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【記者会見】高山選手を支援する「TAKAYAMANIA」発足/鈴木みのるは「高山善廣に勇気をたくさんもらったと思うので、ぜひ皆さん力を貸してください」と涙ながらに呼び掛け

4日、東京・後楽園ホール5階展示場にて高山善廣選手に関する現在の容態が発表された。記者会見には高山選手のマネジャーの石原真氏、鈴木みのる、高木三四郎が出席。
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石原 本日はお忙しいところお集り頂きましてありがとうございます。私は高山善廣のマネジャー・石原です。本日は鈴木みのる選手、高木三四郎社長にご同席頂きまして高山の現状報告をさせていただきます。まず5月4日の試合中に本人がケガをしまして、その2日後、5月6日にDDTさんのほうから発表があったと思うんですが、そこから本日まで、皆様にご報告が遅れました事をお詫び申し上げます。 高山の容態ですが、皆さんご存知の通り、5月4日DDT豊中大会中にケガをし、大阪市内の病院に搬送されました。そこで頸髄損傷と診断されました。5月6日、専門の先生がいる大阪市内の別の病院に転院し、5月8日に手術を受けました。術後の経過を見守りましたが、なかなか良い結果が出ない日々が続いておりました。意識はありますが、首から下の感覚がなく、人工呼吸器をつけて呼吸をする状態でした。現在はだいぶ自分で呼吸できるようになり、ICUからHCUに移り、8月初旬に関東のほうの病院で受け入れ先が決まりまして、8月の中旬に関東の病院に転院致しました。現在は呼吸器が外れて自分で呼吸ができる状況でございます。ただ、肩から下の感覚が戻っておりません。お医者様からは頸髄完全損傷、回復の見込みは現状ないと言われております。本人意識はハッキリしているのですが、毎日、病室の天井を見つめていることしかできない日々に、本人も絶望を口にしている状態でしたが、絶望ばかりしていられず、本人は少しでも良くなる望みをもって、プロレス界の帝王は今毎日、リハビリを頑張っております。今回皆様にお集まりいただくことに関しまして高山からコメントをもらいましたので、私が代わりに読まさせてもらいます。
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「この度は私、高山善廣を支援していただく会を発足していただき、また、その発表にお集まりいただきました皆さんに、感謝いたします。去る5月4日、試合中、頚椎を痛めてしまい首から下が全く動かず、また呼吸もできなくなってしまいました。首の手術を受けた後、心臓停止などのトラブルもあり、術後の経過が思わしくなく、なかなか皆さんにご報告できる状況にありませんでした。そんな私のために仲間たちが集まって、私のために色々とやってくれると聞き、感謝の気持ちしかありません。みなさん、どうもありがとうございます。私もどんどんアイデアを出していこうと思っております。リハビリ頑張りますので今後ともよろしくお願いします。 2017年9月1日 高山善廣」

高木 大勢のファンの皆様や各プロレス関係者の方々からたくさんのご連絡をいただきまして、私たちに何かできることはないかと考えまして、今回、有志が集まり、高山選手を支援する団体「TAKAYAMANIA」を起ち上げさせていただくことになりました。予定している活動内容は各プロレス団体様のご協力のもと、試合会場での募金箱設置、応援グッズの販売。高山善廣選手プロデュースによるプロレス興行など高山選手の意見を反映して色々な事を長く継続していきたいと考えております。今後の予定は随時、高山選手のブログに情報をあげていこうと思っておりますので、ご確認お願い致します。活動での収益はすべて高山選手の治療費にあてさせて頂きます。有志を代表致しまして鈴木みのる選手お願いします。
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鈴木 一応有志代表という立場でありますが、昨日、本人に会いまして話ができる状態だったので、いろんな話をしました。高山が俺の顔を見て言った第一声が『G1、誰が優勝したの?』。……体が動かない状態なのにプロレスのことを気にしている。しばらく何時間か一緒にいたんですけど、十何年前に俺も体が良くないし、プロレス………プロレスできないなと思った時に……彼とドン・フライの試合を見まして(涙声)『俺、何やってんだろう』と思いまして、その後、新日本プロレスに上がりまして闘って意気投合して、新日本プロレス、プロレスリング・ノア、全日本プロレスと各メジャー団体を一緒に暴れ回って………そうやって一緒に同じ時間を、すごく濃い時間を共有しまして………何年か前、一昨年はそれぞれ敵になり、命を懸けて闘った…自分の親友です(涙)。今さらこんな「バカヤロー」って人のことをぶっ飛ばしている、こんなクソヤローが何を言っても皆さんに響かないと思いますが、俺なんかどうでもいいので、ぜひ高山善廣に…………(涙声)勇気をたくさんもらったと思うので、ぜひ皆さん力を貸してください。それと彼は言いませんが……UWFの大先輩の前田日明さん、彼の一番最初の師匠である高田延彦さん、力を貸してください。よろしくお願いします。
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ここから質疑応答へ。
――ケガされた直後の会見ではもうちょっと長い診断名だったが、今の説明だと完全損傷ということで、それが正式?
石原 はい。頚髄完全損傷です。
――振込口座はどんどん公に情報を拡散してもいい?
石原 はい。お願い致します。
――高山選手の希望を組んで活動開始とのことだが、スタートする時期は話している?
高木 現状では各団体様にもご協力を要請しておりまして、各団体の試合会場で募金箱を設置させていただこうと思っております。DDTとしましても7日にDNAという大会がございますので、そこから全会場には募金箱を設置して支援を募ろうと思っております。

石原 皆様、本日はお忙しいところ、お越し頂きましてありがとうございました。今後の高山善廣、TAKAYAMANIAを何卒よろしくお願い致します。本日はどうもありがとうございました。

会見後には石原氏が囲み取材を受けた。
――食べ物の咀嚼はできる?
石原 人工呼吸器は外れたんですけど、首に呼吸をする穴を開ける手術もしたので、食べ物を今、鼻から入れている感じです。口からも入れられるんですけど、柔らかいもの、ゼリー状のものを食べている感じです。事故から今日で4ヵ月ですけど、本人は「真(しん=石原マネジャーの名前)、明日よろしくね」と言ってました。コメントをもらって書いたりして「これでいい?」と話をしたら「じゃあ明日よろしくね」と。大阪の病院の状況でなかなか回復は難しいという診断をされて、本人はその時は絶望感があったと思うんですけど、脳梗塞から復帰してますので…復帰という言い方も変なんですけど、できることを頑張っていくということで、「皆様によろしくお伝えください」というコメントでした。
――一部の報道で再手術という話が出ていたが、今後の治療については?
石原 日々の本人の容態…最初は肩のほうも感覚がなくて、どちらかの媒体さんに首から下が動かないと出てましたけど、実際そういう状態であったのは事実なんです。だいぶ少しずつ(戻ってきて)、この辺(肩)を触って「わかる?」と聞いたら「わかる、わかる」と言ってたので。体も大きいし負担もかかるので、今後の日々のリハビリの状況を見ながら、手術の必要があれば手術も(する)。今すぐ何か手術というのはないですけども、先生と話しながらですね。関東の病院に転院してきた時、(移動時間の)2時間半がものすごい負担だったりしたので。関東の病院に転院してやっと落ち着いてきたというのがあるんですね。
――転院は新幹線で移動?
石原 そういう専門の号車がついている新幹線が何本かに一本あるんです。そういうところに主治医の先生と看護師さんと先生の助手、僕と奥様が乗って。救急車で移動して、新幹線に乗って、そこから医療車に乗って8月半ばに転院しました。高木社長がおっしゃってましたけど、正直、治療費等々かかりますので、いろんな方から「何かできることないのか」と心配していただいた状況で、TAKAYAMANIAというのを作ることになりまして。5月6日以来、いろいろご心配していただいたんですけど、何か聞かれても話せる状況になかったのが現状でしたので。皆さんに早くお伝えしたかったんですけど、なかなか何もない状態で、こういう場というのもご家族の方ともお話をした中で難しい状況でしたので。今、転院もしましたし、本人と話した中で「じゃあよろしく」と。彼もセルフプロデュースが上手な人なので、彼のそういったところを(出してもらって)。皆さんの協力を得て、興行でもやるとなれば、高山に「プロデューサーなんだから色々考えてよ」って伝えたら「う~ん」と言ってたんですけど、本人もプロレスにお世話になったんで、いろいろ携わっていきたいと言っていたので。
――ご家族は?
石原 現状本当にしっかり受け入れられていて。本人も大変ですけど、ご家族のほうがもっと大変だと思いますが、ご家族が一丸となって支えようとしていますし。奥様も(高山の)脳梗塞の体験をされている強い方なので、気丈に悲しい顔を見せずに。大阪の病院では、ICUに入っていたので、身内しか入れないんですね。ただ僕は奥さんとの付き合いも古いので病院でも「石原は身内だから」ということで入れる許可が出ていたんですけど、絶対僕の前では弱音を吐くこともなく、最初の頃に落ち込んでいたら、逆にハッパを掛けてもらうぐらい気丈にされてました。
――TAKAYAMANIAの賛同人の名前を出すことは?
石原 まずこういうことをやらせてもらいますということで。各団体さんには「何かあった時には」とお声を掛けてもらっているので、そういうのをこういう形でまとめさせていただきますのでと。今後、具体的なお話はこれからさせてもらう感じなんですけど、団体さんには起ち上げさせていただきますというお話はしています。
――鈴木選手が前田さんや高田さんの名前を出していたが。
石原 高田さんからは「何かあったら」ということで奥様のほうにご連絡をいただいております。高田さんからはすぐに奥様のほうに「何かできることがあったら、いつでも言えよ」という電話をいただいております。本当にいろんな方が、DDTさんだったり、鈴木さんだったり、いろんな選手から個々に連絡をいただいてます。
――チャリティー興行が実現すれば高山選手がプロデューサーになる?
石原 そうです。一回だけ何か、高山チャリティー興行じゃないですけど、高山もプロレス界にお世話になっているので、何か自分ができればということを踏まえて、僕らも長く何かできないかなと考えていて、興行とかさせていただく時は高山のアイディアをどんどん出してもらって、少しでも形にできればと考えてます。DDTさんとか鈴木さんのパイルドライバーにもTAKAYAMANIAのTシャツとかを売らせていただいたり。皆様にとっては事故から4ヵ月なんですけど、毎日毎日、ご家族とも連絡をずっと取ってましたけど、何がどうなるかわからない日が続いてたものでしたから。やっと本人も普通に話せるようになりましたし、コミュニケーションを取って「こういうことをやろう」と本人と話しているので、ご連絡は遅くなったんですけど、高山のアイディアを僕らが皆様のお力添えの中で、形にしていくようにできればなと思います。
――医学的見地からいったら回復の見込みがないと医師から診断されている?
石原 お医者さんは希望的観測で物は話さないでしょうし、今の現状としては頚髄完全損傷で回復は難しいと言われましたので。ただ僕らは本人を含めて奇跡を信じて、少しでもよくなればと願っていますし、本人も闘っています。