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【ガンバレ☆クライマックス 2017 1st ROUNDのまとめ】ガンバレ☆クライマックス開幕!/大家に敗れたが大会を締めた今成!離乳食の動画を見せてきた大家に「あんたが子供に目を向けているエネルギーをもっとガンプロにも注いでほしい!」/冨永が勝村に一発逆転の大金星!/百田親子を翻弄して勝利したカシンが、2回戦でKENSOと対戦決定/KAZMA、GENTARO、伊藤、クリストも1回戦突破!

11日、東京・板橋グリーンホールで「ガンバレ☆クライマックス 2017 1st ROUND」がおこなわれた。まずはガンバレ☆クライマックス2017スーパーバイザーの翔太が、スーツ姿でリングに上がり、「本日はこの暑い中、本当にたくさんの興行がある中、ガンバレ☆プロレスを選んでくれた皆さん、本当にありがとうございます」と言うと、昨日29歳になったばかりだという翔太が、29歳最初の仕事がガンプロだったのは嬉しいという。「今成さんがTwitterで書いていましたが、ガンバレ☆クライマックスには何の賞金もありません! 賞品もありません! だけど、それでもバックステージにいるみんなが優勝したいと思っています! モノじゃなくて夏っていうのは、みんな変わりたいんですよ! 9月1日の始業式で変わったと思われたい……夏って自分を変えたがる季節だと僕は思っているので。今成さん、大家さんだけじゃなくて、やっぱりどこか自分を貫きたい、変わった自分を手に入れたいと思っている人たちが必死に3日間闘って、最終日、一人しか優勝は出来ないですけど熱い闘いを見せてくれると思いますので、最後まで皆さん3日間足を運んでいただけたらと思います。それではガンバレ☆クライマックス2017、開幕致します!」と開幕宣言すると、『BE TOGETHER』に乗ってトーナメント出場者の入場式へ。GOTAはリングに上がらず。リングサイドから対戦相手の伊藤を挑発していく。KAZMAもリングには上がらず、GOTAと握手。さらに勝村ではなくマスクマンのガンバレ☆ザ☆シューターが登場し、選手や観客からどよめきが起こる。カシンとKENSOは入場式を辞退。そして選手を代表して大家が「ガンバレ☆プロレス初の三連戦、シングルトーナメント……トーナメントというのは1回でも負けたらそこで終わりです! ということは、このトーナメントに出る選手全員が背水の陣を引いて臨んでおります! 背水の陣、その気持ちで臨んでいる、その俺たちみんなの! 気持ちを! ぶつけ合って! 熱い熱い3日間にしたいと! 私たちは思っております! 俺たち全員が優勝を狙っている! 俺も優勝を狙っている! 皆さん、応援よろしくお願いします!」と熱く言い放った。

第1試合は脇田真一朗vsGENTAROのトーナメント1回戦。ガッチリ握手を交わしてから試合開始のゴングが鳴ると、まずはGENTAROがヘッドロックでグラウンドに持ち込む。一気に袈裟固めに捉えたGENTAROだが、脇田はロープに足を伸ばす。スタンディングで腕を取ったGENTAROはハンマーロックに捉えると、脇田の腕に足をねじ込んで腕へのリバースインディアンデスロック。脇田も立ち上がってチョップを打っていくと、フロントネックロックに捉える。しかし、ジワジワと首を抜いたGENTAROは、脇田の手のひらを踏み潰すとリストロックで絞りあげる。さらにカウンターエルボーからサミングを見舞ったGENTAROだが、脇田も何とかドロップキックを返す。ダメージでなかなか次の攻撃にいけない脇田は張り手。張り手を返したGENTAROは「もっと来い!」と挑発。脇田は左右の張り手からボディスラムを狙うが、GENTAROは逆にボディスラムで叩き付けていく。さらにサイドスープレックスで投げたGENTAROは串刺し攻撃を狙ったが、ジャンプしてかわした脇田は串刺しドロップキック。さらにブレーンバスターで投げてからミサイルキックを発射。ブレーンバスヤーを狙った脇田だが、強引に着地したGENTAROはバックを取るとジャーマンスープレックスで投げて3カウント。GENTAROが2回戦進出を決めた。

第2試合はハリウッドGOTAvs伊藤崇文のトーナメント1回戦。伊藤は入場時から明らかに不機嫌な表情でGOTAを睨み付ける。試合開始直後、伊藤がミドルキックを叩き込むと、明らかに効いている様子のGOTA。強がってみせるGOTAはミドルキックを放っていくが、明らかに届いていない。ニヤリと笑って「カモーン」と挑発するGOTAに、伊藤はワキ固め。どうにかロープに逃れたGOTAだが、伊藤はGOTAに組み付いてハリウッドTシャツを剥ぎ取る。これでスイッチが入ったのか、GOTAは至近距離からミドルキックを出すと掌底を連打。伊藤も前蹴りからローキック。さらにあらぬ方向を指差し、GOTAがそっちを向いた瞬間にローキック。これに怒ったGOTAは張り手を叩き込むと、ローキックの空振りからランニング・クロスボディー。さらにコーナーに登ったGOTAだが、立ち上がった伊藤はコーナー上のGOTAにボディブローを連打。さらに自らもコーナーに登っていくとスリーパー。GOTAは伊藤を突き落とすと、ダイビング・クロスボディーを狙ったが、ロープに足が引っ掛かり転落。すかさずスリーパーに捉えていく伊藤。これでGOTAが落ちてしまったため、レフェリーが即座に試合をストップ。伊藤が2回戦でGENTAROと対戦することが決定した。

第3試合はデイブ・クリストvs安部行洋のトーナメント1回戦。「今年もコミケに行けなかった」安部は久しぶりに「安部★自演乙★行洋」とコールされた。カニ挟みでクリストを倒した安部だが、クリストもすぐに立ち上がってみせる。安部は平田一喜ばりの手刀を叩き込むが、クリストにはまったく効いていない。逆に逆水平チョップを叩き込んだクリストだが、安部は鼻をつまんでいくと、顔面に低空ドロップキック。しかしクリストはトップロープを下げて、安部を場外に転落させるとエプロンからランニングローキック。さらにダウンした安部に乗っかって踏みつけると、イスに座らせておいて顔面にバイシクルキック。そして四方の観客にどくようにアピールしたクリストは、安部を連れてリングサイドを一周。そしてどこかにぶつけると思わせておいて、リングに戻すというフェイント。チョップ合戦から安部はエルボーを連打するが、バックドロップで投げたクリストはシットダウン状態の安部の胸板に肘を連続で落としてから、顔面にニードロップ。さらにパントキックから串刺しジャンピングハイを叩き込んだクリストは、一気にチキンウイング・アームロック。どうにかロープに逃れた安部だが、クリストは手拍子を煽ってからロープに飛ぶ。ここで安部はSTOP!エンズイギリ。さらにウィッチブレイドからコンプリート・ショットで叩き付けると、そのまま変形ゆりかもめに捉える。ロープに逃れたクリストは串刺し攻撃を狙った安部を蹴りで迎撃すると、飛び付いてから丸め込むがカウントは2。安部はしつこく串刺し攻撃を狙うが、クリストはエルボーで迎撃。ならばと安部はクリストを何度もクルクル回してから逆さ押さえ込み。カウント2で返したクリストに安部はカミゴェから片翼の天使を狙ったが、うまく脱出したクリスト。ならばと安部はごんぎつねでの目突きを狙ったが、これもかわしたクリストはシスターアビゲールの体勢からDDTで叩き付けるスクエア・アンド・コンパスを決めて3カウント。クリストが2回戦進出を決めた。

第4試合はKENSOvsベン・マッコイのトーナメント1回戦。咆哮するKENSOだが、まずはマッコイとバックと腕の取り合いに。マッコイはKENSOがテーピングしている左肩を極めていくと、KENSOは辛そうな表情でロープに逃れる。するとKENSOは観客の歓声を煽ってからマッコイに握手を求めていく。素直に応じたマッコイだが、KENSOは次の瞬間、張り手をお見舞い。ブーイングが起こる中、マッコイを場外に連れ出したKENSOは張り手を見舞ってから鉄柱に叩き付けていく。さらにイスで殴打してからマッコイをリングに戻してラリアット。執拗にカバーするKENSOだが、マッコイも必死に肩を上げていく。かなりスタミナを奪われた様子のマッコイだが、ショルダースルーを狙ったKENSOを蹴り上げるとエルボーを連打。だが、ロープに飛んだマッコイにカウンターのラリアットをブチ込んだKENSOはSTFへ。リング中央でガッチリ決まったが、マッコイはどうにかロープに逃れた。観客に「ベン、ベンうるせーんだよ!」と悪態をついたKENSOはケンソーコールを煽るが、観客は「ベン」コール。KENSOは不機嫌そうにマッコイに張り手を見舞っていくと、串刺し攻撃を狙ったが、かわしたマッコイはスクールボーイ。続けて首固めで丸め込むが、カウント2で返したKENSOはカウンターのラリアットを返すとチョップ合戦を仕掛けていく。マッコイも「カモーン!」と真っ向勝負を挑んでいくと、エルボーを連打。さらにラリアットでKENSOをなぎ倒すと対角線ダッシュのフォアアームを連打。そしてリバースDDTで叩き付けたマッコイは、コーナー最上段からダイビング・エルボードロップを投下。カウント2で返したKENSOは、続くマッコイのミサイルキックをかわして自爆させると魂のレッグロックと名付けた足4の字固めへ。どうにか反転させようとしたマッコイだが、KENSOはそれを許さず「ケンソー」コールを煽る。逆に「ベン」コールが起こったのだが、マッコイはここでギブアップ。KENSOが2回戦進出を決めた。

第5試合は力vsケンドー・カシンのトーナメント1回戦。力は父・百田光雄をセコンドに従えて入場。するとカシンはその百田の入場テーマである『ロッキーのテーマ』の“前奏部分”を前奏にした『スカイウォーク』で入場。「体重48キロ」とコールされたカシンだが、見るからにそれ以上ある。さらにカシンは力のセコンドである百田を牽制するが、力から握手を求められると困惑気味。結局カシンは握手に応じなかったが、力は最敬礼してから試合開始。ロックアップからロープに押し込んだ力だが、まずはクリーンブレイク。今度はカシンから握手を求めると、力はあっさり応じたのだが、カシンは次の瞬間蹴っていく。そこからタックル宇でテイクダウンを奪ったカシンだが、力は何と下から腕十字で切り返す。ロープに逃れたカシンは「どういうことだ、これ」とつぶやくと、もう一度タックルを仕掛けるが、力はうまく潰して背後に回ると胴絞めスリーパーへ。これもロープに逃れたカシンは、一旦場外にエスケープ。力のグラウンドテクニックが予想外だったのか、「どういうことだよ、レフェリー」と言いながらリングサイドを歩いていくカシンは、青コーナー側で百田と睨み合いに。そこからリングに戻ったカシンがエルボースマッシュを叩き込むと、力も逆水平チョップで応戦。だが、エルボーでなぎ倒したカシンは力の足を引っ張って鉄柱の間から場外に出すと、マイクのコードで両足をグルグル巻きにして動けないようにする。リングに戻ったカシンが力にストンピングを浴びせていると、堪らず百田が乱入してカシンにチョップを連打。さらに羽交い締めにすると、レフェリーにコードを解いてもらった力が逆水平チョップ。さらにセーバーチョップを投下したが、カシンは木曽レフェリーを引っ張って誤爆させる。レフェリー不在の中、イスを持ち込んだカシンは木曽レフェリーを心配する力に向かって背後から思いきり振り下ろす。思わずエプロンに上がってきた百田だが、カシンはイスを投げ渡す。そこに木曽レフェリーに代わって松井レフェリーが入ってきたため、百田からイスを没収しようとする。その隙にカシンはなおも力に対してイスを振り上げるが、力はイスの上から脳天唐竹割り。イスを吹っ飛ばされたカシンに、もう一発脳天唐竹割りを狙った力だが、カシンは素早く拾ったイスを投げつけて迎撃。すかさずカシンはチキンウイング・アームロックに捉え、ギブアップを奪った。

試合後、まだアームロックを外さないカシンにつかみかかり、場外に投げ捨てた百田はイス攻撃をレフェリーに抗議。力も怒りの形相で「カシン!」と叫ぶがあとの祭り。カシンが2回戦でKENSOと“元新日本プロレスであり元全日本プロレス対決”が実現することになった。

第6試合はKAZMA SAKAMOTOvsタノムサク鳥羽のトーナメント1回戦。KAZMAも慎重に距離を測っていたが、鳥羽は不意を突いた右ストレート一閃。堪らず場外にエスケープしたKAZMAだが、追いかけていった鳥羽はボディブロー。KAZMAもどうにか張り手を返すとエルボーから鉄柱攻撃を狙う。だが、うまく防御した鳥羽は振り向きざまにフックをブチ込む。場外でKO状態のKAZMAだが、場外カウント19で辛くもリングに戻る。だが、鳥羽はローキックでKAZMAに片ひざをつかせると、間髪入れずバズソーキック。カウント2で返したKAZMAだが、鳥羽はソバットからパンチの構え。「ちょっと待って!」と手を伸ばしたKAZMAだが、アッパーでその手を振り払った鳥羽はストレートをKAZMAの顔面に叩き込む。しかしミドルキックをキャッチしたKAZMAはドラゴンスクリュー。さらにガットバスターからフットスタンプを落とすが、鳥羽もカウント2で返す。やや朦朧としているKAZMAだが、それでも逆水平チョップとエルボーを交互に叩き込んでからのコーナースプラッシュ。ボディスラムを狙ったKAZMAにニーリフトを叩き込んだ鳥羽だが、KAZMAもエルボーを返すとロープに飛ぶ。鳥羽はカウンターパンチで迎撃するがカウントは2。右フックを叩き込んだ鳥羽だが、KAZMAも返す刀でフロントキック。鳥羽のパンチとKAZMAのフロントキックの打ち合いになると、鳥羽のパンチを倒れずに受け止めたKAZMAがトラースキック。これで片ひざをついた鳥羽にランニングニーをブチ込んだKAZMAは、一気にみちのくドライバーIIで叩き付けて3カウント。試合後は互いに健闘を称え合い、観客からも惜しみない拍手が送られた。そしてこの結果、KAZMAが2回戦進出を決めた。

セミファイナルは勝村周一朗vs冨永真一郎のトーナメント1回戦。冨永のタックルをかわした勝村は、いきなり腕十字に捉えていく。悲鳴をあげながら逃れた冨永は、両手を広げた勝村にタックルを仕掛けるが、勝村は潰してアームロックの体勢に。冨永も前転してかわすとそのまま脱出。ニヤリと笑った勝村はバックを取った冨永に対し、前転して逆にバックに回る。腕十字を仕掛けた勝村だが、上になった冨永は防御の態勢。勝村が下から三角絞めを狙うと、冨永は強引に変形のテキサス・クローバー・ホールドを仕掛けるが、勝村が腕十字で切り返すとロープに脱出。場外に出た冨永は寝転がって挑発。勝村が場外に追いかけて行くと、リングに戻った冨永。するとお互いに寝転んで挑発。ゆっくるとリングにもだった勝村は、タックルに来た冨永にオモプラッタを決めると、さらに前転してヒザ十字固めへ。ロープに手を伸ばす冨永の腕を取ってワキ固めに捉えるが、冨永はどうにか足をロープに伸ばした。それでも「来いよ、オラ」と挑発した冨永は、勝村をコーナーに押し込むとストンピング。しかし押し返した勝村はクロスヒールホールドに捉える。これもロープに逃れた冨永はしゃがんだまま「来いコラ!」と挑発。勝村もしゃがんでいくと、立ち上がった冨永は素早く足4の字固めに捉える。だが、勝村が反転すると冨永はロープに手を伸ばしながら回転。元の状態に戻ったところでロープには逃げずに足4の字を決め続けた冨永だが、勝村が反対側に反転すると、慌ててロープに脱出。カニ挟みで倒した冨永はSTFを狙うが、勝村は変形のリバースバイパーホールドで切り返す。さらにIVニーロックから変形のグラウンドコブラに捉える。ここで冨永は勝村の指を掴んで強引に脱出。場外で一旦間を取った冨永はリングに戻ると、ようやくタックルでテイクダウンを奪う。腕決め袈裟固めに捉えた冨永だが、ヘッドシザースで切り返した勝村は足取り腕十字の体勢に。10分を経過し、「何回もエスケープしたら負けとかないよな?」と確認してからロープエスケープ。冨永はカウンターのドロップキックを返すと、一気にムーンサルトプレスを投下。続くJKをキャッチした勝村はパンチからDDTで叩き付けると、息にチキンウイング・アームロックへ。これもロープに逃れた冨永だが、勝村はロープに持たれかかる冨永に、スリングショット式低空ドロップキックを叩き込むとミサイルキックを発射。さらに滞空時間の長いフィッシャーマンバスターからニンジャチョーク。ここで冨永はレフェリーには見えず、勝村にだけ分かるようにタップする。勝ったと思って技を離した勝村だが、レフェリーは気付いておらず認めない。その瞬間、冨永はスクールボーイで丸め込む。カウント2で返した勝村だが、冨永はもう一度スクールボーイで丸め込む、両足をロープにかける。しかし、これは木曽レフェリーが気付く。「バレたか」という表情の冨永を見て、勝村は怒りの攻撃。打撃で追い込んでいった勝村だが、冨永は木曽レフェリーを引っ張って盾にする。さらに木曽レフェリーをぶつけて勝村が止まった瞬間、木曽レフェリーを馬跳びで飛び越えた冨永はそのまま勝村に飛び付き、フランケンシュタイナーで丸め込むと、勝村の顔を鷲掴みにして3カウント。サミングだと抗議する勝村だったが、何と大逆転勝利で冨永が2回戦でデイブ・クリストと対戦することが決定した。

メインイベントは大家健vs今成夢人のトーナメント1回戦。インディペンデント・ワールド・ジュニアヘビー級王者の大家が先に入場。今成はこみ上げてくるものを堪えているかのような表情で入場。真っ白なレガースとニーパットを新調した今成は、上半身裸になって試合に臨む。ロックアップから押し合いになるが、お互いに譲らない。大家がロープまで押し込んでいったが、まずはクリーンブレイク。再びロックアップすると、今度は今成がロープに押し込むが、こちらもクリーンブレイク。片足タックルでテイクダウンを奪った今成は、ニーオンザベリーからマウントにパス。マウント掌底からヘッドロックに捉えた今成だが、ロープに振った大家に今成はショルダータックル。倒れない大家は逆にショルダータックル。ショルダータックル合戦から大家が今成をなぎ倒すと、場外に出た今成を追いかけていきボディスラム。鉄柱に投げつけようとした大家だが、これは逆に今成が大家を叩き付けていく。さらにミドルキックを連打していった今成は、大家をリングに戻すとサッカーボールキックを連打。アームロックに捉えた状態で、ボディにパンチを振り下ろした今成は腕十字へ。クラッチする大家だが、今成はクラッチを切って腕を伸ばす。慌ててロープに逃れた大家だが、今成はまだ倒れている大家を蹴りまくる。さらにジャンピング・アームブリーカーからチキンウイング・アームロックへ。ガッチリと決まったが、大家の足がロープに届く。今成は大家の左腕を蹴りまくるとブレーンバスターを狙う。だが、踏ん張った大家は逆に投げていく。今成の頭部をコーナーポストに叩き付けていった大家は、腰にショルダーをぶつけていくと串刺しランニングエルボーからカミカゼ。さらにミサイルキックを発射するが、カウントは2。ラリアットを狙った大家だが、今成は倒れずに受け止める。そこから張り手の打ち合いになると、大家が棒立ちに。そこにラリアットを叩き込んだ今成だが、大家も倒れずにヘッドバット。だが、バックを取った今成はジャーマンで投げ捨てると、続けてフィッシャーマンバスターで叩き付けてからもう一度チキンウイング・アームロック。リング中央でガッチリと決まり、大家は動けない。それでも松井レフェリーが「止めるぞ!」と警告すると、大家は強引にロープに逃れる。今成は大家の左腕を蹴りまくると、棒立ちの大家にハイキック。カウント2で返した大家だが、今成は張り手とニーリフトをガムシャラに連打。しかし、大家は気合いの咆哮と共に、強引に垂直落下式ブレーンバスターで叩き付けると、足を踏み鳴らしてから突進。スピアを今成はぽっちゃりへの膝蹴りで迎撃するがカウントは2。ダブルダウンとなりダウンカウントが数えられるが、先に立ち上がった今成は両ヒザをマットについたままエルボー。大家も応戦すると、お互いに顔をクシャクシャにしながら殴り合う。今成はアイルビーバックの体勢からラリアットを狙ったが、かわした大家はドラゴンスープレックスで投げ捨てる。さらにもう一度ドラゴンスープレックスで投げ捨てた大家は炎のスピアをブチ込んで3カウント。

2回戦でKAZMA SAKAMOTOと対戦することが決まった大家は、マイクを持ってまだ倒れたまま今成に向かって「あーーーーー! オイ、今成お前、この夏の日に! 何で俺たちは興行のメインイベントで闘ってんだよ! なあ? あー、もう本当に! あのね、今成と俺、知ってる人たくさんいると思います。俺らの醜態、散々晒されてますから。醜態ですよ、醜態! 年中を通して醜態ばかり晒しているんですけど、とくに夏だよ! 今成も俺もトコトンまで追い込まれて! 俺は思い出したよ。なあ? なあ! テメーに勝ちてぇって気持ちはすげーあった! インディジュニアのベルトがかかった時よりぜってぇ勝ちたいって思ったよ、俺は! リング上がったら、それと同時に記憶ばっかり甦ってよ……えー! 勝ったのは俺! 負けたのは今成! 確かにそうだけど、俺はまだまだ過程だけど、俺とお前、この夏にメインイベント出来るようになるまで、何年も何年も頑張れたと思うぜ! 今成、ありがとう」と言って、起き上がった今成と握手。すると今成がマイクを持ち「悔しいっす。悔しいです! 大家さんは自分がキツイっていう状況を、いの一番に察してきてくれたプロレスラーなんですよ。映像っていうのは発注する側はみんな魔法だと思っていて。だけどアレは実はすごい緻密な作業の積み重ねで、テロップ1個も超キツイんですよ! でもアレが重労働だって初めて分かってくれたのが大家さんだったんです!(場内拍手)自分はこのガンプロ、参戦してます。4年います。でもどうでしょうか? 去年、後楽園ホールをやって、そこで終わっていいんでしょうか? ガンバレ☆プロレス、大家さんはガンバレ☆プロレスの興行を月1回から2回開催して、それで嫁と子供を食わしていける。それで満足なんですか?」と問い掛ける。大家は「意味分からねぇよ」と返答するが、今成は「意味分かるでしょ。ここに100人前後のお客さんを月1回集めれば、あなたは養っていける! そこでエビスコ酒場で働けば養っていける! だけどね! そういうことだけじゃダメなんでしょうが!(観客拍手)嫁と子供を食わしていくだけじゃ、メジャースポーツにならないでしょうが! 嫁と子供を食わしていくだけで、カリスマと言えるんでしょうか?」と思いの丈を吐露すると、「僕がこの前見た離乳食の動画を、スマホであなたに見せられて、超イラつきました! 『これカワイイでしょ?』って。あのね、俺にはそういう守る人みたいな人まだいないし、正直まだ分からないです! そういうものが必要になる時間もあるでしょう。でも俺はいま人生の約9割をガンバレ☆プロレスに注いでいるんだよ! だからあんたが子供に目を向けているエネルギーをもっとガンバレ☆プロレスにも注いでほしいんだ! それが足りなかったら、いつでも俺が研ぎに研いだナイフでお前の子供も嫁もあんたもぶっ刺してやる!」と、やや物騒な言葉を用いて大家にハッパをかけた。大家は「別にいいじゃねぇか! 嫁と子供、大事でもいいじゃねぇか! ガンバレ☆プロレスだって大事だよ! 何だって大事だよ! 24時間じゃ足りねぇんだから36時間やってやるよ! 何だっていいよ! 何だってやるよ! 俺の1日は36時間だよ!」と興奮気味にまくし立てると、「ふざけるんじゃねえ! テメーにそれだけの気持ちがあるっていうなら、今日はテメーが締めろよ! 負けて締めるなんてな、恥ずかしくて恥ずかしくてしょうがねぇだろうけど、ガンバレ☆プロレスは俺一人じゃなくてテメーも引っ張っていく! 気持ち見せろよ!」と要求。それを聞いた今成は「ガンバレ☆プロレス、大家代表が常々言っています。高校のときの先生が『人生で辛いときに、相手にかけてやる言葉はガンバレしかない』って言ってます。僕はある映画を観ていて、僕の中でのガンバレ☆プロレスのガンバレって、ガンバレって思えるときって辛いときはユーモアで乗り越えろって、映画でそういうメッセージがあるんですよ! 僕の公私混同っていうのは、ハッキリ言って収入が少ない! 収入が少ない中でも楽しむってことなんですよ!(観客拍手)収入が少ない! 休みが少ない! だったら仕事中に公私混同するしかない! 仕事中にまなせゆうなを見たら、そこで写真を撮るしかない! そうやって少しずつ自分の仕事を楽しんでいくしかないでしょうが! ガンバレ☆プロレスっていうのはユーモアなんだよ! ユーモアのある団体なんだ! 絶対に俺はこのユーモアを持って、絶対に次勝ちます! 邪道! 外道! 公私混同! 今成夢人、1回戦敗退! だけど私はここに存在している! 皆さん、これからのガンバレ☆プロレスにご期待ください!」と思いの丈をブチ撒けてから、観客を立たせると最後は「負けたけど、明日から這い上がるぞー! We are ガンバレ☆プロレース!」と叫んで三連戦の初日を締めくくり、リングサイドに詰めかけたガンプロユニバースと共に『BAD COMMUNICATION』を熱唱した。

一旦引き上げた大家は「集会やるぞー!」と叫びながら再び登場し、リングサイドに座り込んだ。

大家 今日勝ったの俺だろ? あのね……まあいいや。止めておくわ。(観客「えー!」)アホみたいじゃん。言い訳とかアホみたいだから止めておくわ。……やっぱ言い訳するわ。あのね、離乳食の動画はたまたま(奥さんから)送られてきた直後に、今成がいたから見せただけだよ!(観客爆笑)たまたまだろ? 動画なんて何百も撮ってるわ! でもね、見せたの初めてだよ! 別にさ、関係ないじゃん! あると思う?(最前列にいた男性客に向かって)あると思います?
男性客 分からないです。
大家 結婚されてます?
男性客 いや、してないです。
大家 あぁそうですか。申し訳ないです。ごめんなさい! あのね! 子供や嫁が出来たからと言って、ガンバレ☆プロレスを疎かにしているとか、月1回やっていけばもう子供と嫁を守るとか、そんなこと考える奴がプロレスラーになると思ってんのかよ! なあ? まずそこからだよ! そんなことね、毛頭思っておりません。でもガンバレ☆プロレスを疎かにするというわけじゃないんですよ。だから……あれ? 何を言おうとしたのか。動揺しかしてないですね。動揺しかしていないんだけど、ハッキリ言っていいんですよ! 叶えたい夢なんてナンボあったって。それに向けて全力を注げばいいわけでしょ? それで夢が叶わないんだったら、それはそれでしょうがないわけじゃないですか。でもすべてに100の力を注ぐ、これ出来ないと思います?(観客「出来る」)出来るだろ? なあ? 出来るんだよ! 机上の空論かもしれないけど出来るんだよ! いいじゃねぇか、相乗効果だよ! 嫁と子供を守りたいからプロレスがメジャースポーツになるんじゃねぇのか? なあ? そういうもんだろうが! そうなんだよ、だから! バカヤロウなんだよ今成の言ってることは! 嫁と子供を守るために保守的になるとか、もうそれ以上ガンバレ☆プロレスをガンバレないとか、そういうことじゃねぇんだよ。嫁と子供を守りたいからどんどん、どんどん……どんどん上に行きてぇんだろうが! なあ? 上に行きたくて、行きたくて……しょうがなくて、会場の規模を広げたくて、広げたくて……しょうがなくなって、それで何か小っちゃい箱から飛び出て、ここから飛び出て両国とか行ったりするんじゃねぇか! そうじゃねぇのか?(観客拍手)そうなんだよ、だからな家族を得ることは決してマイナスじゃございません! そういうふうに今成が思ったんだったら、思わせた俺が悪いかもしれない! でもな、これからは違うぞ。今成にそんなこと思わせないようにガンバレ☆プロレス、どんどんどんどん……おっきく、おっきく、おっきく……天まで届くくらい大きい団体にしてやるんで、テメーらみんな付いてこいや! じゃあ締めるからお前ら全員立て!(コーナーまで登っていき)我々ガンバレ☆プロレスは天まで届かせます。いくぞー! 天まで届けー!(観客と共に拳を天に向かって突き上げる)

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