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リポート&コラム

【ユニオン10周年記念興行~星に願いを~のまとめ】涙、涙の解散興行…最後は「ありがとう、ユニオン!」で10年の歴史にピリオド/イサミが石川を下してユニオンMAX初防衛。タイトル一時封印を示唆も「必ずこいつの出番は来ると思う」(イサミ)「自分が活躍できれば、ユニオンプロレスの名前を残せる」(石川)/ユニオンで生まれ育ったFUMAと風戸が見せた好勝負/チェリーは最後にFTE王座を防衛。ベルトについては「これからゆっくり考える」

4日、東京・後楽園ホールにて「ユニオン10周年記念興行」がおこなわれた。選手入場式ではナオミ・スーザン代表と木高イサミが挨拶。スーザン「10周年記念興行にして最終興行にたくさんの!たくさんの!たくさんの! ご来場ありがとうございます! 本日もユニオンプロレス、最後の最後の最後まで熱く、怪しく、そして激しいそんな興行をユニオンプロレスの選手・スタッフ一丸となりまして頑張りたいと思います」イサミ「辛いけどゴールテープは見えているんですけど、最後まで突っ走ってゴールテープ切っても走り続けますので、ゴールテープを切る姿を皆さん、見届けてください」
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第1試合は久保佑允&大地vs三富政行&中津良太のタッグマッチ。大地がダイビング・ボディーアタックで攻め立て、久保もカーフブランディングで続いたが、最後は三富と中津の連係から三富のソルティースプラッシュで久保がフォール負け。
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第2試合は選抜!!メモリアルタッグチーム5組掛け特別ルール。諸橋晴也、福田洋、竜剛馬のうち2人を試合ごとに選抜してタッグマッチをおこない、試合の勝敗に関わらず5チームと対戦するというもの。ユニオンのセコンドは小笠原先生。リッキー・フジ&DJニラ、高木三四郎&新高木三四郎、趙雲子龍&曹彰with真琴姫とかつてのユニオンを彩ったメンバーがユニオン軍に次々襲い掛かる中、四番手に出場する予定だった猪熊裕介&ますだけいすけが全治30年の負傷で欠場。代替選手として登場したのはガイジンA&ガイジンA。最終的に神様がスピッツの『ロビンソン』を音痴丸出しで熱唱。その間にガイジンAは諸橋、竜、福田、松井レフェリーをセロテープ絞首刑にしてノーコンテスト。最終入場はA.YAZAWA&遠藤マメwith風間ルミ。ロックンロールデスマッチでおこなわれたが、音響トラブルで『白鳥の湖』が流れてしまい、6人でバレエを披露した直後にYAZAWAが竜、福田、諸橋を丸め込んで勝利した。
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第3試合はユニオンプロレス認定Fly to Everywhereワールドチャンピオンシップ。第9代王者のチェリーは高梨マサ子を相手に初防衛戦。マサ子の男勝りの攻撃で苦戦を強いられるチェリー。チェリトーンボムも春夜恋も決められない。終盤にはマサ子の強烈なショートレンジ・ラリアットが襲い掛かる。張り手でやり返しても一発の重さでは敵わない。それでも諦めなかったチェリーが春夜恋からユニオンロックに移行して、ユニオン最後の舞台で王座防衛を果たした。コメントブースでは「私にとってすごく思い入れのあるベルトなので、最後、マサ子から防衛できてうれしいです。最後にベルトを持っているチャンピオンが今後どうするかを決めるということなんですけど、今防衛したばかりで何も考えてないので、これからゆっくり考えます」と語った
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第4試合はMEN’Sテイオー&SAGATvs大家(真霜)拳號&円華vs大家健&冨永真一郎with紫雷美央の3WAYタッグマッチ。大家のセコンドには紫雷美央さんが付いた。目まぐるしい3WAYタッグ戦は終盤に拳號が冨永に炎のスピアを狙う。これは大家がスピアで迎撃。大家が冨永によって羽交い絞めにされたテイオーに炎のスピアを狙うが、かわされて冨永に誤爆してしまう。テイオーがすぐさま冨永をジャックナイフ式エビ固めで丸め込んで勝利した。
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セミファイナルはFUMAvs風戸大智のシングルマッチ。ユニオン生え抜きによる一騎打ちは風戸が意地を見せて一進一退の攻防を見せる。FUMAが奈落式スイングDDTを決めれば、風戸もケブラーダでやり返す。風戸のアックスボンバーをFUMAが回避して変形ハリケーンドライバー。カウント2で返されるとツームストーン・パイルドライバーからダイビング・ヘッドバットと勝ちパターンにつなぐが、風戸も察知して回避。エルボーの打ち合いから風戸はショートレンジのアックスボンバー。さらにスライディング式で2連発放つもカウント2で決まらない。張り手のラリーからFUMAがハイキック→ジャーマンへ。カウント2で返されるとジョーブレイカーをズバリと決めて3カウント。FUMAは右手を差し出すと風戸が握り返して抱擁。風戸は感極まった表情で引き揚げた。「終わりですけど、終わりの始まりですからね。今後もユニオンが生み出したレスラーがすごいって業界で見せていきたい」(FUMA)「イサミさんがユニオンは家族だって言っていたんですけど、FUMAさんは僕にとってお兄ちゃんだったなって思います。今日でユニオンは解散になって、寂しい思いはたくさんありますけど、闘って今はひじょうにすがすがしい気持ちでいっぱいです。離れ離れになってしまうのかどうかわからないですけど、ユニオンが家族であることは変わらないと思うので、これからもつながっていくだろうなと思います」(風戸)
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メインイベントのユニオンプロレス最終試合は木高イサミvs石川修司のユニオンMAX選手権試合(第5代王者のイサミは初防衛戦)。ベルト返還のあと特別立会人のポイズン澤田さんから両選手に激励の花束が手渡された。石川の巨体をなかなか攻略できなかったイサミ。トペ・スイシーダで一発逆転を狙うも、パワーボムでエプロンに叩きつけられ腰にダメージを負ってしまう。終盤にはスプラッシュマウンテンを食らうも、カウント2で意地のクリア。クロスアーム式のスプラッシュマウンテンを着地してスライディング・ラリアットから勇脚・斬。石川もカウント2で決めさせない。ファイアーサンダーから再びスプラッシュマウンテンを狙う石川。イサミはウラカンラナで切り返し、勇脚で四つん這いにさせると背中にダイビング・ダブルニードロップ。正調のダイビング・ダブルニードロップを投下したが、石川はカウント1でクリア。直後の石川のカウンターのラリアットもイサミがカウント1で返す。抱え投げようとする石川だが、イサミが着地して垂直落下式ブレーンバスター。イサミは後頭部への勇脚からさらにカカト落とし。そこから勇脚・斬につないでフォールを奪った。
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試合後、澤田さんからベルトを受け取ったイサミは「僕らはここがゴールと決めました。決めたのは僕らです。今日でユニオンプロレスは解散すると決めたのは僕たちです。ですけど、ですけど、あなたが再旗揚げしたユニオンプロレス、ここまでやってきました。これがゴールではなく、ここからゴールテープを切って新しいスタートラインにしようと思います。今日は見届けに来てくれてありがとうございました」と頭を下げる。澤田さんは「ユニオンはここで終わってしまうけど、君たちのプロレス人生はこれからです。もうどこにいっても恥ずかしくないレスラー。胸を張って前を向いてプロレス道をいってください。本当に2人ともありがとう!」と労った。これを聞いた石川は「今日の負け、それは自分の甘さ・弱さだと思うので、もっと鍛えてもっと強い男になりたいと思います。イサミ、ありがとう」とマイク。スーザン代表も涙ながらに「今日が終わりだけど、終わりの始まりなんです。約9年前に代表になった時は全然右も左も何もわからない状態で本当に頼りない代表だったと思います。今でも頼りあるかといったらわからないんですけど、それでもユニオンの選手とスタッフがついてきてくれて、そしてほかのDDTとかDNAの子たちも協力してくれて、そしてここに来ているみんな、もしかしたら来れなかった応援してくれている人たちもたくさんいると思うけど、本当に温かく見守ってくれたおかげで、今まで代表を続けることができました。みんな本当にありがとうございました!」と挨拶。最後にユニオンメンバーが一人ずつ挨拶。竜「10年間、名前もパフォーマンスもパクリでやってきました。最後におこがましいですが、もう一度みんなで、満員の後楽園でやりましょう。いくぞ、ショア!」久保「ユニオンプロレスで試合をすることで僕はもっとプロレスを好きになることができました。今日は最高の一日だったので、明日から最高のスタートを切りたいと思います。みんな大好きです。ありがとう!」大地「俺がこのリングに立ったのはすごい短い時間だったけど、こんなに温かい仲間と今この瞬間にここに立っていられることに感謝しています。俺を迎えてくれた皆さんも本当にありがとうございました」三富「明日から胸を張ってこう言いたいと思います。僕の生まれた故郷はユニオンプロレスですと! ありがとうございました!」河村「自分がユニオンでデビューした最後の人間です。ユニオンでデビューできてよかったです。ありがとうございました」福田「今後どの団体に上がってもユニオンプロレスの最強外国人として闘っていきたいと思います。ユニオンプロレス・フォー・エバー! フォー・エバー!」諸橋「ユニオンプロレスファンのみなさーん! 愛してます!」チェリー「ユニオンプロレスはこの10年間確かにこのプロレス界に存在してました。みなさん忘れないでください。たまに思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございました」SAGAT「ユニオン実験リーグから始まったユニオン人生、最高でした。本当にありがとうございました」FUMA「ユニオンプロレス最後までご観戦ありがとうございました。ここで生まれ育ったユニオン戦士たちの応援を今後もよろしくお願いします」風戸「みんな、ありがとうございました。みんなの声援と笑顔を絶対に忘れません! ありがとうございました!」澤田さん「みなさん、ユニオンプロレスは今日で終わりですが、コイツらは絶対死なないぞー!」スーザン「プロレス最高、ユニオン最高! みんな愛しているよー!」石川「ユニオンプロレス、みんなにとって最高の団体でしたか? みなさん最高のお客さんです! ありがとうございました!」イサミ「あ~、泣かないって決めてたのに。笑いましょう! まだ終わってないです。最後に締めが終わるまでは終わってない、まだゴールテープを切ってない、まだまだ笑っていきましょう! ありがとうユニオンプロレスです! ご起立をお願いします! いくぞー! いくぞー! いくぞー! いくぞー! いくぞー! いくぞー! 3、2、1、ありがとうユニオーン!」鳴りやまぬ拍手の中、選手はロビーに移動。いつもの観客の見送りをおこない、再旗揚げから10年間の歴史に幕を下ろした。コメントブースでは、かねてからユニオン解散後、新しい家を作ると語っていたイサミはユニオンMAX王座について「ユニオンという家が今日で解散して、それで僕が新しいものを作る。それまで防衛戦は絶対ないし、新しい家でやるかもわからないし。だから一時封印。でも必ずこいつの出番、待ってましたというタイミングは来ると思うので、その時は封印前のチャンピオンとしてやりたいですね。もう一回巻きたいです」と言及。ユニオン解散後はフリー転向する石川は「ユニオンプロレスを言葉に出さなくても、自分が活躍できれば、その名前を残せると思います」と述べた。
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公式スマホサイト(http://ddtpro.jp)では全試合詳細ならびに選手コメント、85枚分の写真をアップ! ぜひご覧ください。