DRAMATIC STORY 
2003.07

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2003.07.24 渋谷clubATOM大会「NON-FIX〜7.24〜」
2003.07.20 新潟フェイズ大会「坂井良宏 〜I Shall Return」
2003.07.17 後楽園ホール大会「AUDIENCE 2003」
2003.07.05 船橋ららぽーと大会「THE RING」


2003.07.24 渋谷clubATOM大会「NON-FIX〜7.24〜」

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2003.07.24 渋谷clubATOM大会「NON-FIX〜7.24〜」
観衆 136人(満員)

オープニングマッチ 15分一本勝負

○ 猪熊佑介

vs

石川修司 ×

05分40秒 監獄ロック

第二試合 30分一本勝負

○ 坂井良宏

vs

諸橋晴也 ×

7分10秒 F5

第三試合 45分一本勝負

佐々木貴
× 柿本大地

vs

O.K.Revolution ○
工藤あづさ

10分6秒 グランドコブラツイスト

セミファイナル 60分1本勝負

× HERO!
KUDO

vs

一宮章一 ○
三和太

10分8秒 Wサソリ固め

メインイベント 無制限一本勝負
× タノムサク鳥羽 vs 橋本友彦 ○ vs スーパー宇宙パワー
 
3:15 X.C.T(エクストリーム・クラッシャー・トモヒコ)

次章 KO-D無差別級 (7.24)

 頂点へ立ちたいという欲望をほろ苦くも果たしたあの日から一週間が過ぎた。試合中のアクシデントはいつ何時でも起こり得るものである。しかし、相手は佐々木が長きに渡って思いを積み重ねてきたMIKAMI だった。だからこそ、ベルトを返上して、お互いが万全な状態であらためて戦いたいと望んでいた。
 しかし、この日のATOMで目にした光景がその気持ちを揺さぶった。勢いを増す若手たち、新しきタッグチームの台頭、そして頂点に立つ事に執念を燃やすライバルたち。今、ここで自分ひとりが立ち止まる事が果たして正しいのかどうか。それを一番悲しむのはMIKAMI ではないのか。
 佐々木は決意した。立ち止まる事なく、戦い続けてMIKAMI を待とうと。MIKAMI が戻るその日までベルトを守り続けようと。そう、迷っている暇などない。佐々木がなんと言おうと、すでに彼は追われる立場なのだ。


本気と書いてF5・さらば苺の人よ (7.24)

 新潟大会での坂井の活躍を目の当たりにしたMr.Strawberryは引き際を感じていた。坂井は成長した。もう誰の手も借りず、笑いに逃げる事なく、真剣にプロレスと向き合うべきなのだ。Mr.Strawberryは断腸の思いで坂井を突き放し、その前から姿を消す事を選んだのだった。
 Mr.Strawberryから
プロレス甲子園への出場を勧められた坂井は、頑なにそれを拒んだ。しかし、Mr.Strawberryの思いを知り、自らを省みる事で思い直した。気がつけば、ずるずると1年もの間、練習生のままリングに上がり続けていた。このままでいいはずがない。このリーグ戦を勝ちあがれば正式デビューへの道が開けるかもしれない。故郷に本当の錦を飾るため、坂井はプロレス甲子園へのエントリーを決めた。


次代の栄冠 (7.24)

 いよいよ7・26ららぽーと大会で開幕するプロレス甲子園2003。2度目となるこの若手中心の戦いに向け、その詳細と参加選手が発表された。
 A,B各ブロック6名の参加枠があるが、現在決定しているのは各ブロック5名ずつ。残りの2名は公募により決定する事となった。すると、それを早くも聞きつけて乗り込んできた若者がいた。それはかつてアイアンマン王者に輝いた事もある
越後隆(U-FILE)だった。かつて一宮に「次は総合のリングで戦いたい」と言わしめた男が、自らプロレスのリングに飛び込んできたのである。突然の来襲に血気盛んに応酬する若手たち。開幕を待たず、すでに熱を増しつつあるプロレス甲子園。残る参加枠は1つ、どんな選手が名乗りを上げるのか。そして、リーグ戦を戦い抜いて次代のヒーローの座を掴むのはどの男か。


伝説の鉄人 復活 (7.24)

 若手ながらメイン戦線も賑わすほどの実力者、HERO!とKUDOが再びタッグを組んだ。しかし、かねてから若手奮起を強く訴え続けてきた一宮が、自らその言葉の重みを示すべく立ちはだかり、彼らは敗北を喫した。
 なお一層の奮起を促す一宮。ふと気がつくと、肩にベルトがかけられていた。期せずしてHERO!の持つアイアンマンベルトを奪取していたのである。まさに
棚からぼたもちでアイアンマンベルトを得た一宮は、ららぽーとで再び熱い防衛戦を繰り広げる事を宣言した。


Who's the 1st contender? (7.24)

 2冠王となった佐々木に早速、二人の実力者が挑戦状を叩き付けた。それはDDTで最も体格とパワーを誇る宇宙と橋本だった。とは言え身体は一つ。押しの強い二人に佐々木が困惑していると、パートナーであるタノムサク鳥羽がマネージメントを申し出て、自ら身体を張って挑戦者を決めると言い出した。
 鳥羽も今となってはタッグ王者であり、DDTの主力となる選手である。しかし、彼に襲い掛かる二人はベルト欲しさで更に恐ろしさが増していた。代わる代わる狙い撃ちをされた鳥羽はあっという間に潰され、最後は橋本の新必殺技のお披露目役にされてしまう。
 紙一重の差で勝利を得た橋本が挑戦権の決定を求めて詰め寄るが、「誰が勝ったら挑戦者と言った?!」と鳥羽はまだまだ抵抗を続ける。しかし、激しい戦いの末、立ち上がることさえままならない。その時、決意を固めたばかりの佐々木が立ち上がった。「そんなに挑戦したいなら、俺が自分で決めてやる」
 佐々木は8・4clubATOM大会でチーム・空回りvs宇宙・橋本組とのタッグ戦を提案した。その戦いを通じて、佐々木自身がKO-D無差別級ベルト次期挑戦者を決定すると言うのだ。そのタッグ戦にKO-Dタッグベルトを賭ける事で両者は合意をしたが、果たして宇宙と橋本が本当にタッグ戦を戦えるのだろうか。これは彼らにとって勝てばいい戦いではない。自らの力をより示さなくてはいけないのだ。
 すでにチームワークよりもKO-D無差別級ベルトへの思いが強い挑戦者たち。そして、ベルトと鳥羽を守ると誓った佐々木。かつてない凄惨な挑戦者決定戦が待ち受けているのかもしれない。


2003.07.20 新潟フェイズ大会「坂井良宏 〜I Shall Return」

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2003.07.20 新潟フェイズ大会「坂井良宏 〜I Shall Return」
観衆 423人(満員)

オープニングマッチ 15分一本勝負

○ 高木三四郎

vs

柿本大地 ×

06分38秒 逆エビ固め

第二試合 日本海杯争奪6人タッグトーナメント
Aブロック1回戦 30分一本勝負

チームミッドブレス
○ Mr.Strawberry
坂井良宏

O.K.Revolution

vs

橋本偽ん也
諸橋晴也
三和太 ×

11分29秒 ダイビングボディプレス
※チームミッドブレスが決勝進出

第三試合 日本海杯争奪6人タッグトーナメント
Bブロック1回戦 30分一本勝負

佐々木貴
タノムサク鳥羽
× キングライオン

vs

スーパー宇宙パワー
橋本友彦 ○
石川修司

8分44秒 眉山
※宇宙組が決勝進出

セミファイナル アイアンマンヘビーメタル級選手権試合 60分1本勝負

○ HERO!

vs

KUDO ×

11分54秒 HERO!スプラッシュ

メインイベント 日本海杯争奪6人タッグトーナメント
決勝戦 30分一本勝負

チームミッドブレス
Mr.Strawberry
○ 坂井良宏

O.K.Revolution

vs

スーパー宇宙パワー
橋本友彦
石川修司 ×

10:34 F5

※チームミッドブレスが優勝

(新潟では)伝説の男 (7.20)

 新潟出身の坂井良宏練習生の凱旋興行がついに実現した。この日のために坂井はマッチメークも担当し、自ら営業活動を続け、現地のラジオにも数多く出演した。
 いよいよ当日、新潟フェイズには超満員の観客が集まった。古くから坂井を知る人々からは多くのメッセージが送られ、興行の成功に花を添えた。
 また、O.K.Revolutionの故郷も新潟から程近い富山県である。O.K.のご家族も応援に駆けつけたが、何故かとても幸せそうなO.K.の身にどんな変化が起こったのか、知っていたかどうかは定かではない。


故郷に錦を、君に涙を (7.20)

 初の新潟大会を記念して坂井の企画により行なわれた日本海杯争奪ワンデートーナメントには、日本海出身以外のレスラーたちも参戦し、激しいバトルを繰り広げた。
 ご当地レスラーである坂井・O.K.の二人に、坂井の熱意によって駆けつけたMr.Strawberryを加えた
チーム・ミッドブレスは因縁深きフルーツバスケット(仮)を下し、決勝に駒を進めた。相手はDDT屈指のパワーを誇る宇宙、橋本。それに加え、新人なのにジャイアントなオーラを放ち、つい新潟出身かと勘違いしてしまいがちな石川である。しかし、地元の人々の声援を受けた坂井は無敵だった。かつて、一度たりともまともに成功させた事のないダイビングニードロップとF5を決め、自らの手によって優勝の栄冠を手にした。さらには週刊プロレス誌より新潟県世界ヘビー級王座が贈られた。
 故郷に錦を飾った坂井は「これからも東京で細々とやって行きます」とプロレスを続ける事を力強く宣言した。おめでとう、坂井良宏。そして感動をありがとう、坂井良宏。次の君の目標は、早く選手として正式デビューする事だ。


2003.07.17 後楽園ホール大会「EUDIENCE 2003」

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2003.07.17 後楽園ホール大会「AUDIENCE 2003」
観衆 1506人(満員)

オープニングマッチ 15分一本勝負

○ HERO!

vs

O.K.Revolution
工藤あずさ ×

08分20秒 HERO!スプラッシュIII

第二試合 30分一本勝負

○ タノムサク鳥羽
柿本大地

vs

KUDO 
石川修司 ×

10分20秒 バックブロー

第三試合45分1本勝負

スーパー宇宙パワー
× 藤沢一生
宮崎有妃

vs

橋本友彦 ○
西野湧喜
前田美幸

9分23秒 ひとり眉山

セミファイナル キャプテンフォールマッチ6メンタッグマッチ
マスカラコントラマスカラ 60分1本勝負

○ Mr.Strawberry(C)
坂井良宏
お船
with『昭和』子

vs

Mr.アメ偽カン(C) ×
諸橋晴也
三和太
with三和社長、サンダー

17分11秒 ストロベリースタナー2000

メインイベント無制限一本勝負

× MIKAMI
(第14代王者)

vs

佐々木貴 ○
(挑戦者)

21:38 D-ガイスト

※第14第王者が三度目の防衛に失敗。佐々木が第15代王者に。

ウソツキは誰だ (7.17)

 ストロベリージャム壊滅に躍起になるフルーツバスケット(仮)は、嘘発見器までも用意してMr.Strawberryの正体が高木三四郎である事を証明しようとしていた。
 Mr.Strawberryは「お前は高木三四郎だ!」という質問に、冷静さを失いかけながらも、ゆっくり、そしてはっきりと「No」と答えた。Mr.Strawberryに取り付けられたポリグラフは無反応。そう、嘘発見器はMr.Strawberryが嘘をついていない事を証明したのである。
 いきり立ったMr.アメ偽カンはMr.Strawberryが結婚してる事や子持ちである事を暴露した。(あくまでも嘘発見器による判定)
「これ以上女性ファンが減ったらどうするんだ!」と慌てたMr.Strawberryは逆にMr.アメ偽カンを嘘発見器にかけ、愛人の存在、そして複数いる愛人達を会場に呼んでいる事などを暴露。さらにはMr.アメ偽カンのイチゴ好きを暴き、コスチュームを剥ぎ取りイチゴ模様パンツ姿までも晒してしまう徹底ぶり。結局Mr.Strawberryの正体はうやむやのまま、リングの上はプロレスとは全然関係ない事で泥試合となってしまうのであった。


愛の革命家 (7.17)

 HERO! にO.K.Revolutionの想いを受け入れさせるため援護を申し出た工藤あづさ。その存在は、愛の革命を目指すO.K.にとってどんなに心強かった事だろう。
「アナタこの子の気持ちも考えなさいよーッ!」叫んだ彼女(?)の言葉は、自身の恋愛の遍歴から来る、美しくも切ない魂の叫びであったのだ。
 しかし、一方のHERO! とて必死である。このままでは正義を守る戦いにも影響を及ぼさないとは限らない。あえてHERO! はハンディキャップ戦を受けて立ち、そうまでして拒んでいるという姿勢を誇示した。
 美しき愛、そしていろんな形。何人たりともこれを否定する権利はない。くどあ&O.K.の神聖な戦い。しかし、いかんせん彼らは煩悩が強すぎた。HERO! は鮮やかな新必殺技でハンディキャップ戦に勝利して己を守り、O.K.の目を覚まさせる事に成功した。
 ところが、我に帰ったO.K.が叫んだ言葉は事もあろうに
「私が本当に好きなのはHERO! じゃない。・・・あづささん、アナタだ!」 これを受けてくどあまでもが「実はその言葉を待ってたわよぉっ!」
 数々の男に想いを寄せては為し得なかったあづさ。同じ想いを抱くO.K.の事を思って戦う二人の友情は、いつしか愛に変わって行ったのであろう。二人が初めて手に入れた愛、そして恋人。O.K.は愛の革命を遂げ、そしてHERO!は平和を守る戦いに戻っていく。これで八方丸く収まった、のだろう、多分。


強 者 (7.17)

 かねてよりKO-D無差別級タイトルマッチへの挑戦を直訴し続けてきた橋本友彦。しかし、それは叶う事なくいつの間にか1年以上の歳月が経過してしまった。
 この日、6人タッグを制した橋本は試合後に「今日のメインで勝った方に俺が挑戦する。組まれんかったらテロでも何でもする」と力づくでも実現させる事を宣言した。それを目の当たりにして触発された宇宙も「オレモソロソロ挑戦スルヨ。DDTヲ宇宙王国ニ戻シマス」とベルト奪回の意思を見せた。
 長期にわたってタッグばかりに話題が集中していたKO-D戦線はにわかに混迷の様相を呈してきた。
「DDT最強の男は誰か!?」橋本は、宇宙は、そんなシンプルかつ究極的なテーマに挑もうとしている。


ドレスアップ アンド ワイルド (7.17)

 あまりにも無茶かもしれないナオミ・スーザンのファッション革命。その彼女の目に留まり、革命第一弾として完璧なプロデュースを約束された猪熊裕介(SPWF)が、超満員の後楽園ホール観衆の前でお披露目を行なった。そのドレスアップした姿は実にセクシーでエクセレント(スーザン談)。 最初は戸惑っていた猪熊も、今となっては実に誇らしそうである。
 好調な滑り出しに満足したスーザンは、革命提唱後もなお
ゴミのような格好で会場入りする選手がいる事を糾弾し始めた。槍玉に上がったのは、やっぱりタノムサク鳥羽
 その言葉を聞きつけ、ファッションセンスのかけらもない普段着のまま飛び込んできた鳥羽は、「この近未来的ファッションセンスがわからないのか!」と珍しく語気を荒げた。しかし、ナイスセンスを自認する彼女達にはどこ吹く風。完全にゴミのようにあしらわれた鳥羽は「ボロは着てても心は錦。男ってもんをわからせてやる!」と宣戦布告。この戦争がどのような形で火を吹くのか、我々には知る由もない。


正体見たり (7.17)

 嘘発見器でのMr.Strawberryの正体暴きに失敗したフルーツバスケット(仮)は総力を上げてこの決戦に臨んだ。対するストロベリージャムは超強力助っ人としてピンクの似合うお船ちゃん(K-DOJO)を招聘した。
 実質4vs5となったこの大混乱の戦いを制したのは、ストロベリージャムのキャプテンであるMr.Strawberryだった。観念したMr.アメ偽カンは力なくリングに座り込む。約束通りにMr.Strawberryがそのマスクを剥ぐと、その正体はなんと
一宮章一だったのである! あまりの事に動揺を隠せない全選手、そして観客達。場内からはすすり泣きの声さえ聞こえてくる。一宮は涙ながらに「Mr.Strawberry、お前の正体は必ず暴いてやる!」と言い残して背を向けた。
 涙をこらえるMr.Strawberryだったが、彼はその使命を忘れなかった。続けて三和社長をリングに呼び込むと、力づくで高木三四郎の無期限出場停止を解かせたのである。晴れてストロベリージャムの危機を救ったMr.Strawberryは、爽やかな面持ちで苺の国へと帰ろうとした。
 ところが、坂井が選んだのは高木ではなくMr.Strawberryだった。「あなたにはたくさんの恩があるが、高木さんには一つもない。あんなネットばかりやって役に立たないロートルよりも、あなたとタッグを組んでいきたい!」
 困惑しながらも、拒否する術を知らないMr.Strawberry。彼は今後もDDTマットに上がり続ける羽目になってしまうのだろうか。そして、出場停止の解かれた高木がリングに戻る事はできるのか!?


そして二人の明日 (7.17)

 タイトルマッチの2日前に行なわれた両者へのインタビューで、MIKAMI は珍しく弱気だった。ららぽーと初日に負傷した膝の容態が思わしくないのは明らかだった。突っ張りながらも佐々木の実力は認めている。何故、今この時に。いう事を聞かない自分の体と時間、そして運命を恨まざるを得なかった。
 それでも延期を訴えなかったMIKAMI の意思を受け、佐々木も全力で潰しにかかる事を誓った。それは、悲しき運命でもあった。膝をかばいながらでは今の佐々木を沈める事は出来ない。覚悟を決めて臨んだMIKAMI だったが、それが仇となりその身体をさらに傷める結果となってしまった。そして佐々木もまた、ラリアット封じのために集中的に責められた右肘が爆弾となってその身に重く圧し掛かった。
 お互いの実力も弱点も知り尽くしている二人の戦いは長きに渡った。誰もが試合を止めることを祈っていたかもしれない。しかしまた、彼らがそんな事に応じるはずもない事も知っていた。
 無様だったかもしれない。しかし、魂の戦いだった。成長した佐々木があれだけ大事にしていたD-ガイストを、なり振り構わず続け様に浴びせかけた。ラダースワントーンを返され、覚悟を決めて敢行したスーサイドボムすら自爆したMIKAMI には、もう続く手も余力も残っていなかった。
 満を持しての初挑戦でKO-D無差別級王者に輝いた佐々木は「ベルトは返上する。改めて相応しい戦いをしようじゃないか!」と吐き捨てた。いや、自分への戒め、そしてMIKAMI へのエールだったかもしれない。王者となり、佐々木はMIKAMI の上に立った。いや、この時二人は永遠のライバルとして改めてスタートラインに立っただけなのかもしれない。それはこれからの彼ら次第なのである。


2003.07.05 船橋ららぽーと大会「THE RING」

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2003.07.05 船橋ららぽーと大会「THE RING」
観衆 499人(超満員)

オープニングマッチ 15分一本勝負

○ 諸橋晴也

vs

柿本大地 ×

06分07秒 ダイビングボディプレス

第二試合 30分一本勝負

○ HERO!
石川修司

vs

O.K.Revolution ×
猪熊祐介

13分00秒 HERO!スプラッシュ

セミファイナル60分1本勝負

× Mr.Strawberry
坂井良宏

vs

Mr.アメ偽カン ○
三和太

10分57秒 レッグドロップ

メインイベント無制限一本勝負

○ MIKAMI
KUDO
西野湧喜

vs

○ 佐々木貴
タノムサク鳥羽 ×
橋本友彦

09:47 450°スプラッシュ

禁断の愛 (7.05)

 いよいよ開幕した『THE RING』は超満員の観客を迎えての初日となった。会場には南船橋の良い子のみなさんも大集合。しかし、それでも止まらないO.K.Rvorutionの禁断の愛・・・
 この日のタッグ戦でHERO! と対戦したO.K.は終始熱い視線を送り続けた。勝利したHERO! はお子様方への影響も考えて「私の事は諦めてくれ!」とゴメンナサイ宣言。しかし、愛の革命を誓ったO.K.の心は折れない。
 すると、そこへ思いもよらぬ援軍がO.K.の背中を押しにやって来た。彼女の名は
くどうあずさ、プロレス界屈指のオカマレスラーである。彼女はO.K.の元へ駆け寄るや否や「なんでこの子の気持ちをわかってあげないのぉぉぉっ!!」とHERO! を非難。そして、愛の革命を後押しすべく、7・17後楽園ホール大会での挑戦を申し入れたのだ。
 突如浮上した
O.K.&くどあ・愛の革命タッグとのハンディキャップ戦。果たしてHERO! はそれを受諾するのだろうか。そして、今年も南船橋の平和を守るため、大事な貞操を守る事はできるのだろうか。


ファッショナボー・スーザン (7.05)

 前大会においてDDTのファッション革命を提唱したナオミ・スーザンではあるが、前途は多難であった。勢い余って言ってはみたものの、マイペースなレスラーズ全員の意識とセンスを根底から変えるのは結論から言って困難である。そこで、スーザンは視点を変え、まずは最初からセンスのあるレスラーを徹底的にセンスアップして輝かせ、他のレスラーズの意識に訴えるという作戦を思いついた。そんな彼女の目に留まったのは猪熊祐介(SPWF)だった。
「間違いなくこの夏一番ブレイクするわ。私が徹底的にプロデュースしてあげる」
 まず最初に猪熊はDDTの所属レスラーではないという点を突っ込むべきではあるのだが、ここは一つスーザンのお手並み拝見と行きたいところだ。


マスカラ・コントラ・マスカラ! (7.05)

 前回、clubATOM大会に突如姿を現したMr.Strawberryと名乗る謎のマスクマン。彼はストロベリー・ジャムを守るため、後楽園ホール決戦に向けてさらに強力な「ピンクの似合う助っ人」を用意した。それはなんと、K-DOJO所属のお船選手。万全の体勢でホールでの決戦に備えた。
 この日はMr.Strawberryと坂井とで一宮・太と前哨戦。今最もプロレス界で勢いのあるタッグチームと噂される二人は、強力な助っ人の参入を取り付けた事で更に増し、試合中盤で一宮を戦線離脱させるに至った。急遽駆けつけた諸橋が援護をするが、残された太は防戦一方。しかし、その時であった。
 またもDDTマットに謎のマスクマンが現れた。今度のマスクマンは星の模様にアメリカンなカラーリング。アメリカな国からでもやって来たのだろうか!? そして謎のマスクマン2号は圧倒的な強さで太を救出し、Mr.Strawberryまでも一瞬で葬り去ってしまった。
 本人曰く「私の名は
Mr.アメ偽カン。スタミナのない一宮よりも、私とタッグを組んでストロベリージャムを潰そうではないか」 それを受けた太は「誰だか知らないけどありがとう。お願いします」と彼の申し入れを即受諾してしまった。調子に乗ったMr.アメ偽カンは7・17後楽園ホール大会での決戦についてキャプテンフォールマッチを提案。キャプテンは当然Mr.StrawberryとMr.アメ偽カン。そして更に、負けた方のキャプテンがマスクを脱ぐマスカラコントラマスカラ戦をぶち上げたのである。マスクマンにとって命も同然のマスクまでも賭けたこの戦い、最後に笑うのは元ストロベリージャムか、はたまたフルーツバスケット(仮)なのか!?




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