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リポート&コラム

【大晦日年越しプロレス後楽園リポート】HARASHIMAが真霜との死闘制し最強トーナメント優勝、3冠チャンピオンで新年を迎える!!

12月31日、東京・後楽園ホールにて「天下統一!大晦日年越しプロレス2013」がおこなわれた。試合前に大日本・登坂栄児社長がリングに上がって挨拶し、関本大介の欠場と伊東竜二の代替参戦が改めて報告された。試合前は全選手入場式がおこなわれ団体別に入場。選手を代表して橋本和樹が「僕は若手枠としてこのトーナメントに参加します。今日は3団体の若手の思いを背負って優勝することを誓います。トーナメントで一番暴れます!」と挨拶。

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第1試合から第8試合まで天下統一!3団体最強決定トーナメント1回戦。第1試合は伊東竜二vsアントーニオ本多。イスを手にして入場した伊東にアントンはセコンドの遠藤哲哉にイスを排除するよう「青森弁で言ってやれ!」と指示を出すが、遠藤は「イス!」と普通のクレーム。パワーで劣るアントンは伊東の左腕を攻めて活路を見出す。アントンはレフェリーのブラインドを突いてイス攻撃。トミー茨城レフェリーが発見して制しするとアントンが詰め寄るが伊東がイス攻撃で逆転。アントンはそれでもテーズプレスでやりかえし、伊東に飛びつき十字固めから腕固めを狙うがニアロープに終わる。伊東のカカト落としをかわしたアントンがバイオニックエルボー。残り3分でダイビング・フィストドロップを投下するが剣山で迎撃されてしまう。伊東はドラゴンキッカーからドラゴンスプラッシュを浴びせて3カウント。

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第2試合は入江茂弘vs梶トマト。スピードで入江をかく乱するトマトだったがスライディング式の首固めをクリアされてしまうと、エルボーからブラックホールスラムで叩きつけられてしまう。直後のブレーンバスター→フライングソーセージで潰されて万事休す。

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第3試合は石川晋也vsvs旭志織。握手をかわして試合スタート。じっくりとしたグラウンドの攻防から旭がヘッドシザースの体勢で押さえ込むもカウント2。卍固めの仕掛け合いで石川がコブラツイストを極める。石川は卍固めを狙うが、これは旭が阻止。旭はバックエルボーで逆転しコブラツイスト。脱け出されると丸め込みでフォールを狙う。石川はクリアしてドロップキック。ランニング・エルボーを射抜くもカウント2。残り1分で石川は卍固めを狙う。残り5秒で腕を取れたがここでフルタイムのゴング。1カウントフォール・ルールの延長戦へ。旭の丸め込みをかいくぐった石川が卍固めを狙うが、旭が切り返して逆さ押さえ込み。松井レフェリーがマットを一つ叩いて勝負が決した。

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第4試合は関根龍一vs岡林裕二。岡林に場内から「ピッサリ!」の声がかけられる。開始早々、ソバットがヒットし、顔面ウォッシュなど威勢のよかった関根だが、その後は岡林のパワーに圧倒される展開。逆片エビをロープに逃げるとフロント・ハイキックからバックドロップ、PKを決めたがカウント2止まり。顔面ヒザ蹴りからのカミカゼ、ダイビング・エルボードロップ、サッカーボールキックと畳み掛けたがカウント2止まり。関根のハイキックを耐えた岡林がラリアットで逆転。パワーボムでキャンバスに叩きつけて勝負あり。

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第5試合はHARASHIMAvsKAZMA SAKAMOTO。HARASHIMAはアイアンマンベルトのみを掛けて入場。KAZMAがアームホイップでHARASHIMAを叩きつけ、クロスボディーからダブルチョップで先制。HARASHIMAもボディーブローからエルボーでやり返すと、KAZMAもエルボーやボディーブローでお返し。HARASHIMAも雪崩式ブレーンバスター→ミドルキック3連打でKAZMAを追い込むも、KAZMAは奇声を発しての地獄突きで反撃し、HARASHIMAをロープに振ってのエルボー、さらにトラースキックでHARASHIMAをダウンさせる。ここでKAZMAが蒼魔刀を狙うがかわされてしまった。HARASHIMAは山折りを決めると本家の蒼魔刀をブチ込んで勝利した。

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第6試合はヤス・ウラノvs橋本和樹。ヤスは睨みつける橋本に開始前から怖気づいている感じ。腕を取られると何とか解除したヤス。逆に腕を極めようとするもハンマーロックに取られてしまう。ヤスは橋本のタイツをズリ下げようとしてロックを解除。「バチバチ打って来い!」という橋本にヤスがエルボー連打で向かっていくが途中で崩れてしまう。ヤスは橋本の攻撃をトミー茨城レフェリーを盾にしてかわすと、レフェリーがダウンしている隙にサミングや顔面踏めつけなどやりたい放題。これに「効くか!」と立ち上がった橋本が串刺しニーから顔面ウォッシュ。フロントネックチャンスリーをカウント2で返されるとフロント・スリーパーで絞っていき、フロント・ネックロックで捕獲する。これを持ち堪えたヤスが延髄斬り。向かっていったヤスに橋本もジャンピング・ラリアットでやり返し、すかさずPKで蹴ったがカウント2。フロント・ベックロックは極め切れずフルタイムのゴング。1カウントフォール・ルールでの延長戦へ。ジャンピング・ラリアットを食らったヤスは場外エスケープ。トムとジェリーばりの追いかけっこを展開した両者。橋本がヤスを掴まえてエルボー連打からリングに戻す。エプロンに上がった橋本をヤスが捕まえて引きずり込むや首固め。トミーレフェリーがマットを一つ叩いて勝負あり。

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第7試合は石井慧介vs竹田誠志。竹田は「オーバー・ザ・トップロープ!」と言って石井を投げ捨てる。大橋レフェリーに注意されると「なしって言うのはわかっている!」。石井が竹田にヘッドシザース。ロープに逃げた竹田はピッチングチョップで追い込むも、竹田もコーナーでのギロチンドロップで反撃。石井はサマーソルトドロップからヘッドシザースを狙うが、竹田がかわしてアンクルホールドへ。石井はなんとかエスケープ。互いにバックを取りあうと石井はコーナーへの投げ捨てタイガー・スープレックス。フィッシャーマンバスターでカバーにいくがカウント2。四つん這いの竹田にカンガルーキックへ。竹田も顔面蹴り上げから国体一回戦スラムを放つ。カウント2で返されて残り3分。石井のニールキックをかわした竹田がロッキンポから投げ捨てジャーマンへ。再びロッキンポを放つがカウント2止まり。竹田は向かってくる石井をかわしてトップロープに叩きつけると、すぐさまキャッチしてジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウント。

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第8試合は河上隆一vs真霜拳號。ショルダーアタックの打ち合いから真霜が河上をいなして場外に出すと、怒った河上がすぐにリングインしてショルダーアタックで倒していく。エルボーとチョップのラリーが続くと、真霜がキチンシンク→ローキック。真霜が串刺しエルボーふからバックドロップで襲い掛かる。河上もブレーンバスターからキャプチュードで反撃すると、真霜とのエルボー真っ向勝負。グラつく真霜になおもエルボーを食らわせた河上がスカーレット・フロウジョンを狙うがかわされてしまう。真霜は真剣でやり返し、さらにハーフダウンの河上に真剣を射抜いて勝利した。

第9試合は木高イサミ&宮本裕向vs石川修司&稲松三郎vsMASADA&高橋匡哉vs塚本拓海&ダニー・ハボックの蛍光灯4WAYタッグデスマッチ。場外戦で試合スタート。リングに戻るやロープに掛けられた蛍光灯が割れ続け、客席から悲鳴があがる。1・2後楽園でBJW認定デスマッチヘビー級王座を争うイサミと塚本が対峙すると互いに蛍光灯を頭で叩き割って意地の張り合い。石川がハボックとエルボーの打ち合い。ニーリフトからロープ越しのラリアットでリング下に蹴散らすと、続いてMASADAがリングイン。チョップの打ち合いから石川がニーリフト。かんぬきでの頭突きのラリーからMASADAは石川の頭部に竹串を突き刺す。イサミが出てくると宮本ともにMASADAに二丁拳銃発射。宮本がムーンサルト・プレスを放つも高橋がカット。高橋がスピアを決めれば塚本がブレーンバスター、稲松にはトラースキックを決めたが、稲松が頭突きから36ハンマーで塚本を倒す。ハボックが出てきて稲松にエルボー連打。さらにイスへのハーフネルソン・スープレックスと続ける。イサミはハボックのファイアーマンキャリーをくぐり抜けてトラースキック。高橋が出てきてイサミにドロップキックからジャーマンSHへ。これはカウント2。イサミが高橋のブレーンバスター狙いを丸め込み、場外のハボックにトペ・スイシーダ。宮本がスプリングボード式カンガルーキックを高橋に決めると、最後はイサミが蛍光灯を添えてのダイビング・ダブルニードロップを投下して3カウント。試合後、マイクを取ったイサミは「年越しの最後まで勝ちましたね。大日本のベルトもDDTのベルトも2人で100回防衛します」とアピール。宮本はファンに「今年もジャニーズを蹴ってプロレスに来てくれてありがとうございます」と感謝を述べる。「まだまだ来年も走り続けたい!」とイサミが言うと最後は「なぜなら俺達は強い!」で中締め。

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休憩明け、登坂社長、DDT・高木三四郎大社長、KAIENTAI DOJO・TAKAみちのく代表がリングイン。「楽でいい」「来年も丸投げで」と方針を決定するとTAKAの「後半戦スタート!」で再開。

第10試合から第13試合まで天下統一!3団体最強決定トーナメント2回戦。第10試合は伊東竜二vs入江茂弘。開始早々から激しいエルボーのラリー。伊東がドロップキックで入江を場外に出すと客席へ投げていく。入江も頭突きでやり返してイスを持ち出すもトミーレフェリーに止められる。流血した伊東に入江はボディープレスなどで襲い掛かり、WARスペシャルで追い詰める。伊東がロープに逃げて5分が経過。伊東はカカト落としからムーンサルト・プレスで飛ぶと入江の突進エルボーをイスで迎撃。すかさず丸め込んで勝利した。

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第11試合は旭志織vs岡林裕二。岡林にはファンから「ピッサリ!」との声がかかる。旭が握手を求めるもサミングでフェイント。怒りの岡林がショルダーアタックで場外まで吹っ飛ばすと、旭は戻る素振りを見せない。岡林が追いかけ、南側客席でアルゼンチン・バックブリーカーで捕獲。リングに旭を先に戻したが、旭はエプロンの岡林を蹴っ飛ばしリングアウトを狙う。岡林はなんとかリングに生還。旭はスリーパーをサミングでかわすとチョップで襲い掛かる。それでもかなわないと見るや旭はサミング。しかし岡林がこれを頭突きで迎撃。ニールキックもかわしてパワースラムからアルゼンチン・バックブリーカーで捕獲。旭がこれを卍固めに切り返そうとするが、岡林もなんとか返して再びアルゼンチン。しかし決めきれずフルタイムのゴング。1カウントフォール・ルールでの延長戦へ。グッタリする旭に岡林が起き上がり小法師逆水平。一瞬の隙をついての旭の丸め込みを凌いだ岡林がラリアットを叩き込むが、旭がカウント1を許さない。ならばと岡林はゴーレムスプラッシュ。かわされるとすぐさま岡林がボディープレスで体を浴びせるがカウント1が入らない。旭の逆さ押さえ込みをリバースした岡林だがパワーボムは切り返されて丸め込まれて1カウント。旭が準決勝進出!

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第12試合はHARASHIMAvsヤス・ウラノ。ヤスがキャンバスに寝そべってフォールを誘う。HARASHIMAが素直にカバーするもヤスが丸め込んだがカウント2。イラつくHARASHIMAにヤスが握手をかわして再び大の字に。HARASHIMAはカバーせんとするが、ヤスは丸め込もうとする。これを察知したHARASHIMAはギロチンドロップで制裁。怒りのHARASHIMAはヤスに串刺しニー連打から踏みつけ。さらにミドルキックを連打していった。ヤスはHARASHIMAのファルコンアロー狙いをかわしてリング下に逃げると観客を羽交い絞めに。エプロンに上がったヤスをHARASHIMAがフロント・ハイキックで落として場外戦へ。場外カウントが数えられる中、ヤスはHARASHIMAにセコンドのワンチューロをヒットさせて先に生還。エプロンから戻ろうとするHARASHIMAを引きずり込んでの首固めをクリアしたHARASHIMAがヤスを丸め込んでフォールを奪って準決勝へ。

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第13試合は竹田誠志vs真霜拳號。激しいエルボーの打ち合いから竹田が飛びつき腕十字。これは真霜がロープに逃げる。すぐさま右腕にニーを落とした竹田はコーナー2段目からのダイビング・ギロチンドロップを右腕に投下した。真霜は竹田の腕狙いをかわして腕十字で逆転。竹田の左腕に狙いを絞ってワキ固めを決めていく。これはロープに逃げられたが真霜が腕へのミドルキック連打。竹田がロッキンポからアームロック、さらに腕固めで追い詰める。これをロープに逃れた真霜と互いに腕を蹴りあうという展開に。竹田はグーパンチから投げ捨てジャーマンで畳み掛け、腕十字へ。切り返そうとする真霜に竹田はクロス・フェースロックを決め、さらに飛びつき腕十字を狙う。真霜がこれをパワーボム気味に叩きつけて解除すると腕を蹴っ飛ばしてから無道へ。これでギブアップを奪って準決勝進出。

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第14試合は男色ディーノプロデュースによる「めちゃくちゃおもしろい試合」。まずはプロデューサーのディーノがリングイン。ディーノから「一つだけ納得いかないことがあります。この試合をやれと言った張本人たちが何もリスクを背負わないことです。だから見届けてほしい」と呼ばれて高木と亜門、登坂と日韓、TAKAとタンク永井が登場。ディーノによると首脳陣はイスに座らされ、付き添いの腹心が口に牛乳を含んで見届けるというもの。腹心が笑って牛乳を噴き出したら首脳陣にかかってしまう仕組みだ。井上リングアナから告げられたルールは時間差入場バトルロイヤルに加え、オーバー・ザ・トップロープ、ピッサリ・ザ・オカバヤシ、オープン・ザ・ドリームナッツの各ルールも加えられた。レフェリーはディーノ。まずはマイケルvs勘九郎でスタートするも、2人ともTバックで互いに食い込ませていると第3入場者のリッキー、さらに第4&5入場者のバラモン兄弟が次々とリングイン。シュウのボーリング攻撃を阻止した大橋レフェリーにケイが墨汁攻撃を浴びせる。マイケルがリッキーのタイツをズリ下げて半ケツ。マイケルと勘九郎でリッキーを丸め込んで退場させる。続いて登場した佐藤光留はスクール水着姿。マイケルとくんずほぐれつをしていると羨ましがった勘九郎がトミーレフェリーのケツを掘っていく。第6入場者の稲葉正人がリングインするとあまりの光景に頭を抱えてしまう。勘九郎は「オマエ、かわいい唇してるな」と稲葉にディープキス。ここで大橋レフェリーがブリーフ姿で復帰。止めに入るとケイのお告ゲルに元ド変態團のマーライオン。怒った大橋レフェリーが光留、マイケルをリング下に落としてOTRにし、襲い掛かったバラモン兄弟にもまとめてドロップキックでOTRにした。第7入場者のKUDOがリングイン。勘九郎に「目を覚ませ」と張り手を食らわしスピンキック。稲葉にはトップロープ越えのダブルニードロップを放つ。勘九郎がバック急所蹴りを放ったところで第8入場者の沼澤がリングイン。沼澤のおもしろ顔面ペイントに日韓は牛乳を噴きだしてしまう。極道コンビへの説教中に沼澤の口から出た「沖雅也」に亜門が反応して噴き出してしまう。第9入場者で登場した大石はふなっしーを模したと思われる全身ペイント。これには亜門もタンクも牛乳を噴き出す。第10入場者の福田も同じようにふなっしーのペイントでまる被り。これには亜門もタンクも牛乳を噴き出してしまう。2人で言い争っている間にKUDO、稲葉がOTRで失格。口論を止めに入った木曽レフェリーが3Dで蹴散らされた。第11入場者の大橋は顔面にストッキングをかぶって、さらにブリーフ姿。ここでディーノがレフェリーとしてリングに戻る。大橋が沼澤を落としてOTRにすると、第12入場者の高尾も頭にストッキングをかぶって登場し、タライを振りかぶっていく。高尾はKUDOをリング下に落として失格にする。第13入場者のヒロ・トウナイも頭にストッキングをかぶっている。すると火野裕士も含めたセコンド全員がストッキングを頭からかぶっている状態。第14&15入場者のSOSもストッキングを頭からかぶって登場。SOSが大石と福田を失格にさせてリング上はストッキングだらけに。最終入場者のオハイオ・イズ・4キラーズまでも頭からストッキングをかぶった姿。高尾を失格にさせるとSOSと白熱した攻防を展開。SOSがオハイオ・イズ・4キラーズをリング下に落として失格にさせると、忘れられていた大橋がSOSの2人にリング下にいたオハイオ・イズ・4キラーズにプランチャを指示して飛ばすも、大橋だけがエプロンに着地して優勝。気づいたら首脳陣は牛乳まみれになっていた。試合後、ディーノは「これでスッキリしました。あなた方の白い顔が見たかったのです。あと1時間ですよ。私は精一杯やりました。残るところ3試合。この試合よりもおもしろい試合やってくれますよ! それではテンション上げて休憩に入ります!」と呼びかける。口に牛乳を含んでいた永井に「TAKAさんのこと好きですか?」。これに永井は牛乳を噴きだしてしまうも、その先はなぜか高木大社長だった。

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休憩明けはサムライTV「インディーのお仕事」が制定する「インディーのお仕事大賞2013」の発表へ。ニューカマー賞は高橋匡哉が受賞。「急に僕が呼ばれてビックリした」(高橋)。ベスト興行賞はDDT8・18両国国技館大会。盾を受け取った高木三四郎大社長(シャワーを浴びた直後でバスタオル1枚)は「毎年この賞を独占し続けます!」と宣言。バラモン兄弟を引きずり下ろしてベストユニット賞に輝いたのは木高イサミ&宮本裕向のヤンキー二丁拳銃。「自分で自分を褒めてあげたい」(イサミ)「嬉しいです!」(宮本)。ベストバウト賞は大日本11・4横浜でのBJW認定デスマッチヘビー級選手権試合◎<王者>石川修司vs木高イサミ<挑戦者>。「負けたけどチャンピオンとして責任を果たせたのかなと」(石川)「チョー気持ちいいです!」(イサミ)。場内は「ユニオン」コールに包まれた。MVPは飯伏幸太、関本大介を押さえて木高イサミが獲得。今年のインディー界の顔という評価を得た。史上初の3タイトル獲得に場内は「イサミ」コール一色。「言葉がないです。僕を入団させてくれたKAIENTAI DOJO、成長させてくれたDDT、戦場として闘わせてくれた大日本にありがとうと言いたいです。僕はユニオンをこの3団体を超える団体にします」(イサミ)。

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第15試合&第16試合は天下統一!3団体最強決定トーナメント準決勝。第15試合は旭志織vsHARASHIMA。互いに握手をかわしてスタート。グラウンドの攻防から旭が卍固めを狙っていくが、HARASHIMAが腕を取って抜け出す。旭が日韓レフェリーを盾にしてHARASHIMAに阿吽。HARASHIMAの山折りをかわしてジャックナイフ式エビ固めで丸め込むなどテクニカルに攻める。攻勢に出た旭がHARSHIMAをリングに戻してトップロープ越えのフットスタンプ連打。串刺しのスライディングキックから改めて卍固め狙い。グラウンドに引き込んで絞っていこうとするがHARASHIMAの抵抗に遭う。決まってもニアロープで逃げられてしまった。HARASHIMAもカカト落とし連打で逆転するとキャメルクラッチ、弓矢固めで追い込みスリングショット・レッグドロップへ。ファルコンアローを決めて残り3分。スワンダイブ式ボディープレスをかわした旭はHARASHIMAをエプロンに出して顔面を蹴り上げると阿吽へ。HARASHIMAがこれをキャッチしてクロス・ヒールホールドへ。これはニアロープ。HARASHIMAはバズソーキックから蒼魔刀狙い。これをかわした旭がモダンタイムス。カウント2で返されてお丸め込んでいく旭はさらに阿吽へ。これもカウント2で決まらない。残り30秒。HARASHIMAがハイキックを決めると蒼魔刀。かわした旭に腕十字を狙ったが決めきれずフルタイム。1カウントフォール・ルールによる延長戦へ。HARASHIMAの山折り狙いを丸め込む旭。カウントを入れさせないHARASHIMAになおもダイヤル固めを狙うがフォールは奪えない。すかさずHARASHIMAが蒼魔刀を打ち抜き勝負あり。ここで選手がリングインしてカウントダウン。後楽園ホールは無事に2014年を迎えた。

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【試合後のコメント】
旭 引き分けに持ち込めて1回戦2回戦は予定通りと言っちゃあ、なんとかなったんですけど、HARASHIMAさんには通用しなかったというか、1カウントルールであろうと何であろうと、勝てる強さなのが王者なのかなと思います。僕の力不足だったんで悔しいですね。僕がいくことが大会としてのサプライズになるでしょうし、KAIENTAI DOJOのためになると思ったんですけど、悔しいです。無念です。力不足です。ありがとうございました。

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セミファイナルの第16試合は伊東竜二vs真霜拳號。伊東が奇襲のドロップキックを放って試合スタート。場外戦に引きずり込むとイス攻撃で真霜を痛めつける。リングに戻ると伊東が真霜にローキック。ボディースラムからムーンサルト・プレスを浴びせたがカウント2止まり。ならばとドラゴンスプラッシュを狙ってコーナーに登るも真霜が蘇生して追いつき、雪崩式ブレーンバスターを仕掛ける。伊東が真霜をエルボーで落として「ハッピーニューイヤー!」とドラゴンスプラッシュを投下するもかわされて自爆。真霜はハーフダウンの伊東への真剣で盛り返すと垂直落下式ブレーンバスターで勝負あり。

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【試合後のコメント】
伊東 正直悔しいですね。自分はデスマッチ側の人間だとか、大介の代わりで急遽決まったとか、そういうのは全く言い訳にはしたくないですし、優勝できなかった、準決勝止まりというのが自分の実力だと思っています。もっともっと精進して、強い人間になりたいです。

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小休止を挟んでのメインイベントはHARASHIMAvs真霜拳號の天下統一!3団体最強決定トーナメント決勝戦。グラウンドの攻防からローキックの差し合いと緊迫感あふれる攻防。エルボーでヒートアップしたHARASHIMAをあざ笑うかのようにノラリクラリと場外に逃げる真霜。HARASHIMAが追いかけるとすぐにリングへと戻り、エプロンのHARASHIMAにロープ越しのドラゴンスクリュー。すぐさま裏ヒザ十字で追い詰める。真霜は左ヒザへのストンピングから掴みにかかるも、HARASHIMAは空いている脚での延髄斬り。真霜の突進にヒザを合わせてダウンさせた。HARASHIMAはファルコンアローを決めて山折りへ。蒼魔刀は真霜がブロックしてアンクルホールドに切り返し大逆転。足4の字も持ち込むと、HARASHIMAは逆水平で解除せんとするが真霜はエルボーで抵抗を封じる。そこからヒザ立ちでのラリー。ミドルキックの打ち合いからハイキックを交錯してダブルダウン。HARASHIMAがジャーマンで投げれば、真霜は真剣からバズソーキックへ。これはカウント2。15分が経過すると、真霜は垂直落下式ブレーンバスターを仕掛ける。HARASHIMAが堪えてリバース・フランケンから蒼魔刀。しかし真霜もカウント2でクリア! 真霜はHARASHIMAのバズソーキックをガードすると再び垂直落下式ブレーンバスターを狙う。これをHARASHIMAが足をバタつかせて阻止するとハイキック→つるべ落とし→スワンダイブ式蒼魔刀の畳み掛けで3カウント奪取。死闘を制してトーナメント優勝を果たした。

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試合後、三田佐代子キャスターによる優勝者インタビュー。HARASHIMA「(今の心境は?)素直に本当にうれしいです。(相当しんどそうな顔をしていたが?)鍛えているんで大丈夫です。(このようなトーナメントは初めてだったが?)素晴らしい機会を作っていただき、いっぱい試合もできたんで。夜中に試合するのもキツかったけど勝てて嬉しいです」。その後、優勝パネルを持ってHARASHIMAを祝福しに現在闘病中のアブドーラ・小林が駆けつける。アブ小は「次は挑戦者で!」とHARASHIMAへの対戦に名乗り。客席から「今!」とはやされると「夏まで待って!」と応える。場内からは「待ってるぞ!」の掛け声から惜しみない拍手が送られた。その後、出場全選手がリングに集結し、ファンに餅が振る舞われる。最後はHARASHIMAの「なんでかって? それは鍛えているからだー!」からの一本締めで大会は終了した。

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【試合後のコメント】
真霜 負けました。2013年最後にして、2014年最初に負けちゃいました。勝てばアイアンマンを獲れるチャンスだったんですけれど、幸先悪いですね。これはもう今年、2014年の年末にもう一回やりましょう! やってください! リベンジします! 今度は優勝。
――HARASHIMA選手とは久しぶりにの一騎打ちでしたが。
真霜 久しぶりというか、ちゃんとした一騎打ちは初めてだと思いますよ。今日もちゃんとしたと言っていいのかわかんないですけど、万全の状態でもう一回と言い来ですね、HARASHIMAさんへのメッセージとして。今日も負けは負けとして受け止めましょう。でも、万全の状態でもう一回やりましょうということですね。

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HARASHIMA 初めてのこういう団体ごとのワンナイト・トーナメントに参加させてもらって、優勝させてもらって本当に嬉しいです。本当に一杯一杯です(苦笑)。
――1日に4試合は今までありました?
HARASHIMA シングルで単純にトーナメントで4試合はないと思います。
――興行自体も特殊でした。
HARASHIMA やっぱりこの年越しの夜中にやるって時点で普通じゃないのに、そこでシングルトーナメント4試合を結果、闘うというのはなかなかそういう機会もないですよね。ある意味、そういう貴重な日に団体で集まってすごくいい興行ができたのかなと思います。勝てて本当に嬉しいです。
――無事にアイアンマン王座を守り切って3冠王者として年を越したが。
HARASHIMA そう! 絶対これで年越したいって言ってたので、落とさなくてよかったです。アイアンマンはいつでも動く可能性があるので、つねに入場の時は巻いてたんですけど、取られなくてよかった。
――改めて真霜選手はいかがでした?
HARASHIMA 強いですよ。お互いに万全の状態でないので、また彼が闘いたいのであれば万全の状態でやってもいいのかなと思います。強いですよ、本当に。
――強いというはどのあたり?
HARASHIMA 打撃の一発一発の威力と、今回垂直落下式ブレーンバスターだけは絶対食らうもんかと。それを食らわなかったのが僕の勝因だと思います。
――旭選手ともこういう機会でもないと当たらないですね。
HARASHIMA そうですね。彼も独自の動きとかあって、15分やったあとのワンカウントは相当焦りました。あっちはそういう試合が得意じゃないですか。でも楽しかったです。
――3団体の最強の称号を得たということで2014年はどうしたい?
HARASHIMA 最強トーナメントで勝ったんですけど、あくまでトーナメントなので、今回はたまたま僕が勝ったのかなと思います。今回出てない人もいるし、実力を出さずに負けた人もいると思うんで、一概に僕が一番強いとは威張れるものではないと思うんですけど、こういう機会で一番になったのはすごいですね。僕と闘いたい人がいたら、どんどんやってみたいですね。

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【3団体代表の総括】
高木 やっぱり3団体最強を決めるということで、どの試合もクオリティーが高くて。3団体のレベルの高さというか、どこに出しても恥ずかしくない試合の連続だったという気がします。逆に自信が持てたというか…どうでした?
TAKA 試合に関しては本当に新鮮であり、激しくあって、楽しくもあって、おもしろかった。最初は一日でこのトーナメントはどうかなと思ったんですけど、10分1本勝負延長ワンカウントっていうのはスリリングな感じを生んで、真っ向勝負では勝てないかもしれない旭志織とか、ヤス・ウラノといった頭を使ったレスラーが這い上がれて非常におもしろかったと思います。
登坂 非常に興味深いカードが続いて、1回戦はマッチメーカーの妙があっておもしろかったと思いますし、2回戦はそれを越えた上でそれぞれが個性出しておもしろかったと思いますんで、その抽出されたミルドリップな決勝戦はもちろん見応えありましたし、ウチとしては関本が出せなかったのは非常に残念なんですけども、また機会があれば見たいと思います。

――一回限りではもったいない?
高木 真霜選手にしても大日本の選手にしてももう一丁っていうのはあると思うんで、そこはお互いの個々の交流の中で出て来ることなんじゃないかというのもありますし、あくまで大晦日っていう舞台でなんで、年に1回やるようなことでもないのかな。4年に1回ぐらいの超人オリンピックぐらいの意味合いがあってもいいのかなと。
登坂 また切磋琢磨して、4年後とかにやればいいですよ。次回やる時はじゃんけんから始まります。まずは有象無象のレスラーたちが、ディファとか新木場1stRINGに集められて、隣にいた人間とじゃんけんするところから始まります。4年後の予言です。
高木 でも4年後の有明の地域はオリンピックでどうなっているかわからないから。
登坂 地域がですよね?
高木 オリンピック村になってるかもしれな いですし。
登坂 オリンピックに燃えてる熱を我々が利用してやりますよ。
高木 7年後の2020年に。
登坂 7年後を語れるんですよ、このインディペンデントが!
TAKA プロレスオリンピック?
高木 いいですね、プロレス村オリンピック。
登坂 閉鎖的な村でやる。終わった後は開放できますからね。
高木 いいキーワードができましたね。
登坂 プロレス村オリンピック。
高木 そういえば、2006年にやったレッスルエキスポも、あのへんじゃないですっけ。
登坂 あれ先駆けですから。あれは見た者だけが語れるね。
高木 電流爆破中に停電するとかね。すばらしいですよ!
登坂 神ですよ!
高木 神でした!
登坂 エキスポやって次は我々はオリンピックを目指そうという動きになっているというのも、すばらしい気がしますね。
高木 もうこの大晦日シリーズって9年ぐらいやっていますか?
登坂 9回目。
高木 なんか初めてですよね、こういうことやったのは。例年バラエティ色が豊かな感じだったんですけど、たまにはこういうピリッとした勝負論が根付いたものもいいのかな。
登坂 さっき高木さんが言った「どこに出しても恥ずかしくない試合ばかりだった」っていうのは、準決勝の前の試合はどうかと思うので、全てというのは疑問がつくね。
高木 最初は純粋にトーナメントだけだったのが、いつの間にかああいう牛乳のコーナーができたりとかしたんで、おかしいですよね。

――毎年3団体の代表の扱いも雑になってきてます。
登坂 なんにも聞かされてませんからね!
――牛乳を浴びせられて終わるという。
登坂 汁男優以下ですよ、代表なのに。汁男優を超えるぐらいの雑な扱いですからね。
高木 最初は純粋にトーナメントだけという話だったんですけど、いつの間にか急に牛乳のコーナーができたりもしたんで。きょう紅白歌合戦の最中に大島優子さんが突然AKB48卒業のコメントを出して、バックステージおよびお茶の間が騒然としたらしいですよ。我々3代表も卒業して、次の代表にすべてを託すと。
登坂 託すということをやってやりましょうよ。
TAKA 今年の大晦日は会場にも来なくていいような。
登坂 卒業しましょう。
高木 お互いの団体から一人ずつぐらい出してね。
TAKA ウチは関根か、タンクか。
高木 ウチだと福田とかですかね。
登坂 ウチも大橋という…新世代な感じがしますね。

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