

2013年01月27日(日) 【1・27リポートA】竹下、飯伏に完敗/モ軍が6人タッグ奪取
休憩明け、コスチューム姿の大鷲透が突如現れ、音響ブースに自身の入場テーマ曲の入ったCDを渡してかけるように指示。その『Sandstorm』に乗ってリングイン。大鷲「おーい、DDTファンのみなさん、新年明けましておめでとうございます!」亜門「大鷲さんじゃないですか。どうしたんですか!? この時期、実家のちゃんこ屋さんがお忙しいのにいいんですか、こんなところにいて」大鷲「よくぞ聞いてくれました! 私、大鷲透、2年前にプロレスを休業して、長野のちゃんこ屋で修行してまいりました。そして去年復帰して、ちゃんこ屋とプロレスの二束の草鞋を履いてまいりましたが、このたび、将来、東京にちゃんこ大鷲を出店するのを目標に東京に移住してまいりました! つまり、わかりやすく説明すると大鷲透、プロレス完全復帰だ! ということで亜門君、このワタクシを次のシリーズから組みたまえ!」亜門「大鷲さん、聞きましたよ。お子さん生まれたそうじゃないですか。あ、後程ということで。おいくつなんですか?」大鷲「1歳4ヵ月」亜門「かわいいところですよね〜。あ、後程ということで。男の子ですか、女の子ですか?」大鷲「女の子」亜門「私、男2人だから女の子欲しいんですよね〜。あ、後程ということで。そうですか。お子さん生まれたら、いろいろ大変ですもんね。わかりました。ちょうどDDTでもツッコミ役が足りないなと思っていたんですよ。次の後楽園大会からレギュラー参戦していただきましょう!」すると高木大社長が登場。高木「おい、クソGM! 何テメエ好き勝手いろいろ決めてんだ! 俺様の目論みでは契約更改で4、5人辞めるつもりなんじゃないかなと思っていたんだけど、誰も辞めなかったんだよ。つまりな、これ以上選手は増やせねえんだよ! この男にも大概なギャランティーがかかっているんだ。大鷲さん、アンタもアンタだよ。ひょこひょこ戻ってこられても、こっちは迷惑なんだよ!(場内『え〜』の声)オマエら経営者の気持ちを考えたことがあんのか!? 別にウチじゃなくてもいいだろう。違う団体に行ったらどうですか?」大鷲「おーい! こんなバラエティ漬けの体にしておいて、俺様を見捨てるつもりか! この人でなし! どのツラ下げて他の団体に行けって言うんだ!」高木「ふざけんな! ウチだって厳しいんだよ〜!!」亜門「こういうのはどうでしょう。次の後楽園大会で大鷲さんがレギュラー参戦していいかの査定試合を組んで、それに合格すれば大鷲さんはレギュラー参戦。その代わり、誰か一人をクビにするというのは!? そうすれば全体のバランスは取れるんじゃないですか?」高木「それにしよう!」亜門「大鷲さん、次の後楽園で査定試合を組ませてもらいますので、そこで合格できるようにがんばってくださいね!」大鷲「わかりました! レギュラー勝ち取れるようにがんばります!」
第5試合は飯伏幸太vs竹下幸之介のシングルマッチ。腕の取り合いからグラウンドで探り合うなど静かな序盤。竹下がドロップキックを放つと、場外エスケープする飯伏を竹下が捕まえてリングに戻す。戻された飯伏は再びリング下へと移動し、リングに戻ってきた竹下を場外に引きずり落とすと、ブレーンバスターの体勢。これをしのがれるとオーバーヘッドキックをブチ込み、場外へのブレーンバスターをエプロンサイドに向けて敢行。飯伏はボディースラムで何度も叩きつけ、逆片エビ固めへ。飯伏は「どうしたオラ!」と檄を飛ばす。腰にダメージを負った竹下はガムシャラにエルボーを打ち込むも、クロスボディーをキャッチされてバックブリーカー、さらに抱え上げられコーナーへと叩きつけられる。飯伏はそこからロコモーション式に弓矢固めを決めて、エスケープしてコーナーでダウンする竹下を踏みつけた。竹下は飯伏をエプロンに出すと、スワンダイブせんとする飯伏をドロップキックで迎撃。リング下に落ちた飯伏に竹下はエプロンからジャベリンキック。竹下は飯伏をリングに戻すと逆水平。串刺しビッグブーツからドロップキック、ジャベリンキックでカバーするもカウント2。飯伏はタッチダウンをかわしてキックのコンビネーションからその場跳びムーンサルト・ニードロップで腰に追い打ち。そこからサソリ固めにつなげる。ロープに逃れた竹下は、飯伏のラリアット狙いをエルボーで止める。直後に鋭いソバットを食らったが、向かってきた飯伏をドロップキック、さらにジャーマンSHを決めるがカウント2。なおもクラッチを離さず、再びジャーマンを放って、今度はエビで固めるがこれもカウント2止まり。バイパームーブからタッチダウンを狙ったがかわされるやラリアットを食らい、ジャンボ・スープレックスで投げ捨てられ、逆片エビ固めを決められてはギブアップするしかなかった。試合後、飯伏が傍に寄ると、竹下は額を付けて睨み合い。エルボーで突っかかっていくが、セコンドに分けられた。
【試合後のコメント】
――初めて見せる技が多かったですが?
飯伏 初めてやりましたけど、プロレスごっこではやっていました。やっぱり身体能力とは別のところの能力がすごいですね。体幹というか、もともと持っている体の強さみたいなのすごいです。ただ、プロレスに100%使い切れてないだけで、まだ20%ぐらいしか使い切れていないはずです。それが100%使い切れるようになったら、プロレス専用の体になったらヤバいと思います。
――ほかの選手が飯伏選手に対してそう思っているのではないですか?
飯伏 自分の新人の時とは違うレベルを感じます。
――あそこまでやられるとは思わなかったですか?
飯伏 それもそうですし、余裕はないけど、余裕があるという感じです。プロレスに100%つぎ込まれていない身体能力というか、その部分じゃないですかね。
――キツい攻撃をやっていたが?
飯伏 逆に言えば、竹下じゃなければできなかったかもしれないですね。
――パワーボムで抱え上げて、後方に落としたが?
飯伏 あれはOPGの必殺技です。名前はないですけど。
―――これまで新人に胸を貸すことはなかったですか?
飯伏 自分では胸を貸したつもりはないですね。対一人として普通に闘いました。
――育てるという意識はありませんか?
飯伏 僕は勝手にじゃないですけど、やってきたんで。あんまりそういう能力がないんで、育ってくれればいいですね。
――竹下選手が残りの80%を出し切るにはどうしたらいい?
飯伏 キャリアというか、慣れというか。ここでこのくらいの配分とか、何となくいろいろあるんですよ。それが全部わかった時は、すごいことになりますね。
――飯伏選手自身が新人の頃にそう感じていたのですか?
飯伏 自分では100%出していたつもりなんですけど、今思えば体が使い切れていなかったですね。プロレスごっこの動きになっていました。
竹下 正直何もできなかったという印象で。僕がDDTに履歴書を送ったのは飯伏さんが『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr』で活躍する姿を見て、飯伏幸太を超えたいと思って。それでDDTに入門して初めて対戦させていただいて、何もできなかったですけど、ちょっとは近づけたかなと。すごく遠かった目標がちょっと前進したかなと、今日はそう思います。
――飯伏選手との距離が見えた感じですか?
竹下 今まで全然見えないところにあったゴールが、あと何十キロ、何百キロとわかっただけでも、今日はよかったです。
――飯伏選手にかなわない部分は?
竹下 飯伏さんというと派手な技が目立つかもしれないですけど、勝つという気持ち、感情の部分が闘っていて、すごく感じました。
――飯伏選手が能力を使い切れていないと言っていましたが?
竹下 ありますね。陸上競技ってその場所で自由に動けるんです。プロレスって、ロープがあって、お客さんがいて、その中で自分の力を出さなければならない。そういう面ではプロレスの経験が少ない分、自分の持ってる力を発揮しきれていないと思います。今は持てるものを出し切るので精一杯です。
――陸上よりプロレスの方が制限がありますか?
竹下 実際に触れ合って、人と闘うんで。陸上は自分ひとりなんですけど、そういう面で相手の動きがあるんで、まだまだ自分が発揮できてないと思います。
――次の目標は?
竹下 飯伏さんは、僕はプロレスラーとして完璧だと思って、僕は未熟なんでもっとレベルアップして、強くなったらどこでもいいんで、もう一度シングルをしたいと思います。
第6試合はKO‐D6人タッグ選手権試合。初代王者組のチームドリフの石井慧介&高尾蒼馬&入江茂弘は、モンスターアーミーのアントーニオ本多&佐々木大輔&火野裕士を相手に初防衛戦に臨む。佐々木と高尾の先発でスタート。火野と入江の匍匐前進競争は、ゴールのロープ手前で高尾が火野の頭上に金ダライを投下して止めると、入江がゴール。怒りのモンスター軍は高尾に集中砲火。高尾がアントンにドロップキックを決めて入江と交替すると、入江がブラックホールスラムで続く。串刺し攻撃を狙う入江を、アントンがルーテーズプレスで迎撃すると、火野が出てきてヒノスープレックスでぶん投げる。入江は火野の逆水平にエルボーで真っ向勝負。さらにランニング・エルボーでなぎ倒した。替わった石井がミサイルキック。火野がフロント・スープレックスで逆転するも、佐々木の「マシンガン発射!」(低空ドロップキック)は石井にかわされてしまう。高尾が援護に出てきて石井とのダブルのドロップキックで佐々木をコーナーまで飛ばし、入江がランニング・スティンクフェース。石井と高尾は佐々木にGo 2 タライ Sleep。それでも佐々木が石井のニールキックをかわすと、アントンがすかさずDDTでアシスト。火野の「ロケットランチャー発射!」(ダイビング・ボディープレス)から、佐々木がNOW OR NEVERを狙うも、石井が抵抗。入江がショルダーアタックで佐々木を吹き飛ばし、高尾とともに腰をクネらせボマイェを狙うが、向かったところで火野の両腕ラリアットに撃沈。佐々木がアントンとのダブルのトラースキックからキッチリ、NOW OR NEVERを決めて勝利した。試合後、アントンはマイクを取ると「この真っ白な新しいベルトは、我々の強さの証というより、これが白いキャンバスだと思ってください。新しい未来がこのキャンバスを塗りたくることでしょう。我々、モンスターアーミーがこの真っ白いベルトを我々の色に染めることで、我々のモンスターアーミーというチームをもう一つの世界一のプロレスチームにするために、ベルトを利用し、このベルトの価値を天まで届くように上げていきます。その価値が3億円くらいになった暁には、Yahoo!オークションに……なんちゃってね。どうもありがとうございました。我々のこれからをこのベルトと一緒に見届けてください!」とアピールした。
【試合後のコメント】
アントン いいか、どんな言葉よりも、この肩にかかっているベルトが雄弁に語っているだろう。(火野から佐々木、佐々木からアントンに耳打ち)いい誕生日プレゼントだって? いま軍曹が言った。いいか、今日、1月27日は軍曹の誕生日だ! そして、新たなるモンスターアーミーの誕生日でもある。われわれモンスターアーミーはチャンピオンだ。だがな、チャンピオンである前に軍人だ! 俺たちはいつ、いかなる時、誰の挑戦でも、ジャングルで待ち伏せしてるベトコンの挑戦でさえ、受ける。俺たちはいかような兵器をもってしても倒すことはできない。なぜだか、わかるか? それはな、俺たちがモンスターアーミーだからだよ! わかったか、 加藤(週刊プロレス記者)!
入江 別にベルトを取って、落としたから終わりじゃない。自分は、DDTに入団して、ここのトップを取るつもりでいるんで。シングルも、タッグも、6人タッグも、全部、この3人で取っていくから。全然これで終わりじゃない。また絶対に取りにいくから。
高尾 確かに俺たちはEXTREMEも6人タッグも失ったけど、まだ終わりじゃない。これから上の選手を倒して、ベルトを取っていくよ。
石井 申し訳なかった………(終始うつむいたまま)。
高尾 また3人でやっていこう!
入江 序列を絶対に変えよう!
高尾 次だ、次!
