸藤 今日も素直に楽しかったです。うん。初めて試合をした二人なんですけど、何かプロだなっていうのがしっかり感じられたし。まあでも年末だからと言って、このベルトを落として自分のところに戻るっていうわけにもいかなかったので。今日はしっかり防衛出来てよかったなと思います。

――丸藤選手は遠藤選手に不知火をやられる場面もありましたが。
丸藤 あのね! 不知火は首を持っていない方の手は横に広げるのが不知火なの。あれは未完成だね、まだね。でも運動神経いいから簡単にできちゃったね。
HARASHIMA アハハハハ。
丸藤 もうやらないでください!

――ベルトを持って年を越すことになりますが、来年このベルトを使って何かやりたいことはありますか。
HARASHIMA そうですね、やっぱ防衛をドンドン続けていきたいですね。
丸藤 もちろん、そうですね。ベルト持ってるからにはチャンピオンとして、このDDTのリングを盛り上げていきたいと思うし。3月の両国も一応僕も参戦ってことなんですけど、その前にシングルのリーグ戦があるらしいので。そこはそこでしっかりHARASHIMA選手に優勝してもらいたいし。
HARASHIMA 頑張ります。
丸藤 そのときはそのときでまた違った状況が生まれているかもしれないので、影ながら応援しています。Twitter見てます……Twitter! LINE、いまだに知らないので。
HARASHIMA はい、じゃああとで(苦笑)。
丸藤 いや、大丈夫です!
HARASHIMA 大丈夫ですか?(苦笑)はい。まあね、心は通じているので。そうですね、D王……タッグのベルトで両国、両国以降とかではなくても、シングルのD王があって、僕がそっちに集中出来るように丸藤さんはそっちも応援してくれるそうなので。
丸藤 俺も俺で、しっかりとホームリングがあるので。お互いまたリングで会ったときに、しっかりそのベルトを防衛出来たらと思います。メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!

佐々木 私はいままで神様というものを信じてきませんでした。明日はキリストの誕生日です。私はいままでクリスマスというものは…これ生放送ですか?
――違います。
佐々木 クリスマスというのは男性と女性がセッ●スするための、そういう日だと思っていました。しかし今日、私は天に召された気持ちです。これからは改心して清く正しく生きよう、そう思いました。はい。
佐々木(無言で遠藤に頭を叩かれて)うわーーーー! な、何するんだ! ぐわ! あああーーーー! テツヤーーーー! 目覚めたぞぉー! おいHARASHIMA! 丸藤! テメーらよくもやってくれたな。ふざけるんじゃねぇぞ! おい、俺には傷ひとつついてねぇぞ! オイ! テツヤ言ってやれよ、あいつらぶっ殺してやろうぜ!
遠藤 ……。
佐々木 何か言えよ、お前オラ! 何がクリスマスだオイ!
遠藤 ……。
佐々木 何か言えよオイ! 何か聞けよオイ!

――タッグ王座は残念ながら獲れませんでしたけど、30日は不法集会もありますし……。
佐々木 オイ、話変えるなよ! KO-Dタッグの話だろ。HARASHIMAと丸藤の話だろオイ! 誰が改心したと思ってんだよオイ! するわけねぇだろ!
――まったくしてないんですね?
佐々木 ああ、してねぇよ!
――今後もハラシマルフジを狙っていく?
佐々木 狙うの?
遠藤 うーん……またやります?
佐々木 興味はないけど……興味はないけど、好きじゃないんだ、あいつらのこと。私服がダサイんだよ! 二人とも共通して。俺なんか短パンにレザースニーカーだぞ。

――……カッコイイですね。
佐々木 あと何だよ(苦笑)。
――タッグは一旦置いておく?
佐々木 そのうちな。また。
――では話を不法集会に戻しますが、唯一残っているベルトであるEXTREME……。
佐々木 唯一残ってるベルトって…そうか! ああ、そうか。すっかり忘れてた。
遠藤 大家に……。
佐々木 何でその話するんだよオイ!
遠藤 ……すみません。
佐々木 オイ! 何だよ(苦笑)。

――正式に電流爆破はダメだと会社から発表がありましたので、ルールが決まっていないわけですが。
佐々木 ルールか? 考えてねえよ(苦笑)。電流爆破だろ。でも電流爆破、電流爆破って言ってると、違うところでやることになったら困るから、もう言うな! そういうこと。勝手なことばっかり言うな。出来ないんだから。死なないのかお前! 後楽園ホールは火禁止なんだよ!
――はい。
佐々木 当たり前だぞ。常識だぞ
――失礼しました。では不法集会への意気込みを。
佐々木 意気込みだって。
遠藤 意気込み……。
佐々木 意気込み? うーん……。
遠藤 ノブは?
佐々木 意気込みなんてあったかなぁ。
遠藤 ノブは?
佐々木 今日はクリスマスなんでね、それどころじゃない。

――今年を振り返ってみて、DAMNATIONは大活躍でしたが。
佐々木 今年活躍したっけ?
遠藤 でもまあ……。
佐々木 違うんだよ。毎日毎日、記憶がないから何も覚えてない!
遠藤 石川修司が抜けて……。
佐々木 あいつ調子に乗ってるからな。石川と諏訪魔は調子に乗ってるからな。DAMNATION関係ないぞ。
遠藤 言ってやってくださいよ!
佐々木 何の話だっけ?(苦笑)あ、今年の話……覚えてないよ、もう。先週の話のことも覚えてないんだから(苦笑)。

――遠藤選手は今日、かなり丸藤選手を意識しているような場面がありましたが。
遠藤 意識してないよ!
佐々木 意識されてたな。
遠藤 意識されてましたね。何だあいつ。
佐々木 ほら、もうおじさんだから、若い子が羨ましくてしょうがないみたいな。
遠藤 羨まし……。

――(割って入るように)よろしいでしょうか?
遠藤 オイ!ふざけるなよ!

メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第61代王者の竹下幸之介はコルト・カバナを相手に10度目の防衛戦。カバナはベルトの確認の際に盗もうとしたり、早くも心理戦を展開。入場の際に着ていたTシャツも畳むふりをして放り投げる。竹下がバックを取るとカバナはコーナーポストにしがみつく。カバナのサーフボードは竹下がヨーロピアンクラッチに切り返すもカウント2。カバナは竹下に足を取らせて器用に切り返して丸め込むもカウント2。急に静かにして試合をやると思わせておいてカバナは大声。さらにロープに飛ばされたカバナは楽しそうに揺れてみせる。竹下はゼロ戦キックで逆転を図るが、カバナは隙を突いて青コーナーポストを緩める。バックを取られたカバナはロープを掴んで阻止。再びバックを取られるとカバナは青コーナーポストを外して金具剥き出しに。そこへの攻撃は竹下に見切られるも、カバナはコルバタで回して場外に落とし、コーナー最上段へ。飛ぶと見せかけてエプロン、さらに床へと着地してボディーアタック。竹下はお客さんに紛れて座ると、カバナもまたお客さんに紛れて座ってみせる。両者もつれあいから場外カウント19でリングに生還。竹下がベリー・トゥ・ベリー。場外に落ちたカバナに竹下がプランチャで追撃する。カバナをイスに座らせてのランニング・ビッグブーツが決まって15分経過。リングに戻るとブルーサンダーはカウント2。ニーアタックもカウント2で返される。ジャーマンはカバナがかわしてエルボーの打ち合い。カバナがバイオニックエルボーをヒットさせると、コーナー2段目からジャンプして着地してからのボディープレス。しかしカウント2。カバナはシカゴクラブ。竹下はロープを掴む。カバナはブレーンバスターを溜めて予告するもあっさり投げ返されてしまう。それでもカウンターのエルボーからスーパーマンで固めるがカウント2。竹下はフラップジャックからコーナーに乗せる。しかしカバナもキャッチするやファイアーマンで抱えてシカゴ・スカイライン! カバナのムーンサルトを見切って回避した竹下。カバナは丸め込みを切り返すもカウント2。バックを取る竹下。カバナは青コーナーポストにしがみつくが、緩めてあったことをすっかり忘れていたせいかすっぽ抜けてしまう。竹下がすかさずロールスルー・ジャーマンで勝利した。

試合後、竹下は引き揚げようとするカバナを呼び止め「センキュー・ソーマッチ」と感謝の言葉。カバナはマイクで話そうとするが、音声が通らない。しかしこれはカバナが自らスイッチをオフっていたためで、松井レフェリーにツッ込まれる。カバナは改めて「タケシタはDDTでナンバーワンのレスラーだ」と賛辞。ガッチリ握手をかわして引き揚げると場内「カバナ」コール。今林APから改めてD王GP優勝者は3・25両国メインに立つことがアナウンスされると、竹下は「チャンピオンが優勝したらどうなるんですか? 優勝したら逆指名していいんですか?」と質問。今林APは「P、そういうことでいいんですかね?」と放送席の男色Pに確認。男色Pは地声で「そういうことでいいんじゃないですかね」。さらにリングに上がった男色Pは「次のD王に出る人は勝って、次の主役に躍り出てもいいし、D王に出てない人は出てないなりに楽しませ方を表現すれば主役になれる」と言うと「今年の主役」と評した竹下に「だから、アンタを止めようとしている人はいっぱいいる」と、さらに気を引き締めていくよう求めた。続いてDDT本体としては年内最終興行であり、クリスマス・イブということでDDTからプレゼントがお客さんに振舞われる。リングに選手が集結すると今林APが各選手にコメントを求める。HARASHIMA「2017年、シングルのベルトは獲られてしまったけど、タッグのベルトを持って年を越せるので2018年は今年以上に素敵な年にしてやるさー!」丸藤「今日は普通でいい?(場内の『え~』に)いいじゃん! 私たちハラシマルフジ、ベストタッグを獲れませんでした。今日防衛できたので来年もしっかり防衛して東スポのベストタッグを獲ってやるさー!」マイクがカバナに渡ってしまうと、カバナは再び音声が通ってない下り。KUDO「1年間、DDTプロレスにお付き合いいただきありがとうございます。僕ら酒呑童子は30日に6人タッグの防衛戦を控えてますので、そこで必ず勝ってベルトを肴に新年を迎えたいと思います!」今林APが高木大社長にマイクを渡そうとすると島谷がカットイン。島谷「今年はKO-Dまであとわずかだったんですけど、来年D王GP、必ず俺が優勝してKO-D無差別、KO-Dタッグ、KO-D6人タッグ巻いて、DDTのトップ、ここにありを見せたいと思います!」その島谷を平田が制裁。平田「ゴチャゴチャうるさい! そもそもテメエ、D王出ねえじゃねえか! オメエがここでしゃべるなんて100年はええんだよ! 来年はこの平田がKO-D総ナメして、平田一喜の年にしてやりたいと思います」平田が勝手に締めようとすると大鷲の張り手から全員ストンピング。平田の「なんなんだよ!」の地団太でお客さん含めてみんなでジャンプ。高木「今年は3月のさいたま、夏の両国があったり、9月にはDDTのサイバーエージェントグループ入りといろいろあったんですけど、DDTは12月になっても何一つ変わってません! 今年はすごく印象に残る1年だったなと思います。来年もそしてこれからもずーっと皆さんと一緒にDDTは歩んでいきますので、どうかよろしくお願いします!」竹下「皆さん、2017年本当にありがとうございました。高木さんが言ってましたけど、サイバーエージェントになっても変わることはないし、僕たちはこうやって見に来てくれるお客様を精一杯楽しませるだけです。僕はそれをチャンピオンとして2018年もやっていきますので応援よろしくお願いします!」最後は竹下の三本締めで大会はお開きとなった。

【試合後のコメント】
カバナ ゴメンサーイ、ゴメンナサーイ。DDT UNIVERSEを見ている皆さん、ゴメンナサーイ。
――試合の感想を。
カバナ (左ヒザのサポーターを外して)これが見えるか? (テレビカメラに向かって)撮ってくれ。俺は勝っていたんだけど、リングの外に出たときに足をやっちまった。俺は勝っていたんだ! (負けたのは)これのせいだ! ただタケシタにやれたんじゃなくて、自分でやっちまったんだけどな。すごくいい試合だったし、タケシタはいいチャンピオンだけど、彼は俺を倒していない。俺は自分で俺を倒してしまったんだ。ゴメンナサイ。(記者の頬を撫でながら)ゴメンナサイ。
――28日には新宿地上最大武道会という1DAYトーナメントへの出場が決まっています。1回戦と2回戦はロープがない試合ですが。
カバナ 俺は10歳のとき、自分のベッドの上でプロレスをやっていた。そのときはロープなんてなかったからな! だから俺はもう準備できている。俺は自分が10歳だったときのように練習してくるから。そして俺は10歳の子供たちと一緒に練習してくるから。

竹下 まあね、コルト・カバナが強敵なのはハナからわかっていたことで。こうやってちょっと反抗期で髪の毛染めてね、染めた途端負けていたらちょっと話にならないんで。何なら意地で勝ちました。
――今日は豹柄のタイツといい、関西人・竹下幸之介の本領発揮という場面もありましたが。
竹下 そうですねぇ。アメリカインディーマット界vsDDTっていう図式もありましたけど、やっぱアメリカvs西成、そういうのもあったと思いますよ。どっちのほうがスラムなんだってね。どっちがNo.1スラムかハッキリせえよってね、そういう気持ちもありましたよ僕は。
――今年いろいろあったDDTですが、KO-D無差別級王者として年を越えます。1年を振り返ってみていかがですか。
竹下 3月にチャンピオンになって今日でV10なんですけど、本当にタイトルマッチの度にタイトルマッチに必死であまり考える余裕なんてないし、振り返ってもハードな1年だったなってことが一番に出てきますけど。でもこの1年が僕を強くしてくれたと思うので、それを2018年は還元させていきたいと思います。
――D王GPがありますが、先ほどリング上で優勝したら両国の相手を逆指名するという話でした。自分の中で両国でやってみたい相手がいてのことなんでしょうか?
竹下 あります、あります! うーん……竹下がチャンピオンだとして、竹下vsこの選手っていうのは恐らくよっぽどの何かが起こらない限り、組まれることがないだろうなって。後楽園でも、むしろ地方でも! 関係なく組まれる可能性が低いだろうなっていう。でも僕個人的には思い入れのある選手と、両国という舞台で試合がしたいっていう。言ってしまえば僕の自己満足なのかもしれないですけどね。でもD王GPに優勝することは、その権利が与えられるわけですから! これは誰にも文句言えないと思うので。だから楽しみです。モチベーションになりました。
――そのためにはD王GP優勝が絶対条件になると思いますが、1回戦の相手は黒潮“イケメン”二郎選手です。
竹下 ねえ! 今日のカバナといい、何か…何かねぇ……僕も確かにV10はすごい記録だと思うし強いと思うけど、何か…こう…みんなの油断モード? 何か油断している雰囲気が充満してて。「まあ竹下だったらいけるだろう」みたいな。何か「試合して勝つだろう。最終的には」みたいな。それがすごく怖くて……怖いんですよね。だから今日も正直ギリギリだったし。黒潮“イケメン”二郎vs竹下幸之介っていうのはDDTのニュージェネレーションのエース対決だと思っているので。僕は。ここで負けるわけにはいかないでしょう。しかもDDTのリングで。でも何か「竹下ならまあ大丈夫だろう」っていう雰囲気が一番怖いです! 一番の敵はそこですね僕は。
――カバナ選手と闘ってみせ、何が一番すごかったですか。
竹下 うんとね……プロレスを楽しむ気持ち。確かにコミックなことをするし、必ずしも日本のいわゆる王道スタイルとは違うのかもしれないですけど、リングに上がる以上はみんな命懸けてるし。もう体すべてダメージとか、やっぱり怖い、恐怖感ってあるんですよ。(カバナはそれが)ないですね! カバナにはそれがない。楽しむ気持ちしかない。僕もプロレス好きだし、楽しいですよ。タイトルマッチもやり甲斐あるし、達成感もあるし。でも心の隅っこには怖いっていう気持ちもあるし、毎回その恐怖感っていうのはあります。カバナはそれが一切ないです! ゼロ! そこまでの選手、僕は初めてです。それこそ煽りVで名前が出た(エル・)ジェネリコとかケニー(・オメガ)さんとかにもないもので。本当にそれが恐ろしかったです。だからプロレスラーっていうのは笑顔で人を殴ることもできる職業なのかもしれませんけど、もっとね自分の命を懸けていることに対しての恐怖感がないっていう、それが恐ろしかったですね。あともっと言えば、あれだけお客さんの、オーディエンスの反応っていうのも気にしてますけど…気にしているっていうか、お客さんのレスポンスありますけど、それも正直どうでもいいと思っています! カバナは。自分のやりたいことをやるだけ。それにお客さんがついてきてくれるっていう……もうこれぐらい…僕もチャンピオンとして防衛ロードはもう自分の道を歩こうと思って、決めてやってますけど、まだブレがあったなと。あれぐらい自分のスタイルを貫くべきだなと。勉強になりましたし、こうあろうと改めて思いました。恐ろしかったですね。
――今年1年を振り返って、一番印象的だったことは?
竹下 あー、難しいっすねぇ。いま聞かれたら、それ今日の試合ですからね! 1ヶ月前に聞かれたらたぶん丸藤さんとの試合だったって言うだろうし。難しいですけど、うーん……僕の中で大きかったのは、やっぱり(3月のさいたま)スーパーアリーナはスタートになったかなって。この2017年の本当の意味でのスタートはあのスーパーアリーナだったかなと思いますけどね。あそこから動き始めたというか。いまが確立されたのかなってしています。そういうターニングポイントがポイント、ポイントであるので、そこを掴めたっていうのは大きいですかね。

【高木大社長の総括】
高木 いや、本当に今年もいろいろありすぎて。20年っていう年月、DDTがもったこと自体も奇跡だし。あと、その20年をこれからどうやって30年、40年、50年って維持していくかっていうのを、いろいろと考えた1年でもあったので。やっぱり3月にさいたま(スーパーアリーナ)やって、8月に両国(国技館)やって、9月にサイバーエージェントさんのグループ入りっていうのは、別に偶然でも何でもなくてずっと考えていて、考えに考えた末での行動だったので、やっぱり継続していかなきゃいけないし、さらにDDTをもっともっと大きくしていかなくちゃいけないと思っているので。やっぱりこれからもDDTの挑戦っていうのは、たぶん21年目を迎えても続いていくのかなと思っています。やっぱりお陰様でAbemaTVでもレギュラー中継をするようになって、本当に「DDTを初めて見た」っていう声が結構多いんですよ。その中で「正直いままでDDTを見ていなかったけど、初めて見たら面白い」っていう声も結構多くて。まだまだ見てもらわなきゃいけないなと、見せなくちゃいけないなと思った次第なので。これからもドンドン広げていくってことかなと思っています。プロレス自体ももっともっと盛り上げていきたいなというふうに思っていますね。
――今年1年をチャンピオンとして引っ張ってきた竹下選手の評価は?
高木 いやぁすごいですね! 僕がもしチャンピオンだったら……結局V10でしょ。完全に入江の持っている記録も抜いたわけだし、もちろんHARASHIMA君やいろいろな歴代チャンピオンがいた中で、DDTの歴史の中に残せるぐらいのひとつの大きい金字塔じゃないかと思っています。やっぱりあの若さで、たぶんいろいろあると思うんですよ。プロレスって思い入れの強いジャンルでもあるので、やっぱり若いチャンピオンってものに対して「何も苦労してないじゃないか」とか、いろんなものがあるのを見るんですけど、22歳でこれだけ長いあいだ、ずっとチャンピオンを意地出来るって苦労してないわけないし。やっぱり彼自身にもいろいろな苦悩や思いは、たぶんあったと思うんですよね。だからそれをやっぱりもっともっと報われてほしいなっていうのもあるし。でも凄いなって思います。単純に。俺がじゃあ22歳のときに何をやっていたかと言ったら、そこら辺で遊んでいただけなので。クラブ活動して遊んでいただけなので、やっぱり22歳でこれだけ長いあいだチャンピオンベルトを巻き続けて、それなりの内容も残していっていう。今日のコルト・カバナもすごいクセのあるチャレンジャーだったんですけど、それでも順応して、さらにそれを上回って勝ったっていうのは、彼の中でもすごく大きかったんじゃないかなと思いますね。でもまだDDTだけじゃないんで。このあとBASARAもあるし、イッテンヨンは東京女子プロレスもあるし、ガンバレ☆プロレスもあって、DNAもあるから。やっぱり全部が全部、盛り上げてやっていかなくちゃいけないんで、引き続き頑張りますよ。ありがとうございました! 本当に1年間、ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。

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