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リポート&コラム

【後楽園リポート】HARASHIMAが入江退けKO-D無差別防衛、高梨が次期挑戦に名乗りあげるも…/G☆Lvs二丁拳銃2・2名古屋でKO-Dタッグ再戦決定/光留、旅立ちの日/ハードヒット2・28新木場に中井光義参戦/世Ⅳ虎は赤井に完勝「ただの親の七光りにしか思えない」

26日、東京・後楽園ホールにて『Sweet Dreams! 2014』がおこなわれた。鶴見亜門GMによる前説ではPCブラウザゲーム「女子プロレス大戦リング☆ドリーム」がコーナーポストのスポンサーになったことが発表された。このコラボ第1弾としてDDTからアントーニオ本多、高木三四郎、中澤マイケルが美少女になってゲームに登場することが明かされると、その3選手がリングイン。美少女になったという画像がスクリーンに映し出されると「どう見ても俺様」(高木)「…これは良くないですか!?」(アントン)「あの子がベノムアームやるんですか?」(マイケル)。なお、このキャラクターを使ったTシャツも販売されるという。最後に今大会が所属第1戦となる佐々木大輔がメガネ姿でリングイン。佐々木「勝俣君(練習生)のメガネを借りてきました。1試合目なんで忙しいんですけど…」亜門「もうわがままとか言わせないからね」佐々木「嫌です」亜門「所属になった思いをお願いします」佐々木「みなさん初めまして、佐々木大輔です。思うところがあって所属になりました。特に何が変わるわけではないと思いますが、今まで通り応援お願いします!」

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オープニングマッチは石井慧介&高尾蒼馬vsアントーニオ本多&佐々木大輔のタッグマッチ。チームドリフが連係で佐々木を捕まえる展開。石井のチョップや高尾のドロップキックに追い込まれた佐々木だが、石井に打点の高いドロップキックを決めてようやくアントンとのタッチに成功。アントンがナックルパンチで一気呵成に出ると石井にはバイオニックエルボー狙い。石井はこれをブロックしてピッチング式チョップでかわす。石井がフランケンシュタイナーからフィッシャーマンバスターへ。これはカウント2。アントンもリバースDDTでやり返し、替わった佐々木がダイビング・ラリアットで襲い掛かる。ケブラドーラ・コンヒーロからアントンとの串刺しラリアット、そして佐々木がマシンガンを狙う。敬礼する佐々木の背後に高尾が忍びよりタライを落とす。石井がタライを受け取りアントンにも振るうと、高尾が出てきて佐々木にトラースキック、さらにスイングDDTで追い込む。しかし、go 2 タライsleep狙いはアントンがカット。アントンは佐々木とのダブルの河津落としで石井をタライへとヒットさせると、孤立した高尾に佐々木がナパーム・オブ・ラブからクロスフェース・ロックを決めてギブアップを奪った。

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第2試合はアイアンマンバトルロイヤル・フォー・ザ・ヘビーメタル選手権試合。第980代王者のマサ高梨を相手にMIKAMI、中澤マイケル、松永智充、DJニラ、ヤス・ウラノ、伊橋剛太、平田一喜、ワンチューロ、星誕期が挑戦。試合前のスクリーンでは松永が「リングの下には中澤さんが埋まっている。高梨さんがリングに上がってコールされた後に、中澤さんが上からドン!ならぬ後ろからドンですよ! 中澤さんがベルトを取った後に俺らの争いが始まりますよ!」と奇襲策を説明。このことを知らない高梨がリングインすると、マイケルがひっそりとリング下から姿を現すが出てきたのがリング正面。もちろんモロバレで上がった瞬間に高梨にベルトで殴打されて試合がスタートする。高梨はさっそく逃走。松永「中澤さん、奇襲って普通、後ろからいくでしょ!?」マイケル「だってこっちの方が目立つと思ったから…」松永「(マイケルに一撃食らわして)作戦やぶれたよ~」平田「松永さん、作戦はこれだけじゃないんですよ! 高梨さんは昔プロレスを見ていた時、あそこ(バルコニー)で見ていたらしいですよ。だから逃げる時、クセであの辺にいくと思う。だからあそこにトラップ仕掛けておけばいいんですよ」東側バルコニーに誕期を忍び込ませておいた平田だったが、高梨が逃げた先は西側バルコニー。平田が「逆だー! こうなったのもオマエのせいだ!」と松永に八つ当たりのトーキックをブチ込んでいく。数珠つなぎの首4の字で次々とギブアップして高梨→松永(第981代)→ワンチューロ(第982代)→伊橋(第983代)→平田へと移動(第984代)。平田にマイケルがベノムアームを決めて王座移動(第985代)。マイケルに誕期がノド輪落とし→アルゼンチン・バックブリーカーを決めて王座移動(第986代)。その誕期をヤスが丸め込んで王座移動(第987代)。ヤスがベルトを手に逃走する。高梨が追いかけて残り3分。リングに戻るとヤスが高梨にコブラツイスト。ここでニラがリングインして「離せ!」と解除させるとマイクを渡すフリして足延髄。ニラが「高梨、オマエ攻めろよ! こんなチャンスはねえぞ!」とヤスにロケットパンチ。高梨がバッカスでヤスを丸め込んでベルトを取り返すと再び逃走。残り30秒間、攻撃をかわし続けて第988代王者のままベルト死守した。

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第3試合は大石真翔&赤井沙希vs大鷲透&世Ⅳ虎のタッグマッチ。試合前にマイクを取った大鷲が「一言物申す! なんかおかしくねえか? すっげえビジュアルの差を感じるんだよ! どう見ても兄妹タッグだぞ!」と言うと場内は「兄妹」コール。大石が大鷲の前に出てくると大鷲は「もうちょっと下がってろ。もうちょっと、もうちょっと…」と下げさせると「コイツ、遠近法で身長差をごまかしてんだよ。ダッセー!」とバカにする。「ウルセー! 黒豚!」という赤井に大鷲は「今、あなた(世Ⅳ虎)のことを黒豚って言いましたよ!」と世Ⅳ虎にふっかけると、「こんなヤツらオレ一人で十分だ。下がっていいぞ、妹よ!」と先発を買って出た。大鷲が大石を掴まえて世Ⅳ虎とタッチすると、大石も下がって赤井と交替。赤井が変形サーフボードストレッチで捕まてバイブルも決めたが、世Ⅳ虎が力で解除。世Ⅳ虎はコーナースプラッシュから顔面ウォッシュ、さらにセカンドロープからのヒップドロップと畳み掛ける。大鷲もダウンする赤井を踏みつけていった。赤井のエルボーやミドルキックにビクともせずチョップ一発で返していく。赤井はカウンターのビッグブーツからドロップキックで何とか逆転。替わった大石は大鷲にランニング・フォアアーム。大鷲もビッグブーツでやり返して世Ⅳ虎とタッチ。世Ⅳ虎のセントーン、ネックハンギングボムともにカウント2。大石はスイングDDTからカバーするも大鷲がカット。大鷲の串刺しラリアットからダブルのショルダーアタック。「妹よ!」「お兄ちゃん!」と呼応してダブルのボディープレスを浴びせるも赤井がカットする。大石が世Ⅳ虎のラリアットを大鷲に誤爆させてスタナー。赤井がダイビング・ボディーアタックで飛んでいくも大鷲にノド輪でキャッチされる。それでも赤井がコルバタで回す。カットにきた世Ⅳ虎に赤井がダイビング・ボディーアタックへ。顔面キックに世Ⅳ虎はラリアットでお返し。このカバーは大石がカット。世Ⅳ虎の頭突きからカバーするがカウント2。ここで世Ⅳ虎はダイビング・セントーンを投下し3カウントを奪った。試合後、赤井が世Ⅳ虎に突っかかっていくも、後の祭り。

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【試合後のコメント】
世Ⅳ虎 まあデビュー戦でもないし向こうも4戦目でしょ? 自分の技を食らっても大丈夫なぐらい体ができていてもおかしくないんだけどね? リングの上は闘う場なので関係ないですよ。鍛えていようが、タレントだろうが。ただの親の七光りにしか思えない。レスラーとして認める範囲ではないと思います。自分は鍛えてないやつでもいいんですよ。でもプロレスなんで。受けてやり返すのが面白いわけじゃないですか。気は強いかもしれない。でもセンスとかないんじゃないかな。名前はあるけど、それは赤井英和の子供だから名前があるわけで、プロレスラーとして名前があるわけではない。
――大鷲とのタッグは?
世Ⅳ虎 初めて今日組んだんですけど、そんなに似てますか!? ビックリしましたよ。いきなりマイクでビジュアルがどうのこうのって。兄妹とか言われて自分は認めたくないです、あんなゴリラみたいな顔ではないんで。自分はどちらかと言うとダーリンと組みたい。
――赤井選手はデビュー戦から比べて成長していない?
世Ⅳ虎 成長…なんていうのかな。プロレスラーとしての「コイツに勝ってやろう」というのが、自分には伝わってこない。ただ周りにワーワー言っているだけ。
――試合後にああやって突っかかってきても……。
世Ⅳ虎 負けてるくせに何調子乗ってんのって。勝ってから言えよ。別にやるのはいいけど、もっとプロレスラーらしくなってからなら、いくらでもやるので。
――世Ⅳ虎選手は愛川ゆず季さんとも闘ってきましたが、それと比べるレベルでもない。
世Ⅳ虎 そうですね。愛川は褒めるわけではないけど、素質があるというか、体型的にも何やっても大丈夫、壊れないものがあったんですけど、(赤井は)見るからに細い。あれじゃ怖いですよ。自分の技は乗っかったり、ぶつかっていったり、潰したりするので。潰すのは別にいいけど、対戦する相手としては怖い。全然比較にならない。レベルが違いますよ。

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赤井 今、お腹が痛くて途中で雷電ドロップを受けた時に息ができなくてつま先から頭まで…。
大石 なんか焦点合ってなかったよ。
赤井 おかしくなっちゃって怖かったです。気持ちでは返したいと思っても、体がついていけてなくて…。悔しいですね。今まで負けを味わったことがなくて、今までなんだかんだで先輩方に助けられて。
大石 長いプロレス人生、負けなんてあるんだから、これから、これから。次を見ていきましょう。
赤井 大石さんにも申し訳ないと思いますし、負けがこんなに重いものだと思ってなかったです。今日もプロレスを初めて見に来てくれた私の知り合いだけでもけっこう着ていて「プロレスって面白いんやで」というのを知ってもらうために私はプロレスを始めたので。私の今日の試合を見て、「面白かった。また来よう」って思ってもらえるのかなって…(涙)。
大石 泣かない!
赤井 私がプロレスをやる時に「そんなにきれいなのにプロレスやるの?」って言われて、プロレスって醜い人がやるの?ってムッとして。そんなんじゃなくて選ばれた人しかできへんと思って、それを目指していたら、女性のお客さんにも声をかけられるようになって。それが嬉しかったです。
大石 これから世Ⅳ虎にリベンジしないといけないし。負けっぱなしじゃ嫌でしょ?
赤井 今日受けた悔しい思いは今日返さないといけないと思ったんですよね。違う日にもう一度世Ⅳ虎さんとできたとしても、今日の悔しさはずっと残ると思うので。でも今までの倍以上練習して、お仕事があっても寝る間を惜しんででももっともっと練習して、リベンジを必ずします。もっともっといろんな経験、いろんなタイプの試合をさせてもらって、もっともっと強くなります。

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第4試合は男色ディーノvsKUDOのシングルマッチ。ディーノがKUDOの技をことごく男色殺法で切り返していく。8×4狙いをリップロックに切り返すと場内から「落とせ!」コール。ディーノはタイツに手を伸ばしながらリップロックを決めてカバーするもカウント2。続く男色ドライバーをカウント2でクリアしたKUDOはスワンダイブ式ミサイルキックへ。ダイビング・ダブルニーアタックはカウント2で返される。KUDOがダイビング・ダブルニードロップを狙うも、これをかわしたディーノがホモイェ。男色スープレックスから男色ペディグリー、そしてコーナーに登ってリバースえび反りジャンプと畳み掛ける。カウント2でクリアされてしまうと、ディーノは足をバタつかせながら悔しがる。さらにコーナーへと登るディーノのケツにKUDOは8×4。宙吊り式ダブルニーを狙ったKUDOをリップロックで止めたディーノが雪崩式男色ドライバーを狙う。KUDOがなんとリップロックでやり返して宙吊り式ダブルニーへ。このカバーはカウント2。KUDOがバズソーキック連打からスピンキック、さらに前後のバズソーキックからローキック、バズソーキックと大攻勢に出て、最後はダイビング・ダブルニードロップを投下してトドメを刺した。

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休憩前、ハードヒット2・28新木場に関する発表としてプロデューサーの佐藤光留がリングインし、ゆでたまご氏の一人である中井義則さんの子息で格闘家の中井光義の参戦を発表した。光留「ご覧の通り血筋、パンクラスでの好戦的なファイトスタイル、見たらわかる通り、ちょっと変態。最初は誰もが拒否するんです。そのへんでスカウトしてきました。中井選手、ハードヒットはDDTのブランドです。DDTのブランドに参加するというのはマイクで休憩に入らないといけないルールなのでお願いします!」中井「まず佐藤さん、真の変態はむっつりスケベです。オープンにするとむっつりじゃなくなりますよね(笑)。僕はハードヒットに恋をしました。そしてみなさんとこのリング、DDTに恋をしました。僕は火事場のクソ力でこのリングを盛り上げます!」

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【中井光義のコメント】
――ハードヒットの印象は?
中井 坂口征夫選手の試合を拝見させていただきました。難しいなというのと今のままじゃまだまだ力不足というのがあるので、28日に照準を合わせてやっていきたいと思います。
――佐藤選手からオファーがあった?
中井 そういう形ですね。高木社長、佐藤光留さんからオファーをいただきまして。去年、パンクラスに出させていただく時にプロレスの各団体さんにもオファーをいただいていたんですけど、自分にとってどこかがいいかわからなくて。ハードヒットの盛り上がりを見て、ここに上がりたいなと思って。単純に一番楽しそうだなと。
――どのあたりが楽しそう?
中井 難しいですね(苦笑)。好きになった人に対してどこが好きになったか、みたいな感じだと思うんですけど、強いて言えばみんなの人柄の良さですかね。選手一人一人の個性が光っていたんで、ここで僕も磨いていきたいと思いました。
――気になる選手は?
中井 一番は同じパンクラスにも上がっていて、DDTにも上がっていて、境遇も同じって意味で坂口征夫選手には意識するとともに、人生というか生き様を勉強させてもらっています。
――対戦したい相手は?
中井 僕もバチバチいくタイプなんで、バチバチ来てくれるような選手とやりたいですね。でもハードヒットデビュー戦なんであまり大きなことを言わないようにしておこうと思います。
――得意技は?
中井 グラウンドだと足関節なんですけど、世界で見たら中の下ぐらうだと思います。

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第5試合は高木三四郎&佐藤光留vs坂口征夫&彰人のスペシャルタッグマッチ。高木の後に『サバンナチャンス』で光留が入場。高木vs彰人に続いて素足の坂口がリングイン。光留もリングに上がるとグラウンドの攻防。スタンドに戻ると光留がコーナーに押し込んで離れ際に張り手。ニヤリと笑みを浮かべた坂口も張り手。光留は「全然痛くありません!」「坂口家ってそんなもんですか!」「俺の知っているDDT、そんな甘くないよ!」と張り手。坂口も張り手でやり返し、胸板にローキックをブチ込んでいく。彰人が出てくると光留にダブル・ニークラッシャーを見舞ってヒザ十字を決めていく。これをロープに逃げた光留は彰人の串刺し攻撃をかわして延髄斬り。高木がドラゴンリングインし、彰人、坂口にドラゴンスクリュー大回転。坂口にリバーススプラッシュからブレーンバスターを狙うも、坂口がスリーパーに切り返す。高木はこれをコーナーに潰す。スワンダイブを狙った坂口をドロップキックで迎撃して、ぶっこ抜き雪崩式ブレーンバスターへ。光留が出てきて「あとは任せた!」と坂口に串刺しミドルキックから水車落とし。カウント2でクリアされそうになると腕十字を決めたがニアロープ。坂口は打点の高いドロップキックで反撃に出ると、スイッチした彰人が俵返しへ。エプロンに出ると光留をドラゴンスクリューで回していく。光留もアンクルホールドで反撃せんとするも、彰人が逆に脚を取り返す。光留はさらに脚を取り返してアンクルホールドへ。坂口が頭部へのハイキックでカットに入る。彰人のアンクルホールドに、場内からの大「ヒカル」コールに押されて光留はロープに手を伸ばした。光留は河津落としでやり返し急角度バックドロップ。このカバーは坂口がカット。光留は坂口にハイキックをブチ込んでダウンさせると、彰人にもハイキック。これをかわされるも直後にソバットからハイキックを振り抜き、投げ捨てジャーマンへ。カウント2で返されるや足取り式腕十字へ。これでギブアップを奪った。

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試合後、『Dream Fighter』が流れる中、高木が光留の腕を取って勝利を称える。光留は高木に一礼すると、彰人とガッチリと握手。坂口とは張り手を打ち合って抱擁をかわした。セコンドについていたマイケルをリングに上げた光留は熱い口づけ。レガースやサポーターを外して客席へと投げ込むと、一礼してリングを降りる。大「ヒカル」コールを送るファンに「また会おうな!」と声を張り上げ、花道をあとにした。

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【試合後のコメント】
――これで一つの区切りになったが。
光留 いや、試合は試合ですよ。ただDDTという、高木三四郎という、彰人、坂口征夫、DDTファンという磁場が人の涙腺をベストストレッチしてくれる。でも泣いていたら旅の先は見えないですからね。ちょっとウルッてきたけど、ここで泣いたらここの人間だと思うので。言い方は違うと思うけど、これから別の道にいくんだから、泣いてる場合じゃない。
――坂口選手に「あとは任せた」という発言もあったが。
光留 でも、どこか別のところで征夫さんと会ったら面白いなという期待はちょっと。良くも悪くも裏切られたいです。それは高木さんでも、それこそ平田でもそうだし、HARASHIMAさんでもそうだし、もちろん飯伏さんでもそうだし。ただ僕の戻ってくるところはDDT。旅に出る理由はもっと大きい夢を掴むから
――それをDDTに持ち帰る?
光留 そもそもパンクラスの佐藤光留がDDTにいる時点でちょっと持って来ているわけですから、それを安住の地にしてそのままにするか、外に出て大きくするか。それは人間性の違いですね。僕は飯伏さんみたいにここで大きくはできない。だから外で大きくします。とにかくこれからの旅、第一歩がもうあるんですよ。ダブルヘッダーなので。いつの日も今日があるから、その日があるから明日があるし。その明日があるから、その次の日もあるし。とにかく毎日生きるだけですよ。生きてなきゃ夢見れない。死んだら終わりです。
――ハードヒットの開催も決まっているが。
光留 なんでこんなしみったれた日に参戦選手の発表を休憩前にやるというね。僕には止まっている暇はないんですよ。止まったら誰かが自分の見ている夢と似たようなものを持っていっちゃうから。
――ファンも大きな拍手で送りだしたわけですが。
光留 これで3日で戻ってきたらどうするのかな?(笑) でも3日経ったら3日分大きくなって帰りますよ。

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高木 たまたま別件で鈴木みのるさんに電話した時にたまたま佐藤光留と一緒だったみたいで、「ウチの佐藤光留っていうのが……」という話を聞いた時に、公園でメイド姿になってスパーリングをやっている変な人がいたなと思って。それがすごく印象に残っていて、「あの人、大丈夫なんですか!?」って鈴木さんに言ったら「たぶん大丈夫だと思う。オマエのところならなんとかなるだろう」「そうですね。ウチならなんとかなるかもしれないですね」と言ったのが佐藤光留との付き合いの初めでした。最初は変態團から入って、神戸サンボ―ホールで244という超強豪のどインディー選手を相手にシーン現象を引き起こして、控え室でものすごくうなだれるというプロの洗礼を受けたりしてましたけど、その佐藤光留から今年の契約更改の時に「旅に出たい」と言われて。確かに今の彼の環境というのはDDTだけじゃなくなってきたのも事実だし、総選挙で2位になってベルトを獲ったのも4年前だしね。1位になったのも3年前だから、時代はどんどん流れているしね。でもやっぱり彼の感性の鋭いところは、新しい場所をどんどん見つけて、つねに佐藤光留ありきというのをリング上で表現する男なんで。今のDDTだと埋もれやすくなっている状況でもあるんで、そういうことであれば新天地に旅に出るということでね。「それならいいんじゃないの」と快く送り出したということです。もちろん、旅に出ている時に盗難に遭って、全財産なくなったというのもあるかもしれない。にっちもさっちもいかなくなったら戻ってくればいいじゃんって、そんな話をしました。でも佐藤光留のことなんで、こちらから呼びかけない限りは戻ってこないと思います。ウチも必要だなと思ったら呼ぶこともあるかもしれないけど、まずは旅に出ろと言うだけですよ。僕の大好きな本宮ひろ志先生の『男一匹ガキ大将』とかみんな主人公が旅に出るわけで、佐藤光留も自分を磨く旅を目指してほしい。その旅の先には女あり、ハレンチあり、スケベありで頑張ってほしいです。

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セミファイナルはKO-Dタッグ選手権3WAYタッグマッチ。第48代王者組の木高イサミ&宮本裕向は飯伏幸太&ケニー・オメガ、竹下幸之介&遠藤哲哉を相手に7度目の防衛戦。飯伏はIWGPジュニアのベルトも持って入場。選手権宣言をしようとしたところで遠藤が二丁拳銃に襲い掛かって試合スタート。攻守の入れ替わり激しい目まぐるしい3WAYタッグマッチは飯伏が遠藤を逆エビ固めで捕獲すると、カットしようとした竹下をイサミが捕まえて逆エビ固め。飯伏とイサミはその状態でガンを飛ばしあう。遠藤にグーパンチを見舞うイサミの背中にケニーがチョップ。ケニーがエルボースタッブを放つと竹下がカットするが、ケニーが竹下に馬乗りエルボー。イサミはケニーの串刺し攻撃をかわしてダイビング・エルボーを放つが、これはかわされて遠藤へ。ケニーのブレーンバスターをイサミが切り返して宮本とタッチ。「愛してま~す!」のダブルのブレーンチョップは防御されてしまったが「キエーッ!」と奇声を発してのモンゴリアンチョップ。宮本はケニーをフロント・スープレックスで投げて遠藤には卍コブラ。イサミが竹下に蠍固めを決めていると、飯伏がキックでカットする。その飯伏にイサミと宮本は二丁拳銃を発射。ケニーは宮本をSTOP!エンズイギリからコタロークラッシャーで蹴散らすと、竹下にはケブラドーラ・コンヒーロ→飯伏のフットスタンプの合体技。飯伏とケニーは場外の竹下&遠藤、二丁拳銃にクロスラッシュを決める。遠藤にはケニーの波動拳から飯伏がジャーマンで投げようとするが、遠藤が丸め込みで切り返そうとする。これを飯伏は無理やりジャーマンで投げていった、イサミが場外の竹下にトペ・スイシーダ。ケニーが宮本のハンドスプリングをキャッチして、飯伏とのPKこころαを狙う。遠藤がコーナーに登る飯伏をカット。ケニーに抱えられた宮本が切り返してリバースDDTを狙うも、コーナーに登った遠藤がまとめてスタイリングDDT。遠藤がケニーにムーンサルトを浴びせると、続けて宮本がムーンサルトを投下。カバーする宮本を竹下がジャーマンで投げ、さらにケニーにジャーマンSH。遠藤がジャックナイフ式エビ固めで同時に固めるも飯伏がカット。イサミが竹下にトラースキックを放つと、そのイサミに遠藤がトラースキックをブチ込み、ケニーにはトーチャーラックボムを狙う。これをケニーがかわしてバックドロップ。ケニーがニーパットを外して強烈な串刺しニー。飯伏とのPKこころを決めて熱戦に終止符を打った。

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試合後、イサミがマイクを取って飯伏に「返せ」と詰め寄るも、飯伏も額を突き合わせて「返さないです」と言い返す。宮本「イサミさん、僕たちは負けたんです。でも、俺たちは負けてないよな?」イサミ「でもあなたは自分で『負けました』って言いました。俺たちは3カウントを取られていない」宮本「そう。日本語って難しいですね」イサミ「だからな、返せ。ルールわかってんだよ。でも、返せ。わかった。(亜門GMに)今からもう一回タイトルマッチやりたいんですけど」亜門「いやいや、無理なものは無理ですから!」イサミ「ユニオンと666だからそういう…」亜門「そういうことじゃないよ。現実問題無理ですって」イサミ「じゃあなる早で。次はいつですか?」亜門「2月2日の名古屋大会…」イサミ「じゃあそれで」亜門「大丈夫ですか、スケジュール」宮本「空いている」イサミ「じゃあ大丈夫」これに新王者のゴールデン☆ラヴァーズも了承し、2・2名古屋でのKO-Dタッグ選手権試合が決定した。最後にケニーが「今日3WAYマッチで勝ったけど、ヤンキーが完全に負けてないから、リマッチをしてもいいと思いますよ。ちょっと疲れて断りたいですけど、いいチャレンジが欲しいからやりましょうか? なぜならばコイツらは強い」と言って締めた。

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【試合後のコメント】
ケニー 良かったよね、イブシさん。しばらくベルトなくてチョー久しぶりな気がしますね。でも今日、3WAYルールはアメリカのインディーで有名だし、イブシさんがアメリカに来てやっていたから詳しくなりました。だからチャレンジャーチームの勝ち目は最初からなかった。だから今度の名古屋で……。
飯伏 普通のタイトルマッチ。
ケニー そうですね。ヤンキーの心が強いから、2人とも2ヵ月前の同じ気持ちだったから、リマッチができると思います。もちろんゴールデン☆ラヴァーズがリカバーして……。
飯伏 防衛します。

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イサミ 負けは負けだよね。
宮本 こんな形でベルトを落とすのは悔しい。
イサミ 純粋なタイトルマッチで取り返しましょう。
宮本 2月2日、名古屋の…どこ?
イサミ 知らない!
宮本 え!?
イサミ 大丈夫だよ。
宮本 絶対取り返そう。
イサミ もう一回やろう。もう一回勝ってまた100回防衛すればいいじゃん。せっかく6回防衛したけどリセットすればいいんでしょう。気持ちもリセットしよう。熱くなっている部分があるかもしれない。ちょっと一回クールダウンして、取りにいきましょう。今度はチャレンジャーとして。
宮本 また取ればいいだけだから。
イサミ なぜなら。
宮本 俺達は。
2人 強い!

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――負けたがいい経験になったと思うが。
竹下 いい経験は去年たくさんさせてもらっているので、今の僕には結果が欲しい。今日は結果だけ、勝ちだけにこだわったんですけど、最後に遠藤さんを助けることができなくて負けてしまったんで。また挑戦できるように頑張りたいと思います。
遠藤 簡単に獲れないことはわかっていたんですけど、まったく歯が立たなかったです。
竹下 でも自分たちでも成長できているんじゃないかと感じました。手応えは少しありましたよね。その手応えをもっともっと掴んでいかないとベルトには手が届かない。
遠藤 成長していなければ、この機会もなかったし。また、いつになるかわかんないけど竹下と挑戦したいですね。
竹下 僕もずっと「未来を見せる」と言っているので、僕と遠藤さん2人でDDTの未来、プロレスの未来を見せたい。試合を通してでも、ライバルとしてでも、仲間としてでも、お客さんがついてくるような新しいものを見せていきたいです。未来を少し見せられているのかわからないですけど、どんだけ善戦しても結果が絶対必要だと思うんで。でも、今日見てもらったお客さんたちに、次に僕らが通常のタッグマッチでヤンキー二丁拳銃、ゴールデン☆ラヴァーズにそれぞれ勝ってこそ、今日の試合の意味があったと思うんで。そのために今日の反省もしますけど、下ばかり向いていないで、前を見て頑張りたいですね。
遠藤 今日だけがチャンスじゃないんで。「未来」と言ってますけど、絶対に僕たちがDDTの「今」になります。

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メインイベントはKO-D無差別級選手権試合。第46代王者のHARASHIMAは入江茂弘を相手に5度目の防衛戦。序盤はパワーで襲い掛かる入江をHARASHIMAがグラウンドでコントロール。入江が力づくでヘッドロックに持ち込み、グイグイ絞っていく。解除せんとするHARASHIMAに入江はショルダーアタックから再度ヘッドロックへ。そこからサーフボードストレッチへとつないでいく。HARASHIMAはロープエスケープする。入江はエルボー一発でHARASHIMAを崩していく。HARASHIMAはブルドッキング・ヘッドロックからギロチンドロップを見舞い、ローキックで入江の背中を蹴飛ばすも、掴もうとする腕を入江が噛んで抵抗。HARASHIMAはケサ斬りチョップ連打からスナップメイヤー、ニードロップ、首4の字と攻めたてる。入江はロープエスケープ。エルボーの打ち合いからHARASHIMAがミドルキック。さらにハーフダウンの入江の後頭部にドロップキックを叩き込む。これはカウント2。スリーパーから逃げようとする入江にキャメルクラッチ。入江は指を噛んで脱出。HARASHIMAはジョン・ウーからコーナーでのダブルニー連打。さらに頭部を踏みつけていく。入江はカウンターのブラックホールスラムでようやく反撃の狼煙をあげ、串刺しラリアットからテディベア。これはカウント2。HARASHIMAは突っ込んでくる入江をロープを空けてエプロンに出すと水面蹴りからスリングショット・ギロチンドロップ。HARASHIMAはダイビング・カンフーキックから入江をコーナーに上げて雪崩式ブレーンバスターへ。入江もすぐさまブレーンバスターでやり返すと、HARASHIMAもブレーンバスターで投げていく。ラリアットが相打ちに終わると入江がすぐさまブレーンバスターで投げていく。両者起き上がれずダブルダウン。入江は四つん這いの状態でHARASHIMAに頭突きを見舞う。15分経過、入江はHARASHIMAの蹴り脚をキャッチし、腕も固めてしまって頭突き。これでHARASHIMAは額から流血する。入江はさらにランニング・ラリアットを放つもカウント2。そこからフライング・ソーセージを浴びせたがカウント2で決まらない。自分が垂直落下式バックフリップ狙いをリバースフランケンで切り返したHARASHIMAは串刺しダブルニーからファイアーバード・スプラッシュ狙い。これを入江が阻止すると、HARASHIMAが切り返してパワーボムで叩きつけたがカウント2。蒼魔刀を入江はジャンピング・ショルダーで撃墜。入江のエルボーにHARASHIMAもエルボーでやり返す。入江がさらに重いエルボーを打ち込むとランニングエルボーへ。左右のエルボーから向かっていくも、HARASHIMAが延髄斬りからヒザ蹴りで動きを止める。このカバーをカウント2で返され20分経過。バズソーキックを入江がブロックしてのエルボーはカウント2。さらにエルボーを打ち込んでカバーするもカウント2止まり。HARASHIMAは下から蹴り上げて入江の動きを止めるとノーモーションでの頭突き。蒼魔刀狙いは入江が脚にしがみついて阻止するが、HARASHIMAは問答無用に蹴り上げて解除すると、蒼魔刀を放って勝利した。

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試合後、HARASHIMAがマイク。「入江、君はすごく強いよ。こんなになっちゃった」と呼びかけるも入江はうなだれて下がっていく。「入江、何度でもやろう! 楽しかったよ! ありがとう!!」亜門「傷は大丈夫ですか?」HARASHIMA「言わせないでくださいよ」亜門「そうですよね。鍛えてますもんね。(場内ブーイング)どうもすいませんでした。次のタイトルマッチを2・23後楽園でおこないたいんですけど、誰か闘いたい相手はいますか?」HARASHIMA「闘いたい人なら誰でもやってやりますよ!」ここで高梨がリングイン。高梨「こんなすげえタイトルマッチやって勝ったチャンピオンの前に立つのは正直怖いよ。けどな、今ここで俺が動かないとDDTのマットで埋もれて消えちまう。マサ高梨が動くぞ! GM、俺にKO-Dのベルトに挑戦させろ!」亜門「……ダメです!」高梨「なんでだよ!」亜門「確かにHARASHIMAさんは誰でもいいって言いましたけど、誰でもいいって言ったから誰でもいいってわけではないんですよ。それなりに実績がある選手じゃないと挑戦する資格はないんですよ! あなたみたいにいろんなところでコソコソ負けているような汁レスラーが挑戦できるベルトじゃないんですよ!」高梨「おい、テメエは節穴か? 俺が肩にかけているベルトが何かわからないのか? これはチャンピオンのHARASHIMAから奪い獲って幾多の強豪から防衛を続けた大切なベルトなんだよ! この実績があるなら俺は挑戦できるだろ!? なぜなら俺は第988代アイアンマン…」演説ぶっている高梨の背後からヤスが丸め込んで王座移動。高梨は丸腰に。亜門「あの~これで実績がまったくなくなったので、帰ってもらってよろしいですか?」高梨「なんだよ! フザけんじゃねえよ! DDTのマットはいつだって軍団抗争だ! オマエらウラシマクドウとこの俺の軍団で全面対抗戦の決着戦を次回タイトルマッチでやろうじゃないか!」亜門「対抗戦たって、あなたなんのユニットにも所属してないじゃないですか」高梨「ウッ……こんなこともあろうと俺は考えていたんだよ。今日、新軍団を結成の目星もついている。俺の横に立つのはKUDO! オマエ、いつからそっちにいるんだよ。俺と一緒にこいつらと闘おうじゃないか?」KUDO「……ごめんなさい!」亜門「ごめんなさいだー! あの帰ってもらっていいですか?」高梨「あんまりだ~! あんまりだ~!」高梨は亜門GMの靴を舐め、股下を高速で何度も潜り抜ける。亜門「やめて! 恥ずかしいからやめて! わかった! わかった! 一回だけチャンスあげますよ! 2月2日の名古屋大会でウラノと高梨のアイアンマンのタイトルマッチを組みます。そこでベルトを獲り返したら2月23日の挑戦を考えないまでもないですよ」高梨「吐いたツバ飲むんじゃねえぞ、GM! 散々、俺を愚弄しやがって! ここにいる誰もが信じないかもしれねえけど、このニコニコメガネとコイツからベルトを奪って俺が2冠王になってやるからな! テメエらよーく覚えておけよ! バカヤロー!」高梨が退場すると亜門GMはHARASHIMAに「すいませんね。話がこんがらがっちゃって」と謝罪。「僕、高梨でも全然良かったんだけど」というHARASHIMAに「いやいや! あんな汁レスラー、挑戦する資格がないですから。私の中での評価は平田と同じぐらいですから。マイケル、伊橋のちょっと上ぐらいの感じですから。とりあえず2月2日に組んでやったんで、待たなきゃいけないんですけど、取り返せるとは思えないので、それまでに私が相応しい挑戦者を用意しておきます!」と説明。さらに2・23後楽園へのバラモン兄弟の参戦を発表。最後はHARASHIMAの「鍛えているからだー!」で締められた。

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【試合後のコメント】
入江 また勝てませんでした。今日、絶対に勝たないといけない試合で負けました。僕はあの人に勝ちたいとか、あの人を超えたいとか、今の自分が言ったらダメだと思います。自分がもっと強くなるまで言いません。すいませんでした!

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HARASHIMA 入江は悔しい思いをぶつけてきたのか、両国で闘った時以上に勝ちにくる気持ちを感じました。本当に強かったです。技の一発一発が重かったです。頭を割られましたよ。
――チャンピオンの意地で勝てた?
HARASHIMA 負けるわけにはいかないし、僕は両国までベルトを守ると言ったので。
――試合後には高梨選手の挑戦表明もありましたが。
HARASHIMA 次は誰とでもやってやるので倒すだけです。
――「別に高梨でもよかったのに」というマイクもありましたが。
HARSHIMA 僕は気持ちを持っている選手とやりたいので。彼がああいう場で名乗りをあげてくれたのが嬉しいし、そういう気持ちに応えたいです。

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